PSVRは買い?!機能や価格を他のVRゴーグルと徹底比較!
VR業界における3大ヘッドマウントディプレイ「PS VR」「Oculusシリーズ」「HTC Vive」
世界には様々なヘッドマウントディスプレイ(HMD)が販売されていますが、それらと比べてPS VRは”買い”なのでしょうか?
本記事では他社のHMDと機能や価格と徹底比較していきます!
PSVRの性能、他のHMDとの違い
PS VRの解像度、リフレッシュレートについて
PlayStation VR(以下PS VR)はソニーが開発・販売するヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)で、PS4と接続して利用します。
眼の前に360度広がるゲームの世界に、まるで自分が入り込んだかのような感覚と、VRならではの臨場感あふれるゲーム体験を楽しむことができます。
PS VRの画質は両目でHD相当(1920✕1080)の解像度となっています。
これはOculus RiftやHTC viveといった競合ハイエンドHMDと比べると若干劣る数字ですが、実際にPS VRと他社HMDを装着して比較してみると、PS VRの方が少し輪郭のギザギザ感や細かい文字のボケ具合が気になるという程度で、ゲームや動画を楽しむかぎりにおいてはあまり差は感じられません。
HTC VIVE | HTC Vive Pro | Oculus Rift | PlayStation VR | |
解像度 | 2160×1200 | 2880×1600 | 2160×1200 | 1920×1080 |
視野角 | 約110度 | 約110度 | 約110度 | 約100度 |
一方、ゲームや動画をいかになめらかに表示できるか、という点を表す数値をリフレッシュシート(単位はHz)といい、PS VRは120Hzで他HMDよりも優れています。
VRでゲームを楽しむ場合、解像度よりもこのリフレッシュレートが重要で、この数値が高ければ高いほど現実世界に近い感覚を味わうことができ、没入感もより高まります。
VRで問題となる3D酔いもリフレッシュレートが高いほうが感じにくくなりますので、PS VRはゲームを楽しむ上で一歩抜きん出ていると言えるでしょう。
コントローラーの性能
VR空間内でよりその世界に浸れるかどうかを左右するのがコントローラー。
いくら画面がリアルでも、仮想現実との橋渡しとなるコントローラー性能が貧弱では興ざめです。
その点、PS VRはPS4のコントローラーが標準で使用できるため、操作性は全く問題ありません。
また、別売りの「PlayStation Move モーションコントローラー」を利用すれば、剣を振るったり銃を打ったりするなどの操作をより体感的に行うことが可能です。
またVRハードでは唯一、シューティングに特化したコントローラーも販売しているのは嬉しいですね!
関連記事)必見!PS VRのシューティングコントローラーの性能
気になる価格は?
PS VRの価格は2018年3月29日に大幅に値下げされ、定価¥34,800となりました。
Oculus Riftの国内価格が¥50,000(送料・税込み)、HTC viveが7万円前後ですから、この点でのPS VRの優位性は際立っています。
さらに値下げと同時にPS VRはマイナーチェンジが施され、よりユーザビリティな製品となりました。
ヘッドセット機構の一部見直し、ケーブル接続がよりシンプルになったため、ユーザーにとってさらに便利に利用できるようになったのです。
PSVRの機能①:シネマティックモード
PS VRには「シネマティックモード」という機能が搭載されており、これを利用することによってVRや3D以外の映像コンテンツも楽しむことができます。
シネマティックモードとは、HMD内に映し出される仮想スクリーンで映像を楽しめる機能のことで、約2.5m先の空間に163インチ~226インチ相当の巨大スクリーンで映像を楽しむことができます。
映し出すことのできる映像はPS4で再生可能な全ての動画。
つまりDVDやブルーレイの映画だけではなく、YoutubeやHulu、AmazonビデオにNETFLIXなどの動画コンテンツも視聴可能です。
このシネマティクモードを利用すれば、大画面で迫力あるゲームをプレイ可能。これまで以上の迫力や、新しい発見も得られますよ!
まるで自宅に映画館を持ち込んだかのような体験を味わえるシネマティックモード。
PSVRの機能②シアタールーム VR
一人で大画面のスクリーンを独占するかのような疑似体験が可能なPSVRの機能「シアタールーム VR」モード。
VR空間の中では大きなスクリーンの前のソファに一人で腰掛け、ゆったりと大画面で映画や動画を鑑賞することが可能です。
シネマティックモードと異なる点としては
- シネマティックモード:映画館の中で鑑賞/大画面スクリーンが目の前に出現するのみ
- シアタールーム VR:大画面・ソファのあるオリジナル空間/周囲まで再現
になります。
「シアタールーム VR」の詳細や使い方、シアタールームで満喫できるおすすめコンテンツ(映画・アニメ・オーケストラ等)について、下記記事でまとめましたので是非ご覧ください。
→PSVR【シアタールームVR】 3つの利用メリットと使用レビュー!
メガネを付けても遊べるの?
PSVRの公式FAQによると、基本的にメガネをかけた状態でも遊べるという見解が述べられていました。
PSVRは約2-3m先に焦点が合うように設計されているため、約2-3m先の物が正しく見えるように調整されたメガネであれば問題なくゲームを遊べるようです。
※関連記事)PSVRハード情報(価格/機能/付属品/各種設定)・おすすめソフト情報総解説記事はこちら!
→【PSVR完全解説】ハード(価格・スペック)の全貌&おすすめソフト15選!
