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【フリーランス】インフラSEが高単価受注するコツ・単価相場を解説!


インフラエンジニアがフリーランスSEとして働きたい場合

  • 「単価はどれくらいが適正なのか?」
  • 「高単価で受注するにはどういった企業から仕事を貰えばいいのか?」

といった疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本日はフリーランスエンジニア歴10年の筆者が

  • インフラエンジニアの年収相場・将来性
  • 高単価で受注するのに必要なスキル
  • 高単価が狙えるおすすめの企業群
  • 効率的な営業方法

などについて詳しく解説していきたいと思います!

インフラエンジニアとは?仕事内容と必要なスキル

インフラエンジニアとは「インフラストラクチャーエンジニア」の略。

 インターネットサービスを構築するうえで、ソフトウェアやデータ/ネットワークがスムーズに動作するための環境を構築する職種 を指します。

インターネットサービスの土台作りを専門に行うため、高い専門性が求められる技術職の1つです。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容は、大きく以下の3種類に分けられます。

項目 仕事内容
❶ 設計 要件に沿った性能を発揮できるように、システムを設計する。

必要に応じて、顧客との折衝も行う

❷ 構築 実際にシステムを組み上げ、必要な設定を行う。

ドキュメントも作成する

❸ 運用・保守 利用中のシステムが正常に動作するかチェックし、

障害対応やメンテナンスを行う

それぞれの仕事は単独で任される場合もあれば、設計と構築のように複数の種類を任される場合もあります。

またインフラエンジニアが扱う機器やソフトウェアは、多種多様ですが、その中でも以下に挙げる項目は、頻度高く扱われています。

  • サーバOS
  • ストレージ
  • Webサーバ
  • ミドルウェア(RDBMSなどが代表的)
  • ネットワーク機器

インフラエンジニアに必要なスキル

インフラエンジニアは、サーバやネットワークに関する幅広いスキルが必要です。

  • 前提となる「ベーススキル」
  • 持っていると好ましい「+αスキル」

に区別して整理してみます。

インフラエンジニアの「ベーススキル」

  • OS(ほとんどのプロジェクトでは、LinuxまたはWindows)
  • ストレージ
  • データベース(大きくOracle、SQL ServerなどのRDBMSと、KVSなどのnoSQLに分かれる)
  • 仮想化やコンテナ(VMwareやDockerなど)
  • クラウドの使用経験(AWSが多い。他にはMicrosoft AzureやGCPもある)
  • Webサーバやメールサーバ
  • セキュリティ
  • シェルプログラミング(プログラミング言語の経験でも可)

上記のスキルはインフラエンジニアの基本素養として必要なスキルになります。

あると好ましいスキル

上記のベーススキルに加えて、プロジェクトによっては以下のスキルも求められることもあります。

  • 要件定義など、上流工程の経験(外部との折衝経験も含む)
  • プロジェクトマネジメントや、プロジェクトリーダの経験
  • Cisco製品など、ネットワーク機器の設定、保守経験
  • 自動構築に関するスキル(プロビジョニングツールなど)
  • ジョブ構築に関するスキル(JP1など)
  • プログラミング言語に関するスキル(Ruby、Java、C#、.NET、Pythonなど)
  • バージョン管理ツール(GitHub、SVNなど)のスキル
  • 英語のドキュメントを理解できるスキル

上記に示したスキルは、すべてを兼ね備えていないとフリーランスで活躍できないわけではありません。

必要なスキルは案件により大きく異なりますから、あなたの持つスキルにマッチする企業へ応募すれば、採用される可能性は十分あります。

インフラエンジニアが激務・きついと言われる理由

 インフラエンジニアはよくインターネット上で激務だったり、きついと言われたりする仕事です。 

「インフラエンジニアはやめとけ」というワードが上位にあがるほどですから、気になる方も多いでしょう。

その理由には、以下のものがあげられます。

夜勤が作業が発生しがち+納期がシビアな事が多い

多くのプロジェクトにおいて、インフラエンジニアが直接的に関わるフェーズは多くありません。

ただ 構築作業は万が一トラブルが起きた時、ユーザーに迷惑がかからないように夜勤となる場合が多い傾向があります 

また、システム構築の現場ではしばしばトラブルも…。

いかなる状況下であっても インフラが整備されないと他の業務に支障が出たり、そもそもサービスが公開出来ないといった事が発生することから、決められた期間で構築を完了させることは必須である事が多い のです。

そのため、長時間の残業を余儀なくされるケースもあります。

またパッチ適用など、運用中のシステムを止めて行う作業の場合は、時間とのプレッシャーのなかで作業を進めなければなりません。

影響範囲が大きいため、トラブルの対処の緊急性が高い

さらにインフラはシステム基盤とも呼ばれていますから、運用中のトラブルはしばしばシステムに対して大きな影響を及ぼします。

このため夜間や休日であっても、迅速に復旧させることが求められるケースがあるのです。

 このようにインフラエンジニアは、シビアかつ激務という側面があることは確かです。 

しかし、さまざまなシステムと関わることで多くのスキルを獲得できるメリットがあります。

またインフラのスキルは、多くの企業で共通して求められていますから、複数の会社で働けるフリーランスとして働くにはピッタリな職種なのです。

スキル別、インフラエンジニア フリーランスの年収は?

