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【PHPエンジニア必見】フリーランスの案件探しとエージェント活用マニュアル


PHPはベンチャー・中小企業を中心にWebサイトの制作などにおいて幅広く使われており、案件数も豊富なため需要や将来性が一定保証されている言語であると言えます。

ただ、偏に「案件」と言っても仕事内容や単価は企業によって差があるため、案件探しは慎重に行っていく必要があります。

今回は、PHPで開発案件を探しているエンジニアの方や、未経験からPHPの習得を考えている方向けに、

  • PHPの特徴や需要
  • フリーランスで働く際の単価
  • フリーランス向け案件では在宅勤務が可能か
  • オススメのエージェント

など幅広く解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

【未経験の方必見】PHPとは?言語としての特徴を簡単に解説

まずは未経験の方向けに、PHPの言語の特徴や開発環境について説明していきます。

PHPフリーランスエンジニアのと将来性について

言語別案件数

(参考:レバレジーズ

PHPはWebサイトの開発で広く使われている言語ということもあり、レバテックが発表した「業務委託案件数」ではjavaに続き2番目シェアを誇っています。

案件数から見る「業務委託が多い言語」と案件が多い背景

また、2017年にW3Techsが行った調査ではPHPのシェアは83.1%となっており、 PHPはWebサイトの開発においてPHPデファクトスタンダードである と言える数字です。

このためWebサイトの開発やシステム更新、運用保守の案件には、PHPエンジニアが必要となります。PHPエンジニアの求人数は多く、フリーランスとして働くには有利な言語です。

もっとも近年ではWeb開発に用いられる言語として、Rubyやpythonも用いられています。これらの言語はPHPよりも理解しておくべき内容が多いため、スキルを身につけておくと有利なことは確かです。

しかしPHPは圧倒的なシェアに加えて、日々新しいWebサイトがPHPでつくられ、公開されています。人手不足という時代背景もありますから、PHPの将来性はあるといえます。

※参考記事:フリーランスエンジニア必見!言語別年収・案件数とおすすめ言語を解説

PHPで可能なこと

PHP

PHPとはシステム開発言語の1つで、Webサイトの制作によく選ばれる言語です。PHPには、大きく4つの特徴があります。

  1. 動的なWebページの作成が容易
  2. 文法がわかりやすいため、初めて学ぶ言語として適している
  3. 解説書や解説サイトが多いため、わからない点も確認しやすい
  4. 記述の自由度が高く、ある程度の完成度があれば動く

PHP言語の難易度自体は高くなく、他言語での開発経験が長いエンジニアであれば習得しやすいですし、未経験からでも始めやすい言語です。

ただ、「記述の自由度が高く、ある程度の完成度があれば動く」の本質的な意味合いとして、 同じ動作をするプログラムでも初学者とベテランでコードが異なることを指します 

このため、コードの書き方によってエンジニアのレベルチェックが可能な言語ともいえるでしょう。ベテランのエンジニアならば「匠の技」をコードに表すことで、実力を見せつけることも可能です。

なおWebサイトの開発においては、インターフェースの開発センスも非常に重要であり、フロントエンド側の開発も可能かどうかはPHPエンジニアとしての案件単価を左右する一つの要因にもなり得ます。

デザインに関する開発スキルや知識があればWebデザイナーの役割も果たすことが可能でエンジニアとしてのレベルも上がるため、好条件で契約できる可能性が高まります。

PHPのフレームワーク:CakePHP、 Laravel

laravel

多くのシステム開発言語と同様、PHPでもフレームワークを用いた開発が行われており、代表的なフレームワークとしてはCakePHPやLaravelがあげられます

 CakePHPは「ケーキを焼くくらい簡単」というコンセプトの通り「初心者でも開発しやすい」ことが特徴 で、実績の多いPHPのフレームワークです。また、動作が軽いため小規模のシステム開発に向いているというメリットがあります。

ただ、CakePHPはルールが多いため開発の自由度が低い点がデメリットです。

一方で、 Laravelは「Web職人のためのフレームワーク」がコンセプト であり

  • ディレクトリ構成などを自由に設定できる
  • バリデーションを自動で行う

という機能が特徴であり、自由度が高い分エンジニアのスキルレベルに差が開くものの、開発の生産性が上げられることが最大のメリットになります

需要の多い業界は?

