【Vtuberの民主化】エモモの何がすごいのか、使い方と評判を解説!
2018年8月Vtuberの民主化につながる画期的なサービスがリリースされました。
わずか数タップでスマホの画面をそのまま生配信、録画配信可能な無料アプリ「Mirrativ(ミラティブ)」に3Dアバターを使って生配信ができる新サービス「エモモ」の機能が追加されユーザー数が加速度的に増加しています。
ここでは誰でも簡単にVtuberとして活動できる様になる画期的なサービス「エモモ」について徹底解説していきます!
Contents
誰でもVtuberになれる?エモモで出来ること
「Mirrativ」を運営する株式会社Mirrativの前身は「株式会社エモモ」元株式会社DeNAの史上最年少執行役員だった赤川隼一氏が立ち上げた会社。
同氏をプロデューサーとしてDeNA社が2015年から運営を開始していたスマホ画面共有型ライブ配信プラットフォーム「Mirrariv」の事業を2018年3月にそのまま継承、運営しています。
この前身会社名「エモモ」は、赤川氏の「エモい会社にしたい」との想いからのネーミングとの事で、この「エモモ」の名前が新サービスにそのまま付けられている事からも力の入れ具合が伝わってきます。
「エモモ」の特徴は何と言ってもその手軽さにあります。
これまでVtuberとして動画配信を行うためには高価な機材を購入してVR環境を整え、2Dや3Dのアバターを用意する為のコストと手間も合わさり、一般的な普及に至るにはハードルが高すぎました。
こちらの記事でも少し言及していますが、本格的にVtuberを作ろうとモーショントラッキング用の機材などを揃える場合、20万円ほどの費用が必要でした。
「エモモ」ではiPhoneなどの対応機種のスマホ(iOS版、Android版、両方に対応)が一台あれば、わずかなプロセスでオリジナリティのある3Dアバターを駆使したVR配信が可能になるよう設計されており、誰もがVtuberとして活躍可能な「Vtuberの民主化」への期待が高まります。
Twitter上でもかなり好評な声が散見されます。
エモモで加速する?Vtuber/アバターの民主化
具体的には、あらかじめ用意されているパーツを組み合わせる事で、自分の3Dアバターを作成し、そのまま「Mirrativ」での生配信に使用できます。
「MIrrativ」は数タップで動画配信をスタートできるという手軽さを極限まで追求したサービスなので「エモモ」の登場によって、誰でもふと思い立った時にすぐさまVtuber配信をスタート出来る環境が提供された事になります。
カメラを使う必要がなく、音声認識による表情の変化を自動で演出してくれるため、自分の顏を撮影する必要はありません。
2018年7月時点で4,000人だったVtuber人口は「エモモ」のサービス開始後わずか一週間で倍増し8月8日時点で8,000人を突破しています。
「エモモ」がVtuberとして動画配信をする事へのハードルを劇的的に下げた事を如実に表している数字と言えるでしょう。
さらに、赤川氏の直近の発言によると2万人は超えたのか?との質問に対して「桁はまだ変わっていないが、そこはもちろん超えている」との事なので、もしかするとすでに桁が変わる事を意識するほどの人口に達した可能性も考えられます。
まさに、「Vtuberの民主化」が始まった感がありますね。
エモモでゲーム実況ができるミラティブについて
エモモでの配信方法を説明する前に、プラットフォームである「Mirrativ(ミラティブ)」について解説しておきます。
「ミラティブ」は株式会社DeNAが2015年8月に運営開始したスマホ画面共有型ライブ配信プラットフォームです。
スマートフォンの画面に映っているものをそのまま視聴者にリアルタイムに配信する事が可能な「画面のミラーリングサービス」を提供しています。
アプリの対応OSはiOS、Android。配信や視聴はPCブラウザでも可能となっています(エモモでの配信はスマートフォンのみのサービス)
配信者と視聴者のコミュニケーション機能も充実しており、コメント投稿機能はもちろん、視聴者が配信者の見ている画面にスタンプを送信する機能も搭載しています。
ゲーム実況配信サービスを歌っているので、スタンプ機能に関してはゲームプレイの邪魔にならない位置に表示されるように設定する事も出来ます。
さらに、ユーザー同士の通話機能も搭載しており、同じゲームをプレイする様子を通話しながら配信したり、視聴者と配信者が音声通話で雑談をしながらの配信もワンタッチで出来るという充実ぶり。
