【Oculus Quest完全解説】Go・Rift Sとスペック比較、購入方法・おすすめソフトまで!
遂に発売、Oculus社の新製品「Oculus Quest」。
6DoF対応のスタンドアロン型VRヘッドセットながら、なんと399ドルで発表されました。
本記事ですが、
- 「Oculus Quest」の発売日、予約・購入方法
- 「Oculus Go」や同時発売の「Oculus Rift S」がある中でハードとしての性能はどうか?
- Questの発売によるザッカーバーグ氏のVR戦略
- Oculus Questでプレイしてほしいおすすめソフト
- Oculus Quest向けアプリの審査について
といった形で徹底的に解説していきます。
気になる箇所があればぜひ読んでみてください!
Contents
Oculus Questとはーデバイスの概要、開発背景など
まずはOculus Questの概要や開発された背景について簡単に解説します。
1.Oculus Questとは
Oculus Questとは、Facebook傘下のOculus社が2018年9月26日に、カルフォルニア州サンノゼで開催された開発者向けイベント「Santa Cruz」でその発売を発表したVRヘッドセットです。
PC接続が不要な「スタンドアロン型VRデバイス」であり、且つ従来のPC VRゴーグルと比較すると価格も低価格でありながら、高画質なVRゲームを楽しめるという形で
- VR体験ハードルの低さ
- VR体験の高品質
を同時に実現した革新的なデバイスとして非常に話題になりました。
2.ザッカーバーグが語った、Oculus Quest開発の背景
「Santa Cruz」基調講演でOculus Questを発表したのは親会社であるFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOでしたが、彼は、
「VRを10億人に使ってもらうことを目標としているが、まだ1%。それにも届いていないかも知れない」
と語りました。彼がVR普及に必要と思っている条件は以下の3つです。
そして、今回発表されたOculus Questはその条件を満たした初めての製品となります。
↓同製品のプレイイメージ動画です。非常に近未来的です。
VRを普及させるためには、手ごろな価格で、十分なVR体験が可能なVRデバイスの登場が必要不可欠です。
Oculus Riftによって開かれたVR体験は、高性能なPCとのケーブル接続が必要であり、システム全体としては高価な環境が必要でした。
手軽なVR体験を実現するために投入されたスタンドアロン型のOculus Goは、非常に安価に360度動画などを楽しめる環境を整えましたが、やはりOculus Riftで得られるVR体験と、Goで得られるVR体験にはかなり差がありました。
特にVRヘッドセットをかぶって歩き回るような体験には3DoFでは不十分だったのです。
*トラッキング方式(6DoF/3DoF)に関する解説記事:
VR用語6dofと3dofの違いとは?読み方やメリット、意味を徹底解説!
結局いつが発売日?日本での予約・購入方法
Oculus QuestはOculus Rift S同様2019年5月21日に発売開始です。
Amazonや公式サイトより随時予約・購入が可能になっていますので、気になる方はお好きな方法で確認してみてください。
Oculus Questの凄さー解像度・トラッキングなど、スペックの凄みを4点で解説
冒頭でも軽く触れましたが、Oculus QuestがVRゴーグルの中でも非常に優れているとされる背景として大きく4点挙げられます。
上記4点に関して、具体的に解説していきます。
1.PC接続不要のスタンドアロンVR界最高峰の解像度・視覚体験
Oculus Questの強みとして、視覚体験のクオリティの高さが挙げられます。
「2880×1600」という解像度の高さとOLED(有機EL)のディスプレイにより他スタンドアロンVRから頭一つ抜けたスペックになっています。
中でも解像度はVR体験の質に大きく関わるため、Questはトップクラスの没入感を誇ると言えます。
*解像度・画質に関する参考記事:VR体験を左右する視野角と画質の関係
2.6DoFの全身・ハンドトラッキングにより全身投影が可能
なんと言っても、Oculus Questの特徴は4つの広角センサーを搭載し、前後、上下、左右の動きに動くことができる6DoF(Six Degrees of Freedom)に対応している点。
周囲を見渡すだけではなく、実際に動き回ることができることです。
