【OC6まとめ】Horizon/LiveMapsなど会場が湧いたポイントを解説!


 

本日は9月25日〜26日に開催されたFacebook主催のAR/VRカンファデレンス、「Oculus Connect 6」の速報をお届け!

VRを世界に普及させることをミッションに掲げるOculus社が、1年に1回様々な発表を行うの『Oculus Connect』。今年で6回目を迎えます。

今回、OC6で現地が湧いたパートは一体どこなのか!

ユーザーにとってどんなメリットが増えたのかを各項目でお伝えします。

最新情報のキャッチアップにぜひご一読ください!

Oculus Questの新機能からサポート内容まで!新情報の「4つの要点」

 6回目となる今回のハイライトは、「Oculus Quest」の機能が大幅にアップグレードされたことでしょう。 

具体的には、

  • Oculus QuestでPCとの接続を可能にした新機能「Oculus Link」
  • コントローラーのいらないハンドトラッキング機能
  • ボタン一つで周囲を見渡せる「パススルー+」
  • Oculus GO・GearVR用のアプリの対応、過去コンテンツの新デバイスでのサポート体制

などが発表されました。では、1つずつ詳しく解説していきます。

※Oculus社のハードデバイス解説記事:

Oculus Quest / Oculus GoOculus Rift S /  Gear VR

1. 新機能『Oculus Link』でQuestでも高画質を実現

今まで「VRデバイスはPCと接続すべきか独立すべきか」という葛藤がありましたが、 今回の『Oculus Link』という新機能では、既存のQuestRift SのVRソフトをプレイ可能にしています。 

接続方法としては、Questが備えているUSB Type-Cポートを利用し、USBケーブルでゲーミングPCへと接続します。

Rift SとQuestでは、大きく画質のクオリティの違いなどがありますが、Facebook CEOのザッカーバーグ氏はこの新機能について下記のように語っています。

「イノベーティブなソフトウェアの新技術で埋め合わせることに成功した。Questの購入時にはUSB 2.0ケーブルが付属していたが,(Oculus Linkで)必要になるのは,USB 3仕様のケーブルで,サードパーティ製品を使ってもよいし,Oculusが自社開発中である長さ5mのUSBケーブルを購入してもいい」

とのことです。

専用のOculus Link Cableも後日発表されるようですが、USB Type-Cを使用することで高画質なグラフィックスの出力に必要な電力もQuestに伝送できるとのこと。

QuestがPCに接続可能となると他の製品の性能をすべてカバーしてしまうので、おそらく今後はQuestに全てを統一するという意図が見えます。

11月にベータ版がリリースされるのでユーザーの反応に期待が集まります。

2. コントローラーを必要としないハンドトラッキング機能を搭載

 大きな新機能2つ目は、コントローラを持たずに、VRを体験できるようになることです。 

ここで注目する点は、手の動きに反応するセンサーが腕や肩、手首にあるわけではなく、 端末前方の光学カメラのみでハンドトラッキングをしている点です。 

「ハンドトラッキングだとタイムラグやフリーズが起こってまともにゲームなんてできないのでは?」

と思う方もいるかと思いますが、処理の重いハンドトラッキングも追加の深度カメラやセンサー、プロセッサ無しで実現

スタンドアローンというOculus Questの強みは守られています。

認識範囲はコントローラに劣りますが、VR専用デバイスでの操作を必要としなくなるのでVRに馴染みない方でも自然にVRを楽しむことができます。

こちらの機能はVRを「ハードルが高い」と諦めていた潜在ユーザー層を新たに開拓できる可能性が期待されており、2020年初頭にローンチ予定です。

3. Oculus Rift S の「パススルー+」機能追加で周囲の認識を簡単に

 Oculus RIft Sに実装されていた「パススルー+」が、Questでも使えるようになりました。 

「パススルー+」とは、プレイエリアの境界線に達したときに自動でステレオスコピックなカメラビューに切り替えて、周囲を確認できる機能のことです。

もともとQuestには、カメラ越しに周囲の環境を見ることができる「パススルー」機能が搭載されていました。

主に安全のため、プレイエリアを設定するための機能で実用的ではありませんでしたが、今回Facebookは、このパススルー機能を強化しRift Sにも搭載されている「パススルー+」にアップデートすることを発表しました。

カメラの配置から来る歪みが、画像処理によってソフトウェア側で補正されるようです。

Fig. もうピザを盗み食いされる心配は要らない。

これにより、プレイ中にOculusボタンを2回押すことで周囲の環境とVRを切り替えることも可能になり、ゴーグルを外すことなく、ボタン1つですぐに周囲を見渡すことができます。

4. Oculus Go・Gear VR用アプリをQuestへ移行可能に

 GoやGear VR向けコンテンツもOculus Questで楽しめるようになりました。  

「GoではVR動画しか見ない」というユーザーなら感じないかもしれないのですが、VRアプリに関してはGoではどうしてもパワー不足に悩むユーザーも少なくないです。

この課題から、9月30日以降にGo向けVRアプリの中でも人気の50タイトルほどがQuestにも対応していく予定という発表がありました。

Go・Gear VRでこれらの有料版を購入していた場合、今年中に限ってQuestバージョンに無料でアップグレードできるようです。Goを買ったばかりのユーザーにとっては、ちょっと気になる部分かもしれないですね。

