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危険!フリーランスエンジニアの実態と失敗しない方法 | 現役フリーランスが解説


フリーランスエンジニアとして自由な働き方を選びたい人は多いと思います。

「あらゆる責任・時間的な制約から解放され、収入面も上がりそう…」と考えている方も多いですが、「フリーランスになる」=「楽になる」「収入が上がる」「自由になる」というわけでは一切ありません

今回は、フリーランスエンジニアの実態について「収入」「自由度」「スキル」といったあらゆる側面から解説していきます。

これを参考に、自分が果たして独立に向いているかどうかよく考えてもらえたらと思います。

メリットはあるか?フリーランスエンジニアの実態

エンジニア

そもそも、会社員から個人事業主になるにあたってどのようなメリットがあるのでしょうか。

まずは「フリーランスになるメリット」「フリーランスエンジニアたちがどの用に案件を調達しているのか」といった点を解説していきます。

前提:フリーランスの案件受注難易度は低くはない

結論から言うと、フリーランスエンジニアは仕事を取るのが非常に難しいのが実態です。

フリーランスは「個人事業主」であるが故、

  • 会社員よりも専門性・高い技術が求められるこ
  • 自身で仕事を取ってくる場合、営業力が必要
  • クライアントと個人的な関係値を気付く必要あり

など、「エンジニア」そして「社会人」としての総合的なスキルが求められるためです。ただ、近年では業務委託に対しても間口が広く設けられており、人口が増えているのも事実。

では、具体的なフリーランスエンジニアの実態について「案件受注方法」「求められるスキル」「給与・収入面」などからお伝えしていきます

実態1.案件獲得:仕事の受注方法は3通り

まずは、フリーランスのエンジニアが案件を受注する方法を4通り紹介します。

その1:前職受注先など、ネットワークを活用する

フリーランスになるにあたって、会社員時代のネットワークを活用して案件を受注する方がいます。

受注単価にもよりますが、フリーランスは会社員と比べて仕事の継続性・確実性等が不安定であることは間違いありませんので、一つでも仕事の受注先があれば生活環境的にも精神的にも大分楽になります。

ただ、前職の会社から仕事をもらえるのなら良いのですが、なかなか前職から受注できる人はいません。よほど信頼されている場合のみでしょう。

その2.クラウドワークスなどのアウトソーシングサービスで受注する

crowd works

クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人が仕事を受発注できるサービスで、「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったサービスが例になります。

クラウドソーシングの使い方は簡単で、自分がやってみたい案件を選んで応募するだけです。後はクライアントが承諾すれば仕事を得ることができます。

また、仕事の納品や仕事の報酬のやり取りもクラウドソーシング上からできるので、非常にタスク管理が楽になります。フリーランスは仕事の受注先が色んな所からになりがちなので、一つのサイトに纏まっていると助かることでしょう。

注意:クラウドソーシングでは高年収は望めない

「実績を当初より作れる」という点でクラウドソーシング等は駆け出しのフリーランスにはオススメできますが、残念ながらクラウドソーシングでは「高収入は難しい」「1案件ごとに手数料がかかってしまう」という問題もあります。

その3.個人で営業をかける

比較的難易度が高いですが「自分で企業側に営業をかける」ということも可能です。自分で営業をかける場合も主に下記2通り手段があります。

  1. 企業のコーポレートページ等から直接応募する
  2. Wantedlyで企業側に応募する

上記2点とも比較的難易度が高いですが、それでも個人で営業する際の成功角度を上げる方法としては、

  • 資金調達後の企業に応募する
  • Wantedlyでは求人を「新着順に並べる」

といったことで、上記により求人ニーズの高い企業をリストアップすることが出来ます。ただ、「金銭条件の記載がない」「第三者のリファラを活用できない」といった欠点があり、筆者はあまりオススメしません。
(前職のネットワークやエージェント活用による受注であれば、【エンジニア – 企業採用担当】以外で「企業側の現場の方」「キャリアカウンセラー」等客観的に評価してくれる方が存在することが多いです)

また、長期的な契約になることがほとんどですので、高い信頼性と技術力が求めらるため駆け出しのフリーランスでは少し難しいと思われます。

ある程度フリーランスとしてのスキルが見についてきたら、企業と直接契約するのも良いと思います。直接契約すれば、安定した収入源になることがほとんどです。

*フリーランスで営業するのが難しい理由や、それでも個人で案件獲得されたい場合の営業のコツに関しては、こちらの記事にまとめています→

【SE向け】フリーランス営業のコツとおすすめツール/サービス3選

その4.エージェントを活用する

business

最も推奨したいのがこの方法。

  • 豊富な案件数
    ⇒金銭軸、スキルアップ軸など個人の案件希望に応じて
    案件を選ぶことが出来る
  • 福利厚生を受けられる
  • 事務サポート(税金、保険など)