PHPは、主にWebサービスの開発で使われる言語です。そのためどの業界でも需要がありますが、特に求められる業界は以下の通りです。

  • Webサービスを提供する企業
  • 通販サイト
  • ソーシャルゲーム

たとえばPHPはWordpressの開発言語として用いられていたり、FacebookはPHPをベースとした「Hack」という言語で開発されています。

またSNSやショッピングサイト、ゲームなどの業務知識を持っていると働く上でさらに有利となります。

フリーランスとして働きやすい言語であることは間違いない

またフリーランスの方にとっては、以下の4点がうれしいポイントとなるでしょう。

  1. 8割以上のWebサイトで使われているため、案件を選べる
  2. フレームワークが多数あり、使いやすいものを選べる
  3. 在宅でも環境を整備しやすい
  4. デザインのセンスがあれば、仕事の幅が広がる

このように 在宅でも仕事がしやすく、案件自体も多いので仕事を選びやすい という点が特徴です。

この点について詳しく解説していきます。

フリーランスがPHPで在宅ワーク可能な案件例

php3

PHPは在宅作業と相性が良いため、企業や案件にもよりますが契約先の信頼を得た上ならば在宅作業が可能なことも少なくありません

在宅作業が可能な作業には、主に以下の2つがあげられます。

  • Webシステムの開発
  • システムの運用

これらの作業はSlackなどのコミュニケーションツールを使えば担当者ごとに作業を分けることができ、在宅作業に切り替えてもコミュニケーションさえ滞らなければスムーズに進めることが可能です。

基本的には「最初からフルリモート」というのは難しいことが多く、

  1. 契約直後は最低週1は常駐し信頼を獲得
  2. リモート時も迅速かつ丁寧なレス対応を行い、信頼関係を構築
  3. 1〜3ヶ月程度でフルリモートに

という形で、クライアントからの信頼をベースに徐々にリモートメインに切り替えていくパターンが主流になります。

Around the table

ただ一方で、誰でも、もしくはどの案件でも在宅作業ができるとは限りません。

未経験の方がいきなり在宅作業に従事することは不可能に近いですし、加えて以下の案件パターンは職場での作業が必須となる場合も多いです。

  • 金融系や人事・経理に関わる案件
    (機密情報を守る必要があるため、セキュリティが必須)
  • 頻繁な電話対応が求められる案件

従って、在宅作業を希望される方は事前の確認が必須です。基本的には募集要項に「在宅作業可」「リモート可」「半常駐可」という記載がありますのでしっかりと確認しましょう。

ただ、記載がない場合でも案件や交渉により在宅作業が可能になることもあるため、面談や面接の際に企業やエージェントと確認しましょう。

*プログラマーの在宅案件の獲得方法や注意事項・失敗談についてまとめたこちらの記事もぜひ読んで見てください!
要注意!フリーランスエンジニアの在宅の案件の探し方と注意事項

未経験でも可能?経験年数別・フリーランスPHPエンジニアの単価、年収相場

PHP2

フリーランスPHPエンジニアの単価相場は、以下の条件により大きく異なります。

  • PHPでの開発年数
  • 現在の単価、年収
  • 募集されている案件の金額(=顧客側の予算)

これらは「エンジニア側のスキル」「企業側の予算」の2つの観点を示しており、まとめると「 PHPエンジニアとしての技術がどれほど高いか、そして企業側がどこまで採用に投資できる状態なのか」によって単価は決定します 

一定の指標・相場としては、こちらになります。
※ここでは経験年数ごとの単価相場と、募集されている案件の下限額・上限額を表で示します。

  初心者~2年 2年~5年 5年以上
単月単価相場 350,000~450,000円 500,000~650,000 650,000~850,000
下限・上限 350,000~850,000 400,000~900,000 600,000~950,000

