【Steam VR用】徹底比較~おすすめVRゴーグル3選
PCのVRでVRゲームを遊ぶときによく耳にする、「Steam VR」とは何かご存知でしょうか。
本記事では、Steam VRの概要からSteamVRに適したVRゴーグルの選び方、おすすめのVRゴーグルやSteamVRが動作するパソコンのスペックについても紹介しています。
PCでVRを体験する際抑えておきたい情報は、すべて本記事で伝わるかと思います。
PCでVRを楽しみたい方は是非、読んでみてください。
Contents
Steam VRとは?対応VRヘッドセットの価格・スペックも徹底分析
Steam VRについて
Steam VRという言葉を説明するために、まず『Steam』について説明します。
SteamとはアメリカのValve社が2003年に立ち上げ、運営している大手PCゲーム販売サイトです。その長い歴史から、PCゲーム販売サイトの中で最も取り扱っているゲーム数が多いのが特徴です。
そして、Steam VRとは、特定のVRゴーグルを差す言葉ではなく、Steamで販売されているVRゲームを遊ぶために必要なアプリケーションの名前です。Steam VRという商品名のVRゴーグルはありません。
そして、Steam VRはSteamサイトからダウンロードできます。
Steamと連携して販売しているVRゴーグルのHTC VIVEは勿論、Oculus Riftなど他社製のVRゴーグルでも、Steamで購入したVRゲームはSteam VRを利用して遊ぶことになります。
なぜ、Oculus・HTC VIVEをSteam VRで?
では、なぜSteam VRを通してVRゲームを遊ぶのでしょうか?
それはVRゲーム開発者がSteam VRを通すことで大半のゲームをVRゴーグルで遊べるようにするためです。勿論、VRゴーグル毎に異なるコントローラの差異を吸収してくれます。
例えば、Steamと連携しているHTC VIVEとOculus Riftはコントローラーの形が違います。下記の写真を見てください。
もし、ゲーム開発者がVRゲームを両方のVRゴーグルで遊べるようにしようと思えば、両方のコントローラーに対応するように作らなければなりません。
これは、プレイステーションで発売されたゲームが任天堂のゲーム機では動作しないことと同じです。
しかしSteam VRがコントローラーの差異をアプリケーション側で吸収してくれるため、HTC VIVEに対応していればSteam上のVRゲームが、ほとんどのVRゴーグルで動作します。
これは開発者がゲームを作りやすくなるだけではなく、ユーザー側にとっても対応VRゲームが増えるというメリットがあります。
※VRゲームによってはある程度の不具合が発生する場合があります。
高機能なSteam VRですが、アプリケーションの価格は無料となっています。
VRヘッドセット(ゴーグル)の選び方 / 対応機種3選
では、どのVRゴーグルを選べば良いのでしょうか? ここではSteam VRで利用するVRゴーグルを選ぶ際のポイントを紹介します。
まず、PCに接続して利用するVRゴーグルから選ぶ必要があります。
※スマホを差し込むタイプのVRゴーグルはPCに接続できないので勿論、Steam VRを介してVRゲームを遊ぶ事はできません。
また、スタンドアローン型と呼ばれるVRゴーグルも販売されていますが、これはパソコンやスマートフォンなどの外部機器を必要とせず、VR動画等を視聴できるものでこれも当然Steam VRを利用できません。
PCに接続するPC VRゴーグルの中から選びましょう。
VRゲーム本数No.1 HTC VIVE
HTC VIVEはHTC社とSteamが連携して商品化したPC VRゴーグルです。
HTC VIVEの最大の特徴は、Steamで販売されているVRゲーム、約3000本(2018年7月現在)すべてが完全対応している点です。
完全対応しているならSteam VRは不要では?と思われるかもしれまんが、初期設定の一つとして行う、VRゴーグル本体とVRコントローラーを認識させる作業には必ずSteam VRを使うのです。
また、VRゲームの起動もSteam VRを介してできるため、HTC VIVEにとってteam VRは必須のアプリケーションとなっています。
販売価格が69,390円と高いことがネックですが、Steam VRを利用してVRゲームを遊ぶなら、対応ゲームが最も多いHTC VIVEが最も有力なVR ゴーグルと言えるでしょう。
HTC Viveの詳細を知りたい方はこちら→)【HTC Vive徹底解説】スペックから評判・口コミ、おすすめゲームを解説
対応ゲーム数増加中!HTC Viveのライバル・Oculus Rift
Oculus RiftはOculus社が販売している、世界で初めて商用販売されたPC VRゴーグルです。世界で初めて商用販売されたという歴史から、VRゴーグル業界でも比較的売上シェアを占めています。
Oculus Rift専用のVRゲーム購入先としてOculus StoreというWebサイトがありますが、Steamで販売・購入したVRゲームもSteam VRも利用することで遊ぶ事が可能。
Steamのゲームの中には一部対応していないゲームも存在しており、コントローラーの振動機能が使えない、振動が発生しても弱いといった問題が発生することがありますので注意が必要です。
販売価格は50,000円とHTC VIVEに比べて安いのも魅力的なので、完全対応したVRゲームが多く、販売が安いOculus RiftはHTC VIVEの強力なライバルと言えます。
関連記事)
・Oculus Rift vs HTC VIVE – 買うならどっち?性能を徹底比較
・Oculus Riftの性能や価格、評判や遊び方を徹底解説!
