【徹底レビュー】Airtoneの魅力や遊び方、評判/口コミを解説!


2017年のリリースから現在まで継続大ヒット中のVRリズムゲーム「Airtone」の待望のPSVR版が2018年11月29日についにリリース。

それに合わせてPC版の無料アップデートも決定、新曲5曲が追加されるとの事でさらなる盛り上がりを見せています。

これを機に今回はAirtoneについて書いていきます。

Airtoneの魅力と大ヒットの背景


「Airtone/エアトーン」はAMG GAMESより配信される新感覚エアーリズムアクションゲームです。

従来の音ゲーのノウハウを活かしつつVR空間ならではの深い没入感を伴う爽快なプレイ感を実現しています。

Oculus StoreとSteamで2017年6月8日リリースされると、その月のSteamでの国内VRランキング首位を獲得するなど即人気タイトルの仲間入りを果たしています。

その魅力と大ヒットの理由について「ゲームシステムの魅力」と「世界観の魅力」という2つの視点から解説していきます。

Airtoneのゲームシステム面の革新性

まずはゲームのシステム的な面での魅力に着目していきましょう。

最大の魅力はやはりVR空間で爽快なリズムゲーム体験を「体感」できる事でしょう。

体を動かす動作もふんだんに盛り込まれており、数曲プレイすると汗が出るほどの運動になります。

これに加えてプレイヤー自身が空を飛んでいるという設定のため、浮遊感と疾走感も合わさって、単純なVR体験という面だけでもかなり気持ち良い体験設計になっています。

あえて判定ラインを視界の外に設計

また「音ゲー」としての快感の部分でもかなり計算されて作り込まれています。

まず従来の音ゲーではノーツが流れてくる方向に判定ラインが設けられている形式が多いと思います。

その判定ラインとノーツが重なったタイミングで何らかのアクションを起こす事によって楽曲とシンクロでき、そのグルーヴ感がプレイの快感に繋がります。

しかしAirtoneではあえてその判定ラインを視界外に設定しています。

Airtoneのチュートリアル動画

見えない分判定は緩く設定されていますが、判定ラインが仮に見えなくても、何度かプレイすると感覚によってベストなタイミングは掴めてきます。

そうなるとむしろ判定ラインが見え無い方が音楽の中に没入できるという訳です。

判定ラインを手前に配置してしまうと、そこにプレイヤーの視点が固定されてしまい、VRならではの奥行きのある世界を疾走するという爽快感が活かせません。

より感覚的にプレイできるデザインにした事で、爽快なVR体験を実現する事に成功しています。

また、UIも丁寧に作られていて、VRでありがちないつの間にか体の位置がズレているという部分まで計算され細かく調整されています。

レーンに触れると光るといった演出が施されており、自分がその空間を実際に飛んでいるという没入感と共に音楽の中を飛ぶ疾走感を見事に表現しています。

Airtoneは音ゲーに本来求められる面白さに加えて、VRならではの気持ち良さに着目したゲームデザインとなっており、王道をしっかり押さえつつ、新しいチャレンジや工夫が随所に散りばめられているゲームのです。

Airtoneの世界観やストーリー面の魅力

続いて、ゲームの世界観などのデザインやストーリー面での魅力です。

「Airtone」の舞台となるのはとある惑星。

プレイヤーはメインキャラクターである「ネオン」という美少女キャラクターの相棒としてロボットを遠隔操作しリズムパートをプレイします。

「リズム」を集める事でこの惑星の謎が徐々に解き明かされていくという音ゲーとしては珍しいストーリー要素があり、SFファンでも興味を惹かれる内容で、先が気になってどんどんリズムパートをプレイしたくなります。

またリズムパートの合間に訪れるルームパートにおけるネオンとのコミュニケーションも魅力の一つとなっています。

このルームパートの舞台となるネオンの部屋はいわばリズムパートで遊ぶ合間に訪れる休憩所のような場所で、ステージをクリアするごとに内装や機能が充実していきます。

この惑星の地図や歴史資料などのアーカイブアイテムもあり、よりこの世界に没入出来る工夫も施されています。

そして何より、このルームパートの魅力はヒロインキャラネオンとのんびり過ごせる事、ネオンとの会話を楽しんだり、ルームに設置されたジュークボックスを使ってネオンが様々な音楽を選曲して流してくれたり、ルームパートだけでもVR作品として成立しそうなクオリティです。

ちなみにネオンのCVは「ガールズ&パンツァー」の宇津木優季役などでおなじみの声優山岡ゆりさんが担当されています。

以上から、大ヒットの理由として大まかに以下の3点があげられそうです。

  • VRならではの体を動かす事や空間に没入する事での爽快感
  • 従来のリズムゲームのノウハウを活かした王道的面白さ
  • VR空間で美少女キャラとコミュニケーションを取りながら謎を解き明かすストーリー性

音ゲーとしてのゲームシステム面でも、世界観・ストーリーの面でも丁寧に作り込まれ、VRゲームとしても高いクオリティを実現しており、今後のVR音ゲーの代表的立ち位置を確立しそうですね!

