VR業界屈指のテックカンパニー「ナーブ株式会社」の全貌に迫る
VR元年と呼ばれた2016年を皮切りに世界中でVRビジネスを展開する企業が増加していますが、日本におけるVRビジネスにおいて、外せない企業であるのが「ナーブ株式会社」です。
今回は日本におけるVRプラットフォームのパイオニアであるナーブ株式会社について、注目のプロダクトなどをまとめてご紹介していきます。
Contents
ナーブ(NURVE)ってどんなVRスタートアップ?
おはようございます!
昨日はNUR*VEさんに来ていただきまして、VR内見の説明会を行って頂きました。
不動産分野でも徐々に波が来ているVR…川商ハウスでもついに!?(※まだです)カウンターで繰り広げられる最先端のVR内見(端から見ると異様な光景)が始まるかもしれませんね…! pic.twitter.com/uVf73ABqC0
— 川商ハウス (@Kawasho_House) 2018年6月27日
ナーブ株式会社はライフスタイル領域におけるVRプラットフォームを提供しているベンチャー企業です。
2015年10月の創業であり、日本のVR企業では最大の資金調達となる累計7億円超(2017年10月時点)を実施。
元々は代表である多田英起氏が元々在籍していたエーピーコミュニケーションズ時代に新規事業としてVR事業を立ち上げたことからナーブは始まっています。
現在は「VRクラウド」と呼ばれるVRプラットフォームを様々な業界に提供しており、以下の企業と提携することで事業拡大を進めているようです。
- アットホーム株式会社
- 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
- Airbnb Japan株式会社
- 株式会社リコー
- 株式会社リビングスタイル
- 株式会社いい生活
特に人気360度カメラシリーズである「Ricoh theta(リコーシータ)」を提供するリコーと提携していることからも、高い技術力が認められていると捉えることも出来ます。
関連記事:【用途別】Ricoh theta(リコーシータ)の概要とおすすめの機種をご紹介!
世界進出を目指すライフスタイルVRプラットフォーム
ナーブは様々な領域においてVRプラットフォームを提供しており、今では不動産や旅行/観光や物流といった様々な領域において事業展開を進めています。
特にVRが浸透し始めている不動産領域においては2017年末で全国1000店舗でナーブのVRソリューションである「VR内見™」が導入されており、2018年3月末時点では2000店舗にまで導入が拡大していると発表されています。
不動産領域以外でも、例えば旅行領域ではHISの関東全店舗において旅行領域におけるVRソリューションである「VRトラベル」が導入されており、またANAと共同でリリースされたサービス「ANA VIRTUAL TRIP」なども提供。
最近では商船三井にVRソリューションを提供するなど船舶領域においてもVRサービスの提供を始めているようです。
関連記事:VRで旅行体験!世界中の観光ができるVRアプリ/VRサービス11選
他にもナーブはVRプラットフォームの活用に必要不可欠なVRコンテンツを誰でも簡単に制作出来るように自社独自の「撮影アプリ」を提供しており、Ricoh theta(リコーシータ)やInsta360(インスタ360)と連携してスムーズに撮影~クラウドへのコンテンツアップロードが出来る仕組みを提供しています。
自社製オリジナルVRゴーグル「CREWL」の提供
またナーブの強みとして「ビジネス利用に特化した自社製VRゴーグル」を提供していることも挙げられます。
ナーブが提供するVRゴーグル「CREWL(クルール)」は不動産の内覧活用のようなビジネスの現場(VRを普段使わないようなエンドユーザー)に最適化したデバイスとなっています。
不動産の内見に行った際に通常のVRデバイスを装着するのは、衛生面や髪形やメイクが崩れるという観点からはハードルが高く感じますが、本デバイスならユーザー体験を損なわずに成約まで至りやすいというメリットがあります。
他にも2018年7月から持ち運びに便利なVRゴーグル「モバイルクルール」の提供をスタートするなど、VRプラットフォーマーとして進化を続けています。
複数の特許技術申請を行うなど高い技術力を保有!
7月11日からの2カ月間、整備士体験コンテンツとして誰もが直感的に操作できるVRコンテンツ「MSSシステム」の実証実験を展開
→VRで整備士体験! 「JAL 工場見学 SKY MUSEUM」でMSSシステムを実証実験https://t.co/uoJJAKoXVs#VR #JAL #工場見学 #SKYMUSEUM #ナーブ #NTTドコモ #空間インターフェース pic.twitter.com/muHB5cgjMV
— 【公式】マイナビニュース エアライン (@mn_airline) 2018年7月11日
今や様々なライフスタイル領域でVRプラットフォームを提供しているナーブですが、この事業拡大を支えているのが高い技術力です。
最近では、誰もが直感的に操作できる「空間インターフェース」技術を活用した「MSSシステム」を新開発したというニュースリリースを発表しています。
この技術はMR(複合現実)とも呼ばれる世界観を実現しており、自分の手をカメラにかざすとVRコンテンツ内に自分の手が再現されて操作が可能となる画期的な内容です。
ちなみに「JAL 工場見学SKY MUSEUM」にてこの技術を活用したVRコンテンツが提供されているようですので、気になる方は一度体験しに行ってみるのも良いかもしれませんね。(2018年7月11日より2か月間実証実験が行われるとのこと。)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は日本におけるVRビジネスのパイオニアであるナーブについてご紹介していきました。
最近ではVRビジネスの常識を覆す完全無人かつ遠隔接客を実現した「どこでもストア®」の導入も加速しており、ますます目が離せません。
ビジネスに特化したVRプラットフォームによって、今後どのような世界になっていくのかが楽しみですね!
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