という多くのメリットがあります。

「エージェント側の中抜きにより単価が下がる…」といった不満を耳にすることが多いですが、最近ではエージェントもマージンを抑えることが増えてきているのも事実です。単価を下げたくない場合は

  • クライアントからの直請け案件が多いエージェント
    例 ) レバテックフリーランス、Tech Lance、ギークスジョブ等
  • マージン公開型エージェント
    例)MidWorks、Pe-BANK等

あたりを利用してみるとよいでしょう。

*フリーランスエンジニア向けおすすめエージェントや、選び方などに関してはこちらを是非参考にしてみて下さい→

フリーランスエンジニア必見!プロがおすすめする真の優良エージェント5選

実態2.収入面:フリーランスになった場合の収入・条件のリアル

収入がどのくらいになるのかは一番気になる所でしょう。一般的に業務委託の収入はサラリーマンよりも多いイメージがあります。

ですが、果たして本当にそうでしょうか。収入の実態についてお話致します。

収入面 福利厚生 案件幅 受注難易度 仕事の継続性
ネットワーク活用 × ×
クラウドソーシング ×
自分で営業 ×
エージェント

業務委託として働いていく上で上様々な案件獲得方法があり、いずれもメリット・デメリットがありますが、前提としてしっかりと案件を受注することが出来れば収入面は基本的には現在より改善されます

筆者自身フリーランスになったタイミングで収入が3倍近くなったのが事実です。

背景として考えられるポイントとしては

  • 正社員の採用=固定費につきリスクヘッジが掛っている
  • フリーランスの採用=変動費なのでリスクヘッジ分を減らした報酬が可能
  • 各企業IT人材の確保が困難であり、フリーランス市場エンジニアの希少価値が高い

という点が大きいでしょう。経営の観点から考えた際、正社員の採用は固定費として経営に非常に重たく伸し掛かりますので、「この先多少経営状況が悪化しても雇い続けられる額」で提示する必要があります。

一方でフリーランスエンジニアの採用では、「契約期間を決めた上での雇用」「企業側のマターで契約打ち切りも可能」という点で、経営のリスク分を上乗せした金額提示が可能なのです。

社会保険などは個人負担になるので注意

企業側は正社員を雇う際、

  1. 給料 ⇒ 労働者へ
  2. 福利厚生 ⇒ 労働者へ
  3. 社会保険料(下記例) ⇒ 国へ
    • 労災保険
    • 雇用保険
    • 厚生年金
    • 健康保険

というように、労働者への報酬以外にも非常に多くの費用が発生してます。よって個人事業主になる際、同程度の

若手フリーランス1年目は、比較的低収入が多いのが事実

若手エンジニアでスキルが未成熟なままフリーランスになってしまうと、どうしても独立してから一年ぐらいは低収入がやっていく人が多いのが実態です。案件獲得の難易度も高まりますし、会社と違って教育を担当してくれる先輩もいない状況だと容易に成長できないのも事実。

若手のフリーランスエンジニアの方は独立する際には、

  • ある程度の貯金しておく
  • 生活の固定費を下げる
    • 家賃の低い家で暮らす
    • 携帯を格安スマホに変更する
    • etc…

といった様々な工夫をしていますので、参考にしてみましょう。

実態3.働き方:企業既定の時間や役職による「責務」からは解放される

フリーランスとして業務委託で働いた際、自由になるポイントとしては、

  • 時間
  • 責務

といった点があるのは事実。

案件にも寄りますが、フリーランス向け案件として多いのは

  • 週4稼働 / 常駐週2~
  • 週3稼働 / 常駐週1~

など、一定常駐は求められるものの基本的にはリモート可能なものが多く存在します。

性善説に従い労働時間を自己申告とする企業も多いため、フレキシブルな時間でもプロジェクトにはフルコミットできる方には非常におすすめです。

また、フリーランスであれば基本的に社外のリソースになるため、「若手人材の育成」や「他案件の手伝い」といった職務が事前の契約になければ応じる必要がなくなります。

当初の「契約内」に完結する業務内容にのみリソースを当て、ほかの仕事が与えられた場合は「契約内容変更」として切り分けられるのは、社内人材でない業務委託の特権でしょう。

