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ARアート事例集|テクノロジーによる芸術作品や展示のアップデートや作品の作り方


ARテクノロジーは様々な業界・業種での活用が広まっていますが、アート分野においても例外ではありません。

現実世界に映像や音声を拡張表現できるARが、アートの世界観を拡張しようとしているのです。

今回の記事では

  • ARがアートにもたらすメリットとは?
  • ARはアートにどんな新しい表現手段をもたらすか?
  • アートにARを取り入れた実際の事例
  • AR✕アートのこれからの展望

といった点を見ていきます。

ARによるメディア・アートの最前線を覗いてみましょう。

ARが広げるアートの可能性

現在、ARは美術やアートの分野に積極的に取り入れられています。

その理由の一つが、ARを取り巻く環境や技術の進歩によって、ARを活用することがより容易になったことが挙げられます。

AndroidやiOSといったスマートフォン向けOSの最新バージョンではAR機能が標準となりましたし、FacebookでもARツールを取り入れるようになりました。

こうした技術の進歩によるARの活用によって、アートの世界とその可能性がより広がりを見せているのです。

しかし、そもそもARとはどういった技術なのでしょうか。

ARとは

ARは「拡張現実(Augmented Reality)」の略語で、現実世界に対してARグラスやスマートフォン越しに3DCGなどの画像や映像、音声を投影する技術のことです。

スマホ向けアプリの「Pokemon Go」で一躍有名になった技術ですが、スマホやタブレットをかざすと、画面の中にCG映像が重ね合わされ、あたかも現実世界にキャラクターが出現したかのような映像表現を可能にします。

ARはエンターテイメントの分野だけではなく、製造業や医療、教育分野など、様々な業界・業種への活用が進んでおり、AR全体の世界市場は2018年時点の270億ドル(約2兆9700億円)から、2022年には2,087億ドル(23兆円)にまで達すると見込まれています。

※参考:様々な業界でのAR活用事例集はこちら:【2020年最新|ARビジネス活用事例11選】効率化や精度の向上などAR化のメリットに迫る

そしてその流れは、芸術や美術の世界も無関係ではありません。

ARを利用してアートを鑑賞するのみならず、新たな芸術の楽しみ方が生まれようとしているのです。

ARがアートに及ぼす影響としては大きく

  1. ARでアートがもっと身近になる
  2. これまでになかったアート体験が楽しめる
  3. ARでインタラクティブなアート作品が生み出せる

の3点に集約できます。

では、ARが拡張するアートの方向性をいくつか見てみましょう。

ARが拡張するアートの方向性1.日常的にアートに触れ、アートとの距離が近づく

これまで美術品や芸術作品を楽しむには、美術館やギャラリーなどを訪れる必要がありました。

ところが、ARによってもっと手軽に、日常的にアートに触れられるようになります。

そうした、ARを活用してアートをより身近に楽しめる、様々なシチュエーションを考察してみます。

自宅で名画の鑑賞が可能になる

出典

スマホやARグラス越しにアート作品を表示することで、自宅にいながらにして様々な芸術作品を鑑賞することも可能になります。

たとえば、ベルリン在住の芸術家、オラファー・エリアソンの作品をARを使って鑑賞するプロジェクト「WUNDERKAMMER」では、氏の代表作として知られる人工太陽のインスタレーションや、様々な作品を自宅で楽しむことができます。

ほかにも美術館のアート作品を自宅にいながらにして鑑賞できるVR/ARアプリも色々とリリースされていて、気軽に作品を鑑賞できるようになりました。

アートに慣れていない人にとっては美術館やギャラリーまで足を運ぶのは敷居が高いものですが、自宅で様々な芸術作品を鑑賞可能になることで、アートが身近な存在になり、結果的に美術館に足を運ぶ、ということも考えられます。

幅広い層がアートに触れるきっかけを、ARは生み出してくれるでしょう。

日常シーンのあらゆる場に、体験型の装飾コンテンツとしてARアートが出現

ARは、自宅だけでなく、あらゆる生活シーンにアート・エンターテイメントを出現させることが可能になります。

現実世界の拡張表現できるARなら、日常のあらゆるシーンがアート体験の機会となります。

2019年にリニューアル・オープンした渋谷パルコでは、空間デザインや店内装飾にARを活用。ショップ内に展示されたアートワークが飛び出して、空間を埋め尽くすARインスタレーションが訪れる人を驚かせます。

