fbpx

【さえもんGO!】新宿の街でAR体験!小田急×ドコモ協業プロジェクト「XRシティ™ SHINJUKU」を体験してきた!


すぺ〜しゃる研究員の皆さん、こんにちは! NTTドコモのさえもんです!

今回の「さえもんGO!」では、東京・新宿駅付近を舞台に開催されていた、新宿駅周辺でスマホアプリを活用してXRが体験できるイベント「XRシティ SHINJUKU」を体験してきましたので、その様子をご紹介していきます!

※本イベントは緊急事態宣言の発出に伴い、2021年7月11日に終了いたしました。

新宿の街がテーマパークに!新宿でAR体験!

本イベントは小田急電鉄とNTTドコモが昨年11月から開始している、XR技術を活用した新たな街づくりイベント「XRシティ SHINJUKU」の第2弾企画として実施されました。

「XRシティ SHINJUKU」は、デジタルと現実世界が融合した新しい感動や ワクワクにあふれる未来の街の実現をめざす、新宿の新たな街づくりプロジェクトです。XR技術を活用した、街の新たな魅力の発見や課題解決、街づくりに応用されるこの企画は、多くの企業、自治体の協力を得られて実施されています。参考)

世界的にも事例の少ないARクラウドを利用したシティスケールの空間演出が行われており、新宿の街の新たな魅力の発見や、お出かけやショッピングの新しいスタイルの発見が期待されます。

ARクラウド技術については、すぺ~しゃる研の過去記事でもご紹介しているので、こちらを参考にしてみてくださいね。

XRシティ SHINJUKU」は、新宿駅周辺で楽しめるスマホアプリを活用した体験イベントです。Android/iOS向け専用アプリ「XRシティ™」をダウンロードしたスマートフォンやタブレットをかざすと、スポットごとにARコンテンツを体験することができます。

今回の体験では、現実空間にイラストを重ね合わせて描いたり、デジタルアートが鑑賞できる「アート&空間らくがき」、NTTドコモのポインコなどのキャラクターを現実空間に表示して、タップに合わせたリアクションやキャラクターによる道案内を体験できる「キャラ」、株式会社 SCRAP が監修した謎解きをARで楽しむことのできる「謎解き」、新宿駅周辺のお店で使える「クーポン」など4種類のコンテンツが用意されています!

それでは、各コンテンツを体験した様子をお届けしていきます!

新宿サザンテラスで「はばたく翼」を体験!

晴天の中、新宿に到着!

まずは新宿サザンテラスへ向かい、「アート&空間らくがき」のひとつ、「はばたく翼」を体験しました!

アプリを起動して体験するコンテンツを選択したら、XRカメラを動します。画面に画像が表示されるので、同じ場所を探します。

 

今回は画面に表示されたこのスロープを探します。

無事発見できたのでカメラをかざしてみると..目の前に翼が出現しました!

翼は好きな場所に表示させることができ、羽ばたくアニメーションも滑らかです。

せっかくなので、私の背中から翼が生えているように写真を撮影!

そのまま本当に空を飛べそうな写真になりました。快晴の夏空に大きな翼が映えますね!

ちなみに、「XRシティ」アプリでは起動中に歩きスマホを検知すると画面に注意文章が表示されます。また、ソーシャルディスタンスを確保する2mの円をARで表示されていて、外出先でも安心してARコンテンツを楽しみつつも、周囲に気を付けて体験ができる工夫がされていました。

モザイク通りで「ポインコ兄弟」「アゲダの傘祭り」を体験!

次は小田急新宿駅方面に向かい、モザイク通りにやってきました!こちらでは「キャラ」コンテンツの「ポインコ兄弟」と、「アート&空間らくがき」コンテンツの「アゲダの傘祭り」を体験してみたいと思います。

まずは「XRシティ」アプリからXRカメラを起動し、指定された画像の場所を探します。

今回はモザイク通りの案内版です。カメラをかざすと、ポインコ兄弟が出現!ドコモのdポイントのCMでもお馴染みのキャラクターです。可愛く踊っていたので、私も一緒に写ってみました!