コスパ抜群のPSVR
PSVRは本来、その名前が示すとおりPlayStation 4向けのVRゴーグルで、「TrinusPSVR」という外部ツールを利用することでPC上でVRゲームを遊ぶことができます。
関連記事)PSVRでPCゲーム!Steamのゲームをプレイできる「Trinus PSVR」の設定手順
TrinusPSVRとSteam VRを利用することにより、Steam上のVRゲームが遊べるようになります。この方法の利点は、コストパフォーマンスに優れるという点です。
販売価格は40,000円とHTC VIVEやOculus Riftよりも安く、また日本国内ではPS VRの中古品が2万円代で出回っていることから、PSVRを購入することでPCでVRゲームを楽しむための初期費用を抑えることができます。
関連記事)【PSVR完全解説】ハードの全貌とおすすめソフト15選!
トラブルに見舞われる可能性は高いものの、PCでVRゴーグルを遊びたいが初期費用を抑えたいときの候補として、PSVRは優れた商品です。
【価格・スペック比較一覧】Steam VRにおすすめのVRゴーグル比較表
ここまでおすすめのVRゴーグル3つを紹介しました。どのVRゴーグルも一長一短となっており、購入の決め手にかけるのは間違いありません。少しでも購入の際の手助けになるよう、以下に比較表を用意しました。購入するVRゴーグルを決める際の参考にして下さい。
VRゴーグル | HTC VIVE | Oculus Rift | PSVR |
価格 | 69,390円 | 50,000円 | 40,000円(新品) ※中古は20,000円代 |
長所 | Steam VRと最も相性が良い | 価格がHTC VIVEより安く、 対応ゲームがPSVRより多い |
中古で購入するとコスパ抜群 |
短所 | 価格が69,390円と高い | 対応VRゲームがHTC VIVEより少ない | トラブル発生の可能性が高い |
購入方法 (Amazon) |
【HTC Vive】 | 【Oculus Rift】 | 【PSVR】 |
必要なPCのスペック
この記事の初めに紹介したとおり、Steam VRを利用してVRゲームを遊ぶには高いPCスペックが要求されます。Steam VRで一番使われるであろう、HTC VIVEの要求スペックを以下にまとめました。
項目名 | 要求スペック |
CPU | IntelCore i5-4590/AMD FX 8350と同等以上 |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1060/AMD Radeon RX 480と同等以上。 |
メモリ | 4 GB RAM以上 |
OS | Windows7 SP1/Windows 8.1/Window 10 |
また、合わせて上記スペックを満たしたPCを販売しているかどうかはVRreadyという認証を確認すると良いでしょう。
リンク先を見て頂ければ分かる通り、PCを買い換えるとなるとかなりの値段になります。VRゴーグルも合わせて買うとなると200,000円以上の出費になるでしょう。
元々PCゲームで遊んでいたのであれば、要求スペックを満たしていないパーツのみ買い換えることをおすすめします。
まとめ
この記事の冒頭でも記載したとおり、VRゴーグルは街の中でかなり販売されています。その中からPC上で動作するものを選び、さらにSteam VRに適したものを探すのは難しいです。
しかし自分にあったVRゴーグルを探し、VRゲームを遊ぶことができれば楽しいVRゲームライフが待っています。是非楽しんでくださいね。
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