Insta360 ONEは買い?! 性能/評判レビュー/他製品との違いを解説!
映画「マトリックス」のような映像が簡単に撮影できるIntsta 360 ONEですが、撮影の幅を広げるアクセサリーが多数用意されていることも魅力の一つです。
あなたのアイディア次第で斬新な映像が楽しめるIntsta 360 ONEを徹底紹介します!
Contents
insta 360 oneとは?
insta 360 oneは中国Shenzhen Arashi Vision社が提供する4K撮影対応の360度カメラです。
insta 360 oneは360度カメラ界で、現在最も注目を浴びている人気モデルです。
insta 360 の仕組み・使い方
後に紹介する新機能「バレットタイム」を使ったマトリックス的映像
カメラ本体には超広角の魚眼レンズが前後に2つついており、画角の広さに加え、遠近感の強調ができることと、大きく湾曲した映像が撮影できることが大きな特徴となっています。
一方で、手のひらに収まるほどのコンパクトサイズで約82gと非常に軽く、アウトドアスポーツ用のアクションカメラとして利用されたり、ドローンに装着して空撮に使われたりと、ホビーにビジネスに様々な形で活用されています。
Insta360 ONE のデモムービー
360度カメラで撮影された写真や映像は、撮影した後にグリグリと好きな方向へと画角を変えることができるのですが、VR向けの映像を作るには最適です。
バッテリー(撮影可能な時間)は約70分と言われており、外での長時間撮影にはモバイルバッテリーの持参が必須で、定価は42,999円(税抜)です。
他製品と比較したときの優位性
Insta 360 oneはInsta360 Proの機能を小さなボディに詰め込んだものです。
水中撮影用に防水ケースをつけたり、自撮り棒を使ったり、ヘルメットに固定したりと非常にアクティブな使い方ができるようになっています。
Insta360 ONE面白い。
ほぼ一日遊んでました。
ジャイロ手ブレ補正良いです。自撮り棒で歩いてもガタつきがそんなに気にならない。
バレットタイムも面白い。
回し方のせいか左右に揺れたりするので長めに撮ってうまくいった箇所を切り取り。— afjk(エーエフ) (@afjk01) 2017年9月2日
360度カメラ撮影の大敵は手ブレですが、Insta360 ONEは強力な手ブレ防止機能を備えています。
スマホの手ブレ防止には通常「ジンバル」という手ブレ防止棒を使うのですが、Insta360 ONEの強力な手ブレ防止機能は「ジンバルキラー」とも呼ばれており、ヘルメットに取り付けようが、ドローンに取り付けようが、カメラに紐をつけて振り回そうが、安定した映像を撮影することができるのです。
また、本体にLightning端子を内蔵していますので、iPhoneに刺して360度映像を手軽にプレビューしながら楽しむことができます。
もちろんBlutoothやMicroUSB端子も内蔵していますのでAndroid端末も利用可能です。
まさにマトリックス!バレットタイム撮影
さらにInsta 360 one独特の撮影方法として「バレットタイム撮影」というものがあります。
そもそもバレットタイム撮影というのはSFXの一つで、通常は被写体の周囲に何十台ものカメラを並べて撮影することで、被写体を中心にぐるっと回りこむ映像を撮影することができます。
有名なのは映画「マトリックス」で主人公のネオが弾丸をかわすシーンですね。
このような映像をInsta 360 oneでは、本体に紐をつけ振り回して撮影するという荒業で非常に簡単に実現できるのです。
Insta360 ONE – Bullet Time Tutorial
しかし紐をつけて振り回すのでは危ないですし、安定した映像を撮影することは難しいです。
そこで使われるのが「バレットタイム撮影キット」です。
バレットタイムハンドルと呼ばれるグリップ部分に自撮り棒を連結させることでトンファーのような形状にして撮影することにより、安定した映像を得ることができるのです。
自撮り棒、バレット撮影キット
また、Insta 360 oneは自撮り棒を使うことにより、自分の姿が全く映らないようにするようにできるのですが、これはInsta 360 oneが自動的に自撮り棒を判別し、映像から消し去る機能により実現しています。
専用の自撮り棒を使うことにより、まるで自分を専属のカメラが追いかけているような映像を撮影することができるのです。
自撮り棒には2種類が用意されており、通常の自撮り棒は120cmまで伸びますが、最長3m長さを誇るその名も「超長い自撮り棒」を使うと、まるでドローンで撮影したような映像を撮ることができるのです。
他にも面白い機能として「スマートトラック」という機能があります。
360度映像を撮影した後に、中心となる範囲(例えば顔)を指定してやると、指定範囲を中心とした映像に構成してくれるのです。