好きなキャラクターを現実空間に表示させることができ、一緒に写真撮影ができるのはAR技術ならではですね。

次は同じくモザイク通りにて、「アゲダの傘祭り」を体験してみました。

画像を読み込み、カメラ越しにモザイク通りの空を見ると…

たくさんのカラフルな傘が出現!アゲダの傘祭りはポルトガルの街、アゲダで行われている「アゲダ・グエダ」という芸術祭の一部で、強烈な夏の日差しや暑さの対策として始まったそうです。この日も日差しが強く、日傘をさしている人がたくさんいました。

私も日傘を持って写真撮影!カラフルな傘を背景に、”映え”る写真になりました!

モザイク通りにて「謎解き」を体験!

同じくモザイク通りには「謎解き」コンテンツも用意されています!アプリから「謎解き」を選択すると、招待状が届きました。

ネタバレになってしまうので体験の様子は伏せておきますが、「謎解き」コンテンツはリアル脱出ゲーム®の生みの親、株式会社SCRAPが制作しており、難易度も高くやりごたえがありました!

※「リアル脱出ゲーム®」は株式会社 SCRAP の登録商標です。

小田急百貨店 大階段前にて「くまっキー」「時を刻む柱」を体験!

最後は小田急新宿駅内、小田急百貨店に移動し、「キャラ」コンテンツの「くまっキー」、「アート&空間らくがき」コンテンツの「時を刻む柱」を体験します!

ここでは小田急百貨店の大階段前の時計台にたくさんの時計が表示されました!

ちなみに今回の「アート&空間らくがき」コンテンツでは、その文字通り、ARコンテンツを写しながら空間上に落書きをする機能が搭載されています。写真は保存することができますので、SNSにアップするなどして、自分だけの記念写真を作ることができます。

また、同じ場所にて体験可能な「キャラ」コンテンツでは、東京ミステリーサーカスの団長「くまっキー」が現実空間に表示されました!

くまっキーをタップすると、周辺のお店の情報や行き方を教えてくれましたよ!

AR体験をしながらお得なクーポンも獲得!

今回の体験ではARコンテンツの一部として、新宿駅近辺のお店で使えるクーポンが表示されており、タップすることで獲得し実際に使うことができます!

各クーポンや広告は、カメラ越しに見る景色の中に自然な形で表示されていて、ARコンテンツだけでなくショッピングも楽しむことができる、新宿の街が一体となったイベントとなっていました!

クラウドサーカス株式会社さん、NTTドコモのご担当者にインタビュー!

新宿の街を舞台に、「アート&空間らくがき」「キャラ」「謎解き」「クーポン」の4つのコンテンツを楽しむことができました。

今回、体験に使用するアプリ「XRシティ」の開発社の中から、クラウドサーカス株式会社の開発責任者である吉上さんと、NTTドコモのご担当者にインタビューを実施し、その開発背景をお聞きしました!

Q1.今回の開発における技術的なハードルがどのようなところにあり、どうやって乗り越えましたか?

色々と難しいところはあったのですが、現実世界かつ屋外で行うということが今回の施策で最大の難所でした。

屋外ということで天候や時間帯によって認識精度に差が出る場所があったり、昨日までなかったものが今日いきなり設置されていて、ARオブジェクトと丸かぶりしてしまうなど、現実世界を舞台にするが故の変数の多さにはかなり手を焼きました。

ただ当たり前ですがそれらを統制し、整備された環境を作ることはできませんので、起きた事象に対していかに迅速に対応するか、という方向での解決を試みました。

結果として、オブジェクトの配置位置をすぐに変更できるよう、コンテンツ配置専用のアプリを開発し、ノーコードでオブジェクトの再配置ができるようにしました。(クラウドサーカスさん)

Q2.実際にイベントがスタートし、ユーザーが体験する中で得られた気づきなどはありますか?