【フリーランスとして失敗しないために】必要なスキルや能力・失敗パターン

「フリーランス」になることで様々な制約から解放されノマドな働き方が出来るように感じますが、一般的なビジネスルールが守れないようであれば企業との関係値を築くことが出来ず、フリーランスとして働き続けるのは限りなく難しいでしょう。

では、フリーランスになるにあたってどのようなスキル・能力、心がけ等が必要になっていくのか、失敗例とともに解説していきます。

1.必要なプログラミングスキル:最低3年ぐらいの勤続年数と1分野の専門性は欲しい

独立するには前には、ある程度企業に勤める方が成功しやすいのが事実です。

ただし、フリーランスエンジニアの中でも、サイト制作のようにそこまで高度な技術を必要としない分野ならば、未経験でも仕事を取れることがありまが、その場合は一定のポートフォリオを提示し案件をこなせる証明が求められてくるでしょう。

最低でも3年ぐらいはSEとして企業に勤めた経験は欲しい所です。

【年数=スキル】ではないものの、言語経験として3年を一定の指標にする企業は多く、求人表やクラウドソーシングの案件にも、募集要件に「3年以上の経験必須」と書かれていことが多いです。

また、フリーランスのエンジニアとして職を探す際、何か一つ専門分野があると非常に決まりやすいです。

クライアント側は多くのフリーランスの中から「誰に受注をするか」を選ぶ訳ですが、何か仕事内容に合った専門分野を持っている人がいると「その人に任せる理由」になりますし、得意なプログラミング言語でもなんでも良いので、何か一つ得意なことを極めてみるのがオススメです。

AIや機械学習などの流行分野は狙い目

AI

フリーランスで高収入を得たいという方は、AIや機械学習と言った、流行分野に関する技術を身につけておくのがオススメです。

最先端の技術を必要とする案件は非常に高単価であることが多いです。AIはpythonというプログラミング言語を使用することが多いので、まずはpythonの勉強をしてみて下さい。

※Pythonのフリーランスエンジニアの実態や高単価を稼ぐ方法、未経験からの転向方法まで
Pythonの案件は高単価?フリーランスで稼ぐコツ・未経験からの受注方法

2.信頼関係を築く必要があるので、コミュニケーション能力も必要とされる

フリーランスだとリモート・常駐の案件に分かれますが、リモートの場合相手の顔が見えない状況でやり取りをする訳なので、クライアント側に「この人信用できるのかな?」と思わせてはいけません。

適切なビジネスマナーを守ったメールを返したり、レスポンスの質を維持することでクライアントと信頼関係を築く必要があります。また、コミュニケーション能力も必要とされてくるでしょう。独立すると、営業も一人でこなさないといけないので、会社員以上「人と接する」能力が求められます。

3.市場や案件相場には敏感になろう

働いていく上でご自身の収入は案件選びの大きな指標になるかと思いますが、プログラマーとしての価値を維持するためにも案件の収益性シビアに考えた方がよいでしょう。

エージェント等を活用する際は特にですが、キャリアカウンセラーはエンジニアの市場価値を検討する際

どういったPJTに、どういったポジションでどれぐらいの単価で関わったのか

という点は考慮するため、1つ1つの案件の価格が市場価値の指標になります。

また、エージェントを利用する中で一切単価等を気にしないスタンスになってしまうと「△△さんは手数料をあまり気にしないから、若干単価が低くなっても問題ない…」という対象になりかねず、なかなか受注単価が上がらない可能性が発生します。

よってフリーランスであってもご自身の市場価値に対しては敏感なり

  • 単価を下げないようにする
  • エージェントを利用する際は中抜きを気にする
    (カウンセラーに尋ねる等)

といった点は気を付けましょう。

4.期限や質の期待値コントロールは超重要

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フリーランスは常駐であっても企業側の性善説に従ってフレキシブルな稼働になることが多いですが、それは一切「期限や納期といったラインを伸ばす」ということや、「提出可能なアウトプットの下限が下がる」ということを意味しません。

企業として受注している案件の場合、期限調整やクオリティの期待値コントロールに関しては企業のディレクターらが行うため、エンジニアは「自身の開発」に専念し、期限を過ぎそうな場合でもディレクターが調整してくれることがあります。

一方でフリーランスであれば「個人」で仕事をしているため、期限や期待値のコントロールも自身のタスクになりますし、相手側との調整に失敗するとそれは「自身の信頼関係の損失」に直結してしまいます

