【Fallout4 VR徹底レビュー】屈指の名作・シリーズ最新作の進化を解説
ポストアポカリプスのオープンワールドゲームの屈指の名作「Fallout4」のVR版「Fallout4 VR」が、2017年12月に発売されました。
「Fallout4」にどハマりして数百時間遊んだプレイヤーも全世界に数多くいると思いますが「Fallout4 VR」はヘビープレイヤーにこそプレイしてもらいたい、Falloutの世界に没入できるハイクオリティなVRゲームに仕上がっています。
もちろん、これからFalloutシリーズに挑戦したい!という人にも超オススメの今作。
本記事では、VR版での進化ポイントや緻密に作り込まれたFallout4の世界をVRで体験する事の魅力、既に体験しているプレイヤー達のレビューや感想なども合わせて紹介します。
本記事を読めばFallout 4VRをプレイしたくなること間違いないでしょう!
Contents
Fallout 4とは – VRによって進化した3つのポイント
まずは、Fallout 4VRの概要や、VR版においてどの点が進化しているのか、といった点について解説していきます。
【1分でおさらい】Fallout 4 VRの概要(価格・対応デバイス)
「Fallout4」は、世界各国で200以上の賞を獲得した超名作オープンワールドゲームでポストアポカリプスゲームの金字塔ともいうべき作品。
核戦争によって荒廃した世界を舞台に、広大なフィールドを自由に冒険します。
核汚染でミュータント化した多種多様な生物や暴徒化した人間たちを相手に戦闘を繰り広げつつ、プレイヤー自身やこの世界にまつわる様々な謎を解き明かしていきます。
そのVR版である「Fallout4 VR」はVRゴーグル「HTC Vive」でプレイする事ができます。
価格は7,980円。
「Steam」からダウンロード可能です。
※SteamでFallout4VRの購入や確認をしたい場合はこちら
まずは、Fallout4 VRで進化した注目ポイントを紹介します!
移動方法はワープと自由移動から選択可
※参考:An Intro to Fallout 4 VR on HTC Vive(Youtube)
VR版では、移動方法が「ワープ」と「自由」の2種類から選択可能。
ワープ移動は移動場所を指定し、APを消費して瞬間移動します。ある程度高さの移動も可能なので、うまく使用すればかなりの高速な移動が可能です。
ただし、焦って移動しすぎるとAPが枯渇して動きが取れなくなるので、戦闘時などは使い方をよく考える事が大切。
自由移動は左のトラックパッドを使用します。円形のトラックパッドのどこをタッチするかで進行方向が決まり、タッチするポイントは中央側がゆっくり外側に行くほど移動速度が上がります。
パッドを押し込むとAPを消費してダッシュも可能。慣れるとかなり感覚的に操作できます。
更に緊迫感を増した戦闘・アクション
銃器の使用は自分の動きで照準を合わせるリアルエイムで、実戦さながらにトリガーを引くときに照準が微妙にずれたりします。
銃器の性能だけでなく自分の腕もかなり大切という印象で、さらに緊迫した戦闘体験を実現しています。
狙撃銃を使ってのスナイピングでは、実際にスコープを覗き込んでの狙撃になります。
こちらもリアルで、スコープを覗き込んでいる最中は周囲が見えなくなる仕様でかなり緊迫しますが、これもまたスリリングで楽しい。
ドッグミート(相棒の犬)を連れていればスナイピング中に周囲を警戒してくれたり、より頼りになる相棒感を感じてドッグミートへの愛がより強まります。
また、打撃武器はコントローラーを振るようにして攻撃したり、グレネードなどの投擲アイテムは実際に投げるモーションをとって使用します。
プレイヤーが実際に動いて戦闘動作をするため、VR空間で本当に戦う疑似体験が可能なのです。
「pip-boy」の使い方がリアルに!
Falloutシリーズの定番アイテム「pip-boy」は腕に装着して使う携帯型端末。
ステータス画面やマップ確認、戦闘をサポートする「V.A.T.S」システムや、ラジオなど様々な機能が搭載された、Falloutの世界を旅するための必須アイテム。
今作、Fallout4VRではこのpip-boyの使用方法も注目の進化ポイントの一つ。
腕時計を見る様に実際に左腕を持ち上げ、覗き込む様にして使用するため、本当にこの世界の中でデバイスとして使用している感覚が味わえます。
また、「V.A.T.S」システムでは、狙う箇所を選択すれば自動で攻撃してくれるシステムから、システム起動中も移動が可能になり、選択した箇所をプレイヤーが実際に狙うシステムに変更されています。
こちらもより緊迫した戦闘体験を味わえる要因となっています。
Fallout 4 VRのあらすじ・魅力を徹底解剖
Fallout4 VRの魅力
Fallout4 VR最大の魅力はそのどこまでも緻密に作り込まれた圧倒的な世界観を、原作そのままにVR世界に没入して体験出来るという点に尽きます。
これはFallout4をやり込んでゲーム世界にどっぷりハマった人ほど魅力的に感じるはず。
Fallout4 VRのシナリオもVR化に伴うカットが一切なく、原作そのまま。大ボリュームで、数百時間プレイしても遊び尽くせない重厚な内容です。
Fallout4のあらすじ(ネタバレなし)
Fallout4をプレイされていない方向けに、その魅力を伝えるため、ネタバレにならない程度に大まかなオープニングとあらすじを紹介します。
物語のスタートの時代設定は2077年の未来。主人公はアメリカ・ボストンに住むエンジニアの夫婦(男女でプレイヤーを選択可能)で、夫婦には生まれたばかりの男の子が1人います。
