「HOMiDO PRIME」レビュー!使い方、V2からの進化点などを徹底解説
手軽にVRが楽しめるスマホ用VRゴーグルの中でも「ハイエンド・ゴーグル」と呼ぶのにふさわしいのが、今回紹介する「HOMiDO PRIME」。
3,000円台がボリュームゾーンのスマホ用VRゴーグルにおいて、約1万円のHOMiDO製のゴーグルは異彩を放っています。
独自開発のレンズがもたらす視野角110°の高性能やフランス製らしい質感の良さなど、「HOMiDO PRIME」の気になるポイントをしっかりと解説していきます。
しっかりとした性能のスマホ用VRゴーグルをお探しの方はもちろん、スマホ用VRゴーグルってこんなもの?と懐疑的な方にもぜひ読んでいただきたい内容になっています。ぜひ最後までご覧ください。
Contents
「HOMiDO PRIME」とは – 価格、HOMiDO V2からの改良点など
「HOMiDO PRIME」は、フランスのメーカーHOMiDOが発売するスマホ用VRゴーグルです。日本国内では2018年11月1日に販売がスタートしました。
これまでの主力商品で人気も高かった「HOMiDO V2」をさらにブラッシュアップさせ、機能性・利便性を向上させたのがこの「HOMiDO PRIME」です。現在、日本国内で販売されているスマホ用VRゴーグルの価格帯は3,000円前後が一般的ですが、この「HOMiDO PRIME」のメーカー希望小売価格11,800円(税込)。
そんな「HOMiDO PRIME」には値段相応の価値があるのでしょうか?3,000円台のスマホ用VRゴーグルとは一体何が違うのでしょうか?
そうした疑問を解消すべく、これから「HOMiDO PRIME」の特徴やスペックについてじっくりと見ていきましょう。
HOMiDO PRIMEの5つの特徴 – レンズ・使用感など
「HOMiDO PRIME」の特徴は大きく5つにまとめられます。
- 高品質なレンズにより迫力のある視覚体験が実現
- メガネをつけたまま装着可能
- ハードのデザインがスタイリッシュ
- スマホ固定機能で、VR体験が安定する
- iPhone XS MAXにも対応している数少ないスマホVRゴーグル
それぞれについて詳しく解説していきます!
特徴①:独自開発のレンズで視野角110°の圧倒的迫力を実現!
「HOMiDO PRIME」が高価な理由はズバリ、レンズにあります。
スマホ用VRゴーグルにおいて、本体価格≒レンズの価格と言っても過言ではありません。
そしてスマホ用VRゴーグルの性能を左右するのも、このレンズにあるのです。
考えてみてください。PS VRやOculus Riftなどのゲーム機やPCの映像を映し出すVRゴーグルと違い、スマホ用VRゴーグルは手持ちのスマホの映像をレンズによって拡大し、視野全体に広がるように表示することによってVR映像の視聴を可能にしています。
もしこのレンズの性能が低いと、映し出される映像の視野が狭かったり、鮮明度が損なわれてしまったりしてしまいます。
この点、「HOMiDO PRIME」ではHOMiDO社オリジナル開発の「True Immersion Optics」レンズを採用しています。工業やロボット工学分野にも用いられる高性能レンズを用いることによって、クリアで美しく、迫力ある映像再現を可能にしています。さらに従来のレンズ径35mmから50mmへと大幅なサイズアップを図り、視野角も「HOMiDO V2」の103°から110°へと格段に向上しました。これによってさらに没入感の高いVR体験を可能にしたのです。
【視野角(FOV)とは?】
VRゴーグルの性能を語る上で重要な要素の1つが、視野角(Field of View/FOV)の値です。
視野角とはその名の通り、人間の目に入る視野範囲のこと。人間の視野範囲は水平方向と垂直方向とがありますが、VRの文脈で語られる場合は基本的には水平方向の視野角のことを指します。
「HOMiDO PRIME」の視野角は110°。PS VRの視野角が100°ですから、スマホ用VRゴーグルであるにも関わらず、いかに広い視野角を確保しているかが分かるでしょう。
「HOMiDO PRIME」の値段が他のスマホ用VRゴーグルに比べて高価なのは、それだけ性能の良いレンズを採用しているから。
そしてその高性能レンズのおかげで、他のスマホ用VRゴーグルとは段違いのVR映像体験を可能にしているのです。
特徴②メガネを掛けたままでも装着OK!焦点距離の調整も可能でさらにパーソナルライズに
いくらレンズの性能が優れていても、ピントが合わなければ意味がありません。特にメガネ装着者には大きな問題です。
その点、「HOMiDO PRIME」はメガネを掛けたままでの利用が可能です。
「HOMiDO PRIME」では顔とゴーグルの間のクッションが取り外し可能で、クッションを取り外したスペースにメガネを固定することができます。
メガネのフレームを傷めないように、メガネをかけたままゴーグルを装着するのではなく、先にメガネをゴーグルに固定させるのがコツ。
また、目と目の間の距離は人によって異なります。これを瞳孔間距離と言いますが、この瞳孔間距離がゴーグルと合わなければ、せっかくのVRゴーグルの性能も真価を発揮することはできません。