よって

  • タスク管理ができず、漏れやタスク超過がよく発生する
  • スケジュール管理ができず、納期を過ぎることがある
  • 相手側との期待値調整が苦手

という方はフリーランスになっても失敗してしまうケースが多いので、注意しましょう。

フリーランスになるなら!おすすめのエージェント2選

最後に、フリーランスとして働きたい方向けにおすすめのエージェントを2つほど紹介します。

1.全て最高、週4以上でコミット可能なら【レバテックフリーランス】

レバテックフリーランス

2018年の平均年収は驚異の「862万円」、
登録者数はなんと「78,000人」のレバテックフリーランス

個人事業主プログラマー向けのエージェントの中でも

  • 案件保有数:日本トップクラス
  • エンドクライアント側の信頼が蓄積
  • 直請けで案件を確保している(→低マージン、高単価)
  • 福利厚生も

という形であらゆる点が網羅されています。

保有案件数 ★★★★★
収益性(高単価) ★★★★★
サポート体制
コンサルタントの質
★★★★★
サービス
(福利厚生・保険等)
★★★★★

カウンセラーによる抜群のサポート体制

レバテックフリーランスでは、専任のテクニカルカウンセラーによる手厚いサポートを行っています。

  1. テクニカルカウンセラーによる「求人の紹介」
  2. テクニカルカウンセラーからの「市場動向」と「情報の共有」
  3. 次を見越した案件の提案
  4. 賃金交渉、事務作業の代行

を始めとした支援により、エンジニアの方が極力負荷なく活躍できる体制をとっています。

面談以降カウンセラーが徹底的にはいり、これまでのキャリア・スキルの整理から今後のキャリアビジョン相談等を手厚く対応してもらえます。

また、クライアントとのミーティングを通して、現場で求められているスキルを調査、IT情報を逐一アップデートの上共有してくれたり、案件終了後、ブランク期間ができてしまわないよう、事前に今後の意向をエンジニアに確認してくれます。

エンジニアの要望を考慮した新規案件探しと、契約についてのサポートが行われます。案件に参画中も現場の不安や相談に乗ってくれるので、不安を抱え込まず仕事に集中できそうですね。

注意事項:週2~3稼働の方には向かない?

その一方でレバテックフリーランスで扱っている案件は週5日からのものが多いです。「フリーランスなんだからもっと柔軟に行動したい」「週2~3の案件を掛け持ちしたい」という方には不向きかもしれません。

レバテックフリーランスの登録はこちらから

2.週2からの、少数精鋭高単価エージェント【Tech Lance】

Tech Lance

クライアントとの直請けに拘り、かつ最低週2~3でOKという案件やリモート案件を多数抱えるTech Lance」。

フリーランス・副業エンジニア」にフォーカスした数少ないエージェントです。

もちろん週4~5の常駐案件もカバーしていますが、「週3程度でフレキシブルに働きたい」という方や、「週2日であとは勉強したい」という方にとっては非常にフィットするでしょう。

企業への参画時にお祝い金が贈呈される仕組みも何気に嬉しいポイントです。

保有案件数 ★★★☆☆
収益性(高単価) ★★★★★
サポート体制
コンサルタントの質
★★★★★
サービス
(福利厚生・保険等)
★★☆☆☆

数少ない「副業案件メイン」の少数精鋭エージェント

上述した通り、副業案件を数多く取り揃え、かつ「単価・スキルアップ」を両軸で目指せる優良案件の多さがTech Lance最大の特徴。

リモート可、という案件も豊富にあり、週3以上の常駐が難しいため「平日の18時以降メインで作業したい」「土日メインで稼働したい」という方にはもってこいのサービスです。

実際のユーザーからは、このような声が上がっています。

「1ヶ月後くらいに副業やってみようかなー」という人もひとまず登録しておいて、話だけしておくと時期が来た時に案件を紹介してくれるので登録しておいて損はありません(登録しておかないとむしろ損かも)。

具体的に僕が紹介を受けた案件は「週2日、土日リモート稼働、渋谷のITベンチャー、C向け自社サービス、Webサービス」や「月32時間、稼働はいつでも、東京駅のIT企業、リモートのみ、新規サービスの立ち上げ補助」などです。

今すぐに副業の案件が欲しいという方は是非チェックしてみましょう。

Tech Lanceの登録はこちらから

まとめ

ここまでフリーランスの実態について書いてきました。独立はやはり厳しさが付きまとう判断ではあるものの、仕事が取れるかどうか、収入が増えるかどうかはそれぞれのプログラミングスキルや対人コミュニケーション能力などに依存してきます。

一定のリスクをとってでも収入や労働時間といった点で優先度をつけていきましょう。

*フリーランスエンジニア向けおすすめエージェントや、選び方などに関してはこちらを是非参考にしてみて下さい→

フリーランスエンジニア必見!プロがおすすめする真の優良エージェント5選

 


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