物語は、主人公の自宅にVault-Tecという企業から男性が訪問する場面から始まります。
男性は付近に建設された地下シェルター「Vault 111」への入居が主人公家族に認められたとする通知を伝えます。
訝しがりながらも、妻(女性主人公の場合は夫)に促され、その契約書にサインした直後、アメリカ本土が核攻撃を受けているとの報道が流れます。
夫婦は、赤ん坊を連れ、契約したばかりの核シェルター「Vault 111」へと避難しますが、中にいたスタッフに身体検査のためカプセルに入るように促されます。
指示通りカプセルに入る夫婦(赤ん坊はプレイヤーではない方の親と入る)。
しかし、そこでカプセルの装置が起動し、意識を失ってしまいます。
しばらくした後、目を覚ましますが、カプセルのガラス面越しに、目の前のカプセルに入っていた妻(プレイヤーキャラが女性の場合は夫)から赤ん坊を取り上げようとする2人の男女が目に入ります。
抵抗する妻が射殺され、赤ん坊は連れ去られると言う衝撃の光景を目にした後、プレイヤーは再び意識を失います。
実はこのカプセルは冷凍睡眠装置であり、装置のエラーによってプレイヤーが再び目を覚ましたのは核戦争から210年が経過した遠い未来の事でした。
プレイヤーはカプセルにいれられたままの妻の遺体を見て、その仇を討つため、また、連れ去られた息子の行方を追うために「Vault 111」から脱出。
210年の歳月と核汚染によって荒廃し、生物達がミュータント化した世界へと踏み出していきます。
Fallout 4 VRを遊んで欲しい3つの理由
ここまでの紹介でもFallout4 VRの魅力についてはお伝えしてきましたが、改めて、今作をどうしても遊んで欲しい理由を3つあげてみます。
①Fallout4の作り込まれた濃密な世界に没入できる
Fallout4の世界はどこまでも深く作り込まれており、そこで生活する人々はまるで本当に生きているかのような印象を受けます。
主に上げると、
- 実際の描写(フィールド・建物など)
- その世界の中の膨大な情報量
でしょう。
まず、フィールドが緻密に作り込まれており、例えばちょっとした建物の中に転がっているガラクタのようなアイテムにも「そこに転がっている理由」が必ずといって良いほど練りこまれています。
そして、設定された情報量も膨大であり、世界に散りばめられた情報端末やテキストファイルを収集していけば、その作り込まれた濃密な世界をありありとイメージできます。
もはや完成された世界観がFallout4 VRにはあり、VR空間での体験はまさに別の世界で生きているという体験になります。
物語を進めるのも楽しいですが、ただFallout4の世界に没入し、人々とコミュニケーションするだけでも十分に楽しめます。これはまさに極上のVR体験だと言えます。
②広大なオープンワールドをVRで体験するとよりリアルに感じる
オープンワールドの魅力は何と言ってもその広大さと自由度の高さにあります。
その広い世界は、VRと相性の良さが抜群。
前の項でも書いたように緻密かつリアルに作り込まれた世界をVRで体験すると、モニタ画面で平面的に体験するのとは圧倒的な感動があります。
ストーリー・そして世界の広さが生むこれ以上ない世界をVRで体験して欲しいです。
③進化した戦闘システムがかなり面白い!
最後はゲーム性の部分です。
VR版での戦闘は、原作に比べれば多少難易度が上がっている印象があります。
銃器を命中させるにはプレイヤー自身の技術が必要になり、臨場感の点でも戦闘の緊迫感は驚くほど上がりました。
この点は自分の技術が上昇していくのを実感して、荒廃した危険な世界に適応していく自分自身の成長を実感する事に繋がります。
難易度や緊迫感が上がったため、よりリアルな戦闘体験となっており、原作のプレイに慣れた人でも再びアドレナリンが分泌されるような戦闘体験が可能です。
Fallout 4 VRのレビュー・口コミまとめ
最後に、ツイッターでのfallout4の評判や口コミを紹介します。
fallout4の世界に入り込むという感動は、原作にハマった人ほど大きいはず。また、ハイクオリティなオープンワールドゲームはVRとの相性が非常に高いのです。
原作を何度もプレイしている人でも、VRで体験すると新鮮な感覚を味わえます。
みんなに愛される相棒犬ドッグミートをVRで見ると意外に大きい事に気づきます。頼りになる相棒です。
注意:Fallout 4VRはOculus Rift非対応/HTC VIVE・WMRのみ対応
ゲーマーの方向けの注意点としては、Fallout 4VRがOculusデバイス(Oculus Go / Oculus Rift)に非対応であるという点です。
公式でOculus Rift非対応であり、ネットを探せば何とかRiftで操作する方法はあるものの、操作性は非常に低く酔いやすいという声ばかりでオススメできません。
対応VRデバイスとしては
になりますので、上記デバイスをお持ちであればゲームのプレイを推奨します。
まとめ
長々と書いてきましたが、Fallout4 VRの魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?
最後に是非ともお伝えしたいのは、今世紀最高のオープンワールドゲームと言っても過言ではないFallout4の世界をVRで臨場感たっぷりに体験できるのは、本当にゲーマー冥利に尽きる体験です。
これを機会に是非ともFallout4 VRを体験してみてください!
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