また、操作はQuestはコントローラー「Oculus Touch」を使う為、コントローラーも6DoFに対応。自由に動くことができます。
※ちなみに、2018年5月に発売されたLenovo Mirage Soloは、HMDが6DoF対応でありながらコントローラーが6Dof対応ではありませんでした
イベントのデモではVRのテニスゲームも用意されていましたが、思いっきりスイングをしながらかなりハードに動き回っている人もいました。
使用感・操作性も良く、まさに「自分の手をVR空間に持ち込むことができる」という点はVR体験の没入感を大幅に高めます。
コードレスであることを最大限に活用したOculus Questによって、VR体験は新しい次元に入ったと言えるのではないでしょうか。
3.外部センサー不要、ルームスケールを搭載
6DoF(現実で動き回るとVR空間でも動き回る機能)はOculus Riftでは実現していましたが、位置を追跡する外部センサーを使用しないスタンドアロン型では6DoFの実現が難しく、Oculus Goでは周囲を見渡す3DoFにしか対応していませんでした。
Oculus Questで採用されているトラッキング技術は「Oculus Insight」と呼ばれ、ヘッドセット本体に搭載された広角センサーからの情報を用いて周囲の空間の3Dマップを作成し、ユーザーの位置を算出しているのです。
このOculus Insightはかなり広い空間でも正確なデータを得ることができ、サンノゼのイベント会場では約24メートル×約18メートルの広場が設けられ、参加者たちがQuestを装着して、西部開拓時代を舞台にしたFPSのゲームを楽しんでいました。
Oculus Quest体験した!!!
テニスの対戦モノだけど、ケーブル無し、ハンドトラッキングも全く問題なしで、本当に素晴らしかった!!!
スタンドアロンが間違いなくこれからのスタンダードになるんだろうなあと。
ただ一つの後悔は、全力でやり過ぎてロシア美女に完全勝利してしまったことだ…#OC5 pic.twitter.com/uleD2mWhdB— ばやしこ (@bayashiko_r) 2018年9月27日
4.VRゲームに対応可能、手軽に高品質なゲーム体験が可能
上記・ハードのスペックの改善によりOculus Goと比較し対応可能なゲームの数が大幅に増えました。
「Oculus Go」はトラッキングの精度が低く空間の認識機能も持たなかった為、リッチなPC VRゲームに関しては一切対応できませんでした。- 座った状態でボードゲームをする
- 立った状態で、足は動かさずに銃を撃つ
といったゲームが限界でオープンワールドなゲームや激しいアクションゲームはプレイできませんでしたが、Oculus Questは6DoFおよび空間認識をHMDのみで可能にした為「Skyrim」「Beat Saber」といった全身のモーションが必要なゲームもプレイできるようになりました。
*Oculus GoとOculus Questの性能・価格比較をみる
Oculus Questは空間を動き回るようなハイスペックなVRゲームもプレイすることができ、かつPCもコードもセンサーも無く起動するので持ち運びもできるという「RiftとGoの良い点のみ反映したVRデバイス」なのです。
どれを買うべき?Oculus Go vs Oculus Rift (S) vs Oculus Quest|性能・価格を比較
ここまでOculus Questの性能の特徴について解説してきましたが、他のデバイスと比較するとどうなのでしょうか。
Oculus社からは現在、スマホ向けであるGear VRを除くと
- Oculus Go
- Oculus Quest
- Oculus Rift S
の3種類のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が発売されています。いずれも価格や性能・スペックが異なりますので、しっかりとそれぞれの特徴を抑えた上でご自身の用途にあったデバイスを選びましょう。
【3つのデバイスの性能・価格一覧表】
まずは、それぞれの性能やスペック・価格一覧表を載せます。こちら中で着眼すべきポイントのみ後ほど解説していきます。
モデル | Oculus Rift S | Oculus Quest | Oculus Go |
---|---|---|---|
参考画像 | |||
解像度 | 2560×1440 | 2880×1600 | 2560 x 1440 |
視野角 | 115度 | 100度 | 110度 |
リフレッシュレート | 80Hz | 72Hz | ・60Hz ・72Hz |
ディスプレイ | 液晶 | 有機EL | 液晶 |