まず驚いたのは結構多くのユーザーがスムーズにARコンテンツ表示までたどり着いていたことです。勿論そうなるようにUI/UX設計をしましたし、Google Cloud Anchorの認識精度が高いということも大きな要因なのですが、それにしてもすんなり体験されていたな、と。

今回の施策はメインのターゲットが若年層であったため、特に抵抗がなかったのかもしれませんが、もしかしたらARという表現方法に関しても少しずつ浸透してきているのかもしれません。

それ自体は自分たちとしてもARがより実用的なソリューションになってきているという意味で喜ばしいのですが、反面「ARである」というだけでは驚きや楽しみが生まれない状況になっているということでもあると思いますので、より一層ARを使って何を作るのか、にフォーカスをしていきたいと感じました。(クラウドサーカスさん)

幅広い層にご体験いただきたく、アート・キャラ・謎解きという異なるジャンルのコンテンツをご用意しましたが、多くの方が、1つのジャンルだけでなく複数ジャンルのコンテンツを体験してくれました。

コンテンツの持つ魅力だけでなく、街でスマホをかざしてARを楽しむという体験そのものに興味関心を持っていただくことができ、ARサービスが今後、広く普及していく可能性を感じることができました。(NTTドコモご担当者)

Q3.もう一度似たようなプロジェクトがあった場合、どのような点を改善しますか?

改善とは少し違うかもしれませんが、落書きARなど 、より「ARならではの体験」にフォーカスしてみたいです。

今回ユーザーの反応を見ていると、やはり銀魂のキャラクターたちと会えるコンテンツがとても人気でした。勿論それ自体は大変嬉しいのですが、かたや開発チームとしては自分たちの力で、ARという技術で、楽しい体験を生み出せたとはなかなか言い難いのかな、と思っています。ですので、次に似たような施策があった場合にはARならではの体験の方もより注力できればと考えています。(クラウドサーカスさん)

クラウドサーカスの吉上さんもおっしゃる通り、先進的な技術をフル活用して、ARならではの今までにない新たな体験をご提供できればと考えています。

新しさと便利さ、そして楽しさに更なる磨きをかけてXRシティを進化させていきたいです。(NTTドコモご担当者)

Q4.その他、体験される方に注目してほしい点などがあれば教えてください。

AR技術を用いて開発を行なっている自分たちから見てもこの1~2年の技術の進み具合はとても驚いています。

映画の中でしか見られなかった、街にデジタルコンテンツが重なり、1つの空間となる、といった体験を断片的にではありますが楽しめるアプリになっているので、ぜひ「これをもっとすごくした未来がくるのかも!」とワクワクしながら体験してもらえると幸いです。(クラウドサーカスさん)

体験中の画面で写真や動画を撮れるようにしており、好きなキャラやアート作品と一緒に撮った映える写真を、SNSに投稿して楽しんでいただきました。

みなさまの声を今後ご提供していく新たなXRサービスに活かしていきますので、XRシティをご体験いただいた方はぜひ、SNS等で撮影された写真とともに、ご感想をお聞かせいただければと思います。(NTTドコモご担当者)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「XRシティ SHINJUKU」は新宿の街を舞台に、「XRシティ」アプリを活用することで「アート&空間らくがき」「キャラ」「謎解き」「クーポン」の4つのコンテンツを体験することが出来ました。

現実空間にARコンテンツが表示されるだけでなく、現実空間に直接落書きをしたり、キャラクターのアニメーションなど、様々な要素が盛り込まれていました。

また、体験中にはカメラを通してお店で使えるクーポンをゲットすることができる機能も用意されており、新宿の街全体への周遊にも結び付くような仕組みがありました。

「XRシティ」の詳細な内容については、公式HPを参考にしてみてください!

今回のようなイベントを機に、今後のXR業界が盛り上がっていくことに期待ですね!

以上、さえもんより、「XRシティ SHINJUKU」の体験レポートでした!

NTTドコモのXR業界への取り組みの詳細はこちら


この記事はいかがでしたか?
もし「参考になった」「面白かった」という場合は、応援シェアお願いします!

株式会社x gardenが運営するXR-Hubの記事編集部です。

読者の皆様に役に立つ情報を発信いたします。

シェアする