「HOMiDO PRIME」では瞳孔間距離を3つのレベルから選択することができるため、自分にピッタリとアジャストされた環境でVR映像を楽しむことが可能になっています。
特徴③:フランス製らしいスタイリッシュでハイセンスなデザイン
「HOMiDO PRIME」のフランス製らしいスタイリッシュなデザインも、他のスマホ用VRゴーグルとは一線を画しています。
「HOMiDO V2」までの直線的なデザインから打って変わって、「HOMiDO PRIME」では滑らかで洗練された流線型のデザインへと一新されました。また本体はつや消し加工が施されているため、手垢などが付きにくく、この美しい状態をずっと保つことが可能です。
見た目のデザインだけではなく、本体の重量が330gと軽量化が図られているため、写真のように2点式ベルトでの装着が可能なのも何気に嬉しいポイント。
より手軽なVR映像体験が可能になりました(長時間の使用のために3点式のホールドも可能です)。
特徴④:スマートフォン固定機能で映像をブラさない!
スマホ用VRゴーグルでは、スマホの映像を再生させた後にゴーグルに装着するため、
「どうしても慌ててしっかりとセット出来ない」
「VR映像を視聴中にスマホがズレてしまう」
という不具合が生じがちでした。
「HOMiDO PRIME」では本体にスマホをしっかりと固定させられることはもちろん、様々なサイズのスマホに合わせて自由にアジャストできる機能を新たに採用。これによってVR映像視聴時に、スマホのズレによって興が削がれるという心配もなくなりました。
特徴⑤:iPhone XS MAXにも対応!
4.5~6.5インチまでのスマホに対応する「HOMiDO PRIME」は、6.5インチの有機Eディスプレイを採用したiPhoneの最新モデル・iPhone XS MAXにもしっかりと対応しています。
実は、iPhone XS MAXに対応するスマホ用VRゴーグルは現状ほとんどありません。その点だけでも「HOMiDO PRIME」の存在価値は高いのですが、『画像が鮮明で美しく、動画にも強い』という特徴を持つ有機ELディズプレイの性能を十分に引き出せることがさらに重要。
高性能レンズを備える「HOMiDO PRIME」は、iPhoneの画面表示の美しさを最大限に堪能することができるわけです。
iPhone XS MAXユーザーは「HOMiDO PRIME」一択!と断言しても間違いないでしょう。
【HOMiDO PRIMEスペック・基本情報】
- メーカー型番:HOMIDO PRIME
- 商品重量:330 g
- 梱包重量:581 g
- 商品パッケージ寸法:長さ 17.3 cm ✕幅 22.3 cm✕高さ 11.0 cm
- 商品の寸法:長さ 13.7 cm✕幅 16.9 cm✕高さ 9.6 cm
- 端末グリップ方式:前面収納式
- カラー:黒
- 材質:本体/ABS樹脂
- 視野角:110°
- 電源:なし
- レンズ数:二眼
- レンズタイプ:True Immersion Optics
- レンズ調節:瞳孔間距離
- 対応スマートフォンサイズ:4.5~6.5inch
- ボタン:アクションボタン
- 付属品:トップストラップ・クリーニングクロス・取扱説明書
- EAN:3760071190273
- UPC:859104006186
- GTIN:10859104006183
- メーカー希望小売価格:11,800円(税込)
- 購入ページ:https://homido.store/products/detail/27
HOMiDOの使い方
「HOMiDO PRIME」の使い方は簡単なだけではなく、とてもユーザーフレンドリーな設計となっています。
【アクションボタンの操作方法】
「HOMiDO PRIME」ではゴーグル使用時でもスマホを取り外すこと無くスマホの操作が可能な「アクションボタン」が用意されています。
通常のスマホ用ゴーグルでは、使用中にスマホを操作するためには一度ゴーグルからスマホを取り外す必要があります。これが結構面倒なんですよね。
一方で「HOMiDO PRIME」ではアクションボタンでスマホのタップが可能。せっかくの臨場感を邪魔されずにVR映像を楽しむことができます。
「HOMiDO PRIME」には専用の「360 VR player by Homido® – Cardboard app」というVR動画視聴用のアプリが用意されています。
ただ、このアプリを使わなくても様々なビューア・アプリやVR用のアプリが現在は配信されていますので、自分の気に入ったものを使うと良いでしょう。
また、「HOMiDO PRIME」では、装着しやすいようにヘッドバンドが無い2点固定式がデフォルトになっています。しっかりとサイズ調整を施せばこれでも問題ありませんが、VRゲームなどで頭を良く動かしたり、長時間のVR動画視聴時などには付属のヘッドバンドを利用して一般的な3点固定式で装着することで更にVRコンテンツに集中することができるでしょう。
HOMiDO PRIMEのレビュー情報、評価は?