商業施設やショッピングモールなど、実店舗のリアル空間を利用した、ARアートの活用はこれからますます広がっていくでしょう。

※関連記事:商業施設・不動産のAR事例6選|活用メリット・企画方法を解説

鑑賞するだけではなく、装飾や体験コンテンツとしてのARアートにも期待がふくらみます。

消費者が、アートを供給する側に

Instagramの「ARフィルター」という機能をご存知でしょうか。

これはInstagramのストーリーで使えるフェイスフィルターで、顔の目や口などのパーツにエフェクトをかけたり、ARオブジェクトを空中に配置することができる機能のことです。

このARフィルターはこれまで限られたクリエイターのみが作成することができましたが、今では誰でもARエフェクトを作成して公開できるようになりました。

ARエフェクトについては後でさらに詳しく説明しますが、こうしたアプリや機能を使って、誰でも自由にARアートが作成できる環境が整いつつあります。

近い将来、誰でも気軽にARアートを街なかで公開できるようになるかもしれません。

ARが拡張するアートの方向性2.既存の芸術作品に新しい表現を付与することができる

イギリスを代表する国立現代美術館、「テート・モダン」では、既存の芸術作品にARを使って新たな表現を付与する試みを行っています。

施されているARエフェクトは作品によって異なります。

例えば、19世紀の作品である「Fishing upon the Blythe-Sand, Tide Setting In,」は現実のエピソードをモチーフにした演出として作品がAR上でバラバラになったり、ジョン・シンプソン作の「Head of a Man」では描かれた人物の眼がカメラに合わせて動く、といった形で作品の個性をさらに強調するARエフェクトが施されています。

また、「新しい地図」の香取慎吾の初個展、「BOUM ! BOUM ! BOUM ! 」でも、専用アプリを絵にかざすとスマホの画面上で絵が動き出すというAR表現が話題となりました。

既存の芸術作品をベースにしてARで新たな表現を付与するという手法は、これまでになかったアート体験を可能にします。まさにARがアートを拡張する新しい方向性と言えるでしょう。

※関連記事:博物館・美術館のAR活用事例10選|アップデートされる新たな展示手法を徹底解説

ARが拡張するアートの方向性3.インタラクティブなアート作品が生み出される

これまでは芸術作品は「鑑賞する」という受動的な体験がメインでしたが、鑑賞者側も能動的に楽しめるという点で、アートはARにより「インタラクティブ(双方向コミュニケーション)性」を持ち始めています。

2019年11月に新開場した京都・南座で行われたイベント、「京都ミライノマツリ2019」では、歌舞伎演目でも人気の高い「義経千本桜」をメインテーマにしたAR展示が話題を呼びました。

このAR展示では、歌舞伎・お花見・音を基軸にしたARインタラクティブ・アートを体験できました。

展示空間に足を踏み入れると目に飛び込んでくるのが壁一面に写し出される美しい映像が、入場者の動きに合わせてインタラクティブに変化。幻想的で歌舞伎の世界にグイグイと引き込まれていきます。

ARを活用することによって、こうしたインタラクティブなアートがこれからどんどん創り出されていくでしょう。

では、ここからはより具体的に、ARが生み出すメディア・アートの最先端を探っていきましょう。

ARを活用したアート作品の制作依頼

本メディア運営元「株式会社x garden」は、JTBやNTTdocomo、東証一部上場のインテリア企業など、幅広い業種の企業をクライアントにしたARアプの開発実績があります。

  • ARグラスやスマートフォンを使ったAR展示・装飾を検討しているミュージアムの担当者の方
  • 実店舗(商業施設など)でARを活用したアートや装飾の展示を検討している企業担当者の方
  • ARを使ったプロモーション・広告制作依頼をしたい企業担当者の方