現在利用できるアプリは、こちらにリストアップされています。

 ※GOなどのコンテンツに限らず、現在配信されているコンテンツはこれから登場する新しい端末でもサポートされ続けるようです。 

ARメガネと世界の3Dマップ「LiveMaps」の構築を発表

 VR/AR担当のアンドリュー・ボスワース氏が「ARメガネ」を開発中だと発表しました。 

このARメガネを実用化するために世界を3Dマップ化するプロジェクト「LiveMaps」立ち上げを宣言

「LiveMaps」はユーザーがスマートフォンなどで撮影した画像をクラウドソースとして利用し、マッピング技術やマシンビジョンを使って世界中を3Dマップ化する計画です。

物質であれば「現在位置」「外観・地形」「本質的な機能」、生物であれば「平均寿命」「平均体高」「平均体重」など多岐にわたるものが自動的に表示される世界が実現されるとのこと。

娯楽はもちろん、ビジネスにも活用の幅は広がっていくと思われます。

▼詳しくは下記の動画をご覧ください

上記の動画をご覧いただけるとわかると思いますが、「LiveMaps」が完成しARメガネをかけると、3Dデータを基に現実世界と全く同じ風景が目の前に再現され、そこにさまざまな情報が表示されるようになる、という仕組みになります。

また、クラウドサイドでデータ処理を行うので、メガネへの負荷削減が可能に。これによりグラス単体で動くAR体験が実現するものと想定されます。

これまでのARは現実世界に何かを表示するというものでしたが このプロジェクトは現実世界をそっくりな3D映像に置き換える、まさにミラーワールド的な取り組みです。 

ゆくゆくは遠く離れたユーザーをホログラムで表示させてコミュニケーションツールとして活用したり、住んでいる場所に関係なくやりたい仕事に関わることに繋がるなど、労働支援といった側面での活用も目指しているそうです

新作ゲームが続々登場!先行予約も始まり期待感が高まる

今回のゲーム関連のビッグニュースは、Oculusが「個の本質を見つける」を企業理念として掲げるRespawnとの提携発表から2年にして「Medal of Honor: Above and Beyond」のリリース(2020年 / Rift向け)が発表されたことです。

簡単にリリース背景とコンセプトをご紹介します。

この「Medal of Honor: Above and Beyond」制作のために、Respawnのチームは、VRの創造的可能性を最大限に高め、「信じられないような何か」を構築したいという思いのもと取り組んでいます。

スターウォーズの続編をはじめ、期待が高まる新作ゲームが多数

また、昨年に続いて没入感の高さとスターウォーズの世界感が人気の「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」からエピソード2のリリースや、アドベンチャーアクションの新タイトル「Asgard’s Wrath」(10月11日)、広大な景色を探検する「Stormland」(11月15日)などのリリース日も続々と決まり、既に先行予約が始まっています。

VRリズムゲームとして人気の高い「Beat Saber」には新ダウンロードコンテンツ「Panic! At The Disco Music Pack」が追加され、360度モードが12月にリリース予定であることも発表されました。

360度モードとは、レーンが次々と切り替わりブロックがプレイヤーの周囲360度すべての方向から飛来するモードです。プレイヤーのカバーする範囲が増加するので難易度の高い腕試しモードになるでしょう。

VR版ソーシャルプラットフォーム『Facebook horizon』を発表

まさにVR版Facebookと言えるSNS「Facebook horizon」が発表されました。まずは下記の動画をご覧ください。

既にVRは友人との付き合い、ゲーム、映画鑑賞に活用できる域にまで達しています。

 そんな中、今回発表されたVR版SNS『Facebook Horizo​​n』の体験は、人々が新しい場所を探索したり、ゲームをプレイしたり、コミュニティを構築したり、独自の新しい体験を作成したと、ユーザーの様々な相互接続を可能にするサービスです。 

ゲーム内容としては、まず自分の個性を表現できるアバターをデザインし、そこから「テレポッド」が人々を公共空間に連れ出します。

最初はFacebookで構築された体験のみのプレイになりますが、その後ユーザーの創造性を解き放つような、オリジナルの新しい世界とアクティビティが構築されるとのこと

誰でも楽しめるように、専門的な知識は必要とせず、『Horizon』がユーザーの意図をくみ取って世界を構築する手伝いをしてくれます。

人々に興味や刺激を与えるあらゆる種類のものは『Facebook Horizo​​n』で見つけ、共有することがでるため、 まさに仮想空間内でのセカンドライフが実現するのではないでしょうか。 

ちなみに現在リリースされている「Facebook Spaces」と「Oculus Rooms」が今年12月にサービスを終了し、2020年にこちらのHorizonがローンチされるようです。

2020年初頭にRift向けのベータ版公開が予定されており、今後新しいSNSとして世間にどう広まるのか注目が集まります。

まとめ:VRデバイスの統一化とVRを活用したコミュニケーションに注目

VR業界最大級のイベント『Oculus Connect6』の内容をお届けしました。

「Oculus Quest」に馴染みが深い方は『Oculus Link』ハンドトラッキングなど機能の大幅にアップグレートについてVRデバイスの新展開を知ることができたのではないでしょうか。

FacebookがかねてよりARグラスの開発をしており、その実用化に向けて世界を3Dマップ化するプロジェクト『LiveMaps』を立ち上げたことも発表しました。

様々な面で支援が見込めるARグラスにはたくさんの期待の声が上がっています。

また、新発表されたVR版SNSの『Facebook Horizon』ではVRの新たなコミュニケーションの可能性が提示されました。

これからもOculus率いるFacebookの動きから目が離せません。

以上、Oculus Connect6のまとめをお送りさせていただきました。


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