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インフラエンジニアがフリーランスで働く場合、条件として経験年数が含まれるケースはあります。

しかし 覚えていただきたいポイントとして、多くの企業では年数よりも、どのような経験があるかという点を重視 しています。

以下の表はあなたが経験したプロジェクトでの役割に対し、得られる年収の目安を示しています。

募集されている求人を見ると、多くの案件では月収60万~70万円がメインの単価レンジで、年収に換算すると720万~840万円ほどです。

また経験年数が少なくても、何らかの技術に秀でていれば受注することは可能ですし、リーダーやPM経験のあるエンジニアでは1,000万円も狙える職種です。

PM経験がなくても 専門性が高く、+αのスキルを持っていればメンバークラスでも年収800万円超えは可能です。 

単価が変動する要素

あなたがメンバーとしてプロジェクトに携わる場合は、以下の要素によっても年収が変化します。

  • 担当する業務(設計・構築か、運用業務か)
  • スキルレベル(定型的な作業なのか、非定型的な作業も任せられるレベルか)

定型的な業務

ここでいう定型的な作業とは手順書に従ってコマンドを入力するなどの、いわゆるルーティン作業、つまり運用作業です。

 運用とは簡単に言えば、「そのシステムやネットワークを安定稼働させる事」 であり、サーバを起動・停止したり、定期的にデータのログを監視したり、GCPやAWSなど国外のインフラを使っていて不具合が発生した時に、カスタマーサポートに英語で問い合わせするといった業務などを指します。

非定型的な業務

一方で非定型的な作業は 作業手順の作成・検討やトラブル対応、関係者との折衝などマニュアルに依存せず臨機応変な対応が必要な業務 を指します。

これはいわゆる「監視業務」と言われるもので、インフラに出力されたトラブルやエラーを適宜シューティングして解決するのがメインミッションです。

トラブルの対応はルーティンではなくケースバイケースであるため、高い専門性が求められる傾向があります。

それぞれの業務やスキルレベルに応じた年収は、以下の通りです。

上の表で示す通り、定型的な作業だけでなく、非定型的な作業ができるエンジニアならば、前者と比べて60~80万円ほど単価に差が生まれる構造になっています。

未経験の場合、フリーランスで働くことは可能?

もしインフラエンジニアの業務が未経験の場合、フリーランスとして働くことはできるのでしょうか。

これはITエンジニアの経験があるかどうかによって、大きく変わってきますので、それぞれ見てみましょう。

エンジニアとしてのバックグラウンドがあれば可能

結論から言えば、 すでにシステム開発やサービスエンジニアなどの職種を経験している場合は、フリーランスで働ける可能性はあります 

たとえばバックエンド側(RubyやJava、PHPなど)システム開発に携わっていた方のなかには、インフラに関するある程度の知識を持つ方は多いでしょう。

加えてインフラエンジニアでもシェルスクリプトなど、プログラミング能力を求められる場面は多いため、システム開発での経験を生かす事ができます。

またサービスエンジニアの経験者は、手順書に沿ったセットアップなどを経験している方が多いと思いますので、少なくとも定型的な作業は任せられます。

加えてトラブル対応の経験を持つ方なら、非定型的な作業を任せられる可能性もあります。

完全未経験の場合、フリーランスとしての就業は困難

一方でIT業界の未経験者がフリーランスとして働くことは、結論難しいのが現状です。

なぜならフリーランスの採用=企業にとっては即戦力の採用だからです。

定型的な業務であっても、以下の2点は最低限求められます。

  • プロジェクトで使用するOSを使った経験があること
  • プロジェクトで使用する基本的なコマンドを知っていること

もし本当に未経験からインフラエンジニアを目指すのであれば、「Udemy」などのオンライン学習サービスでいくつかコースを受講してから徐々にスキルアップを目指していきましょう。



画像クリックでUdemyのページに遷移します。 

インフラエンジニア フリーランスの将来性・どのようなスキルを獲得すべき?

インフラエンジニアが求められるスキルは、時代にあわせて変化しています。

もしあなたが将来も活躍したいならば、以下のスキルを習得することをおすすめします。

高単価を得るためのスキル
  • クラウドに関するスキル
  • 仮想化やコンテナに関するスキル
  • 自動化や自動構築のスキル
  • 顧客折衝能力や、ベンダーコントロールのスキル

とりわけ月間70万円を超える案件は、クラウドを使った開発経験が必須となる場合が多い傾向があります。

また月額80万円以上の案件はクラウドに加えて、システム開発のスキルも求められ、インフラのスキルだけでは不十分ですので、JavaやRuby、Pythonといったプログラミング言語も、習得しておくと市場価値が高まります。

インフラエンジニア フリーランスの仕事の探し方・狙い目の企業群は?

