なぜ多くの会社がARを利用するのか?その理由や最新事例をまとめてご紹介!
2018年も半分を過ぎましたが、AR業界では多くのニュースが発表されており、多くの会社がARを利用したビジネスを始めようとしています。特に今年はARに関して、様々な事例がリリースされています。
そこで今回はARをなぜ多くの会社が利用するのか、また最新事例も併せてご紹介していきたいと思います。
ARに注目する会社はなぜ増えているのか?
ARやVRと呼ばれる技術は2016年頃から本格的にビジネス利用しようとする会社が増えてきましたが、どうして注目されているのかをまずは考えてみたいと思います。
ARのメリット:現実世界に新たな情報を付与出来る
以下の記事に詳細を記述していますが、拡張現実を意味するARは現実世界を対象として、これまでになかった形で新しい情報を付与することが出来る技術です。
身近であり代表的な事例が「Pokemon GO」ですが、当時は爆発的なヒットをしたということもありAR技術をビジネス利用しようと考える会社が増えていきました。
ARプラットフォームが提供された2018年
さらに2018年に多くの会社がARを利用しようと考えるようになった背景として、ARのプラットフォームが提供されるようになったということも大きいと考えられます。
例えば、Googleは2018年2月にARプラットフォーム「ARCore」を正式版としてアップデートいました。詳細は以下の記事が詳しいですが、AndroidにおけるARアプリを多くの開発者が簡単に実装出来るようになったのも2018年のことでした。
関連記事):ARCoreが実現する未来
また最近では「Pokemon GO」を提供していることで有名なNiantic社が7月に入ってARプラットフォームを開放するというリリースを出しました。
これによって多くの会社が今後ARを利用していくだろうと想定されています。
【最新トレンド】海外企業のARの活用
AR開発が盛んな海外では様々な会社が最先端技術を駆使したアイディアを生み出しています。ここでは海外企業におけるARの最新とトレンドをお伝えします。
AR業界を牽引する「WebAR」とは何か?
爆発的なヒットをしたARは「Pokemon GO」だけしかないと言われていますが、ARが市場浸透しない理由として考えられているのが「AR=アプリでの提供」という障壁があるからです。
これを改善する新しい技術として期待されるのが「WebAR」です。
※WebARの詳細はこちら
この技術によって今期待されているのが「AR広告」になります。
AR×広告でアドテクの未来が変わる?
例えばSnapChatはすでにAR広告媒体として機能し始めています。
現実空間に情報を付与出来るということから、将来的にかなりの市場規模になると考えられるのがAR広告というジャンルです。
他にも多くの会社がAR広告を利用し始めており、今後のトレンドになりそうな期待感に溢れています。※AR広告についてもっと知りたい方はこちら↓
国内ARを利用事例
もちろんARをビジネスとして利用する会社は海外だけでなく、日本でも活発にリリースされ始めています。ここではいくつか日本企業における事例をご紹介していきます。
AR×観光で訪日外国人の満足度を高めるテレコムスクエア社
株式会社テレコムスクエアは、ARアプリと機能連動をさせたフリーマガジン「日本放題」を発行しています。
この機能によって、観光スポットまでの方向、距離、所要時間などをスマートフォン上に表示させることが出来るようになっており、地域活性化を促進させるビジネスを展開しています。
AR×インテリアを提供するリビングスタイル社
インテリア×XR領域で有名なのが株式会社リビングスタイルです。Web3D技術を利用してインテリアのレイアウトシミュレーションサービスを提供しており、2018年4月にはニトリにインテリア 3D シミュレーターを提供したことをリリースしています。
実際の部屋やVR空間でインテリアコーディネイトを提供することは、購買行動の促進だけでなくコスト削減や短納期化、事故リスクの軽減など様々な効果が期待されています。
AR×お部屋探しで新しい体験を提供するLIFULL社
2018年5月に業界を賑わせたのが、不動産向けのスマートフォンアプリ「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」において、カメラで映すだけで空き室や売り物件を探せる新機能「かざして検索」という機能が実装されたというニュースです。
この機能によって実際に街を歩いる時に「この辺りに住みたい!」と思った瞬間に直感的な部屋探しが実現出来るようになります。
ARを活用する会社は今後も増加する?
いかがでしょうか。今回は日本と海外両方の会社におけるARの活用事例をご紹介してきました。2018年はARプラットフォームが複数提供されるなど、企業におけるAR技術の活用は今後も増えていきそうです。
今後もARのビジネス利用に注目していきたいと思います!
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