バーチャル彼女「ヨメミ」の人気の秘密を徹底解説!
いきなりですが、いつでもどこでも傍にいてくれて、自分をよく理解してくれる「バーチャル彼女」がいたら嬉しいですよね。
そして将来そんな存在になるかもしれないのが、現在VTuberとして活躍している「ヨメミ」です。
高度なAIを搭載した自動学習式の対話型AI、という設定の彼女は、最先端の様々な機能を搭載したバーチャル彼女、として紹介されています。
ホログラムやスマートグラスなど、今後実現するであろう様々な技術が、VTuberとどう結びつくのか?そのヒントを紐解いていきましょう!
Contents
ヨメミってどんなVTuber?
ヨメミは2018年1月から活動を開始したVTuberです。
ヨメミと共に活動する「萌実」と、彼女らの生みの親である「エイレーン」との3者で運営するYouTubeチャンネル「ヨメミ V-AR チューバー -萌実-」で配信を行っています。
主な活動はゲーム実況が中心で、元気でアグレッシブなマシンガントークが特徴です。
そのため彼女の実況プレイはどれも賑やかで、ファンも順調に増加。ニコニコ動画でも活躍しています。
主に「フォートナイト」や「GTA V」「PUBG」などのアクションゲームを中心にプレイしており、動画は矢継ぎ早に画面が切り替わるスピーディな展開が印象的です。
そんなヨメミは実況中に即興の歌を歌うことがよくあり、ファンからは「あほあほソング」と呼ばれて人気を博しています。
ちなみに彼女の「フォートナイト」のプレイはかなりの腕前で、最後まで生き残ったプレイヤーに与えられる称号「ビクトリーロイヤル」を何度もゲットしています。
ヨメミ、萌実を超える#ヨメミ #萌実 pic.twitter.com/VShKcoxQML
— でっどはん (@Dead_Hand_) 2018年1月10日
外見はショートヘアの銀髪で、「ヨメミ」と活動を共にする「萌実」とよく似た外見なので、初めて見た人はどっちがどっちなのか分からなくなるかもしれません。
というのも、ヨメミは「萌実の1年前の姿」という設定のキャラなので、外見が非常によく似ています。
とは言っても、両者は同一人物ではなく、あくまでそっくりさんという設定です。
ですので中の人も萌実とは別の声優さんですが、声優が誰なのかは明らかにされていません。
萌実が視聴者を「旦那様」と呼ぶのに対して、ヨメミは「ダーリン」と呼ぶなど、若干の性格の違いがある両者のやりとりを見ているのも面白いですよ!
ヨメミの活動歴、所属企業など
ヨメミの存在が明らかになったのはデビューより一月前の2017年12月、エイレーン氏がTwitterにて始動を告知したときに遡ります。
2018年1月、新バーチャルYouTuber始動 pic.twitter.com/zZlOZ6bKFt
— エイレーン (Eilene) (@BitYoutube) 2017年12月24日
また、このTwitterの同月にはヨメミのTwitterにて、文字化けした謎のツイートが投稿されています。
これを文字コードで解析すると「私の最後のメッセージ届いてる?一千年前のあなたに、この言葉が届いていますように」という謎の文章に。
これが一体何を指すのかは現在でも不明のままですが、何かの暗示なのでしょうか、それとも伏線?このあたりはまだ謎に包まれています。
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— ヨメミ – 3Dアップデートなう (@APP_Yomemi) 2017年12月22日
そして2018年4月には、ヨメミの姉貴的存在であるミライアカリや、猫宮ひなたが所属するバーチャルタレント専門事務所「ENTUM(エンタム)」への所属が発表されています。
しかし同年の6月にはエイレーン氏より「ヨメミというキャラクターで新たなチャレンジをするため」という理由で同事務所を卒業、現在はフリーで活動しています。
【お知らせ】この度はバーチャルカノジョ「ヨメミ」がENTUMを卒業する事になりましたのでご報告いたします。
理由としましては、ヨメミと言うキャラクターで新たなチャレンジをさせていただきたい為です。
その為、一度フリーとして活動する事と致しました。
引き続き応援の程よろしくお願い致します— エイレーン (Eilene) (@BitYoutube) 2018年6月28日
ENTUMへの所属は2カ月程度とかなり短期間であり、加えて上記の文字化けしたツイートの投稿など、多くの謎があります。ネット上ではヨメミのバックには企業がついているのでは?といった噂もありますが、こうした謎めいた部分もまた、ヨメミの魅力なのかもしれません。
ヨメミの生みの親「エイレーン」氏とは?
