Oculusシリーズ(Rift/Go/Quest)まとめ-スペックや価格・評判を徹底比較
VRのリーディングカンパニーの1社であるOculus。
この記事ではOculusの事から、同社が出している「Oculus Rift」「Oculus Go」「Oculus Quest」「Oculus Touch」といった主要なプロダクト情報から、遊べるゲームまで、網羅的に解説していきます!
Oculus社について
Oculus VR社は、VR関連のグッズを中心に開発している会社。パルマーラッキーというエンジニア兼創業者が、Oculus Riftのプロトタイプを開発。
2012年に多くの米国投資家から資金調達し、瞬く間にシリコンバレーを象徴する存在となりました。
現在はFacebookに20億ドル(!)で買収されましたが、ビジョンを同じくするFacebookと手を組み、通信・メディア分野でますます活躍していく企業の一つです。
Oculus Riftについて
Oculus Riftのハード情報
Oculus RiftはOculus社が開発・販売している世界で初めて家庭用向けに販売されたPC VRゴーグルです。
VRゴーグル等のトラッキング(=対象物の移動や位置を認知する機能)方法は、HMDとは別に外部センサーを設置し、HMDから放出される赤外線LEDをもとにセンサーが位置算出を行うという方法を採用しています。
価格について
Oculus Riftの公式サイトでの販売価格は税別50,000円で、これにはOculus Touchと赤外線センサーが2つずつ、さらには無料のVRゲーム7本も付属しており、VRゲームスターターキットと呼べる内容になっています。
スペックについて
価格と同じく気になる方が多いと思われるOculus Riftのスペックですが、解像度は2,160×1,200、視野角は約110度となっており、これは現在購入できるPC VRゴーグルの中で最高レベルの性能です。
購入方法
購入方法ですが、おすすめなのは公式サイトから注文する方法で、こちらのリンクから購入できます。支払い方法はクレジットカードおよびPaypalに対応しています。
なぜ公式サイトから購入するのをおすすめするかというと、しっかりとしたサポートを受けれる上に、新品としては最安値である可能性が高いからです。
その他Oculus Riftの更に詳細なハードウェア情報や、推奨PCスペックの説明についてはこちらの記事でより説明しています!
関連記事)Oculus Riftは買い?!対応PCのスペック・使用レビューまで徹底解説!
また他の関連記事として高級HMD2トップの1角である、HTC VIVEとの比較記事「Oculus RiftとHTC VIVEの違いを解説!」もおすすめぜひご一読ください。
Oculus Riftのソフト/ゲーム情報
昨今、VRゴーグルの低価格化に伴い、魅力的でワクワクするようなVRゲームがどんどん発売されています。その中でも特に没入感が高いと言われるのがOculus Riftのゲームです。ここではおすすめゲームを3つほど紹介します。
音ゲーの最高傑作 – Beat Saver
Beat SaverはなんとジェダイになれるVR音ゲーです!
その特徴は音ゲーのシステムとしてノーツを両手のビームサーベルで切るというのを採用している点です。
ビームサーベルのおかげで遊んでいるとまるで映画スターウォーズに登場するジェダイの騎士になった気分になれます。
(世代ドンピシャな筆者としてはこれはアツ過ぎますね…)
現存するVRの音ゲージャンルでは最高峰のソフトですので、音ゲーを求めているのであれば、Beat Saverをおすすめします!
VRシューティングの金字塔 – Arizona Sunshine
Arizona Sunshineは銃をつかってゾンビを倒すFPS。
Arizona SunShineの最大の魅力は、非VRゲームに勝るとも劣らないクオリティである点です。
アリゾナ特有の赤い岩肌がむき出しの谷から、灯りがほとんどない鉱山、工場や小さな村といった様々な場所でゾンビと戦います。
1人で遊んでも面白いですが、VRゲームでは珍しくCoop(協力プレイ)に対応しており、2人で遊べばドハマリ必須です。
Oculus Rift等のVRゴーグルを持っている方は、是非ともArizona Sunshineを遊んでみてください!
