【Vtuber必見】Vカツの使い方や活用メリット、配信方法を解説!
2018年に入りVtuberが凄まじい勢いで広がりを見せています。
この流れの中で「IVR」が誰でも簡単に無料で3Dアバターを作成可能となるVtuber支援サービス「Vカツ」をリリースしました。
まさに誰でもVtuberになれる魔法のツール「Vカツ」の説明と使い方について解説します。
Vカツとは?
「Vカツ」は株式会社シスのVR開発専門ブランド「IVR」が配信する世界初となるVtuber支援サービスです。
顔立ちや髪型、体型や衣装、アクセサリーなどの数百項目に及ぶ設定を組み合わせて自分の好きなように3Dアバターをカスタマイズする事ができます。
作成した3Dアバターはバーチャルキャストなどでの生放送配信やそれを録画しての動画配信などにも使用可能ですし、ニコニ立体に作成した3Dモデルを投稿する事も出来ます。
今後の予定としてその他外部サービスとの連携も進めて行くそうです。
現在、0からオリジナルのVtuber用の3Dアバターの制作をプロに依頼すると数百万単位の費用がかかりますが、Vカツを利用すれば、3Dアバターの作成だけなら無料、外部出力も5000円のキャラクターチケットを購入するだけで可能になります。
また、個人利用に限り商用での利用が可能となっており、権利(著作権)などはシステム配信元のIVRが持つものの、商用利用に関してユーザーがその都度問い合わせる必要なく利用する事が出来ます。
また、作成された3Dアバターのキャラクターでの二次創作物などの権利は、その制作者が持つとの事です。
2018年10月現時点での対応VR機器は以下の通りです。
※Oculus Goは現在非対応です。
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VR機器があれば、それを使って作成したアバターを動かせますが、所持していない人でもPC画面だけでアバター作成は可能で、カメラを使ってアバターを動かせる機能も搭載されているので十分に楽しむ事が出来ます。
やっとこさVカツを触ることができた。評判通りで想像以上!凄く楽しかった!
1時間で好みの子がはい出来上~が~り~~!!!#Vカツ pic.twitter.com/6gCT5Lo5c6— FukudaSoDo@「騒動軒」店主 (@fukuda_sodo) 2018年7月31日
現状のVカツへの評判としては、アバターのクオリティ面で好反応が目立ちます。
また、配信開始されて間もないという事もあり、パーツ数の追加や外部サービスとの連携の強化など、今後のサービスのさらなる充実を期待する声が多くあがっていますがこれだけのクオリティでありながら価格はなんと無料。
Vカツが目指すのは、誰もがVtuberとして活躍できる世界「1億総Vtuber」「Vtuberの民主化」的世界との事で、Vtuberに対する全面サポートを宣言しています。
スマホ版アプリも対応
2018年10月22日にはVカツのiphone版がリリース開始されています。
iPad版やandroid版も順次配信の予定との事です。
これによってVカツにより3Dアバターの作成がいつでもどこでも可能になりました。
現状PC版とのセーブデータのリンクはされていませんが、11月には対応開始予定との事。
現状ではスマホ画面をそのまま生配信できる「ミラティブ」とのディープリンクによる作成したアバター配信が可能となっています。
こちらもダウンロード無料で利用可能です。
iphone版ダウンロードはこちらから。
Vカツを始めるのに必要な機材スペックと環境
Vカツ(PC版)を利用するために必要な機材とスペックなどPC環境について紹介します。
公式サイトによると必要となるPCスペックは以下の通りです。
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要。OS: Windows7 / 8.1 / 10 64bit
- プロセッサー: Intel Core i5 4590
- メモリー: 4 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GTX 970 or GTX 1060 or better
- AMD R9 290 or better
- DirectX: Version 11
- ストレージ: 1 GB 利用可能
その他VR配信のためにはVRゴーグルが必要になります。対応機種は先述した通りです。続いてスマートフォン版の動作環境を紹介します。
公式サイトによると、iPhone版の動作環境は以下の通り。
- iOS 11 以上(※ストレージ空き1GB以上)
動作確認機種
- iPhone 7
- iPhone 8
- iPhone X
- iPhone XS
- iPhone XS MAX
Vカツを使うことのメリット
Vカツを使うことの最大のメリットは何よりも簡単、低価格でVtuberを作成できるという点に尽きます。
数百種類のパーツなど設定の組み合わせでアバターをカスタマイズしていく方法なので、専門的な知識や作画や造形のセンスがなくても一定のクオリティのものを簡単にモデリング可能です。
