キズナアイのNHK出演をめぐる経緯や動画、炎上まとめ
人気Vtuber「キズナアイ」がNHKの特設コンテンツ「まるわかりノーベル賞2018」内に登場しました。
ファンとしては大変嬉しい企画ですが、これをめぐって批判意見も出てしまい擁護派との間で一時は炎上にもなりかねない激論に発展。
「一体NHKの番組を巡って何があったのか?」そんな疑問を持つ方々向けに今回はそんなキズナアイNHK出演騒動についてまとめていきます。
キズナアイがNHKに出演!その番組の内容とは?
大人気Vtuber「キズナアイ」がNHKの特設サイトに登場して話題になっています。
キズナアイが登場したのは、NHKの特設コンテンツ「まるわかりノーベル賞2018」内の『「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり講座』コーナー。
ノーベル医学・生理学賞の発表が、明日10月1日に行われます。注目の日本人の研究者は?バーチャルYouTuberの キズナアイ さんが、注目の研究テーマ、「免疫」について、まるわかり授業を受けました。https://t.co/W0nhPz2Wd2 pic.twitter.com/JMwkyAtFYN
— NHKニュース (@nhk_news) September 30, 2018
こちらはノーベル賞に関係する技術について、モニター内のキズナアイがホスト役として専門家に話を聞くというコンテンツとなっており、現在「医学・生理学賞」「物理学賞」「化学賞」をテーマに3種類の授業を受けることができます。
国民的Vtuberであり、人気のあるキズナアイは子供からの支持率も高く、ノーベル賞を受賞した革新的な技術の解説担当としては、まさにうってつけの存在です。
番組の見所はキズナアイと先生たちの掛け合い
ファンとしては、キズナアイと専門家の先生方のやりとりを見てるだけで十分面白いコンテンツですし、先生役の専門家が「なぜノーベル賞をとったのか?」「何がすごいのか?」という部分を噛み砕いて説明してくれるため、世の中で起きている事を知れる良い機会にもなります。
専門的な知識の解説なので、多少内容が難しく感じる事もありますが、キズナアイが適度なタイミングで相槌や質問を入れてくれるので、大変理解のしやすい良質なコンテンツとなっています。
(見た目はちょっとシュールな対談になっています)
キズナアイの天然コメントも見所の1つ
キズナアイといえば少し抜けたキャラクター設定で、時に辛辣な言葉を吐く破天荒なキャラクターでも人気ですが、さすがにノーベル賞を真面目に紹介する本コンテンツでは大人な対応で仕事をこなしている印象です。(さすが親分と言いますか、Vtuberの中でも突き抜けた対応力の高さを感じさせます)
たまにボケネタは入れてきたり、天然発言を口走ってしまうのですが、そしてそれが逆に可愛いく、微笑ましい印象を受けたりするのも本番組の見所の1つ。
少なくとも『「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり講座』はこれまで、ノーベル賞に興味がなかった人が興味を持つきっかけにはなったと思います。
キズナアイのNHK出演をめぐって激論!あわや炎上の事態に?