を始め、AR/VRの活用を検討されている方は、コンテンツ企画・開発の相談を承っておりますので是非こちらからご相談ください。

それでは、ここからは実際にARを活用している国内外の美術館、博物館をご紹介していきましょう。

事例1.AppleによるARアート制作:[AR]Tウォーク/ Amass

AppleはARを活用した新しいアートを提唱しています。

その一つが、屋外で散歩しながらARアートを楽しもうという「[AR]Tウォーク」です。

ARアートイベント [AR]Tウォークとは

[AR]Tウォークは日本を含めた世界の6都市で開催されているARアートの体験イベントで、各都市の特定のエリアを散歩しながら、街なかに織り込まれたARアートを鑑賞し、実際の風景とARアートとの一体感を楽しむことができます。

Appleはこの[AR]Tウォークのために、ニューヨークの現代アート美術館「New Museum」に協力を要請し、7人の著名アーティストが応じました。

[AR]Tウォーク参加アーティスト一覧

  • ニック・ケイヴ
  • ナタリー・ジュールバーグ&ハンス・バーグ
  • ツァオ・フェイ
  • ジョン・ギオーノ
  • カールステン・ヘラー
  • ピピロッティ・リスト

彼らが作成したARアートを、約2時間・およそ2.5kmのコースを歩きながら鑑賞することができます。

ARアートだけあって、単に作品を鑑賞するだけではなく、巨大なベルトコンベアのようなARアートやオリジナルキャラと一緒に街を冒険できるコンテンツなど、インタラクティブで親子でも一緒に楽しめる作品も用意されています。

iPhoneの画面を通してARアートに触れたり、色々な角度から作品を覗き込んだり、現実ではありえない様々なARアートが楽しめる[AR]Tウォーク。

リアルな街の風景と一緒に鑑賞するARアートは、まさしくARテクノロジーがもたらした新しいアートの形であると言えます。

[AR]Tウォークは世界6都市、日本では新宿のApple Storeで開催中。現在はコロナのため中止となっていますが、再開された際にはぜひ一度体験してみてください。

Apple Store店内ARアート「Amass」

Appleが届けるARアートの新体験は[AR]Tウォークだけではありません。

Apple Store店内で楽しめる最新ARアート、それが「Amass」です。

[AR]Tウォークとは異なり、AmassはiPhoneさえあれば、世界中のApple StoreでARアートを楽しむことができます。

上の動画のような、ポップなARアートをおしゃれなApple Store内で鑑賞できるなんて、ワクワクしますよね。

Amassを体験するのに特別な準備や予約は必要ありません。もちろん無料で楽しめます。

Amassの利用方法

  1. iPhone8以降の端末に、「Apple Store」アプリをインストールする(プリインストールされている「App Store」とは異なります)
  2. Apple Store店内でApple Storeアプリを起動
  3. 『見つける』タブに自動的に『拡張現実を体験しよう』が現われるため、『[AR]Tビューアーを使って始める』をタップすると体験可能に

マーカーレスで体験できるAmassは『[AR]Tビューアーを使って始める』をタップした瞬間からARアートを楽しめるため、没入感は抜群です。

さらに映像だけではなく、サウンドもアートの一部としてデザインされているため、ぜひイヤホンなどを装着して楽しんでください。

iPhoneで手軽にAR体験を楽しむためのフレームワーク、「ARKit」の搭載以降、AppleはARの普及に本腰を入れて取り組んでいます。

[AR]TウォークやAmassも、AR、そしてARアートを広めたいというAppleの戦略の一つ。iPhoneを使って、ぜひいろいろなARアートを体験してみてください。

事例2.渋谷スクランブル交差点でも!世界中で使えるARアプリ『KAWS EXPANDED HOLIDAY』

アメリカを代表する現代アーティスト「KAWS」が発表した最新ARアートが「KAWS EXPANDED HOLIDAY」です。

KAWS EXPANDED HOLIDAYは、ARアプリ「Acute Art」を利用して、KAWSの代表的なキャラクターである「CONPANION」をAR表示。写真や動画も撮影でき、映像や動画はもちろんSNSにアップして、皆で楽しむこともできます。

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Acute ArtはARアートやヴァーチャル空間でのアート表現を追求しており、今回KAWSとコラボすることによって、新しいアート体験を提供するとしています。

