Emily Wants to Play徹底レビュー!あらすじや評判・感想について


VRで極上のスリルと恐怖を体験したいという人に強くオススメしたい「Emily Wants to Play」は海外で高い評価を受け日本でも2017年にダウンロード専用販売が開始された傑作ホラーゲームです。

ピザの宅配員がある家に閉じ込められ、中で蠢く3体の人形と少女の亡霊から逃げ回るというシンプルな内容で、暴力や流血表現を使わずに、閉塞空間の中で得体の知れない存在に追われるという要素だけで極上の恐怖を演出します。

VRプレイにも対応している本作の魅力を紹介しつつ、操作方法や攻略のコツなども合わせて解説していきます。

Emily Wants to Playとは?あらすじ

「Emily Wants to Play」はインディーズのゲーム開発者ショーンヒッチコックによって2015年12月にPC向けにリリースされ、高い評価を受けたサバイバルホラーゲームです。

2016年1月にはiOSやAndroidに対応、さらに8月にはPS4版、9月にXboxOne版もリリースされました。

VRプレイにも対応しており、VR空間での極上の恐怖を味わう事ができると非常に評判です。

また、2017年には待望の日本語対応版が日本一ソフトウェアから配信開始されており、英語が苦手でこれまで敬遠していた人にもプレイしやすくなりました。

Emily Wants to Playのあらすじ

「Emily Wants to Play」はピザの配達員であるプレイヤーが、その日最後の宅配としてある家を訪れるところからスタートします。

呼びかけても応答がなく人の気配も感じませんが、注文の詳細にドアは開いているので入るようにと記載されていたため部屋の中へと入ってみる事に。

中に足を踏み入れると、勝手にドアが閉まり、ロックされ外に出る事が出来なくなります。この時ドアの前に一瞬だけ異様な風体をした痩せこけた少女の姿が浮かび上がるのですが、これが今作のタイトルにもなっている少女「エミリー」です。

部屋は少し散らかっており、段ボールなどに荷造りがされ、どうやら引っ越し作業が行われていた様子。プレイヤーは家から脱出するために各部屋を探索しますが、家中の窓は外側から封鎖され外に出る方法はありません。

そして、所々にある不気味なメモや音声記録、ホワイトボードに書かれた意味深なメッセージなどからこの家で何か普通でない事が起こっている事を知ります。

ベッドルームに入ると、テレビのスイッチが勝手に入り、この家で2人の遺体が発見されたとのニュース報道が流れます。その他にもドアが勝手に開閉する、付けた電気を消されるなどの怪現象が発生し始めます。

恐怖を感じながらも、さらに部屋の中を調べていくと、なんと家の中に転がっていた3体の人形が動き出し…

ゲームの概要

得体の知れない人形達が動き回る家の中に突然閉じ込められてしまったプレイヤー。

生きてこの家から出るためには、散りばめられたヒントから謎を解き、朝までの数時間を人形達から逃げきらなくてはなりません。

この3体の人形達は、それぞれに「鬼ごっこ」「いないいないばあ」「だるまさんが転んだ」などのゲームをプレイヤーと遊びたがっています。

そのゲームにもしもプレイヤーが負けてしまうとそのまま襲われ、即座にゲームオーバーとなるというのが基本ルール。

全体としては、午後11時から1時間単位でステージが進む構成になっており午前6時までの7時間を生き抜く事が出来ればゲームクリアとなります。(現実世界の6分でゲーム内の1時間が経過)

ステージを進めていくと3体の人形だけでなく少女「エミリー」の亡霊も遊びに参加し始めます。人形達とエミリーはそれぞれに好むゲームが違うため、一人一人に異なったルールでの対応が必要となります。

時間が経過するにつれて難易度は増していき、複数の人形、エミリーを同時に相手にする必要が出て来るため、神経を研ぎ澄まして相手の気配を感じ取り、即座にその相手への適切な判断をしていかなくてはなりません。

極限の緊張と恐怖感の中でいかに冷静な判断力を失わずにいられるかが「Emily Wants to Play」をクリアするための鍵となります。

プラットフォーム別価格・対応機種・環境

Emily Wants to Play」のVRプレイにおける対応機種:価格は以下の通り。
※ダウンロード専用ゲームになっています。

PC版の推奨プレイ環境については以下の通りです。

Windows版

  • OS:Windows 10 – 64 bit
  • プロセッサー:Intel i7 or AMD equivalent (AMD FX 9500+ Series)
  • メモリー:8 GB RAM
  • グラフィック:4GB Video RAM
  • DirectX: Version 11
  • ストレージ: 1 GB 利用可能

Mac OS Ⅹ版

  • OS:10.10.x
  • プロセッサー:Intel i7 or equivalent
  • メモリー:8GB RAM
  • ストレージ:1GB 利用可能

PS4版

PS4版のダウンロード容量は379.13 MBとなっています。

ゲームの基本情報

発売元 (株)日本一ソフトウェア
ジャンル サバイバルホラー
CERO(対象年齢)
 
プレイヤー 1人

Emily Wants to Playを遊んで欲しい2つの理由

Emily Wants to Playが生み出す恐怖感としては

設定・環境要因による継続的な恐怖」×「瞬発的に訪れる爆発的な恐怖」の2点が洗練されている点にあります。

では、詳しく解説していきます・

1.閉塞空間の、シンプルなシステムに洗練された恐怖

「Emily Wants to Play」の操作はとてもシンプルです。

プレイヤーにできるのは

  • 移動
  • フラッシュライトのオン・オフ
  • 部屋の照明の操作
  • ドアの開閉などのその「他の動作を行うボタン」が一つ

となっており、基本的には誰でも直感的に分かるし容易なっています。

閉塞された空間で、出来ることは極めて少ないという不自由さが、恐怖感を最大限まで高めます。

それに加えて、敵であるエミリーや人形達は絶対に撃退する事ができません。出来る事は彼女達の遊びに付き合い、満足した彼女達がほんの一瞬の間消えてくれるのを期待する事だけなのです。