ストレージ | ー | ・64GB ・128GB |
・32GB ・64GB |
トラッキング | 6DoF | 6DoF | 3DoF |
トラッキング | インサイドアウト | インサイドアウト | インサイドアウト |
外部センサー | 不要 | 不要 | 不要 |
ハンドトラッキング | 〇 (6DoF) |
〇 (6DoF) |
× |
価格 | 49,800円 ※税込 |
・64GB版:49,800円 ・128GB版:62,800円 ※税込 |
・32GB:23,800円 ・64GB:29,800円 ※税込 |
出荷年 | 2019年 | 2019年 | 2018年 |
上のスペック・価格を参考に、QuestとRift S、Goを比較していきます。
【徹底比較比較 】どっちを買うべき?Oculus Quest vs Oculus Rift S
まずはQuestと同日発売のOculus Rift Sを比較していきます。
【結論】ゲーム体験を超重視したい場合はRift S、そうでないならQuest。
Rift SとQuestの最大の違いは「VR体験の品質」と「手軽さ」になります。
VR体験の品質が高いのは、もちろんRift Sです。
Rift SはPCに接続して利用する為、CPU・GPUといったゲームの処理能力はPCに依存します。一方でスタンドアロン型VRデバイスである「Oculus Quest」はVRゴーグルが処理を実行する為、処理速度としてはPC(≒Rift S)に叶うことはできません。
よって、一見ディスプレイや解像度という点では「Rift S<Quest では?」となるものの、実際にゲームした際の操作性や爽快感、それらによる没入感やゲーム体験の品質では「Rift S > Quest」になります。
一方で、Questもプレイ品質で若干Rift Sに劣るとは言え十分にPC VRゲームをプレイすることは十分にできますし、何より「外部センサーもPCもコードも不要」という手軽さのメリットがあります。
よって、
- Rift Sの要求スペックを満たすPCを持っている
- 高品質なPCVRゲームをトップクラスの質でプレイしたい
という方はOculus Rift S、それ以外の方はOculus Questという認識で問題ないでしょう。
■まとめ:ハイスペックなPCの有無と使用目的から選ぶ
- Oculus Rift S:ハイスペックなPCへの接続が必要だが、VR体験は現在最高品質
→ゲーム目的かプレイクオリティに拘るならこちら! - Oculus Quest:PCもコードも不要の自由さと、十分なVR体験品質でゲームできる
→ハイスペックPCを持っていないが、高品質なVR体験をしたいならこちら!
*Oculus Rift Sの性能やPCスペック・おすすめソフト・購入方法はこちら!
【徹底比較】どっちを買うべき?Oculus Quest vs Oculus Go
続いてOculus QuestとOculus Goですが、こちちは大幅にスペック・価格が異なるので注意が必要です。
【結論】VR体験を手頃にしたいならGo、多少高くても幅広く高品質に体験したいならQuest。
Oculus GoとQuestは、共にスタンドアロン型VRデバイスです。
※参考記事:【2019年】スタンドアロン型VRデバイスのおすすめ4選徹底比較!選び方、レビューまで
- 価格:GoはQuestよりも2万円以上安い
→Goの方がお手頃 - トラッキング(コントローラー含め)方式:Goは3DoF、Questは6DoF
→Questの方が、ソフトの対応幅が幅広い・没入感も高い - VR体験(解像度・ディスプレイ):共にQuestの方が上
→総じてQuestの方がVR体験の質が高い - ソフト:
・Goは手軽なゲームやVR空間での映像鑑賞向き
・Questはゲームまで幅広く対応可能
と、価格差にも現れているように、総じて相違点が多いです。「お値段の手頃さ」「そこまでガッツリゲームをしない」という方はOculus Goで十分でしょう。
Goより2万程度多く支払ってでも「様々なVRゲームをプレイしたい」「本格体験したい」という方にはQuestが推奨です。
■まとめ:目的と予算で決めよう
- Oculus Go:VRデバイスとしてのスペックやプレイできるゲームの質はQuestより下、ただ価格低い
→用途としてゲームを重視していない、値段を3万円以下に抑えたいならこちら! - Oculus Questt:スタンドアロンとしての性能やゲーム体験・ソフトの品質はGoの遥か上、ただ値段が5~6万程度
→値段が高くても、高品質なVRゲームをハイクオリティなVRでプレイしたいならこちら!