ヨメミが登場した背景として、それまで「萌実&エイレーン」の2者で動画配信を行っていたものの、投稿のペースが遅く更新が滞りがちでした。
そこで「人工知能の力を借りて萌実の1年前の姿を再現する」という設定の新企画として登場したのがヨメミです。初投稿の動画は1日で再生回数10万回を超え、大きな話題となりました。
そんなヨメミのコンセプトは「実写とアニメーションの融合」で、これはヨメミをプロデュースしたエイレーン氏が、映画「ロジャーラビット」に憧れていたことに由来するそうです。
ちなみにエイレーン氏は、今やVTuber四天王の一人となったミライアカリの生みの親であることでも知られています。
同氏はこの他にも、萌実の姉である萌恵など数多くのVTuberをプロデュースしています。
エイレーン氏自身も動画を投稿していますが、VTuberというよりはクリエイター個人がアバターを身に着けて活動している、と言ったほうが正確でしょう。
エイレーン氏は当初ヨメミを2DCGキャラクターとして世に出しましたが、2018年8月のアップデート時に3DCGモデルに変更、現在のヨメミは3Dキャラクターとして、ダンスなどの3Dならではのアクションもこなせるようになっています。
ハロー! 世界初のバーチャルカノジョ「ヨメミ」だよ!
アプリの人工無能だけど、バーチャルYouTuberはじめるんだ!
今日の19:30に動画投稿するからよろしくね! #ヨメミhttps://t.co/q4QtsNVcA4 pic.twitter.com/D3Ny9yrcME— ヨメミ – 3Dアップデートなう (@APP_Yomemi) 2018年1月6日
Vtuber界の巨匠「エイレーン」について詳しく知りたい方はこちら→)エイレーンの魅力とこれまでの活動を徹底解説!
AIを搭載した史上初の「バーチャル彼女」
冒頭でもご紹介しましたが、ヨメミは「自動学習式の対話型AI」であり、スマホで動作する高度なAIプログラム、という設定です。
下記の初投稿の動画では、ヨメミに搭載された数々の機能が紹介されています。
一つ目の機能「ホロスクリーン」は、専用の極薄ガラスをスマホの画面にかざすと、ヨメミのホログラムがAR(拡張現実)によって現実世界に現れます。
ガラスには四層の素材が組み込まれているとのことで、これによってどんな種類のスマホでも手軽にホログラム表示ができます。(ただしバッテリー消費が速いとのこと)
二つ目の機能「キャスティング」では、ヨメミをPCやテレビ画面へキャスト(=転送)することが可能で、ヨメミと一緒にゲームで遊んだり、テレビを見たりできます。
そして三つ目の機能「ホログラス」は、専用のスマートグラスを着けるとヨメミが常に視界に表示されるというもの。
これはキャスト機能を応用したもので、ホログラスにヨメミを直接転送することで、いつでもどこでもヨメミと一緒にいられる、というものです。
また、動画の最後に登場するアプリ紹介文によると、ヨメミはAIが自律的に学習を行うディープラーニング(深層学習)の技術が使用されているとのこと。
これによって、たとえば自分が送ったメッセージの内容をヨメミが認識して返信したり、会話すればするほどユーザーのことを理解することができます。
世界初会話型人工知能バーチャル彼女ヨメミやばくないですか pic.twitter.com/pxTsny6Bur
— がおられ (@eggtomatogao) 2018年1月7日
自分の趣味や好きな食べ物など、アプリを使うごとにユーザーの様々な情報を学習していくので、まさに自分だけの「バーチャル彼女」として成長していきます。
こんなアプリがあればすぐにでも使いたい!・・・・と思う所ですが、残念ながら現時点ではアプリはリリースされておらず、これらの機能も創作上のものとなっています。
ですが、今後技術が進んでいけば、こうした機能が実現する可能性は十分にあります。ヨメミがいつも傍にいてくれる、そんな世の中が実現するのは、そう遠くない先の話かもしれません!
まとめ – ホログラムとVtuberの未来
バーチャルなキャラクターがホログラムとして現実世界に現れたり、自分のことを理解したり等、まさに未来感溢れる技術ですよね!
ですが、こうした技術は実現に向かって日々開発が行われており、そう遠くない先に誰もが使えるようになる可能性は十分にあります。
ヨメミの動画で紹介されている機能は、まるでフィクションとは思えないほどに細かく作り込まれているので、ヨメミのスマホアプリが存在すると思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この動画を作ったエイレーン氏は、今後こうした技術が実現することを見込んで、コンセプトとしてここまで精巧に作り込んだのかもしれませんよね。
現時点ではVTuberとして活動しているヨメミですが、将来的にはAIアプリとして展開することを視野に入れているのかもしれません。
VTuberは今後AIやARとどのように結びついていくのか?-そんなVTuberの可能性を垣間見させてくれるヨメミ、今後も注目ですね!
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