その他の比較的簡単に3Dアバターを作成できるツール、例えば2Dを組み合わせて3Dアバターを作成できるlive2Dとの比較や、絵を描くように髪型などのモデリングが可能なVRoid Studioと比較してもさらに簡単にアバターの作成が可能です。
もちろんパーツやパラメータの組み合わせるだけとなると、どうしてもオリジナリティの面ではそれらのサービスよりも劣りますが、今後アセットが増加していく事でその点もある程度カバーされていくでしょう。
男性キャラの制作も簡単
もう一つ見逃せないのが男性キャラがメイキングできるという点。
3Dアバターとしては女性キャラの需要が圧倒的に高いという事もあって、この手のアバター作成ツールでは女性キャラ作成に重点が置かれていますが、Vカツでは男性キャラの作成に関してもかなり充実しているという点で貴重なツールとなっています。
VRMファイルに対応!サービス連携しやすい親切設計
また、3Dアバターに特化したファイルフォーマット「VRM」での出力に対応しているという点も魅力的です。
「VRM」は3Dアバターの複数のプラットフォームでの互換性を強化するために開発されたフォーマットで、現時点でVR空間で3Dアバターイベントが開催できる「バーチャルキャスト」や、スマホゲーム実況に特化した配信サービス「ミラティブ」など国内の多くのプラットフォームに対応しています。
今後、「VRchat」など海外の大手VRプラットフォームへの対応も期待され、さらに便利に利用する事が可能となりそうです。
VRMファイルを出力する場合は別途5000円の費用が必要ですが、価格破壊とも呼べるべき安さをでしょう。
VカツでVtuberを作る手順
それではここから、VカツでVtuberを作る手順についても簡単に説明していきます。
VカツのPC版はPCソフト配信プラットフォーム「Steam」から無料でダウンロード出来ます。
ダウンロードはこちら。
Vカツでの3Dモデルメイキングは、男女の性別の選択から始まります。
カスタマイズ中に性別の変更は出来ませんのでご注意ください。
キャラメイク画面ではまず左上のアイコン、左から「顔」「身体」「髪」「服装」「アクセサリ」「プロフィール」から選択し、画面左にあるメニューから部位を選択しパーツやパラメーターの調整などでそれぞれを細かく設定していきます。
顔の設定ではスライダーで全体の形状やシワや強調などの特殊効果を調整して瞳や眉、口元などのパーツの選択と組み合わせて表情などを細く設定していきます。
体型の設定では、身長や骨格、胸の大きさや位置、腕に脚、爪の設定まで可能。
髪型は、「後髪」「前髪」「横髪」「エクステ」を組み合わせて作ります。こちらの組み合わせのバリエーションはかなり豊富です。
衣装・服は「トップス」「ボトムス」の他「インナー」や手袋や靴下、靴まで細かく設定可能。
種類がかなり豊富なのがアクセサリーでアバターにつき最大20種類装着可能。
髪飾りやメガネといったオーソドックスなものから、メカ化するパーツや頭に猫を乗せるなどといったネタ要素があるものまで幅広く用意されています。
装着位置も自由自在なので、最もキャラクターの個性が表現しやすいポイントかも。
キャラメイクが完了したら、タイトルメニューから「Vルーム」を選択して実際にモーションを試す事が出来ます。
動かし方は各種コントローラーを使って行います。コントローラーの位置がキャラクターの手の位置と同期して動きます。表情を操作するショートカットも細かく割り当てられています。
また、VR機器を持っていなくても、webカメラを利用したフェイストラッキングヤモーショントレースを試せる「カメラ(β)ルーム」が搭載されています。
作成した3Dモデルを実際に動画配信で使う方法ですが、現状では公式に利用できるのは「ニコニ立体」へと投稿した上でそのモデルを「バーチャルキャスト」にて使用する方法のみとなります。
「mmd」や「VRchat」などそのほかのプラットフォームで利用するためには、一旦データを「VRM」で出力した後、その他のソフトを経由してそれぞれのプラットフォームで認識可能になるように設定し直す必要があります。
ある程度専門的な知識と、煩雑な工程が必要になるため他プラットフォームへの対応拡大が期待されます。
まとめ
今回は、簡単にオリジナリティのある3Dアバターが作成できるVtuber支援サービス「Vカツ」について説明してきました。
数百に及ぶパーツや設定項目を組み合わせていくだけなので、専門知識なく簡単に3Dアバターの作成が可能で、メイキングだけなら無料という充実ぶりでした。
Vカツは「Vtuberの民主化」「一億総Vtuber」を目指す事を謳っているので、今後さらなるサービスの拡充が期待されますね!
Vカツをはじめ、最近になり簡単に3Dモデルを作成できるソフトが続々公開されています。この機に是非Vtuberに挑戦してみてもらいたいと思います!
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