VR酔いの原因とは?対策方法・プレイ中に酔った場合の対処方法


PSVR(PlayStationVR)が2016年に発売されたことをはじめ、VRを家庭で体験できるようになってきています。二万円台でOculusのヘッドセットも購入できるようになり、アミューズメント施設でもVR体験できる場所が増え、以前に比べ非常にVRを体験しやすくなっています。

しかし、そんなVRをプレイしている最中に、映像に酔って気分が悪くなってしまう人が続出しています。

プレイ中に頭痛や吐き気・倦怠感に襲われてしまうことを「VR酔い」と言います。

今回は「VR酔い」の原因や酔ってしまった時の対処方法、そして未然に防ぐ方法をご紹介します。

VR酔いの原因3パターン

VRを体験する人1
VRを体験する人

感覚の矛盾

視覚が捉えている情報と身体感覚に不一致が発生すると、酔いが回ってしまうのだとか。「目で見る景色は動いているのに、体は動いている感覚がない」といった感覚の矛盾が起きることでVR酔いしてしまうそうです。

特にPSVRといったゲームでは、画面越しに見ている映像から視覚は「体は動いている」という情報を脳に伝達する一方で、聴覚の三半期間や前庭は「体は動いていない」という情報を脳に伝達します。

そのミスマッチの結果として発生する自律神経の乱れや混乱が、VR酔いの主な原因とされています。

具体的なシーン例を挙げると、ゲーム内で乗り物などに乗っていて視覚的には加速しているとき、実際に三半規管は加速を感知できていないため、酔ってしまうとのことです。

※耳の中にある三半規管は上下左右の運動や回転を感知し、前庭は身体の傾きや回転を感知します。

フレームレートが不足している

画像のフレームレートの低さにより酔いが回りやすくなることがあります。フレームレートとは、動画における時間当たりの静止画像数(=フレーム数)を指します。

ゴーグル越しに見た際に映像の動きに角があったり、動画であるはずが静止画に見えてしまったり、映像に低品質な振動が見られた際には酔いやすくなると言います。

そのため、VR業界では画質よりもフレームレートの数を重視するのが鉄則といわれています。

※参考

過激な動きをしている

Eagle Flightを制作するVRチームのディレクター・オリビア氏は、VRDC(Virtual Reality Developers Conference)にて、視界周辺での速い動き・激しい動きは暫し酔いを引き起こすと述べています。

VRで酔うとどうなってしまうのか?

酔ってしまった際は、以下のような状態になります。該当する状態が見られた時には一度体験を中止して休みましょう。

  1. 吐き気を催す
  2. 嘔吐してしまう
  3. 頭痛
  4. 眠気に襲われる
  5. 倦怠感
  6. 汗をかく
  7. 無気力になってしまう

VR酔いを未然に防ぐ!対策方法6選

楽しくVRをプレイし続けるために、可能な限り予防しておきたいですよね。

それでは、VR酔いを極力しないための方法をご紹介します。基本的には乗り物酔いの対策とほぼ同様になります。

1.酔い止めの薬を飲んでおく

まず、乗り物など乗るとき用の「酔い止め薬」を飲んでおきましょう。酔い止め薬は平衡感覚のズレや視覚と感覚の不一致などで引き起こされる脳の混乱などを抑える成分が入っています。

乗り物酔いとVR酔いの基本的な構造は非常に似ているため、酔い止め薬をのんでおくことで十分に効果が見られることが多いです。乗り物酔いしやすいという人はプレイ前に酔い止め薬を飲んでおいた方が良さそうですね。

2.ヘッドセット・ディスプレイを正しく固定させる

PSVRのヘッドセットやVRゴーグルを頭につける際、しっかりと調整しましょう。正しく装着されず、画面がズレやゴーグルの緩みを感じた場合にはプレイ中の違和感につながり、酔いが回りやすくなります。

3.酔いそうなシーンは目を瞑ってしまう

激しく動くシーンや過激な映像で「これは酔いそうだな」と感じたら、目を瞑ってしまって「見ない」という選択肢を取るのもありです。

乗り物に乗って加速するシーンや激しく上下左右に揺れるシーンなど、酔ってしまいそうな状況になった際には目を閉じてしまえば酔ってしまうリスクを大きく軽減できます。VRの醍醐味や迫力は若干味わえなくなってしまいますが、気分を悪くするよりは良い、という方はぜひ試してみてください。

4.耳の健康状態が悪いときはプレイしない

三半器官や前庭といった感覚器官の状態は乗り物酔いと深く関係しているため、耳の健康状態が良くない時にはVR体験は控えましょう。

耳の感染症などにかかっているときは要注意です。

5.体調を整える

乗り物酔いと同様、睡眠不足や疲れといった体調不良は酔いの原因となります。

VR酔いを未然に防ぐために、睡眠をしっかりとった上で体調を整えた上でVR体験しましょう。

6.慣れるのを待つ

慣れも十分な対策になると言えます。何度も繰り返して経験することで徐々にVR画面にも耐性がついていきます。

最初にVRを体験した際は多くの人が酔いを感じてしまいますが、何度もプレイするうちに体が慣れていきます。

ひどく気分が悪くなってしまった中で無理に何度もプレイする必要はありませんが、酔いが落ち着いて再開可能であれば再度挑戦してみるのも良いでしょう。

VRプレイ中に酔ってしまったら?対処方法はコレ!

VRゴーグル
VRゴーグル

1.一旦プレイをやめる

もしもVR酔いを少しでも感じたら、一旦プレイを止めましょう。

プレイを続ければ間違いなく酔いは悪化しますし、ひどい場合強い吐き気に襲われることも少なくありません。無理せず休憩をとって、軽めの酔いで納められるようにしましょう。

2.安静にしてすっきりさせる

プレイを中断したら、しばらくは安静にしましょう。

音や映像から離れ、座って体を落ち着かせたり、ゆっくり立ち上がって少し歩いたりしてみましょう。自律神経を落ち着かせて、平衡感覚や視覚・聴覚の伝達情報を一致させる必要があります。どうしてもプレイを再開したい場合は、しっかり休息をとって完全に体調が戻ってからにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

VRを体験したことある方であれば、多くの方が気分が悪くなってしまったり頭痛がしてしまったことが一度はあるのではないでしょうか。

最大限にVR体験を楽しむためにも、できる限り未然に防ぎ、酔ってしまっても正しく対処して楽しくプレイしましょう!

おすすめのVRゲーム知りたい方はこちら!→)【プロ厳選】絶対遊んで欲しいおすすめVRゲーム25選!


XR-Hub 編集部