*Oculus Goの性能の詳細やレビュー、購入方法はこちら!
Oculus Questの体験・レビュー情報
記事を執筆している2019年5月12日現在まだOculus Questは世に出回っていませんが、すでに一部ユーザーが体験レビューをあげています。
一足早く体験したユーザーの方々のレビューを紹介していきます。
5月21日に発売予定のVRヘッドセット「Oculus Quest」を一足先に体験しました!同じくPC不要の「Oculus GO」をすでに持っていますが、迷わず乗り換えます(笑)。仮想空間を自由に歩き回れるVRデバイスを、カバンに入れていつでも持ち運べる時代が来たんだなぁと感慨深いです。https://t.co/GqFWLWUTaV pic.twitter.com/xk1tQjGmeD
— 藤井 涼 / CNET Japan編集長 (@ryo_fujii1986) 2019年5月2日
C NET Japanの編集長のレビューです。ルームスケールは場所を変えても可能なので、持ち運んだ先々でプレイが可能。
ちなみに、この際の体験映像がこちら。
だいぶ自由に動き回っていますね。
PC接続(=コードが必要)という制約から離れた自由度の素晴らしさを感じることが出来ます。
こちらは実際にOculus Quest、Rift SでVRゲームをしているレビュー動画になります。
この本格的なVR体験をスタンドアロンでプレイできれば、Rift S出なくても十分である気がします。
名作PC VRがプレイできる!Oculus Questでプレイ可能なおすすめソフト5選
Oculus Questでは発売時に、「新作」「既存の作品」含め合計50タイトル以上が可能と発表されています。
その中から、「まだやったことない方に、是非これはプレイしてほしい」というおすすめ作品をまとめました!
1.VR版SNSの代名詞!「VRChat」
仮想空間において、3Dアバターでチャットやゲームを楽しむことができる、いわば「VR版SNS」であるVRChat。
これまではPC VRのみ対応していましたが、スタンドアロンであるOculus Questも対応したとのことで、さらなるユーザーの増加が期待されます。
- 3Dモデル・キャラクターを自分でカスタマイズできる自由度の高さ
- 仮想空間の「ルーム」をユーザーが作り出せるインタラクティブな環境
- 全身トラッキングにより「VR空間内のモデルになりきれる」体験の品質の高さ
などにより人気を得ています。
YouTubeには多くのユーザーの実況がアップされていますので、気になる方は一度雰囲気を見てみると良いでしょう。
*VRChatのゲームの魅力やレビュー情報はこちら!→
※SNS系VRソフトだと、「Rec Room」もOculus Questで体験可能です。
2.大人気、名作VRリズムゲーム!「ビートセイバー」
スターウォーズの「ライトセイバー」のような光の剣を使って、曲に合わせて迫ってくるボックスを切り裂く爽快VRリズムゲーム「Beat Saber」。
曲ビート(音)が視覚化され、かつそれを体感的に切るという、5感をフルに使ったVRゲームで、2018年に発売されて以降大ヒットを記録しています。
↓まさにライトセイバーですね…
直感的に遊ぶことができ、VR体験の質も非常に高いですが、本作がヒットしているのはそれだけが原因ではありません。
- アバターをオリジナルでカスタマイズ可能
- 曲によってはハードに体を動かすこともできるので、ダイエット効果もある
といった形で、ゲームのコンテンツだけでなく「クリエイティビティ」「運動要素」まで揃っているまさに「神ゲー」。
昨日、友達の家でBeat Saberやらせてもらったらめっちゃ面白かった。今までVRにはあまり興味なかったけど、これは欲しい。新型出たら購入検討するわ
— タカナシ@オフスプとねことDbDとRFと (@ddx_net) 2019年5月5日
シンプルに音ゲー・リズムゲームが好きな方、楽しくダイエットに挑戦したい方、VRソフトに迷っている方、とりあえず「Beat Saber」は必見です!