アドレナリンが止まらない!知的犯罪ゲーム – Payday2
挑む犯罪行為は、「町外れにある宝石店で強盗する」というありがちなミッションから、「裏切り者の情報を手に入れるためにFBIの本部へ殴り込みにいく」というミッション、「PMC(傭兵)が持っている核爆弾を奪う」といった無茶苦茶なものまであり、2018年7月現在60以上のミッションが用意されています。
こちらのゲーム記事も気になる方はぜひご一読ください^^
関連記事)2018年版・Oculus Rift用おすすめ神ゲーム8選!
Oculus Goについて
Oculus社より2018年5月1日に日本を含む23ヶ国で同時発売され話題となった「Oculus Go」。次はこのOculus Goのハード情報とソフト情報について解説していきます。
Oculus Goのハード情報について
Oculus Goは、PCやスマホなどの外部デバイスへ接続することなく、ヘッドセットのみでVRを楽しむことが出来るスタンドアローン型のVRヘッドセットです。(ただし、最初のセットアップ時にのみスマホ接続が必要です)
Oculus Goこそが「VRブームを牽引するデバイスになる」という意見も散見されますが、それは利便性が良いだけではなく、利便性に加えてスペック、価格、コンテンツやアプリ開発の盛り上がりなど、総合的に見た時の評価の良さ故でしょう。
↓参考までにOculus GoとOculus Riftのスペック比較をまとめました。
Oculus Go | Oculus Rift | |
---|---|---|
価格(税込) | 23,800円 | 50,000円 |
解像度 | 2560×1440 | 2160×1200 |
トラッキング機能 | なし | あり |
遊ぶのに必要なもの | 無し | ハイスペックPC |
コンテンツ料金(目安) | 200~1,000円 | 1,000円Over |
Oculus goの画面にはWQHD液晶パネルが使われています。
解像度は2560×1440ピクセルで、OculusRiftやHTC Viveよりも高い値です。
さらに液晶の開口率が高めのため、その画質は有機ELパネルを使った上級デバイスより優れていると言われて言われており、よりリアルな没入感を感じることができます。
Oculus Go ストレージについて
またOculus Goはネット環境のない場所でも遊べるように、本体にコンテンツをダウンロードできるようになっています。
その容量が、32GBと64GBの2モデル用意されています。こちらのダウンロード目安ですが、表にまとめてみます。
32GB | 64GB | |
ダウンロード 目安 |
HD映画3本 アプリ20本 ゲーム10本 |
HD映画7本 アプリ40本 ゲーム20本 |
ユーザー層 | 動画の視聴を中心に、軽く使うような方向け | 動画視聴だけでなくゲームプレイもするなど、幅広くコンテンツを楽しむ方に |
先ほど説明しましたが、Oculus Goには、32GBと64GBのストレージ容量を備えた2つのモデルがあります。
Oculus Goの購入方法について
高性能なことで評判のOculus Goを30,000円以内で購入できることは、その他のVRヘッドセットと比較しても非常にお手頃なため、大きな反響を呼んでいるでようです。
Oculus Goは、公式サイトから購入することができます。
ちなみにAmazonでも買う事ができますが、Amazonで買うよりも公式サイトで購入した方が格安ですし、保証も付くため安心です。
Oculus Goのソフト/ゲーム情報
次はOculus Goのおすすめゲームソフト情報を紹介していきます。
Netflix
Netflixは言わずと知れたオンライン動画ストリーミングサービスです。実はこのNetflix、Oculus GOを使えばVRでも楽しむことができるのです。
Oculus Goはの一体型のVR機のため、自由に移動することができ、ヘッドバンドが柔らかい素材でできているため、設定をすれば好きな姿勢でストレスなく動画を見ることができます。
Oculus Rooms
Oculus RoomsはOculusが提供している無料のソーシャルVRアプリ。
VRによるバーチャル空間内でアバターを使って他者とコミュニケーションを取ることができるタイプのアプリなのですが、バーチャル空間で、会話や写真・動画の閲覧、音楽の視聴などができます。
VRはゲームをするだけでなく、人と人とのコミュニケーションを促すこともできるということを真っ正面から突き詰めたアプリと言えるでしょう。
西部劇風の世界でガンアクション! – Dead and Buried
Dead and Buriedは無料で楽しめるガンアクションゲームです。西部劇風の世界観での銃撃戦を体感できます。
このゲームは、定番のシューティングゲームをVRで楽しめるとあって、左を向いていると右に的が現れるといった、VRならではの臨場感も合間って興奮間違いなし!
