Javaエンジニア必見!フリーランスの案件例や単価相場、年収アップのコツまで
言語の歴史が長く案件も多い一方で、年収は平均的なプログラミング言語「java」。
とはいえ、経験年数や保有スキルで得られる収入は大きく変わるため、フリーランスで高い収入を得たい場合押さえておくべきポイントがあります。
本記事では、現役エンジニアの筆者が
- javaの案件例、今後の将来性
- Javaエンジニアがフリーランスになった場合の年収額や高収入を得るポイント
- 週3、4日の稼働や在宅での仕事は可能か
- どのような案件があるか
といった点に関して、徹底的に解説していきます。
フリーランスの方、そしてフリーランス転向を検討している方はぜひ読んでみてください!
Contents
Javaの特徴をおさらいー案件例・平均年収・今後の需要予測など
Javaのフリーランスエンジニアになることを考える際に、Javaの特徴を再確認することは重要です。Javaの強みや弱み、年収額や利用される案件の例を押さえることは、よい案件の獲得につながります。
ここではJavaの特徴や案件の例、年収額や将来性について解説します。
Javaって?言語の特徴、開発案件例
Javaエンジニアでフリーランスとなる方は、できるだけ多くの案件のなかから選びたいものです。選択肢を少しでも増やすために、まずは言語の特徴や案件の例をおさらいしておきましょう。
習得前に押さえておきたい、Javaの4つの特徴
Javaは以下の特徴を持つ、プログラミング言語です。
- オブジェクト指向の言語であり、OSなどの環境に依存しない
- 多くの現場で使われており安定した言語である
- 習得難易度は高めであり、初心者には簡単でない
- フレームワークが多数ある
Javaは「WRITE ONCE,RUN ANYWHERE」をキャッチフレーズとしたプログラミング言語で、OSなどの環境に依存しないことが特徴です。
また登場から20年以上経過した言語であるため多くの現場で使われており、今後の需要も安定して存在するでしょう。
一方でjavaは難易度が高い言語である「C言語」や「C++」の影響を受けているため、Javaの習得も簡単ではありません。
※メモリを自動で解放する「ガベージコレクション」を搭載するなどの点で難易度は幾分下がりつつあります
またJavaには多数のフレームワークがあり、プロジェクトにより異なるフレームワークが使われます。代表的なフレームワークとして、Spring、Struts、Play Frameworkなどがあります。プロジェクトによっては、特定のフレームワークを用いて開発した経験を求める場合もあります。
Javaの開発案件の例
JavaはWebシステムの開発をはじめ、さまざまな案件で利用されています。募集されている案件の一例として、以下のようなものがあります。
- Androidのフロントエンド・バックエンド開発
- ゲームの開発
- 通信、交通、教育などのシステム
- 仮想通貨取引所、債券システム
- 販売管理システム、営業基幹システム
- 生産管理システム
- 採用システム、インターネット出願システム
上記に示す通り、様々な業種で使われていることが特徴です。
現状:javaエンジニアの平均年収は他の言語に比べて高いか
Javaエンジニアの平均年収は、エンジニアの全体から見ると平均的な水準といえます。
スタンバイが公表している「平均年収ランキング2017」において、Javaの平均年収額は552万円と公表されています。(参考)
これは公表された10の言語のうち6位です。またインドのFossbytesによると、Javaは29のプログラミング言語のなかで13番目に収入が高い言語となっています。
募集されている案件の多くは月額90万円以下となっている一方で、月額30万円程度の案件も存在します。一方で案件によっては、月額100万円を超えるものもあります。従ってJavaエンジニアは能力によって、収入が大きく変わる言語といえるでしょう。
*参考記事:フリーランスエンジニア必見!言語別年収・案件数とおすすめ言語を解説
Javaの将来性は?ー今後の需要予測
2019年現在、Javaは主要な言語の1つとなっており、Javaで開発されたシステムも多いです。このため、追加開発や保守開発といった需要も多く発生することが期待できます。
またJavaは歴史の長い言語であるため、安定度が高いことも特徴です。従って、当面の間は高い需要が続くものと考えられます。
フリーランス必見!経験年数別・Javaエンジニアの年収・単価相場、在宅ワーク可否
フリーランスで働く上で、以下の内容は誰でも気になるものといえるでしょう。
- 単価や年収
- 週3日や週4日での就業は可能か
- 在宅での就業は可能か
ここでは上記の点について、順に解説していきます。
1.経験年数別のフリーランス案件単価相場
フリーランスのJavaエンジニアの案件には、以下の特徴があります。
- 経験3年が1つの節目となり、案件数が大きく増加する
- 初心者から2年未満の単価が低い
- 経験年数が増えるに従い単価も上がるが、月額100万円以上の案件は少ない
また経験年数別の単価相場は、以下の通りです。
初心者〜2年 | 2年〜3年 | 3年~5年 | 5年以上 | |
月間単価 | 30~50万 | 45~55万 | 50~65万 | 55~75万 |
年収 | 360~600万 | 540~660万 | 600~780万 | 660~900万 |
経験5年以上では、案件によって単価が大きく変動する傾向にあります。
中には経験10年以上を求める案件の最高額が、経験5年以上を求める案件の最低額よりも低い場合もあります。このため、経験に見合わない単価の案件に応募してしまうおそれもあります。
このようなことを防ぐためには、事前に単価のチェックが欠かせません。
2.Javaエンジニアは週3日、週4日の就業は可能か?