PS VRで楽しめる最高のソフト
VR体験を楽しむにはハードはもちろんですが、それ以上に重要なのがコンテンツ。
いくら優れたハードがあっても、ソフトが無ければ宝の持ち腐れになってしまいますよね。
その点、PS VRはPS4という最先端ゲーム機を利用するHMDですから、VRをとことんまで楽しめるゲームソフトが揃っています。その中でも特におすすめのソフトをご紹介しましょう。
ホラーゲームの金字塔 – バイオハザード7
ホラーゲームの金字塔、バイオハザード。PS VRではその最新作である「バイオハザード7」がプレイ可能です!
しかしただ単に最新作というだけではありません。VRで操るホラーゲームは、これまでの映画やゲームをはるかに上回る恐怖が存在します。
とにかく体験版でもいいので一度試してみください、あまりもの恐怖に途中で脱落するプレイヤーも続出…。
旧作を難なくクリアしてきた人でも耐えきれない、真の恐怖が待ち構えています。
(初バイオ初VRの女子が「バイオハザード7」で大ピンチ!)
走る男のロマン – グランツーリスモ VR
PSを代表するゲームの一つがこのグランツーリスモ・シリーズ。
ただでさえ美しい映像がウリのゲームですが、それがVR対応になったら…。想像しただけでワクワクします
よね!「グランツーリスモSPORT」はそんなユーザーの期待を裏切りません!
VRでプレイするグランツーリスモは、本当に車内にいるかのような感覚と、実車を操縦する感覚を味わえます。
360度広がる視界のおかげで、よりリアルなドライビングを楽しめますし、グランツーリスモのコンセプトである『カーライフ・シミュレーター』はPS VRによって真に実現したと言っても過言ではありません。
「グランツーリスモSPORT」をPlaystation VRでプレイしてみた
不朽の名作 – Star Wars Battle Front X-WING VR MISSIOM
言わずとしれたスターウォーズをVRで楽しめる!それが「Star Wars Battle Front X-WING VR MISSIOM」です。
憧れのX-wingに搭乗して戦うなんてファンからすれば感涙もの!
ゲームショウで初めてこのゲームが公開された時、実際にこのゲームを体験した外人さんがスタートするなり「オー・マイ・ゴッド…」とつぶやいたのが忘れられません。VRならではの360度広がる世界がまさに宇宙を感じさせます。
X-wing VR Mission Trailer
ここで取り上げたのはPS VRで楽しめるゲームのほんの一例にすぎません。
「PSVR対応ソフトはまだ少ない」という声もありますが、VR専用・対応ゲームはこれからますます登場していくはず!
ぜひPS VRでこれまでにないゲーム体験を楽しんでくださいね。
またPSVRでみれるおすすめのYoutube動画もこちらで紹介しておりますのでぜひチェックしてみてください^^
関連記事)PSVRで見れるおすすめYoutube”360度動画”
結論:PSVRはどんな人におすすめ?
PS VRの性能や特徴について見てきましたが、ではそんなPV VRはどんな人におすすめできるのでしょうか?
特におすすめしたい属性を2つほど上げさせて頂きます。
今現在PS4を持っているユーザー
これは言わずもがな!すでにPS4を持っている人は予算が許せば、ぜひPS VRの購入を検討して欲しいですね!
他社のハイエンドHMDはPCにつなげて利用しますが、そのPCもかなりのスペックが要求されるため、かなり高価になってしまいます。
その点、PS4ユーザーであれば、(それらに比べると)わずかな投資でVR体験を得られます。
最近はOculus GoやMirage Soloなどの、PCいらずで手軽に楽しめるスタンドアローン型と呼ばれるHMDも発売されていますが、スタンドアローン型はまだ発展途上であり、解像度やリフレッシュレートも高くありません。
VR映像コンテンツ視聴がメインでゲームなどを楽しむには不向きです。
そういった点を考えると、PS4ユーザーであれば¥34,980で世界最先端のVR体験を得られるPS VRはやはりお買い得と言えるでしょう。
時間に余裕があり、VRゲームや映像コンテンツをじっくり楽しみたい人
PS VRは迫力あるVR体験が可能ですが、スキマ時間にちょっと楽しめるプラットフォームというわけではありません。PS4を起動し、VRを装着するという流れがありますので、仕事や生活が忙しくて趣味のための時間がなかなか取れない、という人にはあまり向きません。
代わりに、映画や音楽、ゲームが好きで、そうした趣味のためにある程度のまとまった時間が確保できる、という人であれば間違いなくPS VRはより人生を豊かにしてくれるはず!
PS4とPS VRをまとめて購入しようとすると、6万円以上の出費が必要ですが、その値段以上の価値はあると断言できます。ぜひこの機会にVRの世界を体験してみませんか?
PSVRの評判、感想、レビュー
実際にPS VRを利用している人はどんな感想を抱いているのでしょうか?
実際にPS VRを購入した人たちの感想はこちら。
自分が主人公になったみたいで、ホラーが本当に怖い…!という声や
映画館の3D体験を軽く超えるという叫びをあげるユーザーさんや
革命的な面白さ!と断言する肩まで…。
やはり実際に体験すると、PS VRの持つポテンシャルの高さ、圧倒的なまでの没入感にハマってしまうようですね。
全国各地のソニーストアや、家電量販店などでもPS VRを実際に試せる体験会を開催していますので、ぜひ一度PS VRで遊んでみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?PS VRのスペックや性能、価格などを他社HMDと比較してみました。
PS VRは本当に”買い”なのか?
最終的に決断するのが読者本人であることに間違いはありませんが、筆者は声を大にして言いたいと思います。
「PS VR、絶対に買いですよ!!」
ぜひ、皆さんもPS VRで新しい世界を体験してみてくださいね。
「VRゴーグルの選び方がそもそも分からないから、VRの基礎知識や選び方を知りたい」
という方はこちらもぜひ→)VRゴーグルの仕組みや解像度、VRゴーグルの選び方を解説!
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