この一切の無駄を削ぎ落としたシステムによる、洗練された極上の恐怖感は是非体験してもらいたいです。

2.VRならではの没入感で瞬発的な恐怖も倍増

「Emily Wants to Play」は探索時のじわじわと来る恐怖感の他に、襲われる際のプレイヤーをびっくりさせる演出にもかなりの力が入れられています。

エミリーや人間に襲われた時の画面いっぱいに広がる恐ろしいビジュアルや、耳を覆いたくなるような不気味な叫び声は、来ると分かっていても思わず体が仰け反り悲鳴が出てしまうほど。

そしてこういった演出はVRプレイ時にはさらに何倍もの恐怖を呼びます。

視覚・聴覚が完全にVR空間(屋敷の中)に没入してしまった状態では、「お化け屋敷に入っている」かのような疑似体験が可能なのです。

モニター画面での従来のホラーゲームに慣れてしまってあまり怖く感じないという人に是非体験してもらいたいです。

Emily Wants to Playの操作方法・攻略のコツ

操作方法はとてもシンプル

「Emily Wants to Play」の操作方法はいたってシンプルで、上で記載した通り出来ることは移動の他、照明のオンオフ、ドアの開閉、メモなどを拾って読むといった単純なアクションのみ。

フラッシュライトを手に入れる事はできますが、その他にアイテムの入手、使用などの要素はありません。

VRでプレイする場合はポイントを指定してのワープ移動になり、隣の部屋に入る際に少しずつ様子を確認して入る事が難しいので、恐怖を感じる大きな要因となります。

Emily Wants to Playを攻略するために知っておきたい7つこと

1.ヒント・メッセージは慎重に見極める

プレイヤーが閉じ込められる家の中には、攻略のヒントとなるメッセージが散りばめられています。しかし、それは人形やエミリーがプレイヤーを騙すために書いた「嘘」であることがあります。

ヒントの真偽を見極める事も大切でしょう。

2.人形・エミリーの行動パターンを把握する

人形とエミリーはそれぞれに異なったルールによって行動するため、それぞれへの対処方法を頭に入れておかなくてはなりません。

3.キキから目を離してはいけない

少女型の人形「キキ」はプレイヤーの視界に入っていないと音もなく近づいてきて、そのまま接触されると恐ろしい音を発しながら襲い掛かってきます。正しい対応は常に視界に入れ続け、消えてしまうのを待たなくてはなりません。

4.Mr.タターズが見ているときは動いてはいけない(だるまさんが転んだ)

ピエロ型の人形「mr.タターズ」と遊ぶのはいわゆる「だるまさんが転んだ」です。タターズに見られている時は決して動いてはいけません、一瞬でも動くと襲いかかってき即ゲームオーバーです。動かずに待っていればそのうち消えてしまいます。

5.最も危険な「チェスター」からはとにかく逃げる(鬼ごっこ)

スーツを着たおじさん人形「チェスター」とのゲームは「鬼ごっこ」行動はシンプルながら最も危険な人形です。彼はプレイヤーを見つけると追いかけてきます。捕まるとゲームオーバーなので、彼の気配を察したら即座に別の部屋に逃げましょう。一定の距離を開ける事ができれば消えてしまうでしょう。

6.人形たちの「声」を覚えよう

人形達は出現時にそれぞれ異なる声を出すため、その声を覚えて何が近くにいるのかを見極め備えましょう。

7.エミリー・人形が同時出現してしまうこともある

最後に、少女の亡霊である「エミリー」は午前4時になると出現するようになります。エミリーとの遊びは「かくれんぼ」家のどこかにいるエミリーを探し出し制限時間内にタッチしなくてはなりません。

それぞれ、ステージによって人形やエミリーが同時に出現します。同時に遭遇した時に組み合わせによってはどうあがいても無理なパターンになる事もあるので、その場合は仕方ないと諦めましょう。ゲームオーバーになると直近の時間から再スタートとなります。

基本的にはゲームオーバーになりながら少しずつ攻略していくゲームなので、諦めずに何度もチャレンジし、恐怖を克服して家からの生還を果たしてください。

 Emily Wants to Playの評判・レビュー

最後に、ネット上での「Emily Wants to Play」の評判やレビューなども紹介しておきます。

ホラーゲームNo.1の怖さという最恐の評価をされています。「Emily Wants to Play」は怖さとゲーム性が絶妙にマッチした良ゲーだと思います。


ルールを把握する前の理不尽なまでのゲームオーバーの連続で面白さを感じる前に挫折してしまう人が多い「Emily Wants to Play」ですが、ルールを把握すると一気に面白くなります。


通常にモニタ画面でプレイするだけでも飛び上がるほど怖いんですが、VRプレイはその何倍もの恐怖を感じます。死人が出るというのもあながち大げさでもないかも…心臓が弱い人にはお勧めできません。

まとめ

「Emily Wants to Play」はシンプルなルールの中で極上の恐怖を表現した、良質なホラーゲームです。このゲームの魅力を最大限引き出すのは間違いなくVR環境でのプレイでしょう。

自分はホラーに耐性があるという方にこそ、是非一度プレイしてもらいたい作品です。

VRでプレイすれば想像以上の緊張感と恐怖感を体験できると思いますよ。


Emily wants to play

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