Javaエンジニアが週3日、週4日で就業できる案件は皆無ではないものの、きわめて少ないことが実情です。このような案件を個人で探してもなかなか見つからず、就業までに時間を要する可能性があります。
従って週3日や週4日の就業を希望される方は、はじめからエージェントに相談することがおすすめです。
3.Javaで在宅(リモートワーク)可能な案件ってどんな案件?
Androidアプリやゲームを開発する案件のなかには勿論、リモートワークが可能な案件があります。
フロントエンド開発だけでなく、バックエンド開発でも該当する案件があることが特徴です。
もっともリモートワークを実現するためには、常駐先との信頼関係が必須です。従って就業開始当初からリモートワークを希望することは、難しいと考えておきましょう。
*参考記事:要注意!フリーランスエンジニアの在宅の案件の探し方と注意事項
未経験(他言語での開発経験あり)からJavaのフリーランス案件獲得は可能か
未経験からJavaのフリーランス案件を獲得することは、他言語の経験があっても難しいことが実情です。
従ってJavaを学びつつ、単価の低い案件で経験を積むことも1つの選択肢となります。
またPHPなどあなたの得意な言語でも応募できる場合は、プロジェクトに入ってからJavaのスキルを高める方法もあります。もちろんこの場合は、人一倍の努力が必要です。
*参考記事:未経験からエンジニアとして業務委託案件を受注するプロセス→
未経験も可能?30代でフリーランスエンジニアに転向する方法とおすすめエージェント
【必見】Javaエンジニアの年収・単価アップにつながるスキル5選
Javaエンジニアが年収アップのために求められるスキルは様々なものがあります。
ここでは代表的なスキルを5点紹介します。
- 周辺言語をカバーすることでスキルアップする
- プロジェクトマネージャーの経験をつむ
- 上流工程に入る
- データベース周りもカバーする
- スマホアプリの開発も習得する
もちろん習得している分野が多いほど、あなたにとって有利となります。では、それぞれについて解説します。
1.周辺言語をカバーする|他に習得しておくべき言語・領域例
Javaのフリーランスエンジニアが習得しておくとよい言語や領域は、いくつかあります。
主に2つに分けて解説していきます。
言語例(1)JavaScriptやHTML、CSSのスキル
Javaエンジニアを求める案件では、JavaScriptやHTML、CSSのスキルを求める案件が比較的多く見られます。たとえばフロントエンドはJavaScriptやHTML、CSSを使用し、バックエンドはJavaで開発するといったものは、案件の一例です。
従ってJavaScriptやHTML、CSSを習得しておくと、応募できる案件が大きく広がります。
言語例(2)PHPやRubyなど、他の開発言語
Javaエンジニアを求める案件のなかには、他の言語のスキルも求めるものもあります。複数の言語のスキルを求める案件では、比較的単価が高いことも特徴です。なかでもPHPやRubyなどのスキルがあれば、応募できる案件の幅が広がります。
2.PMやリーダーの経験
PMやリーダーの経験も、単価が高い案件に応募するための要件にあげられます。単価が70万円以上の案件では、PMやリーダーの経験を求める案件も少なくありません。
従ってPMやリーダーの経験がある方は高単価の案件に応募しやすくなり、また選考を有利に進めやすくなります。
3.上流工程が可能なスキル
要件定義や基本設計といった上流工程が可能なスキルを身につけることも、年収のアップにつながります。
というのも、単価が55万円以上の案件の中には、開発担当ではなく要件定義や基本設計を主体とする案件もあります。よって上流工程のスキルをつけることで応募できる案件の幅が広がり、年収を上げやすくなります。
もっとも上流工程の経験者を求める案件には、単価が低い案件も多く含まれていますので、応募前にはしっかりと単価面をチェックしましょう。
4.データベースに関するスキル
