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【賛否両論?】バーチャルさんはみているの出演者や評判・感想を解説!


今やネット流行語にもランクインするほど知名度を得たVTuberですが、この勢いに乗って最近では地上波テレビ番組にVTuberが出演する機会も増えました。

さらに、最近では出演者全員がVTuber、というアニメ番組「バーチャルさんはみている」が放送されました。

 30名以上の有名VTuberが出演し、主題歌の制作に中田ヤスタカ氏などの著名人も関わったことで、大きな話題に なりました。

内容がかなり実験的であったが故、視聴者からは賛否両論を巻き起こしましたが、それでもVTuberが今後エンターテイメントにもたらす大きな影響を示唆しています。

そこで今回は、「バーチャルさんはみている」について、徹底解説します!

VTuberアニメ「バーチャルさんはみている」とは?

「バーチャルさんはみている」とは、2019年1月から3月まで放送されたアニメ番組です。

内容は、現在人気のあるVTuberがオムニバス形式で出演して、複数のコーナーに分けて様々なコントを行うというもの。

ミライアカリ電脳少女シロ猫宮ひなたなどの多数のVTuberが出演しました。

本作は製作陣の豪華さでも話題になり、オープニング映像の主題歌は中田ヤスタカ氏が制作しています。

また、アイデア協力として「新世紀エヴァンゲリオン」の監督である庵野秀明氏も関わっており、作中に登場する第3新東京市立第壱中学校の制服が、レギュラー出演のVTuber用の衣装として提供されるなど、話題性のある演出が行われています。

各エピソードは約24分、全12話が放送され、TOKYO MX、ニコニコ生放送、Priscopeでも生放送されました。番組終了後の現在は、Amazon Primeでも視聴できます。

この他、アニメ本編以外にも様々な企画が行われ、3Dアバター作成アプリ「カスタムキャスト」で、ユーザーが制作したアバターを募集して、番組内で紹介するというコーナーも設けられました。

視聴者との双方向的なやり取りを盛り込むなど、従来のアニメには無かった画期的な取り組みが行われています。

画期的なVTuberアニメ!でも評価はイマイチ?

 このように、従来のアニメとは一線を画す「バーチャルさんはみている」ですが、視聴者からの評価は賛否両論 でした。

ネット上では、主に否定的意見の方が目立ち、既存のVTuberファンからも酷評が続出。

https://twitter.com/kllro_/status/1083219450411663360

このような批判の主な理由として、内容の殆どがVTuber同士のトークやネタがメインで、アクション性やストーリーに欠けていること、またVTuber同士の関係性を知らないと内容が分からない「内輪ネタ」が多すぎた、などが挙げられます。

例えば、同アニメのコーナーのひとつ「ケリンスレイヤー」では、VTuberのケリンの他、田中ヒメ・鈴木ヒナのコンビ「ヒメヒナ」が登場しますが、ゲストキャラとしてゲーム部プロジェクトの道明寺晴翔が登場します。

VTuberに詳しい人にとって、ケリンとヒメヒナのコンビは真新しいですが、道明寺晴翔との組み合わせはよく知っていると思います。

この二人は長年の宿敵関係にあり、これまで両者は何度も配信や動画でお互いをイジったりネタにしたりなど、様々なドラマを繰り広げています。

こうした背景を知らないと、このコーナーの面白味が掴めないですよね。

このように、内容が既存のVTuberのコアなファンを対象にしており、いわば「実験放送」だったため、VTuber初心者には特に取っつき辛い内容だったとも言えます。

ですが、VTuberに特化したアニメ自体が極めて新しく、これからも様々な模索が行われていきそうです。

 例えば、視聴者参加型のアニメ形式「生放送アニメ」などを取り入れて、よりVTuberの強みを活かした次世代コンテンツへと発展するかもしれません。  

豪華メンバーによる主題歌

そして、同アニメで最も(そして唯一)高評価を得たのが、本作の主題歌でしょう。

主題歌はシーズンごとに異なる楽曲を使用しており、第1~6話までは、上記でも述べた中田ヤスタカ氏が手がけた楽曲「AIAIAI」を挿入しており、ボーカルはキズナアイが努めています。

同楽曲は2019年3月にオリジナルMVも公開され、新衣装に身を包んだキズナアイも話題を呼び、 2019年4月時点でYouTube再生回数約170万回を達成 しています。

また、7~12話の主題歌は、ミライアカリ、電脳少女シロ、猫宮ひなた、月ノ美兎、田中ヒメ、鈴木ヒナの6名から成る特別ユニット「バーチャルリアル」が主題歌を担当。楽曲「あいがたりない」の作詞・作曲・編曲は中田ヤスタカ氏が担当しています。

そして、エンディング主題歌には、本作のレギュラー陣である田中ヒメ・鈴木ヒナによるユニット「HIMEHINA」のオリジナル楽曲「ヒトガタ」が使用されています。

2019年2月に発表された本楽曲は、2カ月足らずでYouTube再生回数570万回を記録するヒットになり、iTunes、Apple Musicでも配信されています。

出演したVTuber一覧

「バーチャルさんはみている」には合計30名のVTuberが出演しており、レギュラー・ゲストを問わず以下に掲載します。

グッズ、Blu-ray、レンタル情報

最後に、「バーチャルさんはみている」のグッズ情報をご紹介します。

本作をテーマにしたTシャツとタオルが発表されており、登場VTuberのプリントが印刷されています。

これらのグッズは、2019年4月27日~28日にかけて、幕張メッセにて開催する「ニコニコ超会議2019」の特設物販コーナーにて販売されます。

また、本作のBlu-rayは2019年4月時点で2巻まで発売されており、各巻2話ずつ収録しています。(全6巻リリース予定)

Blu-rayプレーヤーをお持ちでなければ、Amazon Primeでレンタル視聴することも可能で、1話目は無料で視聴できます。2話目以降はレンタル料金(216円)がかかりますが、Prime会員であれば追加料金なしでご視聴いただけます。

まとめ

既存のVTuberファンからも賛否両論のアニメ「バーチャルさんはみている」ですが、VTuberに特化したアニメ、という取り組み自体はかなり真新しいですよね。

視聴者と双方向的にコミュニケーションできるVTuberの特性を活かしているとは言い難いかもしれませんが、それでも従来のアニメの枠を超える新しい可能性を秘めています。

こうしたVTuber特化型のコンテンツは、今後今までに無かった新しいジャンルを切り開く可能性もあるので、一話目だけでもご覧になってみてはいかがでしょうか。


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