Minecraft Earth(AR)とは – 配信日から体験方法、レビュー情報まで徹底解説!
世界中で大人気のゲーム「Minecraft」の最新作がARゲーム「Minecraft Earth」として登場しました!
「Minecraft Earth」は現実世界とマイクラの世界を融合させる、全く新しい「Minecraft」です。
今回の記事では
- Minecraft Earthはどんなゲームなのか?(できること、楽しみ方)
- Minecraft Earthに見えるMinecraftのAR・MR戦略
- Minecraft Earthの発売日、ベータ版への応募方法
- Minecraft Earthのレビュー
などについて取り上げていきます。
マイクラファンはもちろん、ARを駆使した全く新しいゲームの楽しみ方を提供する「Minecraft Earth」は、ARやMRに興味がある人なら絶対に無視できない大注目のソフトです。
本記事では詳しく「Minecraft Earth」について解説していきますので、ぜひチェックしてみてください!
Contents
Minecraft Earthって?アプリの概要と技術の凄さを解説
「Minecraft(マインクラフト)」は言わずと知れた世界中で大人気のゲーム。
自由にブロックを配置してお気に入りの世界を構築したり、無限に広がる世界を冒険したりと、自分だけの楽しみ方で遊ぶことができます。
その「Minecraft」の公開10周年を記念して発表された、完全新作のモバイルARゲームが今回紹介する「Minecraft Earth(マインクラフト アース)」。この「Minecraft Earth」、とんでもないゲームになりそうです。
まずはこちらの動画をご覧ください。
「Minecraft Earth」のタイトル通り、 今回の新作では地球全体をまるごとマインクラフト化して現実世界からブロックを集めたり、自分で作ったマイクラの世界の中で友だちと一緒に遊んだりすることができます。
通常の「Minecraft」はPCだけではなくPS4などの家庭用ゲーム機、Nintendo3DSなどの携帯用ゲームなど、様々なプラットフォームで販売されてきましたが、この「Minecraft Earth」はモバイル専用。
その理由が「Minecraft Earth」の大きな目玉である「AR」にあります。
『AR=拡張世界』を取り入れることによって、自分が作り上げたマイクラの世界を原寸大のARとして現実世界に表示することができるようになりました。
これからそのあたりを含めてじっくりと説明していきますが、地球全体をまるごとマイクラ化し、現実世界とマイクラの世界を融合させることが「Minecraft Earth」が目指す方向性なのです。
MinecraftはAR化はどんな体験ができる?
では、ARに対応することによって「Minecraft」がどう変わるのか?
それについてはこちらの動画をご覧ください。
この動画にあるように、ブロックを集めて自分の好きなように組み上げていくのは通常のマイクラと変わりません。
異なるポイントとしては、
- ブロックを集めるフィールドが現実世界である
- 組み上げたブロックが現実世界に登場する
- 建築した建物の中にも入れてしまう
ということ。
もちろんARなので、あくまでもCGが現実世界に現れたように「見える」わけですが、この現実感は半端じゃない!
これは「Minecraft」ファンならずともワクワクしてしまうのではないでしょうか。
同じようにARを利用して大人気となった「ポケモンGO」ではポケモンに近づくことはできませんでした。
ところが、動画にあったように「Minecraft Earth」ではブロックに近づいたり、後ろに回り込んだりなども自由自在。
更に、 同一のブロックを複数プレイヤーで一緒に作業することも可能です。
これはもはやARの枠に留まらず、MR(複合現実)の世界に足を踏み込んでいます。
「Minecraft Earth」はARによって驚くべき進化を遂げた、全く新しいマイクラなのです。
マイクロソフト社の技術力が結集!徹底したゲーム設計と技術の進化
「Minecraft Earth」は単なるモバイルゲームではなく、Microsoftの技術力を結集した全く新しいゲームと言えます。
Microsoftといえば、Windows10を搭載したホログラフィックMRデバイス「HoloLens」の開発も行っています。
Microsoftにとって「Minecraft Earth」はVRやAR、そしてその先にあるMR(複合現実)社会を見据えた取り組みの一つと言えるかもしれません。
そのMicrosoftの技術力が結集した「Minecraft Earth」の凄さは、徹底的なまでにARを中心としたゲーム設計になっているという点にあります。
ところがこの「Minecraft Earth」では、後述する「アドベンチャーモード」でも「ビルド&プレイモード」でも、ARを前提にした設計になっています。
さらにMicrosoftが先日公開したばかりの新技術「Azure Spatial Anchors」を採用することで、センチメートル単位の精度でARを配置し、複数プレイヤーでのリアルタイム同期も可能になりました。
もちろん、「Minecraft Earth」をプレイする一般ユーザーはそうした技術力を意識する必要はないのですが、スマホ越しに見る他のプレイヤーの頭の上にそのプレイヤーの名前が表示されるなど、これまで見たことがないようなプレイ体験には驚くでしょう。
ARゲームに垣間見える、マイクロソフト社の狙い
「Minecraft Earth」は基本プレイ無料です。
- 購入しないと手に入らないアイテムや要素は原則として導入しない
- 有料ガチャも導入しない
など、完全に無料でプレイすることができるようです。
Microsoftが最新の技術も投入し、万全の体制を敷いて開発するゲームが無料というのは、もちろんしっかりとした意図があります。
開発チームは「マインクラフトは既存のゲームで充分な収益を上げているので、新作を急いでマネタイズ(収益化)する必要がない」とも述べていますが、本当の意図は別のところにあると考えられます。
無料化しユーザーを獲得、屋外情報のARクラウド形成へ?