KAWS EXPANDED HOLIDAYは当初、期間限定のサービスとして世界12都市のランドマークでARアートを鑑賞することができました(日本では渋谷のスクランブル交差点が展示場所です)。

現在は5種類のARアートが公開されているほか、CONPANIONを自宅や自分の好きな場所に自由に配置して撮影できる有料版のサービスも提供しています。

ただ単にアートをARで鑑賞するだけではなく、写真や動画を撮影してSNSにアップするというのは、いかにも現代的で新しいアートの関わり方と言えるのではないでしょうか。

芸術は難しいものという固定概念を覆して、ポップで楽しいARアートを、ぜひKAWS EXPANDED HOLIDAY」で楽しんでみてください。

Acute Artアプリのダウンロード

事例3.自宅で美術館の名画を鑑賞するスマホAR/VRアプリ「Google Arts & Culture」

自宅にいながら、気軽にアートを楽しむアプリの決定版といえば、Googleの提供する「Google Arts & Culture」でしょう。

Google Arts & Cultureは世界中の有名なアート作品をまとめているデジタル美術館で、世界80ヶ国、2,000以上のアート作品を鑑賞できるAR/VRアプリです。

このアプリ自体も素晴らしいのですが、2018年に追加された新機能「Pocket Gallery」では、ARを利用してより臨場感が高いアート鑑賞が楽しめます。

たとえば上の動画にもあるように、「真珠の耳飾りの少女」や「手紙を書く女」、「牛乳を注ぐ女」など、計36点のフェメールの作品をAR美術館で鑑賞することができます。

フェメールの作品を鑑賞するためには世界中を巡らなければなりませんが、Google Arts & Cultureなら自宅で気軽に楽しめます。

しかもそのうち8点については、Pocket Gallery用に超高解像度で撮影された高精度なARアート。また、AR機能を活用し、原寸大で絵画を鑑賞できる「Art Projector」機能なども完備しています。

Google Arts & Cultureは、まさにスマホの中に再現されたAR美術館。

既存のアート作品をより気軽に、そして新たな楽しみ方まで提供しているGoogle Arts & Cultureで、世界中のアートに触れてみてください。

Google Arts & Cultureアプリのダウンロード

事例4.FacebookのARツール「Spark AR」と、ARアートの作り方

上でも紹介したInstagramのARフィルターは、Facebookが提供するARツール「Spark AR Studio」を使って作成しています。

Spark ARを利用すれば、誰でもARフィルターが作成できるようになります。

Spark ARでARフィルターを作成するには、まず公式サイトからソフトをダウンロードしてください。

Spark AR Studioダウンロード

Spark ARをインストールしたら、Facebookの公式リソースでARフィルターの作成方法を学びましょう。

ARフィルターの作り方

  1. 公式サイトのスタートガイドを確認
  2. チュートリアルで動作を試す
  3. サンプルを動かして作り方を学ぶ

基本概要は公式サイトの「Getting Started」で見ることができます。

公式サイトには豊富なチュートリアルが用意されているので、自分の作成したいARフィルターをイメージしながら、作成方法を学びましょう。

ARフィルターの作成に詰まったら、これまた公式サイトで公開されているサンプルをいじりながら、作り方を学ぶことができます。

公式サイトだけではなく、世界中のクリエイターがYoutubeやブログでARフィルターの作成方法を公開しているので、そうしたものを参考にしながら、ぜひ自分だけのARフィルター作成にチャレンジしてみてください。

事例5.芸術作品もARで試し置きの時代!アートアプリ「ART START UP 100」

家具やインテリアを購入する前に、自宅や自室へのフィット感をARで確認する『お試し』するサービスはもはや当たり前になりつつあります。

それと同じように、ARで絵画やアートをお試ししてもらおう、というのがアートアプリ「ART START UP 100」のARシミュレート機能です。

※ART START UP 100:新しいアーティストの発掘と発表の場を目的としたアートコンペティションで、会場に集った100点のアート作品を一律10万円で販売するというプロジェクト。

作品はARで任意の場所に表示できることはもちろん、立体表示されるため回転や移動も可能です。ARで試し置きすることによって、自分の部屋に実際にアート作品を設置したイメージをつかむことができます。

