XRテックカンパニー「プレミアムアーツ」大解剖 – 技術力・開発力から採用情報まで
プレミアムアーツはAR/VR/MRの分野で様々な企業をサポートする、ソリューションカンパニーです。
今回は、
- プレミアムアーツが独自開発する「Live AR」などの技術
- ARやVRをつかった実際の活用例
- プレミアムアーツの特徴・強み
- 会社情報
- 採用情報(中途・インターン)
を解説します。
ARやVRの技術を取り入れて、新たな企業価値を求めている企業・担当者の方、そしてプレミアムアーツへの転職・インターン入社を検討されている方はぜひ最後まで読んでみてください!
Contents
プレミアムアーツの会社概要
株式会社プレミアムアーツ(以下プレミアムアーツ)は、AR、VR、MRのテクノロジーで企業を支援・サポートするソリューションカンパニーです。
会社の設立は2015年なので比較的新しい企業ですが、コンピューターによる可視化と3DCGデータを活用した企業サポート、特にUnreal Engine(※)・Unity(※)を活用してのコンテンツ開発において高い評価を得ています。
※Unreal Engine:エピックゲームズが開発したゲームエンジン。NASAやディズニーの映画製作にも使われており、3Dゲームやコンテンツの根幹システムとして世界中で広く採用されている。
※Unity:Unity Technologies社提供のゲームエンジン。アニメーションの作成やXR分野(VR/ARなど)の開発にも非常に便利なツールで、他にもいろいろな機能を搭載している。
プレミアムアーツはARやVR、MRによるコンテンツの企画・開発はもちろんのこと、 「Live AR」という独自技術(特許取得済み)によってリアルタイムでCGと実写を合成したライブなどの演出など、様々な商品開発を手がけています。
AR/VRという技術を用いて自社の商品をさらにプロモーションしたいと考える企業は増えてきていますが、プレミアムアーツのような「AR/VRのノウハウを蓄積し、自ら商品開発も行う企業」との提携は、企業課題の解決に向けて大きく加速させてくれるでしょう。
プレミアムアーツ社がもつ、「3つの特徴・強み」
では、具体的にプレミアムアーツの持つ技術力、企業としての強みを3つ見ていきましょう。
❶、AR ライブイベント・ソリューション
専用のゴーグルが必要なVRとは異なり、現実世界に3DCGを映し出すAR(拡張現実)の需要は企業シーンでもますます高まってきています。
プレミアムアーツは、そのARを利用したアーティストライブやコンサートなどのイベントの演出を手がけています。
事前に収録した3DCGではなく、 リアルタイムに合成した3DCGを観客の前に表示させることができるため、3DCGキャラクターとオーディエンスとのインタラクティブなやり取りを交えた演出が可能になります。
たとえば、通常のコンサートでよく見られるアーティストのフリに対するオーディエンスの返しに、アーティストがさらに答えていく…。事前収録では不可能な、こうしたリアルタイムなやり取りも自然に行えるため、より『リアルな』演出・コミュニケーションを生み出せるわけです。
これを可能にしているのが、プレミアムアーツが独自に開発した「Live AR」。
3Dキャラクターを現実世界に投影するARの技術をさらに高め、リアルタイムでCGを描写することによって、新しい価値観を提供しています。
❷、AR/MR アプリ・ソリューション
自社の商品やサービスのパッケージにARの3DCGグラフィックを組み合わせる試みは徐々に増えてきています。
そうした中で、プレミアムアーツは小売業界や飲食業界だけではなく、建築・不動産業界やインテリア業界、自動車業界、観光業界など幅広いジャンルの企業形態に合わせた最適なARサービス・モデルを提供しています。
最近は商品の宣伝や展示だけではなく、工場や作業現場でARを活用し、一層の業務効率の向上を目指す企業も増えてきました。
プレミアムアーツは様々な産業や企業へのソリューション活動を行ってきた実績があり、企業の用途や目的に合わせた最適なARテクノロジーの提供が可能です。
もちろんAR/MRのアプリ開発も行っており、マーカーを用いたARアプリやモバイルアプリ、ウェアラブルデバイスの活用まで、最新のAR/MRアプリの開発からサービス運用まで、企業が求めるニーズにしっかりと応えるサービスを提供しています。