「Minecraft Earth」はARゲームであるのと同時に、位置情報ゲームとしての要素も強く持ち合わせています。
例えば、ゲーム内で使用するブロックやモブは現実世界の街なかに落ちている宝箱やポイントから回収します。このシステムはポケモンGOに非常に近いですね。
この現実世界の位置情報と、ARで地形などを対応させるデータは、今後ARが社会に普及していく上で各社とも喉から手が出るほど欲している情報なのです。
現実世界にCGを表示させるAR、そして現実世界と仮想現実を融合させるMRを有効活用するためには、従来の地図情報や位置情報とは桁の違う情報量が必要になります。
Microsoftは無料で「Minecraft Earth」をプレイしてもらい、そのかわりに位置情報とARクラウドデータを収集することを目的の一つなのは間違いありません(もちろん、ユーザーの個人情報はしっかりと保護されるはずです)。
それは結果として自社が展開する「HoloLens」や「Azure Spatial Anchors」の拡大にもつながるでしょう。
ARやMRの技術がますます普及していく近い将来を見据えたMicrosoftの戦略の一つ、それが「Minecraft Earth」に思えてなりません。
もちろん、このことは我々ユーザーにとっても無料で「Minecraft Earth」をプレイできるというだけではなく、ARやMRの普及によってさらなるサービスの向上というメリットをもたらしてくれるはずです。
どんなプレイモードがあるのか?
「Minecraft Earth」には大きく分けて2つのプレイモードが存在します。
それぞれのモードでできること、遊び方などを見てみましょう。
プレイモード①:ビルド&プレイモード
「Minecraft Earth」の「ビルド」モード、そして「プレイ」モードでは通常のマイクラと同じように、ブロックを使って自分の好きなように建築物などを組み上げていくことができます。
しかし、そこはやはりARゲームである「Minecraft Earth」。
本作では「建築台」と呼ばれる土台を始めに設定し、その上にブロックを積み上げていきますが、それらは全てAR上で行われます。
まるで現実の机の上にレゴブロックを積み重ねていくように、AR上でオブジェクトを作り上げていきます。
ビルドモードで組み上げたブロックは、プレイモードで現実の世界にほぼリアルサイズで設置することが可能です。
大きな作品(建築台)ならそれこそ学校の校庭が必要になるほどのスケールで組み上げることもできちゃいます。
ビルドモードでAR越しにオブジェクトを組み上げていくのももちろん楽しいですが、プレイモードで現実の世界に現れたときには本当に興奮します。
しかも、そのリアルサイズのままで複数人プレイヤーで遊ぶことも可能。
つまり、トップページの写真はイメージ画像でもなんでもなく、「Minecraft Earth」では本当にこんんな遊び方が可能なんです。
しかもオブジェクトに近づいたり離れたりすると、それに合わせて大きさも変化しますから、自分だけの城を作って、その中に入るなんて楽しみ方もできちゃうわけです。
画面の中だけに存在した自分だけのマイクラの世界が、現実世界に登場するこの興奮と新しさはきっと病みつきになるはず。
早くプレイしてみたいですね!
プレイモード②:アドベンチャーモード
「アドベンチャー」では、現実の特定の場所に用意された原寸大のARの世界に入り込んで宝物を集めたり、モンスターとバトルすることができるようになります。現実の特定の場所に用意されたポイントにスマホをかざし、原寸大のマイクラワールドに入ってクエストに挑戦していきます。
一つのクエストのクリアまでに必要な時間は5~10分程度。
アドベンチャーモードの「マップ」と現実世界は対応しており、地形や場所に応じて挑戦できるクエストやゲットできるアイテム、登場するキャラクターなども異なってきます。
例えば、アドベンチャーモードでは溶岩のプールを探検したり、貴重な鉱石を採掘したり、モブを発見したりできるようです。
ベータ版の第一フェーズでもこのアドベンチャーモードはプレイできないようになっており、詳細は不明。
詳細はこれからの発表を待ちたいところですが、原寸大の世界の中に入り込んでクエストに挑戦するという設定は考えただけでワクワクします。
子どもの頃から夢見てきた、『リアルなゲームの世界』が「Minecraft Earth」でいよいよ実現するかもしれません。
これは絶対にプレイするしかないでしょう!
