Google VR徹底解剖!Daydream View・Cardboardのスペック/使い方/お勧めアプリを解説!


GoogleのVRサービスは、2014年の「Google Cardboard」の発表からスタートしました。

Google VRはGoogleが展開する様々なVRサービスのことを指しますが、GoogleのVRサービスは、より多くの人にVRを体感してもらうためモバイル向けに注力しています。

本日はVRの分野で多面的にサービスを展開しているGoogle VRの主なサービスを解説していきます。

VRの普及を目的とした Google Cardboard

(公式サイトより引用)

Google Cardboardは、ダンボールで作られた本体に手持ちのスマホをセットして利用する簡易的なヘッドマウントディスプレイです。

2014年に開催されたイベント「Google I/O」にて発表されました。

GoogleはこのCardboardの作り方を、バージョン1(2014年)、バージョン2(2015年)と無料で公開。

現在では、その作り方を元にユーザー自身が様々なアレンジを加えて工作し、気軽にVRを楽しんでいます。

 

ただ、自作で作る場合は焦点を合わせにくいなどの問題もあるようなので、根気よく粘り強く工作に励める人向けかもしれません!

またダンボール製ということもあり、公式ページで販売されている既製品も非常に安価です。

最も安いもので、約800円から様々な種類を購入することができるから驚きです。

過去には、極めて安価で多くのスマートフォンに対応していたため、米新聞大手ニューヨーク・タイムズがGoogleと協力し、紙面版の購読者100万人に配布したほどです。

このようにGoogle Cardboardは、安価でテクノロジーに疎い方でも簡単に使用できるため、VR入門としての役割を果たしていると言えます。

Google Cardboardの使い方

使い方は非常に簡単で、Cardboardにスマホを装着し、GoogleCardboard対応のアプリをダウンロードするだけです。

操作は、ジャイロ(縦にするとメニューに戻るなど)と、1つだけある右上のボタンに連動するクリックのみです。

Cardboard使用中にタッチパネルの操作はできないため操作が単純な点が良い反面、操作して遊ぶ楽しみが少ないという意見も多いです。

このような評価からも、Google CardboardはVR入門と言えるかもしれません。

Google Cardboardのおすすめアプリ

Google公式でオススメアプリが紹介されていますが、今回はその中でも身近なアプリをご紹介します。

Youtube 360度動画でVRを体験

おなじみのYoutubeは、Google Cardboard対応アプリです。アプリ内検索で「VR 360」と入力すれば、色々な動画で出てきます。

見たい動画を選択した後、少しだけ設定が必要で、動画右下にあるCardboardアイコンを押すだけで、設定は完了します。

アイコンが出ない場合はバージョンが古い可能性があるため、アップデートを試みてください。(Android版,iPhone版両対応)すると、以下のような画面に切り替わります。

この画面になってから覗き込みんで見ると、スマホを見たい方向に動かすことで、上下左右の360度見渡すことができます。

簡易ながらも素晴らしいVR体験ができるはずです。(Cardboard設定をしなくても見渡すだけはできます)

Google Street View(MAP)をVRで体験

Google Street Viewも、Google Cardboard対応アプリの一つです。

よく、Google MapアプリがGoogle Cardboardに対応しているという情報を見かけますが、Google Street Viewアプリの方が確実にVRを体験をすることができます。

Mapの方は今回、Cardboardアイコンを確認することができませんでしたので、簡単に確実にVR体験をするならStreet View をオススメします。

まず、Google Street Viewアプリをダウンロードします。

その後、場所検索欄でお好みの場所を入力します。今回は「凱旋門」を入力しました。

今度は右上にCardboardアイコンが出てきますので、選択して設定するだけで簡単にVRを体験することができます。

ただし、長時間の使用は控えたほうが良いかもしれません。

GoogleCardboardはレンズ幅の調整ができないことや、手で持ったまま使用するため、手ブレによる「VR酔い」が発生しやすいようです。

少しでもVR酔いを抑えたいという方は、100円ショップなどでゴムバンドを購入し、頭とCardboardを固定するなどといった対処を講じてみることをオススメします。

Google CardboardはあくまでもVR入門です。他にも様々な対応アプリがありますが、ちょっとした体験を楽しむことができる程度に考えておいた方が良さそうです。

関連記事)Google Street view VRの楽しみ方について

VRの発展を目的とした Google Daydream

「Google Daydream」は、GoogleがAndroidのために開発したハイエンドなVRプラットフォームです。

スマホで高品質なVRを提供することを目的としており、こちらはGoogle Cardboardの公開から約2年後の2016年に開催された「Google I/O デベロッパーカンファレンス」にて公開されました。DaydreamはGoogle Cardboardの上位版とも言えます。

Daydreamは、Google Cardboardのようにアプリによる供給ではなく、Android7.1 Nougat(ヌガー)のOS自体に組み込まれています。