*Beat Saberのゲーム詳細やレビュー情報など:
【神ゲー解説】Beat Saberの魅力や評判/環境の設定/アバター設定まで
3.スターウォーズVRが登場「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」
今度は「本家ライトセイバー」!
完全新作、Oculus Quest・Oculus Rift Sのキラーコンテンツともなり得るスターウォーズVRゲーム「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」。
Oculus Questの発売が発表されたカンファレンス中にスターウォーズの人気キャラ「ダースベーダー」をテーマにしたコンテンツを2019年に公開することを発表しましたが、最高水準のハードウェアのみならず、最高水準のコンテンツを揃えて発表するあたりに、Facebookグループの本気度が垣間見えます。
こちらのトレーラーをご覧ください。
本作では、
- ジェダイとしてダースベイダーとして戦う
- ライトセイバー、フォースなどを使用
と映画・原作ファンからするとたまらない内容です。
アクションシーンの迫力や、没入感・緊張感は間違いなくトップクラスの予感。
世界中にファンをかかえるこのコンテンツはOculus Quest購入の強力なインセンティブになり、一気にVRの普及を進めるでしょう。
4.まるでマトリクス、FPS・VRゲームの名作!「Superhot VR」
Steam(HTC Vive、Oculus Rift S)、PSVRでプレイ可能だった本作。
斬新な設定やゲームシステム、凝ったストーリーが話題になった名作VR・FPSゲームです。
- 「主人公(=プレイヤー)」が動いている時だけ時間が進む
=自分が止まれは相手、相手の銃撃など全て止まる - ただ、どんな攻撃でも相手の攻撃を受けると即死
- その後直ぐに復活可能
という超独特のルール。
ストーリーも、プレイヤーが謎の人物からもらった「Superhot.exe」という正体不明のゲームをプレイしていく中でゲームの秘密に迫る、というもので完成度も高いです。
ストーリークリア後も様々なモードがプレイできるのでやり込み要素満載。
ぜひ一度チェックしてみてください。
*SuperhotVRのゲームの詳細、レビュー情報→
革新的FPS・Superhotとは!?遊び方や海外での評価・レビュー
5.型破りなお仕事体験シミュレーション!「JobSimulator」
本作は、2050年の「全ての仕事を機会が行う」という世界で、「働き方を忘れた人間たちがあえてロボットの仕事を体験してみる」という人気VRシミュレーションゲームです。
- オフィスワーカー
- コンビニ店員
- レストランシェフ
- 車の整備士
という4つの職種が体験可能で、ロボットたちからの指示を受けて働きます。
ただ、このゲームの最大の魅力は「なんでもアリ感」。
コンビニ店員として働いている最中に売り物を食べても、オフィスで上司にコーヒーカップを投げても一切怒られません。
お仕事を体験する中で、随所で感じる作り手の遊び心やルールないカオスっぷりは「一人のプレイをみんなでモニターで見て楽しむ」というパーティ用に最適です。
JobSimulatorがカオスすぎるけどおもしろいw pic.twitter.com/rWg0Ig7z6K
— りでぃ (@ExElle_lydia) 2017年4月15日
前編英語仕様ですが、操作自体シンプルですし視覚的にわかりやすい仕様になっているので、操作で困ることは正直ほぼありません。
世界的に大ヒットしている本作、まずはゲームの魅力やレビュー情報だけでも確認してみてください!