細かい設定や他のサービスを経由する必要がなく、他の配信者とのコラボ配信や、視聴者と配信者の充実した相互間コミュニケーションが可能な点などユーザーの使いやすさを極限まで追求した設計がなされています。
エモモの使い方、配信方法
それでは「エモモ」の始め方や配信方法などを解説していきたいと思います。
まずは、対応機種ですが、公式の「エモモFAQ」によると以下の説明となっています。
(ここから引用)
対応端末
Android配信機能はAndroid 7系以上が対応で、iOSの配信機能は以下に含まれていない端末が対応しています。
以下の端末はスペック上、エモモ非対応のようですので、ご注意ください。
- Android 4系
- iPhone5S 以下
- iPad Air 第一世代 以下
- iPad mini 第二世代 以下
- iPad mini 3 以下
(引用元:エモモアバターFAQ)
「エモモ」でのVtuber配信をするにはまずはMirrativのアプリをダウンロードする必要があります。
「iTunes Store」「Google Play」からそれぞれダウンロードしたら、アカウントを作成します。
画面左上の「ニックネームをつけてね」からかTwitterアカウントがあれば右上のTwitterマークからアカウントを作成します。アカウント名を決めるだけですぐさまアカウント作成が完了します。
配信の手順
続いて、iPhoneで配信を開始するまでの手順を解説していきます。
まずは「設定」アイコンをタップしメニューから「コントロールセンター」を選択
次に、「コントロールをカスタマイズ」を選択します。
コントロールセンターに「画像収録」を追加します。
コントロールセンターに追加された「画像収録」アイコンを長押しします。
「Mirrativ」のアイコンを選択してブローキャストを開始をタップすると、即座に配信が開始されます。
続いてアバター作り方を解説します。
コントロールセンターから初回配信を開始し「MIrrativ」に戻るとエモモの作成・設定の画面になるので、性別や髪型、目や口などのパーツを組み合わせてアバターをカスタマイズします。
各パーツのアイテム数は以下の通りです。
- 顔の輪郭(4種)
- 体型(4種)
- 髪型(8種)
- 目(8種)
- 口(4種)
- 服装(10種)
- 帽子(4種)
※パーツは順次追加予定との事
配信中はいつでもアバターの着せ替えは可能になっています。ただし、現在のところ配信外でアバターのカスタマイズは行えない仕様になっているようです。
今後の予定としてユーザーが作成したVRM形式で保存されたオリジナル3Dアバターの利用やエモモで作成したアバターの外部利用も検討しているとの事です。
今後Pixta社の提供するVRoidと連携出来ると、アバターのカスタマイズ性が更に上がりそうですね。
保存してから、ゲーム画面を起動すると視聴中に画面の下に自分のアバターが表示される様になります。
配信者からは見えませんが、視聴者側の画面には表示されています。
Mirrativの配信ではカメラ機能は利用しないため、エモモの動作は配信者の声に連動してのリップシンクとスマホ画面のフリックによる体の動きによって表現されます。
具体的には上下のフリックで「表情」左右のフリックで「動作でのリアクション」が表現可能になっています。
また、ボイスチェンジャー機能の導入も考えているとの事で、それが実現すれば、一つの端末でアバターの作成から配信や録画、ボイスチェンジ機能まで完結する事になり、さらにVR配信に対するハードルが下がる事になりそうです。
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まとめ(Vtuberの今後)
今回は画期的な3Dアバター配信サービス「エモモ」について書いてきました。
今までコスト面や技術的な面でのハードルが高く、気軽に挑戦する事が難しかったVtuberとしての配信でしたが、今回の「エモモ」の登場によって、誰にでも簡単手軽にVtuberとしての活動が可能になりました。
実際にエモモのリリース以降加速度的にVtuber人口増加がみられ、いわゆる「Vtuberの民主化」と言われる現象を本当の意味で引き起こすきっかけとなるサービスとなるかもしれません。
今後さらに機能が充実し、幅広い層に受け入れられる展開となれば、さらに多くの人がVtuberとして活動し、誰もが当たり前にVtuberの配信動画を視聴する日常もそう遠くはなさそうですね!
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