キズナアイとローソンのコラボ企画から見るバーチャル店員の可能性
VTuber界の親分ことキズナアイは、これまで様々なアニメ作品やゲームなどでコラボを行っており、YouTubeという枠を飛び越えて活躍しています。
最近ではコンビニエンスストアのローソンとも提携して、期間限定でキズナアイのオリジナルグッズの販売や抽選企画などを実施しました。
このコラボ企画は既に終了していますが、VTuberとコンビニエンスストアとのコラボという企画自体が異例ですよね。
今までキズナアイを知らなかった人も含めて知名度を上げるきっかけとなった、ローソンとキズナアイのコラボ企画について振り返ってみます。
Contents
ローソンとキズナアイがコラボ!そのキャンペーン内容は?
キズナアイとローソンとのコラボ企画は、2018年6月5日から7月2日までの約1カ月間にわたって開催され、対象となる店舗ではキズナアイのコラボ店舗が限定オープンしました。
キャンペーン期間中は、キズナアイをテーマにした数量限定のオリジナル商品や、オリジナルグッズの当たる抽選応募、またキズナアイ本人による店内放送も行われました。
はいどうもー! バーチャルYouTuberキズナアイです!ლ(´ڡ
ლ)✨
今日から・・・ローソンコラボが・・・スタートしてますよ・・・😌
お近くのローソンを・・・ちらっと、ちらちらっと・・・のぞいてみてくれたらうれしいですよ・・・😌😌さあ、今日も元気に行ってみましょう!
ふぁーーー!!ლ(´ڡლ) pic.twitter.com/icHCVq9s31— Kizuna AI@11/2 new world Prod.Yunomiリリース (@aichan_nel) 2018年6月5日
また、キズナアイの生みの親であるイラストレーター、森倉円氏による、ローソン限定の描きおろしイラストも販売され、ピンクとブルーの2種類のカラーが用意。
数量限定であるためレアなアイテムとなりました。
その他にも、キャンペーン期間中にはキズナアイのラバーストラップやクリアファイルのセット、また缶バッジセット、アクリルスタンド、等身大タペストリーなど豊富なアイテムが登場。
対象の店舗となったのは東京、大阪、福岡の計3店舗ですが、東京のローソン神田明神店にはキズナアイの等身大パネルも設置され、華やかなコラボ企画となりました。
対象商品を買って抽選企画に応募、外れてもオリジナル限定動画がプレゼント!
また、これらの店舗にて対象となる飲料を購入すると、抽選で限定オリジナルグッズが当たるキャンペーンも実施。
購入した商品のレシートを撮影して応募できるという仕組みが用いられました。
対象飲料を5本買うとキズナアイのビッグクリアスタンドが当たる抽選に応募ができ、また10本買うと、ローソン店員の制服を着たキズナアイがプリントされたダイカットクッションの抽選に応募できる、というものです。
もし抽選に外れてしまった場合でも、キズナアイのオリジナル限定動画が見られるという特典付きで、「忘れ物編」と「レジ編」の2本が視聴可能に。
これらの動画はキズナアイのYouTubeチャンネルでも配信されていない限定動画で、それぞれの動画は2回までしか視聴できないというレア動画です。
YouTubeであれば同じ動画を何度でも繰り返し視聴できますが、このコラボ企画の限定動画のように視聴できる人や回数が限られることによって、コンテンツ自体の希少価値が上がるため面白い試みですね!
未来のコンビニの姿?ローソンが開発中の「バーチャル店員」とは
今回、ローソンが行ったキズナアイとのコラボ企画は期間限定のものですが、ローソンはキズナアイをはじめ、バーチャルキャラクターに大きな関心を寄せています。
現在、ローソンはバーチャルキャラクターを店内に設置する「バーチャル店員」の開発を進めています。
これが実用化されれば、ローソン店内でバーチャルなキャラクターと会話をしながら買い物ができるようになります。
このプロジェクトはローソンと、仮想ライブ空間配信プラットフォームのSHOWROOMとの共同開発によって進められているものです。
2018年10月に幕張メッセにて開催されたIT系イベント、CEATEC 2018では、このバーチャル店員のデモが展示されました。
#LAWSON のバーチャルYouTuberならぬ「バーチャルクルー」みくるちゃんと話して来たよ(≧∇≦)/
おにぎりオススメされた(*´ω`*)
未来のコンビニでは、どの店舗でもお気に入りの美少女に常連さんとして扱われるそうです~#CEATEC #CEATEC2018 pic.twitter.com/j9i1LYZqKs— ねむ⚡バーチャル美少女YouTuber (@nemchan_nel) 2018年10月18日
同イベントのローソンブースでは、ローソン店員の制服を着たバーチャル店員のデモが設置され、質問に答えたり、健康を気づかうアドバイスなど、様々なコミュニケーションができる様子が紹介されました。
昨今、コンビニの自動化がよく話題になりますが、自動化や省人化が進むと顧客とのコミュニケーションが希薄になり、購買体験が無機質なものになってしまいます。
ですが、バーチャル店員を導入することで、顧客とのコミュニケーションを損なわずに済みます。
未来のコンビニでは、キズナアイや東雲めぐなどのVTuberが店員になって話せるようになるかもしれません。お気に入りのVTuberが接客をしてくれたら、と考えるとワクワクしますよね!
まとめ
様々なゲームやスポーツイベントなどで、VTuberとのコラボ企画が行われています。
ですがキズナアイとローソンとコラボは、VTuberのコラボ企画の中でもスケールの大きなもので、VTuber界の親分としての存在感を感じますよね。
また、ローソンは現在、SHOWROOMとの共同開発で「バーチャル店員」の開発も進めており、これまでにデモ展示なども行うなどして、実用化に向けて着々と準備を進めています。
未来のコンビニでは、人間に代わってバーチャル店員とのやり取りが当たり前になっているかもしれませんよね。未来を垣間見させてくれる技術で、実用化に期待ですね!
キズナアイの事がもっと知りたい方はこちら→)キズナアイ徹底解説!中の人から訪日アンバサダー就任の背景、海外の反応、キズナアイ杯の楽しみ方まで!
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