❸、VR システム・ソリューション
AR/MRだけではなく、プレミアムアーツはVRを使ったコンテンツ・サービスも制作しています。Oculus RiftやHTC Vive向けのVRコンテンツやモバイルアプリ向けのシステム開発を行っており、ゲームなどのエンタメ系はもちろん、教育や医療現場向けのVRコンテンツの提案も行っています。
その中でもやはり、Unreal Engineを用いた3DゲームなどのVRコンテンツ制作への実績は豊富で、バンダイナムコアミューズメントが運営するVRエンタテイメント施設、「VR ZONE」向けに様々なコンテンツを制作してきました。
3Dキャラクター制作に必須となるモデリングに関しても、専用スタジオを必要としない慣性式モーションキャプチャ・MVNを採用することによって、よりリーズナブルでスピーディーな収録、編集が可能にしています。
ダンスや演技、スポーツなど様々なシーンでのモーション・データの収録や映像制作のお手伝いもお任せください。
挙式VRも?プレミアムアーツのXR制作実績を3つご紹介
プレミアムアーツの技術力、特徴について簡単に説明しましたが、では実際にそうした技術を用いてどのようなサービスを提供しているのでしょうか?
プレミアムアーツが実際に開発・制作したコンテンツをいくつか見てみましょう。
AR ライブイベント:ヴァーチャル・アイドル「EIGHT OF TRIANGLE」
EIGHT OF TRIANGLE(エイト オブ トライアングル)は、コンポーザーの遠藤和斗(Kazuto)、ボーカルの君島零(Ray)と同じくボーカルの 荒賀新音(Neon)の3人からなるヴァーチャル・アイドルユニットです。
東映とavexがタッグを組んで売り出しているこのヴァーチャル・アイドルのライヴ演出を、プレミアムアーツが手がけています。
EIGHT OF TRIANGLEがこれまでのヴァーチャル・アイドルと決定的に異なるのが、実在する人物が作詞・作曲、歌唱、ダンスなどを行っているという点。そのため、ライヴでも事前に収録した映像ではなく、スクリーンの後ろでアーティストが踊り、歌っているその姿をリアルタイムでレンダリングし、ステージでARの3Dキャラクター映像として映し出します。
これはまさしくプレミアムアーツの独自技術「Live AR」をフルに活用した例といって良いでしょう。
また、リアルタイムCGを利用した日本発のキャラクターライヴとして話題になった「ときめきレストラン」のCG開発もプレミアムアーツが担当しました。
プレミアムアーツは「Live AR」を使って、新しいエンターテイメント・シーンの創生を手がけています。
AR/MR アプリ:布袋寅泰の「新体感ライブ」アプリ
布袋寅泰の「新体感ライブ」はAndroid/iOS対応のスマホアプリで、 布袋寅泰のライブ・パフォーマンスをマルチアングルやARといった、様々な映像表現で楽しめるアーティスト・グッズの一種です。
(期間限定配信。現在は終了済み)
(https://shintaikan-live.hikaritv.net/hotei/)
アプリを購入後に送られてくるピック型のARマーカーを使うと、ピック上に「Battle Without Honor or Humanity」をプレイする布袋寅泰の3Dフィギアが出現します。手のひらにピックを置けば、『手のひら布袋』を再現することも思うがまま。
さらにライブのパファーマンスを様々なアングルから楽しめるため、布袋寅泰のギタープレイを思う存分に満喫することが可能です。ファンにとってはたまらないアプリといって良いでしょう。
ライブ会場などで販売されているアーティスト・グッズはタオルやパンフレットなどの『モノ』が中心でした。そこにAR/MRをつかった新しいグッズの姿を形にしてみせたのも、プレミアムアーツのアプリ開発力があればこそです。
布袋寅泰以外にもスキマスイッチの「新体感ライブ」、ほかにも様々なアプリ開発にプレミアムアーツは携わり、新しい価値観を提供しています。
VR システム・ソリューション:「挙式VR」
(https://www.voltage.co.jp/newtech/wedding_vr/)
2017年の東京ゲームショーで大きな話題をさらったのが、タイプの異なる3人のイケメンたちとの結婚式をVRで楽しめる「挙式VR」です。