Oculus Goに付属されているコントローラーで遊べるので、手軽に始められる点も魅力です。
関連記事)【2018年度版】プロ厳選!OculusGOおすすめアプリ/ゲーム7選
Oculus Questについて
2018年10月に発表されたばかりのOculusの新製品「Oculus Quest」ですが、6DoF対応のスタンドアロン型VRヘッドセットながらなんと399ドルで発表されました。
Oculus Questが真に革命的なのは、スタンドアローンデバイスにも関わらず、6DoFを実現したところです。
この6DoF(現実で動き回るとVR空間でも動き回る機能)はOculus Riftでは実現していましたが、位置を追跡する外部センサーを使用しないスタンドアロン型では6DoFの実現が難しく、Oculus Goでは周囲を見渡す3D0Fにしか対応していませんでした。
Oculus Questで採用されているトラッキング技術は「Oculus Insight」と呼ばれ、ヘッドセット本体に搭載された広角センサーからの情報を用いて周囲の空間の3Dマップを作成し、ユーザーの位置を算出しているのです。
コードレスであることを最大限に活用したOculus QuestによってVR体験は新しい次元に入ったと言えるでしょう。
参考までに上記にあげたOculus シリーズのスペック比較表です。
Oculus Quest | Oculus Rift | Oculus Go | |
ディスプレイ | 有機EL | 有機EL | 液晶 |
片目あたり解像度 | 1600 x 1440 | 1080 x 1200 | 1280 x 1440 |
視野角 | 不明 | 110度 | 110度 |
リフレッシュレート | 72Hz | 90Hz | 60Hz or 72Hz |
ストレージ | 64GB | – | 32GB / 64GB |
トラッキング | 6DoF | 6DoF | 3DoF |
トラッキング | インサイドアウト | アウトサイドイン | インサイドアウト |
外部センサー | 不要 | 赤外線センサー(最低1台) | 不要 |
ハンド
トラッキング |
〇 | × | × |
価格 | 399ドル~(日本未発表) | 50,000円(税込) | 32GB/23,800円(税込) |
64GB/29,800円(税込) |
↓Oculus Questの詳細についてはこちらの記事にて詳しく書いておりますので、ぜひご一読ください。
関連記事)VRの夜明け!Oculus Questは何が凄いのか、スペックを徹底解説
Oculus Touchについて
VRゴーグルとして利用できるヘッドマウントディスプレイ、Oculus Riftに対応する専用コントローラー、それがOculus Touchです。
「Oculus Touch」は単体購入が可能で、2018年1月現在の販売価格は1個8,800円となっています。(セットで購入する場合は12,800円です)
こちらはOculus公式サイトから購入ができます。
Oculus Touchは、Oculus Riftの中で見られるVR空間に反応し、実際に空間の中に自分の手の動きを反映させるアイテムでなのですが、自分の手という直接的な媒介をVR空間を得ることで、没入感、現実感は桁違いパワーアップして感じられます。
関連記事)Oculus Touchのスペックや価格、出来ることを徹底解説!
Oculus Touchが活きるゲーム
Oculus Riftだけでなく、Oculus Touch を使うことで、これまでのVRゲームとは違った楽しみが生まれます。ここでは、そんなおすすめのゲームをご紹介しましょう。
Oculus Touch を購入すると無料でダウンロードができるRobo Recall。ロボットを掴む、空中に浮かんだ銃を掴んで撃つ、まさにOculus Touch の良さを活かしたアクションゲームです。VRの世界で思いっきり暴れたいという方はおすすめです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?VR業界を牽引するリーディングカンパニーであるOculusは間も無く新機種Santa Cruzの発売を予定しています。
これからもますます目が離せなくなるOculus社について、これからも編集部でウォッチしていきたいと思います!
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