2019年に開催されたART START UP 100は購入希望者が殺到し、抽選による販売という大成功を収めました。

アート作品は決して安価ではないですし、容易に『断捨離』するようなものでもありません。

ART START UP 100が提示したARを活用したアート作品の試し置きは、アーティストと購入者を結びつける一つの手法として、これから一層活用されるでしょう。

事例6.ARアート展示会「INVISIBLE ART IN PUBLIC」が開催

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」は渋谷の街全体を美術館に見立てて、5G時代を見据えた新しいアートのあり方を探るプロジェクト

「INVISIBLE ART」、つまり”見えないアート”と銘打たれているだけ合って、「INVISIBLE ART IN PUBLIC」はスマホ越しでのみ見て、楽しめるARアート展示企画。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」は、KDDIと渋谷区観光協会、一般社団法人「渋谷未来デザイン」が一体となって取り組む「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」の一環。

「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」は5G活用して、渋谷の街全体をARやVRでアップデートさせる」壮大なプロジェクトで、INVISIBLE ART IN PUBLIC以外にも多くの企画が進行していますが、同企画ではARアートによってこれまで渋谷を敬遠していた人たちにも足を向けてもらうことにも一役買っています。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」では、これまでになかったアート体験を味わえるだけではなく、買い物や遊ぶ中でもアートを楽しめるため、これまでアートに興味がなかった人たちにもその魅力を発信することができます。

残念ながら「INVISIBLE ART IN PUBLIC」は期間限定のイベントでしたが、これからはこうしたアート体験がさらに楽しめるようになるでしょう。

ARアートで町おこし、というのがもしかするとこれからの新しいトレンドになるかもしれません。

※関連記事:ARエンタメ・ゲーム|アプリからエンタメ領域の活用方法、開発会社まで徹底解説

事例7.SK-Ⅱポップアップストアにも、ARを活用した体験展示

スキンケア用品ブランド「SK-Ⅱ」は、ARと活用したポップアップストア「SK-II ワンダーランド」を2019年1月24日までの期間限定で開催しました。

SK-II ワンダーランドはホリデーシーズン限定のデザインボトル「SK-Ⅱ フェイシャル トリートメント エッセンス KARAN リミテッド エディション」をイメージした世界観をARで再現。

女性がターゲットなだけあって、ポップな中にアートを感じられるデザインが特徴的です。

ストア内の様々な場所に設置されたARマーカーを専用アプリで読み込むことによって、ARアートや音楽に連動して揺れる壁、SK-IIの代名詞「ピテラ」をビジュアル化したギャラリーを楽しむことができました。

※ちなみに、Googleの提供するARテクノロジー「ARCore」を活用したARコンテンツでした

店舗内では様々な最新テクノロジーが活用されていました。

例えば、直接肌に触れることなく、利用者の肌の状態をスキャン・分析し、導き出された結果もARアプリで表示される、という形で「画像認識×AR」という形で技術を活用し、来場者の関心を惹きつけていました。

ARとスキンケア、そしてアートが見事にコラボした「SK-II ワンダーランド」。

ARを活用した業界初のスマートストアの展開は、新しいショッピング体験を提供するものでもありました。

対面販売が主流だったスキンケアやコスメ用品の販売スタイルを、ARによってアップデートさせた「SK-II ワンダーランド」は、次世代型スキンケア体験の実現を目指しています。

まとめ

アート業界におけるARの活用はこれからますます広がっていくでしょう。

特にミレニアル世代にとってはスマホは当たり前の存在であり、スマホを使うARテクノロジーに対しても全く抵抗感はありません。ARがアートを身近な存在にし、かつ、表現の幅を一層広げてくれるでしょう。

また、本メディア運営元「株式会社x garden」は、AR/VRのコンテンツ企画・開発を一気通貫で支援しています。

国内の大手観光企業や通信会社、東証一部上場のエクステリア企業など、幅広い業種の企業をクライアントにした事業支援コンサルティング・ARアプリケーションの開発実績があるため、AR/VRコンテンツ制作依頼先でお悩みの企業担当者の方は是非こちらからご相談ください。

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