Javaエンジニアを求める案件には、MySQLやOracleといったデータベースに関するスキルを求める案件も少なくありません。
そもそもデータの出し入れには、データベースを介することが欠かせません。このため年収を上げるという観点では、データベースのスキルも持っておいたほうがよいでしょう。
5.スマートフォン開発のスキル
Javaは、スマートフォンの開発に用いられる場合もあります。スマートフォンの案件は多くないものの、月額単価70万円以上といった比較的高い単価の案件が多く見られます。このため、スマートフォン開発を経験することも年収をアップする1つの方法です。
スマートフォン開発では、Kotlinを習得することも選択肢となります。主にAndroidスマートフォンの開発プロジェクトを希望する方は、Kotlinを習得しておくと有利となるでしょう。
※合わせて読んで欲しい記事:
【フリーランス】インフラSEが高単価受注するコツ・単価相場を解説!
Javaエンジニア(フリーランス)におすすめの案件の探し方
Javaエンジニアの皆様のなかには、エージェントを使った転職経験があるか方が多いと思いますが、 筆者はフリーランスエンジニアの案件探しにおいてもエージェントを利用することを推奨します 。
エージェントを利用するメリットは「仕事以外の作業コストを下げられる」
フリーランスの案件を探す際のエージェントは、転職活動のエージェントとは多少異なりますが、基本的には「開発」「設計」といった本来の業務外作業(案件獲得営業、税務など)の工数を下げられるという点が非常に大きいです。
「(案件を獲得する)営業代行」「多い案件から、職場環境や条件を客観的に最適値で提案」「案件の継続提案による収益面のサポート」といった支援により、エンジニアが「開発」という本来最もバリューを出せる領域にリソースを投下できるのです。
例をあげると、
- 専属の法人営業がいるため案件数が多い
- エージェントが現地に同行し、金額交渉を行ってくれる
- 案件に入った後でも、面談によるサポートが定期的に受けられる
- キャリアコンサルタントが第三者視点で、適した案件を提案
- 税務の面をサポートしてくれることも
もちろん転職活動のエージェントと同様、以下のメリットもあります。
- 非公開案件に応募できる
- あなたに合った企業を紹介してもらえる
- 応募先企業に関するアドバイスが受けられる
筆者も基本的にはフリーランス特価型の人材派遣サービスを活用し、継続的に仕事を受けています。
副業・フリーランス向け、少数精鋭高単価エージェント【Tech Lance】
少人数で運営され、かつキャリアコンサルタントや営業レベルの高さからクローズドの高単価案件を多数抱えるエージェント「Tech Lance」。
フリーランスエンジニアに特化しているのが特徴で、
- 週2の副業案件
- 週4~5の常駐案件
- リモートワーク可の案件
まで幅広くカバーしています。
代理店を挟まずにクライアントからの一次商流になっているケースが大半で、案件の平均単価が非常に高く、かつジョインが決まるとお祝い金が3万円出るのも嬉しいポイント。
とりあえず一度、相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
Javaは歴史が長く、使われているシステムや案件も多いことが特徴です。
このため3年以上の経験があれば、多くの案件から選べることがメリットです。一方で平均的な年収額は高いとはいえません。もっとも年収額は、あなた自身の努力で高めることは可能です。Javaだけでなく、他の言語や関連するスキルを高めることも、年収のアップにおすすめです。
フリーランスのJavaエンジニアを求める案件では、週3日・週4日や在宅可能な案件が少ないことも特徴です。また単価も、案件により大きく異なります。このためより多い収入を目指したい方は、エージェントの活用がおすすめです。
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