*Job Simulatorの魅力・詳細はこちら!→
【Job Simulator徹底レビュー】世界的人気「お仕事体験VRゲーム」の全貌
【開発者向け参考コラム】Oculus Quest用アプリの審査について
2019年2月、Oculus社の公式ブログにて、「Oculus Storeにて配信されるOculus Quest向けコンテンツの審査基準は過去最難関である」という旨が開発者向けに発信されました。
- 事前に企画書を提出、以下を審査
- 開発面のクオリティだけではなく「市場での勝ち筋」「ユーザー数増加までのHow to」などのビジネス面
- アプリの快適性
- ガイドライン規約違反は無いか
など、徹底的にチェックすると発表しています。アプリの提出プロセスやOculus側の審査に関して、こちらの記事に非常にわかりやすくまとまっていますので参考にしてみて下さい。
※参考記事
Questの審査は日本VR界の危機?東京クロノス作者・岸上氏もnoteで言及
一見至極正統性のあるアプリ審査の基準ですが、
「Oculus、Facebook社による恣意的な判断基準になりかねない」
というリスクも警鐘されています。
参考:Facebookから日本VR界への余命宣告なのか!?Oculus Questコンテンツ審査規定とは(東京クロノス総合プロデューサー 岸上氏)
一定、日本のVR市場の将来性に関しては「Oculus Goのヒット」「VARKをはじめとした高品質VRサービスの出現及びVR市場立ち上がりの兆し」などにより立証出来つつあります。ただ、やはり欧米のVR市場が世界的にみてもVRの主要マーケットであり、VRコンテンツに対する評価基準や成功法則は「日本のVRマーケット」ではなく欧米市場を基準にされる可能性が高いです。
「東京クロノス」・「狼と香辛料」はOculus Quest用の開発を進める
「Oculus Go向けアプリ」だと日本のVRベンチャーでも多くの企業が審査に通過しましたが、Quest用アプリはまた異なる基準で評価されるため、審査通過可否の事例は無くゼロベースでの検証になります。
ゲーム・アプリに限らず話題のVR作品が次々と生まれている日本ですが、
- 東京クロノス
(東京クロノスの詳細→【東京クロノス徹底レビュー】あらすじや感想、制作の舞台裏に迫る!) - 狼と香辛料VR
(狼と香辛料VRの詳細→狼と香辛料のVRアニメが制作決定!VR化の詳細と見所とは)
などはOculus Quest向け開発を行うという旨を発表しています。
日本産ソフト・タイトルの品質の高さやマーケットポテンシャルを証明すべく、ゲームのユーザーおよびマーケットに参入しているプレイヤーたちが協力して産業共創を育むことが必要かもしれません。
この章の結論を言います。
「私たち日本のVRユーザーで、日本発のVRアプリを買おう、課金しまくろう。SteamやOculusのレビューを書きまくろう」ということです。
世界全体でもVRマーケットのユーザー数はまだ多くはありません。
だからこそ、日本のVRユーザーだけでも一丸となって買い支えることは、VR市場の中で大きな数字となります。
結局、Oculus Questの審査で最も重要となるのは「6DoFとしての体験の質の高さ」、そして「売上が立つこと」の二点だと思っています。
引用元:https://note.mu/tokimekishiken/n/n3e944d9e25ad
XR-HubはXR企業の広報やブランディングは積極的にお手伝い致しますので、是非お気軽にお申し付け下さいませ。
*参考例:
まとめ
携帯電話でも、ワイヤレスイヤホンでもわかっていたことではありますが、「ケーブルが必要なくなるだけでこれほど自由度が上がるのか」と解放感を改めて感じることができるのがOculus Questです。
広いフィールドでも正確に壁や床の位置、及び手の位置を認識してくれることはVR体験に大きな安心感を与えてくれます。
どちらかといえば、床の上が散らかっていないことが重要になりますので、自宅でのVR体験の際は部屋のお掃除だけは十分にお気をつけください!
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