そのためGoogle Cardboardと違い、視聴するには様々な条件があります。

Androidスマートフォン(DayDream-Ready認定)を準備し、Androidのバージョンが7.0以上であること。

加えて、専用のVRヘッドセットである「Google Daydream View」を購入する必要があります。

しかしこれらの条件がある分、どんなスマホにも対応しているVRゴーグルで視聴する以上のクオリティを体験することができます。

ちなみに今でも購入できるかは不明ですが「メルカリ」で中古のみならず新品も格安で買えるという情報が一時期話題になりましたね。

まずはメルカリで新品を探すというのももしかしたらお買い得かもしれません。

Daydream View

Daydream専用のヘッドセットDaydream Viewは、2017年の12月13日に国内販売が開始されました。

Cardboardのようにスマホと組み合わせて使用します。

レンズにはPC向けのハイエンドVRヘッドセットと同じレベルのフルネルレンズを採用することで映像の高精細を求め、視野角は100度となっています。

ちなみにHTC Viveの視野角は110度です。素材はフィット感や通気性の良いファブリック素材を使用。Googleの発表では、頭部の小さいお子様でも装着可能のようです。

また、スマホ収納部分にはヒートシンクが搭載されているため、効果的に放熱してくれます。

このような快適なモバイルVR環境を提供するDaydream Viewの中でも特に注目すべき点は、専用コントローラーです。

(※公式サイトより)

コントローラーにはモーションセンサーが搭載されているため、振る・回す・ひねるりといった操作に対応しています。

これにより、VRアプリ内でヘッドトラッキングだけでない動きを楽しめるようになりました。

DayDeam対応スマホ

Googleは、Daydreamが要求する仕様を満たしたスマートフォンを「Daydream- ready」として認定しています。

主な仕様条件が「20ミリ秒(0.02秒)以内に反応すること」というもの。

これは、Googleが行なった実験で「20ミリ秒以内の遅延で収めれば人間の脳は現実として理解する」という結果を元に設定された条件です。

そのためDaydream-Ready端末では、「低残像のディスプレイ」「高性能なプロセッサ」「高品質で低遅延のセンサー」が搭載されています

以下に認定された対応スマホを記載します。

  • Galaxy S8 / S8+
  • LG V30
  • Galaxy Note8
  • ZenFone AR
  • Pixel 2
  • Moto Z 2 Force
  • Moto Z Force
  • Moto Z
  • Pixel
  • Mate 9 Pro
  • Porsche Design Mate 9

※ 2018年7月時点

使えるアプリ・コンテンツの紹介

Daydream対応のコンテンツは、グローバルベースで250を超えています。

主なVRコンテンツは、VRで体験できる「ストリートビュー」や、「Netflix」「Hulu」「Youtube」「Abema TV」といった映画・動画コンテンツ、世界が絶賛した名作ゲーム「Rez Infinite」といったゲームコンテンツなどです。

VR対応アプリはGoogle Playで確認できます。

まだまだ日本語対応コンテンツは増える見込みで、今後に期待が持てますね!

GoogleVRの開発環境 「Google VR SDK」の使い方

最後に、開発環境であるSDKの使い方について言及します。Google VRでは、下記に示すように一般的な開発環境向けのSDKを豊富に提供しています。

・Android

・Unity

・Unreal

・Android NDK

・ios

・Web

これらのSDKでは、ユーザー入力やコントローラーサポート、レンダリングなどといった主要なVR機能用のネイティブAPIを提供しています

APIを使用することで、開発者は比較的簡単にDaydreamやCardboard向けに新しいVR体験を構築することできます。

こちらのデベロッパー向けの公式ページで利用したいSDKを選択すると、開発環境をセットアップする方法やアプリの作成に関する説明を確認することができます。

Google VR公式Githubページでも、各SDKのREADMEに必要な準備などは記載されていますので、ご参考ください。(もちろんSDKはこちらのGithubページからダウンロードできます。)

まとめ

GoogleはVR関連の求人を積極的に行なっていることから、今後もVRの開発を積極的に進めていくと思われます。

特に今は、2017年5月に開催されたイベント「Google I/O」で発表されたスタンドアローン型のDaydream用VRヘッドセットが注目を集めています。

Googleのスタンドアローン型ヘッドセットは「WorldSense」と呼ばれる技術により、位置トラッキング(VR空間を自由に歩き回る機能)が可能となるようです。

すでに発表されているOculus社製のスタンドアローン型VRヘッドセット「Oculus Go」とのスペック比較がすでに楽しみですね。

関連記事)Oculus Goは買い?レビューやスペックを解説

編集部は今後もDaydreamを中心に拡張していくGoogle VRに、注目していきます!

※ Google Cardboardのサポートは継続されています。ダンボールだからと言って忘れ去られてなんかいませんのでご安心を!


XR-Hub 編集部