基本情報】Minecraft Earth ベータ版の事前登録開始!ダウンロード方法
一刻も早くプレイしたい「Minecraft Earth」。
いつからプレイできるのでしょうか?
配信日は?いつから体験可能か
「Minecraft Earth」の正確な配信日はまだ発表されていません。
しかし、クローズドベータ版に参加すれば、一般のプレイヤーに先んじて「Minecraft Earth」を楽しむことができます。
7/16にクローズドベータ版の事前登録が開始!ダウンロードはできる?
「Minecraft Earth」の公式HPで現在、クローズドベータ版のテスターが募集されています。
抽選の結果次第では、ベータ版に参加することが可能です。
【事前登録】
【クローズドデータ版応募までの流れ】
- 公式ページの「事前登録はこちらから」をタップする。
- Microsoftのアカウントでログインする(アカウントがない場合は無料で申請可能)。
- 申し込みフォームに必要事項を記載し、「サインアップ」をタップする(フォーム内の”Google ID”にはGmailアドレスを記入してください)。
- 事前登録完了。Microsoftから登録完了メールが届きます。抽選に当選することを祈りましょう。
対応スマホなど、アプリの基本情報
「Minecraft Earth」はARを利用したゲームですから、自分のスマホがARに対応していなければなりません。
【Minecraft Earth対応スマホ】
- ios:ARKit対応機種、ならびにiOS 10以降
- Android:ARCore対応機種、ならびにAndroid7以上
「Minecraft Earth」をプレイする前に、自分のスマホが対応しているかどうかしっかり確認しておきましょう。
【Minecraft Earth 基本情報】
- 配信日:2019年配信予定
- 配信会社:Microsoft
- ジャンル:ARゲーム
- 価格:未定(基本プレイ無料)
- 対応OS:ios 10以降、Android 7以降。
- 対応機種:ios/ARKit搭載、Android/ARCore対応機種
- 公式サイト:https://www.minecraft.net/ja-jp/earth
- 公式Twitter:https://twitter.com/minecraftjapan
- 言語:Minecraft通常版に準じる
- 対応地域:未定(順次拡大予定)
Minecraft Earrth のレビュー情報
「Minecraft Earth」は現在クローズドデータ版のテスターを募集中で、一般ユーザーがいつ頃遊べるかは定かではありません。
しかし、アメリカのMicrosoft本社で行われたテストプレイに参加した人の話によると、「めちゃくちゃ面白い!ヤバすぎる!!」とのこと。
YouTubeでも実際にプレイしたユーザーのレビューを確認することができます。
マイクラはビルドモードをプレイするとレゴブロックで遊んでいるような面白さが味わえますが、それが原寸大として現実世界に登場し、しかも様々な角度から眺めたり覗き込んだりできるのは「Minecraft Earth」でしか味わえない面白さです。
さらに、ほぼ原寸大でクエストに挑戦するアドベンチャーモードでは、つるはしをふるって地面に穴を掘ったり、剣を振るってモンスターと戦ったりすることもできます。
しかもそれらを友だち同士で同時プレイが可能ですから、まるでMMORPGをリアルでプレイするかのような興奮が待っていることでしょう。
これまでの「Minecraft」ユーザーを虜にするのはもちろん、新しいユーザーも掘り起こしそうな「Minecraft Earth」。一刻も早くプレイしてみたいですね。
まとめ
地球全体をまるごとマイクラ化する「Minecraft Earth」は、現実世界とマイクラとの融合を見事なまでに果たしています。
スマホを通して見える現実世界に、「Minecraft」の世界が重ね合わせられ、融合する様子は見るだけでテンションが上がってきます。
しかも自分で作ったオブジェクトが原寸大で表示されますから、「Minecraft Earth」を利用した新しい映像表現も可能になることでしょう。
これまでマイクラに興味を持たなかった層も、「Minecraft Earth」のオブジェと一緒に自分をインスタにアップする様子が目に浮かぶようです。
ARやMRの魅力や可能性についてはこれまで多くのことが語られてきましたが、こうしたしっかりとした『形』として見せられると、いよいよ本当にARの時代がやってきたんだ。ということを確信させてくれます。
ARゲームの代表作にして金字塔と呼ばれることがほぼ確実な「Minecraft Earth」。
後から振り返ったときに、「Minecraft Earth」の登場こそがARとMRの時代の扉を開いた。と言われるようになるかもしれません。
とにもかくにも、配信前からこれほど注目を浴びるゲームもそうはないでしょう。
「Minecraft Earth」の配信が今から待ち遠しいですね!
この記事はいかがでしたか?
もし「参考になった」「面白かった」という場合は、応援シェアお願いします!