そんな『「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり講座』ですが、3Dの美少女キャラクターがNHKの公式コンテンツに登場する事に対して疑問を呈する声も上がっていたようです。
発端は弁護士の太田啓子氏がTwitterで「性的に強調した描写されアイキャッチの具にされるがよりによってNHKのサイトでやめて」などと発言した事です。
NHKノーベル賞解説サイトでこのイラストを使う感覚を疑う。女性の体はしばしばこの社会では性的に強調した描写されアイキャッチの具にされるがよりによってNHKのサイトでやめて。このサイトで女性受賞者は少ないの?とか書いてるけどこれじゃ理由わかんないんだろう https://t.co/BlRyawbXaf pic.twitter.com/JwekrmMJHT
— 弁護士 太田啓子 (@katepanda2) 2018年10月2日
このコメントを紹介する形で批判的意見に賛同するコメントが出され、さらに、それに反論してキズナアイ起用を擁護、表現の自由する声も多数出る事となり、一時あわや炎上騒動に発展しかねない雰囲気となりました。
ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中(千田有紀) – Y!ニュース https://t.co/TYoaiLBXay NHKも女性蔑視の萌えキャラにお墨付き。萌えキャラを巡る騒動は何度も繰り返され、いい加減辟易とするが、やはりしつこく批判していかなければならない。太田弁護士は立派だ。
— 佐藤 圭 (@tokyo_satokei) 2018年10月3日
批判派の意見のポイントは大まかに
- キズナアイはおバカキャラで相槌が多く、専門的な解説をするこの企画に起用した意味がわからない
- キズナアイは性的なビジュアルをしていて女性蔑視であり、NHKがこれを起用する事は許せない
という2つでした。
この件に抗議している人たちの主張は「そもそも女性の受賞者が少ないノーベル賞の解説に、おバカなキャラで相槌ばかりうち、性的な象徴とも言える萌えキャラ「キズナアイ」を起用する事は女性蔑視に他ならない」との事になります。
そして、これに対する反論もツイッターでは多く寄せらました。
ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか?ネットで炎上中(千田有紀) – Y!ニュース https://t.co/6nXhrM8T8A
これ何でダメなの?なぜ女の子が可愛い服を着て可愛く振る舞うことが性的ってことになるの?女の子の身体は隠さなきゃならない穢らわしいものなの?
— ❄春名風花❄ (@harukazechan) 2018年10月3日
ラノベの表紙を叩いてたような人たちが今度はNHKに出たキズナアイに文句つけだした。やっぱりこういうひとたちは二次元キャラをジェノサイドするまで止まる気はないので譲ってはいけないとわかるよなあ
— みずきひとし@C95日曜東ユ53a (@hmizuki) 2018年10月3日
キズナアイ(公式)の絵がNHKホームページのノーベル賞コーナーに使われる↓
頭おかしい連中が性的だと批判🔥↓
キズナアイ公式配布モデルでキズナアイに自我が芽生えて女の体は女のものといった趣旨の動画を公開したやつが現れた↓
キズナアイのモデルは特定の思想や宗教関連には使っては行けない🔥— ミミッキュ:復活 (@mikkyu_revival) 2018年10月23日
- キズナアイは全発言の中で半分以上、相槌以外のコメントをしていて、しっかりとホスト役をこなしている。
- キズナアイのビジュアルは別に性的だとは思わないし、3Dの萌えキャラだからダメだと言うのならば女性蔑視を批判しながら、オタク蔑視を行なっているとしか思えない
- これによって誰かが傷つくとは普通思えないし、であるならばそれを批判する事はそもそも表現の自由を侵害している
というのが弁護派の主張でした。
これを見て、「ただ単に世代間のギャップ」「そんな思想的な話ではなくNHKの脚本がつまらないのが原因」といった冷静な意見も出ています。
こういった激論が一時展開されましたが、現在はもう沈静化して特段大きな炎上騒動には発展しませんでした。
冷静に見てみれば特段問題にするような内容ではなかった為でしょう。
今更だけどキズナアイがノーベル賞ので炎上したののウェブを見た
女性差別との事だけど、客観的に、あれって単純に脚本が悪い
あの脚本でああいった内容薄い返しをするように指示されてるのなら誰がやろうがって感じ
キズナアイのおバカキャラを全く活かせてないだけかなと— ぱんだ (@papapapannd) 2018年11月23日
まとめ
今回は、キズナアイがNHKの公式コンテンツ「まるわかりノーベル賞2018」内の『「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり講座』コーナーに出演していると言う話題から、それが批判意見が出され、さらにそれに対する反論が起こり、あわや炎上騒動にといった内容をまとめました。
なんだか大問題のようになりかけましたが、正直にいってキズナアイやVtuberに興味がある人にとってはこの件は、ついにVtuberもNHKコンテンツのホスト役に起用されるようになった歴史的瞬間であるというのが素直な受け取り方かと思います。
最後に個人的な意見を言わせてもらえば、単純にキズナアイとノーベル賞の授業を受けられるのは楽しいし、真面目に仕事をこなすキズナアイにも微笑ましい気持ちになります。
また、型にはまらずに色々と挑戦していくNHKにも好感が持てますよね。
今後もキズナアイには色々な事に挑戦して欲しいと思いますし、それをファンとしてしっかり応援していきましょう!
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