【自作VRゴーグル】ハコスコの選び方や使い方・対応アプリを解説
ダンボール製VRゴーグル「ハコスコ」をご存知ですか?
ハコスコとは「箱スコープ」の略で、株式会社ハコスコが提供するダンボール製VRゴーグルのことを指します。
ハコスコの魅力は、何と言っても1000円程度で迫力のある360度映像や立体映像が楽しめることでしょう。また紙製であることを逆手に取って本体へのプリントサービスを提供しています。
観光系キャンペーンなどに最適なハコスコの魅力をご紹介いたします。
ハコスコとは
【掲載ニュース】
イーアスつくばの子供向けイベントへ、ハコスコタタミ一眼と目玉
シール(非売品)を協賛提供しました!
イベント当日は、ハコスコとシール、ハコスコアプリを利用した工作ワークショップを開催。https://t.co/cYZ9lblIly pic.twitter.com/FbZKWwgzS5— ハコスコ (@hacosco) 2017年9月13日
ハコスコの魅力は、何と言ってもその価格でしょう。
ダンボール製だけに700円からVRゴーグルが提供されており、イベントなどでのVR体験の敷居を大幅に下げてくれた存在と言えます。
タイプ的には、ゴーグルの中にスマートフォンを装着して使用する「スマホVRタイプ」で、数万円以上するヘッドマウントディスプレイ型よりも安価に提供できることが特長です。
なお、ハコスコはiPhoneでもAndroid端末でも利用することができますが、対応機種については事前にご確認ください。
組み立ては非常に簡単。雑誌の付録的にカチャっと組むだけです。また、収納もかさばらず、一度組み立てた後に簡単にたためるます。非常にデザイン性にが優れているのです。
さらに、紙製である点を最大限に活用して、本体のプリントサービスを提供しました。これは非常に目の付け所が良かったと思います。
実際に「い・ろ・は・す 天然水」のVRキャンペーンなどに利用されています。
※参考
株式会社ハコスコでは360度映像制作や配信サービス提供、撮影用360度カメラ販売も行っており、単なるゴーグル販売だけではなくAR/VR配信プラットフォームとしての側面も持っています。配信サービスにはハコスコ専用アプリが提供されています。
興味深いのは、この360度カメラはドローンに装着して空撮も可能なことです。観光アプリやキャンペーンVR、不動産の現場周辺の様子を伝えるのには非常に適しているのではないでしょうか。
(公式HPより)
そして、ハコスコはVRだけではなくARにも対応しています。
ARに対応するためにはアウトカメラが使えることが条件になりますが、ここでダンボール製の強みがでます。カメラの位置が少々合わなくても加工が非常に簡単なのです。
メガネを掛けた人はVRゴーグルを使うとメガネがケースに当たってしまうことがあるのですが、適当にスポンジなどを貼り付けてクッションにすることで簡単に対応できます。
(公式HPより)
ハコスコの選び方~1眼、2眼、DXモデル
ハコスコには1眼モデルと2眼モデルがあります。
1眼モデルは当然ながら両眼視差が使えませんので立体的な映像を楽しむことはできないものの、VR酔いはほぼ起こりません。
よってお子様にも安心して楽しんで頂くことができますし、手軽にVR体験をすることが可能です。
2眼モデルは、左右独立したレンズを持つハコスコで、両眼視差を使って立体映像を楽しむことができます。
ただし7歳未満のお子様には立体視は非推奨となっています。
そして、実はハコスコにはダンボール製以外のモデルもあります。
プラスチック製の「DX2」とシリコン製の「ハコスコ・コンパクト」です。なお、プラスチックモデルとシリコンモデルには2眼モデルのみ販売されています。
(公式HPより)
ハコスコの対応デバイス
ハコスコが対応しているスマートフォンは下記になります。(2018年3月時点)
※公式HP参考
■対応OS
iOS10以上
■対応機種
・iPhone X
・iPhone 8 / 8 Plus
・iPhone 7 / 7 Plus
・iPhone SE
・iPhone 6s / 6s Plus
・iPhone 6 / 6 Plus
■非対応機種
・iPad
・iPod Touch
・iPhone 5S
・iPhone 5
・iPhone 4S
・iPhone 4
・iPhone 3GS
・iPhone 3
・iPhone
【Android】
■対応OS
ジャイロ機能、OpenGLES2.0、H.264/AACデコーダーに対応した機種で、Android5以上
■対応条件
Android 5以上 ジャイロセンサー搭載の端末
推奨OSバージョン以上でも動作しない場合があり、上記OSバージョンすべての端末での動作を保証するものではありません。
Android5.0以上推奨
ハコスコで使える映像アプリ・動画って?
ハコスコを利用して立体的な映像を楽しむには、アプリが3Dに対応している必要があります。
ミニマルアプリで気軽に360°動画視聴したり、ハコスコカメラでRicoh Thetaを利用した没入感のある動画を体験してみてください。
上記のようなハコスコ専用アプリを使って映像を楽しむこともできるのですが、現在はYouTubeがiPhone版もAndroid版も立体視に対応しているため手軽に3D映像を楽しむことができます。
YouTubeはスマートフォン向けVR用ゴーグル「Cardboard」を使って簡単なVR体験を可能にする「Cardboardモード」というものがあります。
動画の右上に表示される「…」ボタンを押し、右端に現れる「Cardboard」アイコンを押すことで、Cardboardモードに移行。
360度撮影された動画でVR体験ができるほか、360度動画ではないYouTube動画もVR視聴可能となっています。以前はAndroidしか対応していなかったのですが、2016年5月からiPhone版のYouTubeアプリも対応しました。
この「Cardboard」というのは簡易型VRゴーグルのことであり、ハコスコもCardboardの一種となります。
購入後・自作で制作するときの注意点
ハコスコ購入後の注意点ですが、なにせダンボール製ですので水には弱いです。
お風呂場での使用も、一度だけの使い捨てで使う以外はおすすめできません。折りたたみができることがハコスコの魅力の一つですが、雨やお弁当の汁など水分には十分お気をつけください。
また、前述しましたが、7歳未満のお子様には2眼式のモデルは推奨いたしません。
さらには、ダンボール製ということで、意外にゴミと間違われて捨てられる可能性が高いです。家族には事前にこれが何なのか説明しておくことをおすすめいたします。
最後に、ペットの猫や犬に襲われるケースがあります。気がついたら噛みまくられていた…などということがありますので保管場所にはご注意ください
※ハコスコの組み立て方に関してはこちらをご覧ください
まとめ
(公式HPより)
手軽で可愛いダンボール製のVRゴーグル「ハコスコ」ですが、ダンボール製の特徴をうまく活用した商品展開をしています。
観光系の360度ビューワーや、不動産業者向けの「近隣の景色紹介」には非常に相性がよく、紙製故に広告をプリントすることができますのでキャンペーンには最適です。
長時間のゲームプレイには向きませんが、VRの世界を体験するにはもってこいのハコスカ。お値段もお手頃ですので是非一ついかがでしょうか。手軽ながら3D映像は意外に迫力がありますよ。
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