Airtoneの遊ぶための環境と価格

Airtoneの対応機種は2018年11月現在Oculus RiftHTC Viveに対応、11月29日にPSVR版のリリースが決定しています。

PSVR版リリースと同時にPC版のアップデートも予定されています。また現在のところ目立った不具合は報告されていない様です。

PC版の推奨スペックについては以下の通り

  • Video Card:NVIDIA GTX 970同等以上
  • CPU:Intel i5-4590同等以上
  • メモリ:8GB以上
  • OS:Windows 7SP1 64bit以降

現在のダウンロード価格ですがSteam、OculusStore、PlayStationStore共に2,980円となっています。

Airtoneの遊び方や攻略方法

5つのレーンを流れてくるノーツに合わせて「腕を振って叩く」「トリガーを引く」「トリガーを長押しする」「ラインに合わせてトリガーを押しながら腕を動かす」の4つの動作で楽曲を攻略していきます。

片方の手でトリガーを長押し固定、もう片方の手でノーツを叩いてリズムを刻むなど、左右の手で違う動作をするパートは音ゲーに慣れていないとかなり難しいです。

従来の音ゲーと同じ様に、「こうすればクリア出来る!」という攻略方法は存在せず、反復練習をする事で徐々に上達していく快感こそが楽しさの本質です。

制作面でもその辺りは心得ていて、曲終了後に自分のプレイを自由に見直せるリプレイ機能が搭載されています。

この機能もVRの特性が活かされていて、様々な視点から見直す事ができ、細かなミスなども確認可能。

ここまでくると職人になった気分ですが、音ゲーを極めた人はすでに職人といって差し支えないレベルの人が多数いるので、こういった機能は需要があります。

難易度は曲ごとにBASIC・MEDIUM・HARDの3段階から選ぶ事ができ、実力に合わせて遊ぶ事ができます。

最高難度のHARDになると最早素人目には何をやっているのかわからないレベルですが、一見実現不可能に見える譜面を反復練習によってマスターする快感こそが音ゲーの醍醐味でしょう。

現在の楽曲数は25曲、それぞれに難易度ごとに3種類の譜面があるため合計75パターンのステージが存在します。11月29日のアップデートで5曲追加が発表されています。

攻略し切った時に音ゲーの魅力は無くなるといっても過言ではないので、今後のアップデートでのさらなる楽曲追加やオンラインでのランキング機能搭載などにも期待です。

Airtoneの評判、感想・レビュー

ここからは、AirtoneのTwitter上での評判やレビューを見ていきましょう。


最高に楽しいの声が多数あります。トリガーを押しながら腕を振る「トンネルパートが楽しい」の声も目立ちます。

また「良い運動になる」の声も多数ありますね。また、体を動かす事で得られる中毒性も高いく、ダイエットにも良さそうです!

ストーリーについても多く言及されていますね。

筆者としても、ネオンがいるから最後まで遊べるというのはかなり共感ポイントです。ネオンの秘密にまつわるストーリーの先が気になるのでつい遊んでしまうのです。

待望のPSVR版もリリース済み!

PSVR版のリリースはまだかと待望されていましたが、前述の通り2018年11月29日にダウンロード専用タイトルとしてPlatStationStoreでのAIrtonePSVR版の配信が決定しました。

また、同日にPC版の新曲追加を含む無料アップデートと多くの要望があったサントラの発売も発表されており、さらなる盛り上がりが期待されます!

まとめ

今回は、大ヒット中のVRエアリズムゲームAirtoneを紹介してきました。

人気の秘密は、音ゲーの王道を外していないゲームシステムにVRならではの爽快なプレイ体験を違和感なく融合させた事だと思います。

また、魅力的なネオンというキャラクターとSF的な世界観、感情移入できるストーリーなども没入感を得るのに重要な役割を果たしています。

総合的にみて、音ゲーファンはもちろん、そうでなくても楽しめるハイクオリティなVRゲームに仕上がっていると保証できます。

これを機に、Airtoneをぜひプレイしてみてください!

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