それではインフラエンジニアが高単価で受注しやすい狙い目の企業群を解説して行きます。

案件が受注しやすいのは前提として基本的に

  • 営業利益の絶対額と利益率が高い産業
  • インフラ投資の経営プライオリティが高い

という2つを満たしている企業群になります。

狙い目⑴ ITインフラが事業のアキレス腱であるソシャゲ会社

皆さんもご存知の通り、ソーシャルゲームの会社でヒット作品を生み出している企業は莫大な利益を上げています。

特にドラゴ●ボールやワンピー●などの超優良IPを使ってゲーム開発を行なっている会社の場合、1年で1タイトルの利益が100億円を超えることも珍しくありません。

そのお金が何に使われているかというと基本はプロダクトの開発費であり、特に大量のユーザーデータを捌き安定稼働するための堅牢かつセキュアなサーバーの構築には巨額の投資が行われています。

そのため、ヒット作品を生み出しているゲーム会社は最も高単価で受注できる企業群の1つ。

タイミングによっては単月単価100万円で受注することも珍しくなかったりします。

狙い目⑵ 決済サービス・アドテク系ベンチャー

ソシャゲと同レベルでインフラの強度が求められるのは決済やアドテクサービスの領域です。

日々膨大なデータ量を取り扱うこの2つの領域はインフラがトラブルになってしまった場合、一瞬にして企業の信頼を失ってしまうリスクがあるため、インフラへの投資予算は一般的なITサービスやメディアとは比較にならないほど高くなります。

特に最近はフィンテックやアドテク周りは資金調達しているベンチャーも多く、そういった企業は投資家から投資してもらった金額の殆どをプロダクト(=インフラ)に投資します。

そのため上記の企業群は内定オファーが獲得しやすく、かつインフラの経営プライオリティが高いことから、高単価で受注できるケースが高い狙い目企業群なのです。

インフラエンジニア フリーランスは常駐が多い?リモートワークはできる?

インフラエンジニアは業務の特性上、客先常駐が多い仕事です。

その理由は実機を操作することが多いという、インフラエンジニアならではの特性があります。

たとえばシステム構築を行う際、機器の配線やOSのセットアップなどは、現地で行うことになります。

また運用・保守の場合でも、現地での作業や機器の状況を確認するといったケースは少なくありません。

このため、必然的に客先常駐の案件が主体となります。

ただ運用フェーズでサービスが安定稼働している案件の場合は、一部リモートワークでもOKな会社もありますので、まずは在宅作業が可能かどうか、面接時に相談してみることをおすすめします。

インフラエンジニアのフリーランスに強い人材エージェントについて

インフラの案件に強いエージェントを活用するメリットとは

「忙しすぎて企業に営業する時間が取れない…」と言う方もいらっしゃるかと思います。

そんな方におすすめしたいのがフリーランス特化の人材エージェントの活用です。

エージェントを活用するメリットは営業の効率化

フリーランスや業務委託に特化した人材エージェントの何がメリットかと言えば、下記3点が挙げられます。

エージェントの活用メリット
  • 何百社という取引先企業の社内事情をリアルタイムで知っているため、希望に即した案件を紹介してもらえる。
  • クライアントとの信頼値があるため、内定や高単価条件を獲得しやすい。
  • 第三者としての仲介ポジションからクライアントに価格交渉してくれる。

このようなメリットがあるため数多くのエンジニアがエージェントを活用しています。

またエージェントには仕事を探すエンジニアが集まるため結果として、フリーランス案件も集まるという好循環スパイラルが生まれています。

  • 「業界はフィンテックがいい」
  • 「インフラはAWSを活用してるベンチャーがいい」
  • 「社内の勉強会などが頻繁に行われてる会社がいい」

などなど。

フリーランスとして働く場合には「業界」や「開発環境」「技術力向上への姿勢」など様々な軸から参画するプロジェクトを選びたいですよね。

そんな場合、いかに多くの案件量の中から選べるか?というのはマッチングの精度を高める上でも重要なポイントです。

数多くのクライアントとのコネクションを持ち、リアルタイムで社内事情、求人特性を把握しているのが人材エージェントの役割ですので、フリーランスSEにとってはぜひ使い倒して欲しいと思います。

それでは早速、オススメのフリーランスエージェントを1社だけ厳選してご紹介しましょう。

Tech Lance

筆者が紹介したいのは、株式会社x gardenが運営する「Tech Lance」。

少人数・クローズドで運営しているエージェントですが、

  • クライアントと直商流の案件がほとんどで、高単価が期待できる
  • 交渉に強く、条件面で改善してもらえることが多い
  • リモートワーク・副業むけの案件に強み
  • 契約が決まったらお祝い金3万円支給

という強みがあります。

 エンジニア側との面談は基本的に取締役クラスの社員が担当し、丁寧かつ迅速なレスポンスでエンジニアをディレクションしてくれるため業務の質が高いのもポイント! 

登録は無料なので、希望条件を伝えて、とりあえず案件を探してもらうという使い方はおすすめです。

まとめ

フリーランスとして働くインフラエンジニアの実態を解説してみましたがいかがでしたでしょうか?

インフラエンジニアとしてフリーランスデビューしたい!そんな読者の皆様にとって新しい学びがあれば幸いです!

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