女子が憧れる結婚式を、現代風のイケメン、ヨーロッパの王子様タイプ、戦国武将タイプの3人から選んで挙げられます。プレイヤーの選択によってストーリーも変化し、最後はイケメンとのKiss…
耳元で囁かれる誓いの言葉の臨場感はVRならでは。男子がプレイしても思わずドキドキしてしまいそうです。
Oculus RiftやHTC Vive用のSteam版のほか、スマホアプリの開発もプレミアムアーツが手がけました。
高品質のCGキャラクターをスマホアプリでもスムーズに動作させるために、プレミアムアーツの技術が注がれています。
【挙式VR基本情報】
- タイトル:「挙式VR ~鴻上大和 編~」、「挙式VR ~ヘンリー・A・スペンサー 編~」、「挙式VR ~伊達政宗 編~」
- 対応OS:Andorid、ios
- 価格:各タイトル¥720
- システム要件:iOS 9以上、Android 5.0以上
- 公式サイト:https://www.voltage.co.jp/newtech/wedding_vr/
参考記事:VR結婚式の最新事例! 会場の下見や遠隔参加/2次元キャラとの挙式まで
プレミアムアーツとのパートナーシップを検討している方へ
プレミアムアーツは企業向けのAR/VR/MRのシステムやアプリの開発・制作を行っているため、
「ARやVRを活用して自社製品をアピールしたい」
「現場にAR・VRの技術を取り入れて作業員のトレーニング、コストセーブや品質管理に役立てたい」
と考えている企業にとっては心強いパートナーとなるはずです。
また、エンターテイメントに関して述べるならば、今回紹介した3つのコンテンツともに男性のCGキャラクターを扱っているところが興味深いですね。
AR/VRのユーザー層を想定した時に、いわゆる美少女キャラを扱う企業が多い中、こうした独自の視点でサービスを開発・提供してくれる会社の存在は大きいのではないでしょうか。
ARやVRはこれからの企業シーンに無くてはならないツールへと成長していくでしょう。
プレミアムアーツの技術力を取り入れて、企業の競争力をさらに高めてみるのはいかがでしょうか。
プレミアムアーツの求人は?転職・インターン・年収など
ここまで紹介したプレミアムアーツですが、以下にて中途・インターン等を募集している枠があります。転職を検討している方、インターンしてみたいは確認してみてはいかがでしょうか。
また、VR/AR領域への挑戦に関しては、幅広く企業を紹介してくれる以下のサービスをご活用することを推奨いたします。
企業ネットワークの強い業界専門のエージェントですので、ぜひ利用してみてください。
プレミアムアーツの会社情報:住所・従業員数・資本金など
最後に、プレミアムアーツ社の会社情報の詳細を記載します。
- 社名:株式会社プレミアムアーツ(Premium ARTS Inc.)
- 所在地: 日本、〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目11−1
- 電話: +81 3-6402-5252
- 設立:2015年7月7日
- 代表取締役:山路 和紀
- 資本金:1,475万円
- 事業内容:
- ARコンテンツ企画開発・運営事業
- VRコンテンツ企画開発・運営事業
- 自社エンジン(LiveAR・chidori)開発とライセンス事業
- 3Dグラフィック及び3D映像制作事業
- 公式HP:http://www.premiumartsinc.com
- 主な取引先:株式会社自律制御システム研究所、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、株式会社ボルテージ、東映株式会社、株式会社NTTぷらら、デル株式会社、サイバネットシステム株式会社、ミテネインターネット株式会社、東急建設株式会社、森ビル株式会社、ソフトバンク株式会社 など。
まとめ
AR/VR/MRの分野で確固とした技術力と開発力を武器にする、プレミアムアーツの特徴・強みについて紹介しました。
商品やサービスのニーズが多様化していく中にあって、ARやVRが生み出す新たな価値観の提供は、企業にとっても大きな強みとなっていくでしょう。
この分野で出遅れないためにも、ぜひ一度プレミアムアーツにコンタクトを取ってみてください!
※関連記事:3分で分かる!VRビジネス最新事例8選 – 業種別の利用ケース解説
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