【Oculus Touch情報まとめ】スペックや口コミ・対応おすすめゲームまで
話題のVR空間をよりリアルに楽しめるアイテム、Oculus Touch(オキュラス・タッチ/Oculus社)。
Oculus TouchはVR界にどんな影響を与え、どこに導いていくのか。その秘密に迫りました。
Contents
Oculus Touch とは
VRゴーグルとして利用できるヘッドマウントディスプレイ、Oculus Riftに対応する専用コントローラー、それがOculus Touchです。
「Oculus Touch」は単体購入が可能で、2018年1月現在の販売価格は1個8,800円となっています。(セットで購入する場合は12,800円です)
こちらはOculus公式サイトから購入ができます。
セットアップは、Oculus Rift と同様にOculus Home アプリで設定します。ちなみに、セットアップを行います。また、Unity で開発するときに Oculus Touch を使用することも可能です。
1.VR空間で「手の動き」を忠実に再現
Oculus Touchは、Oculus Riftの中で見られるVR空間に反応し、実際に空間の中に自分の手の動きを反映させるアイテムです。
コントローラーといえど、自分の手という直接的な媒介をVR空間を得ることで、没入感、現実感は桁違いパワーアップして感じられます。
Oculus Touchの凄いところは、自分の手の位置とバーチャルな手の位置が完全に一致していて(フレームのズレなし)自分の手と錯覚するところにあったりする。人形の手と本人の手を同時に刺激する実験で人形の手を自分の手と錯覚する実験が示すように、VRの手が自分の手のように感じる凄さ
— NuCode (@NuCode) 2015年12月11日
ゲームで使えば自分の手で敵を攻撃したり、アイテムを拾ったり、今までは見るだけだった空間で全身を使った動きが楽しめます。
釣り竿で釣りをしたり、粘土で形を作ったりと複雑な動きも思いのままです。
2.販売元のOculus社とは?
Oculus社は、VR関連のグッズを中心に開発している会社。
Oculus Riftのプロトタイプは、2012年にクラウドファンディングで集めた資金で作られています。
現在はFacebookに20億で買収されましたが、ビジョンを同じくするFacebookと手を組み、通信・メディア分野でますます活躍していく企業の一つです。
Oculus Touchと他のコントローラーとの違い
とはいえ、これまでも通常のゲームと同じようなコントローラーを使えば、VR空間では銃を撃ったりすることはできました。
従来のコントローラーとOculus Touchにはどのような違いがあるのでしょうか。
1.Oculus Riftのセンサーに反応!自在に動ける
通常コントローラーはゲーム本体とコードがつながっているので、動かす範囲には限度がありますが、Oculus TouchはセンサーでVRゴーグルのOculus Riftと連動するため、自由自在に動き回ることができます。
このコードレス化はゲームプレイをするとき等は非常にありがたい環境です。
2.細かく複雑な動きが可能に
Oculus Touchはより高度で複雑な動きが可能になりました。
手を握ったり開いたりという動きも、粘土をこねるという動きも、VR空間の中に反映され、まるで本当にそこに自分の手があるかのようなアクションを取ることができます。
HTC Vive との違いとは
Oculus Touchの発売より先に世に登場したのが、VRのライバルであるHTC Vive。
果たして、どのような違いがあるのでしょうか。
細かい仕様や動作環境の違いはありますが、以下の観点で簡単に比較してレビューしてみましょう。
1.より没頭したい方にはOculus Touch
ゲームの中では剣を振ったり銃を撃ったりという単純で直線的な動きが特徴のHTC Viveと比べ、Oculus Touchは繊細な手の動きをVR空間に再現できるので、まるで本当に自分がゲームの中に入り込んだかのような感覚を味わうことができます。
VRの世界により深く没入したい、という方にはOculus Touchがおすすめです!