スマートトラックの撮影方法については↓の動画が大変分かり易いです。
他にも面白い機能として「スマートトラック」という機能があります。
360度映像を撮影した後に、中心となる範囲(例えば顔)を指定してやると、指定範囲を中心とした映像に構成してくれるのです。
スマートトラックの撮影方法については↓の動画が大変分かり易いです。
視点を動かせる撮影済みの360度映像に対して、視点を指定してやることにより、あたかもその人を中心に撮影したかのような映像を楽しむことができるのです。
ドローン、防水、バイク撮影などのキット
Insta 360 oneには非常にたくさんのアクセサリーが提供されています。
防水シェルや自転車・バイク撮影セット、ドローンMavic Pro対応セットだけでなく、頭部用固定マウントや腕用固定マウント、ペット用マウントなどがあり、各種スポーツ用のセットパッケージも用意されています。
さらに進化!「Insta360 ONE X(エックス)」も発売開始
2018年10月10日にリリースされた「Insta360 ONE」の後継機種となる「Insta360 ONE X(エックス)」は更なる進化を遂げています。「バレットタイム」撮影機能は3K画質にまで対応出来るようになり、さらに新たな機能として「ドリフトショット」と呼ばれるカメラ本体を投げて撮影することが可能となりました。(専用アクセサリである「ドリフトダーツ」の使用を前提)
アクションカメラとして次のステージに移行した「Insta360 ONE X」は他にも様々な機能が追加されています。2018年3月に「Insta360 ONE」がアップデートされて、今回のリリースなので、今後もどのようなアクションカメラに進化していくのか目が離せません。
※その他のInsta360シリーズについてはコチラを参考にしてください
THETA V(リコーシータ)との比較(画質/価格)
Insta 360 oneの競合となる製品は、リコーのTHETA Vです。
THETA(シータ)はワンショットで全天球を撮影することができる世界初のデジタルカメラであり、360度カメラの元祖ともいえる製品です。順調に機能強化を重ね、4K動画に対応したモデルがTHETA Vです。
画質の良さやノイズの少なさではTHETA Vに軍配が上がり、さすがカメラメーカーと思わせるものがあります。
一方で価格はInsta 360 oneの方が1万円ほど安く、手ブレ防止機能や動画撮影中の自動追尾機能などはInsta 360 oneが優れています。
なによりも紐をつけ振り回して撮影する「バレットタイム撮影」は日本メーカーでは考えつかない機能とも言えます。
またLigtning端子を内蔵し、実質的にiPhone専用にも思える割り切り方は中国メーカーの潔さを感じます。
手軽に360度映像を撮影し、楽しめる点においてはInsta 360 oneが現状では優れているのではないでしょうか。
感想・レビュー
360度カメラはまだ新しい分野であり、どのメーカーもまだ試行錯誤を重ねている状況です。
良いウネリでした。沖縄サーフィン。#insta360one 5.4のショートボードだけどロングみたいに撮れる。 pic.twitter.com/PfzPdworob
— ヒガシーサー (@higashisa) 2018年7月22日
楽しみ方もユーザーが開拓していく部分が多く、ドローンやペットに装着して撮影する場合などはどんな映像が撮れのるか撮ってみないとわからないようなところもあります。
360度映像の場合は、とりあえず撮影を行い、後から編集で一部分を切り取って拡大するような使い方をすることや、VRで活用することがメインになるために4Kの画質がないと見るに堪えないという点は注意が必要です。
全方位の空間を撮影することができる360度カメラは、今まで本人しか見ることができなかった視点を体験することができるVRとは非常に相性が良いものです。
スカイダイビングや山登り、サーフィンや格闘技などの疑似体験を視聴者が楽しむことができるのです。
ビジネス利用も当然広がってきており、最もわかりやすいのは不動産の物件紹介です。
部屋をぐるっと見渡して、見たい視点に移動して細かく確認することができます。日本ではナーブ株式会社がこの領域のパイオニア的な存在として有名ですね。
まとめ
従来は高価な機材が必要だった画像や映像撮影も、Insta 360 oneやTHETAの登場で非常に簡単に楽しむことができるようになりました。
ホビーユースだけでなくビジネスユースでも活躍しそうなInsta 360 oneを皆さんも是非試してみてください。
他の360度撮影向けカメラはこちらの記事でも紹介してますので是非いろいろ比較検討してみてください!
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