上の表を見ると、経験年数2年と5年を節目として、単価の相場は15万円から20万円ずつアップしていることがわかります。また、経験年数が少なくても、高額の契約ができる可能性はないとはいえません。

しかし経験を積むことで高単価で契約できる可能性が高くなり、PHPの経験が5年以上あれば、ほとんどの案件で応募条件を満たしますから、より高額の案件を選ぶことができます。

契約時に確認しておくべきこと

なお、契約を結ぶ前に精算基準時間に注意しましょう。具体的には下記になります。

  • 精算基準時間
    (特に週3~4日勤務を希望される方は、稼働日数に見合った時間かどうか要確認)
  • 基準時間を上回った場合の追加支払い額
  • 基準時間を下回った場合の控除額

フリーランスに転向して直後であれば給与や税務周りの知識が不十分なケースが多く、契約時に想定していた年収や手取りを下回ることがあります。

時給に換算した際に、スキルレベルや経験年数の相場を下回らないように、しっかりとチェックしましょう。

Rubyなどの開発経験があれば、PHPエンジニアは未経験からでも目指せる

未経験でもフリーランスのPHPエンジニアとして働けるかどうかは、 他の言語を経験しているかにより大きく変わります。 結論からお伝えすると、

  • プログラミング自体未経験=フリーランスはNG
  • 他言語での開発経験あり=受注可能なこともある

でしょう。

プログラミングが自体未経験であれば、いきなりフリーランスとして契約することは難しいです。

企業側からすると、フリーランスというある種のプロフェッショナルに発注する以上「単価に見合わないパフォーマンスをする可能性が高い」というリスクの高いポテンシャル枠に対して予算を投下する必要性はありませんし、事実としても基本的にほぼ全ての募集要項に「何らかの言語による開発経験x年」という要件はマストとして入っています。

ただ、PHPを用いた開発であっても、「PHPの経験=必須ではない」という案件は少なくありません。

例えば、Rubyなど他の言語での開発経験があればPHPの経験がなくても契約できる可能性はありますし、Tech Lanceなどのフリーランス向けエージェントではPHPの経験がなくても、2年以上の開発経験で80万円の単価が可能な案件も募集されています。

フリーランスエンジニアの面接のコツ – オファー率を高めるために

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クライアント企業がフリーランスのPHPエンジニアに参画してもらおうと考える際は、事前にスキルチェックを行いますが、

  • スキルとはPHPなどの技術力
  • コミュニケーション能力
  • 納期を徹底する自律度の高さ

といった複数の項目を確認します。これらを、面接までの中のやりとりや面接においてアピールするために、大きく4つのポイントでほど抽出しました。

  • 職務経歴書 :
    スキル / 経験した開発環境 / 過去の実績を明瞭に記載
  • クライアントとの面談は清潔感のある服装で
  • 質問には結論ファーストで簡潔に答え、快活に会話するよう心がける
  • クライアントに質問する内容を、事前にいくつか考えておく

職務経歴書やスキルシートは、わかりやすさが大切です。

クライアントが知りたいことはシンプルで、「スキル」「経験した開発環境(人数規模、実施タスク役割)」「過去の実績」の3つです。

この3点をもれなく、かつ簡潔に記しましょう。

また、面接時の服装はクライアントにも寄りますが、私服可の場合が多いです。特に指定がなければ清潔感のあるビジネスカジュアルで臨み、外見で信頼感を獲得しておくことは意外にも重要です。

加えて、クライアントに質問する内容を考えておくことも面接の際には重要なポイントになってきます。主には

  • 開発規模(人数、開発スパンなど)
  • 開発環境、想定されるアウトプット
  • 条件面(時給、振込サイトなど)