今までNDAで我慢していたのだけど、Oculusのレギュレーション変更でやっとつぶやける。OculusTouchは、本当に素晴らしい凄いハード!Viveコントローラーはどうしてもコントローラー。しかし、Touchは”手”感が半端ない pic.twitter.com/JBjlTWkXcN
— 新清士@よむネコ (@kiyoshi_shin) 2016年6月3日
2.導入のしやすさはHTC Vive?
VRゲームは英語表記になりますが、日本語の公式ホームページや仕様の説明はHTC Viveの方が充実しています。(今後Oculus Touchも充実する可能性は十分にありますが)
対応ゲームアプリもOculus Touchの倍の数あります。
単3電池で動くOculus Touchに対し、内臓電源で動くHTC Viveの方がエコでもありますね。
3.コンセプトの違い
そもそもが両者はコンセプトが異なります。
「VR空間で使えるデバイス」を意識したHTC Viveと、「VR空間で手を動かす」ことを意識したOculus Touch。
どちらに重点を置くかで選んでみるのも良いかもしれません。
Oculus Touch を使ったおすすめゲームは!?
Oculus Riftだけでなく、Oculus Touch を使うことで、これまでのVRゲームとは違った楽しみが生まれます。ここでは、そんなおすすめのゲームをご紹介しましょう。
Robo Recall
Oculus Touch を購入すると無料でダウンロードができるRobo Recall。ロボットを掴む、空中に浮かんだ銃を掴んで撃つ、まさにOculus Touch の良さを活かしたアクションゲームです。VRの世界で思いっきり暴れたいという方はおすすめです!
Robo Recallについてもっと知りたい方はこちら
→)【Robo Recall レビュー】あのEpic Gamesが作る超絶爽快なVRFPSの魅力を徹底紹介!
SUPERHOT VR
スローモーションでゲームが進んでいくというまさにVRでしか味わえない非現実感を味わえるゲーム。あらゆるものを駆使して敵を砕いていくのがゲームの進め方ですが、Oculus Touch を用いることで身体と手を使ったより臨場感溢れる体験が可能になります。
関連記事)革新的FPS・Superhotとは!?遊び方や海外での評価・レビュー
Oculus Touch は今後どのように進化するか
スペックを見るとまだまだ伸びしろがありそうなOculus Touch。
今後どのように進化していくのか?ちょっと想像してみました。
1.体感型ゲームの実現
かねてより「VRは脱出ゲームにぴったり」という思いがあったという株式会社よむネコは、Oculus Touchの発売を受け実際にVR脱出ゲーム「エニグマスフィア」を開発。
より繊細なトリックがゲームの中で作れるようになったわけです。
今後はさらにそうした体感型ゲームが多く提供されるようになるかもしれません。
Oculus Touch対応のVR脱出ゲーム『エニグマスフィア』遊んできた。スフィアをハンマーで壊すときの爽快感に加え、レバーを下ろすときの気持ち良さもたまらない。#VR #JVRS2 pic.twitter.com/bda1QCuaOJ
— 小宮 (@gannen_k) 2016年11月16日
2.医療分野への貢献
すでにHTC Viveでも実現していますが、リハビリの研修や手術のシミュレーションなど医療分野で大きく貢献しそうな分野です。
モデルをつかわなくてもVR空間で模擬手術ができる、それもプログラムすればさまざまなパターンを用意できるので、バリエーションも広がりそうです。
3.よりリアルなビデオ通話もできるかも
今やビデオ通話は当たり前ですが、Oculus Touch を使えばVR空間で遠く離れた人と会話するだけでなく、実際に肩をたたいたりリアルに近いアクションを楽しむことができるようになるかもしれません。
遠く離れた子供に、料理の作り方をやってみせてあげたり、海外の友達に折り紙の折り方を教えたりできるかも。
世界をつなげる可能性を持った、Oculus Touchの今後に注目です。
この記事はいかがでしたか?
もし「参考になった」「面白かった」という場合は、応援シェアお願いします!