では、最後に実際に「HOMiDO PRIME」を利用しているユーザーのレビュー・評価を見てみましょう(※HOMiDO 公式サイトから引用)
メガネをかけたままでも全く違和感なく使えています。私は近視がひどいので、メガネ無しではVR動画も楽しむことができません。HOMiDO PRIMEではその点とても便利です。
メガネを装着したまま利用できるのは、近視の人にとって大きなポイントですよね。また現状iPhone Xs MAXに対応するスマホ用VRゴーグルもとても少ないので、大画面のスマホユーザーには「HOMiDO PRIME」の存在はありがたいでしょう。
中価格帯VRゴーグルの最適解 3000円~4000円台で売っているVRゴーグルの比較すると、レンズが違います。品質が高いですね。あと、日本事務所がある点も安心して使える点だと思います。
正直、実際に使用する前は筆者もスマホ用VRゴーグルに1万円?と思いましたが、比較すると安いVRゴーグルとの違いは明らかです。安いゴーグルを買って失敗したと思うくらいなら、最初からこの「HOMiDO PRIME」を購入したほうが精神衛生上も良いですよね。プレゼントにも最適です。
凄く良いです 1000円で買ったVRゴーグルからの買い替えです。以前のはキャラが分身してたりピントが合ってなかったりしましたが、これは凄い!綺麗なVRはスマホでは無理だと思ってる人は絶対買うべきですね
まさしく、今回「HOMiDO PRIME」をオススメしたい最も大きな理由がこれなんです!
性能の低いスマホ用VRゴーグルを使用して、「VRと騒いでも所詮こんなものか…」と見切りをつけてしまう人も多いんですよね。せっかくVRデビューを果たしたのに、間違った印象を抱いてしまうのは本当に残念。
手軽にVRが楽しめるスマホ用VRゴーグルだからこそ、しっかりとした性能のゴーグルを使用して、VRの真価を感じてもらいたいですね。
「HOMiDO PRIME」の1万円という価格は確かに安価ではありません。しかし、値段なりの性能をしっかりと備えています。そして「HOMiDO PRIME」で体感できるVRの迫力は、その値段以上の価値があると断言できます。
ぜひ「HOMiDO PRIME」でVRの本当の迫力と臨場感を体験してみてください!
まとめ
スマホ用VRゴーグルは手軽にVRが楽しめるツールとして人気を博しています。
しかし一方で、性能の低さなどからVRの迫力や没入感が十分に得られず、不満を感じている人が少なくないのも事実。
そんな方はぜひ一度今回紹介した「HOMiDO PRIME」を試してみてください。
高性能レンズによって可能になった110°の視野角、クリアで美しい映像は他の格安スマホ用VRゴーグルとはまさに別世界の映像体験を味わうことができます。
さらにフランスメーカーらしい本体のデザインや軽量ボディは所有欲もしっかりと満たしてくれるでしょう。
そしてなんと言ってもiPhone Xs MAXなどの6インチオーバーのスマホに対応していることも、「HOMiDO PRIME」をチョイスする大きな動機となるに違いありません。
約1万円というその値段に恥じない性能と仕上がりの良さが自慢の「HOMiDO PRIME」。スマホでVRを楽しみたいけれど、変な機種は掴みたくない。という方には絶対の自信をもってオススメできるVRゴーグルです。
ぜひ「HOMiDO PRIME」で手軽に、そして本格的なVR体験をお楽しみください!
*参考記事:
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