【3分で分かる】AR/VR/MRの違いとは?事例付きで解説


VRやARは主にゲームの世界で一般的に活用されるようになってきました。

ARに関しては意外に古くからある技術であり、ARというものを意識せずに利用しているケースも多々あります。

本記事ではARやVR、さらには最近使われ始めたMRなどの技術の違いを今わかりやすくご説明します。

ARとVRの違いは?

VR(仮想現実)とAR(拡張現実)。似た言葉ではありますが、何となく違うというのはご存知だと思います。具体的に分かり易いケースで説明してみますと

VR(仮想現実):現実空間との接点が無い、映画マトリックスやサマーウォーズのOZ、ソードアートオンラインといった世界観です。

VR

VRというのは、現実と接点の無い架空の空間を作り、そこに飛び込んだような体験ができるものです。

PlayStationVRなどで体験できるものが、その名の通りVRで、擬似的に作り出した「仮想空間」なのです。

一方でARはあくまで現実世界に、情報やCGなどを重ねて表示し「現実の情報を拡張する」ものです。

つまり、ドラゴンボールのスカウターや、ガンダムのコクピットのようなイメージです。

AR

単に映像を映すだけではなく、例えば料理であれば、「この肉は○○産でカロリーが○○ある」といった付加情報を画面に表示させる事が可能です。

↓これはフードメニューをお皿に表示するAR技術です。お客さんからすると、大きさなどがイメージし易いので、非常に選び易いですね。

実はARは軍事目的で開発が進められたものであり、歴史としては非常に古く、発祥は50年前に遡ります。

1968年に開発されたヘッドマウントディスプレイがそれであり、「The Sword of Damocles(ダモクレスの剣)」と呼ばれる装置が開発されました。

インターネットやGPSの技術を開発したことで知られるアメリカ国防高等研究計画局(DARPA)により、戦闘機のヘッドアップディスプレイとして技術投資されてきた過去があるのです。

(↓1968年に開発された初のAR技術)

その後、その技術は民間利用目的でボーイング社が中心となり改良が重ねられました。(あまりうまく行かなかったGoogle Glassは基本的にボーイングの技術と同じものだそうです)

一方でVRはまだ新しい技術ですが、やはりこちらも軍事利用での研究が進んでおり、米軍では戦闘訓練にARを含めたヴァーチャル技術の訓練システムを開発しています。

教育のアプリケーションとしてVR/ARは効果が期待出来るため、産業での利用も進んでおり、ARは作業現場での指示や物流のピッキング業務などに、VRは危険な作業の研修などで利用が始まっています。

↓  Microsoft HoloLens を活用した小柳建設の研修プログラム Holostruction

MRとは?

VR/ARとは別概念として、最近MR(Mixed Reality:複合現実)という言葉が使われ始めました。

MRはARの拡張版とも言えるものです。ARの場合は、現実空間に3D映像などを表示させることができますが、当然ながら3D映像に触れることはできません。

これに対し、ジェスチャーや特殊なグローブなどを使って3D映像を「あたかも本当にそこにあるかのように動かす」事ができるのがMRの一つの方向性となっています。

MR(複合現実)は、文字通り現実世界と仮想世界を融合させることを目的にしており、現在MRを打ち出しているのはマイクロソフトの「HoloLens」やMagic leap社、Leap Motionなどです。Xboxなどに搭載されたKinectもMR技術のためのものだと言えます。

※関連記事)
【MRヘッドセット比較】選び方・おすすめ人気機種3選を解説!

(↓空間に浮かぶ3Dオブジェクトに触れて動かせるMRイメージ動画)

(上記の動画を上げたLeap motionについてはこちらの「Leap Motionの仕組み、技術解説の記事」が詳しいです)

業務利用では、3Dデータを実物大で現実世界にオーバーレイさせて、試作品や建物を作る前に3Dデータで事前確認を低コストに行える技術としてARやMRが実際に利用され始めています。

AppleのARKitGoogleのAR Coreなど、ITの巨人達がARに力を入れ始めたことで、2018年以降この分野は一気に広がると思われます。

ARやMRについては、現在はスマートフォンやゴーグルが必要ですが、最終的にはホログラムに置き換わっていくのは必然的な未来でしょう。

※参考記事 ) 90%の人が間違えてる!「ホログラム」・「ホログラフィ」ってどんな技術?

まさにスター・ウォーズの世界ですね。

まとめ(今後のVR,AR,MRの展開)

AppleがARKit2、GoogleがARCoreをリリースしたことで、同じAR空間に複数の人間が同時にアクセスし、共同作業ができるようになりました。

ITの真価としては、時間/空間/言語の壁を超えられることですが、AR技術やVR技術の進歩により例えばビデオ会議は仮想空間上の同じ会議室で同時翻訳の力を借りて、より深くわかりあえるための技術になっていくでしょう。

SFや超能力の世界であったこれらの出来事が、IT技術の発展により実現しようとしています。

2018年はARが本格普及し、VR元年とも言える年になるのではないでしょうか。

最後にマイクロソフトのHololensが提供するMRの先駆けとも言えるゲームやアプリケーションの記事をご紹介したいと思います。

【MRの応用事例まとめ】HoloLens用おすすめゲーム・アプリ7選


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XR-Hub 編集部