といったあたりです。

質問内容を考えることでクライアント側の説明を集中して聞くことができますし、参画にあたって重要な情報を得るための「ポイントを突いた質問」もしやすくなります。 クライアント側から見ても会話の姿勢や質問内容は「参画するモチベーションの有無」を測る一種の指標になりうるため、アピールとして有効になるでしょう 

面接時にしておくべき「質問」やアピール方法は他にもあり、詳しいテクニックはこちらで紹介しましたのでぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエンジニア向け!営業・面談のコツ、テクニック(内定オファー貰いやすい営業トーク)

フリーランス向けPHP案件に強い、おすすめエージェントと選び方

まず前提として、フリーランスのPHPエンジニアの仕事探しにはエージェントの活用がおすすめです

背景としては大きく4つあります。

  1. 自分で営業をするリソースが不要
    豊富に案件があるため、自分にあった仕事が見つかる可能性が高い
  2. 収益性が高まる (条件交渉を代行してくれる)
  3. キャリアコンサルが付き、面談〜受注後の定期提案までサポート
  4. 税金周りの事務作業代行サポートも受けられる

といった形で、「エンジニアがエンジニアリングに専念するために他へのリソース投下を極限まで下げることができる」というメリットがあるのです。

*詳しくはこちら: フリーランスエンジニアはエージェントは使うべき?利用するメリット4選

ただ、フリーランスエンジニアエージェントにも種類があり、特徴も様々。利用するエージェントを間違えれば危うくマージンを搾取され収益性が一気に下がってしまうこともあります。

*参考記事:搾取要注意?「マージンと手取り」収入の関係と、複数登録のすすめ

筆者おすすめエージェント1:少数精鋭高単価エージェント「Tech Lance」

Tech Lance

おすすめのエージェントは、株式会社 x gardenが運営するTech Lance」です。Tech Lanceはサービス開始当初から少人数で有料案件を数多く取り扱っているエージェントで具体的には

  • 直接取引にこだわっており、マージン率が低く、支払いも迅速に行われる
  • 週3日などの副業案件にも対応
  • リモートワーク案件多数
  • 担当エージェントが、金額交渉や債権管理を丁寧にサポート
  • 面接時のポイントも事前に説明してくれる
  • 入社決定後、即日3万円のお祝い金が得られる
  • 万が一早期に案件から離脱しても、お祝い金の返金は不要

という非常に強みのあるサービス展開をしています。

このためすでに他社での案件に従事している方も、Tech Lanceで新たな案件を獲得して収入源を安定化できます。なによりもクライアント企業と直接契約しているため、高単価で親切丁寧、支払いが早いことが魅力です。

提案のスピード感やクオリティはクローズドならではでしょう。

ぜひ一度登録してみてください。

 

筆者おすすめエージェント2:週5フル稼働メインなら「レバテックフリーランス」

レバテックフリーランス

フリーランスであれば一度は耳にしたことがあるであろう、業界最大手の「レバテックフリーランス」。

週5稼働の案件が大半を占めていることもあり、

  • 2018年は平均年収862万円と高水準
  • 保有案件数業界最大級
  • 運営歴が長く、クライアントとの信頼関係が強い

という特徴があります。テクニカルカウンセラーのサポートも比較的厚く、案件の紹介から定期的な案件の提案、情報共有の仕組み化が綺麗に行われています。週2~3の案件はほとんどないのが難点ですが、平日はフルで稼働しガッツリと稼ぎたいという方には推奨しているエージェントです。

 

※参考記事:プロが厳選!フリーランスエンジニア利用必須の真のおすすめエージェント5選

まとめ

PHPは案件や需要が多い言語であるため、エンジニアとしては仕事を選べることがメリットです。一方で経験が上がれば、単価もアップするとは限りません。募集する企業により、単価にはばらつきもあります。

せっかくフリーランスで仕事をするなら、なるべく高い金額で契約したいものです。このため、よい案件で仕事をするためには、エージェントを介することがおすすめです。Tech Lanceではさまざまなご希望にお応えできる案件を用意しておりますので、ぜひご登録の上、ご相談をおすすめいたします。


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