【フリーランス必見】フロントエンドの単価相場・高単価受注のコツ!


フリーランスエンジニアが一般的になってきた昨今

  • 「フリーランスエンジニアになって、今より年収をアップさせたい!」
  • 「市場価値を高めるために評価されるスキルを習得していきたい」

このように考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、これからフリーランスとしてデビューする方向けに、フリーランス歴7年を迎えた筆者が

  • フロントエンドの言語の単価や年収相場
  • フロントエンド開発の将来性
  • 年収のあがる、習得しておくべきスキル
  • 活用すべき、案件獲得方法

について徹底的に解説していきたいと思います!

フロントエンド webフリーランスプログラマーの特徴

「フリーランスエンジニアになって、今より年収をアップさせたい!」

このように考えて、フリーランスエンジニアを目指している人も多いと思いますが、フロントエンドのエンジニアがフリーランスになった場合の単価や年収はどれほどなのでしょうか。

前提:webのフロントエンドプログラミングとは?

(まず少し基礎的な話をするため、現役エンジニアの方は読み飛ばして頂いて大丈夫です。”年収パートまで自動スクロール“)

プログラミング言語を扱うエンジニアは仕事の性質上、大きく2つの種類があります。

ひとつ目は「フロントエンドエンジニア」。

ふたつ目は「バックエンドエンジニア」です。簡単に役割を記述すると下記のようになります。

  • フロントエンド:Webサイトの見た目やデザイナーの成果物をブラウザで表示するところまでを開発。
  • バックエンド:ユーザーからは直接見られないサーバー側やサイトの挙動ロジックの開発。

今回のメイントピックはフロントエンド開発ですので、こちらの主要なスキルセットを見てみましょう。

フロントエンドの主要なスキルセットと最近重宝されるSass

前述した通り、フロントエンドエンジニアは「ユーザーの目に見える部分」を開発するエンジニアですが、この「サイトの表側」を開発するプログラミング言語は以下の通りです。

  • HTML(Webサイトを表示する)
  • CSS(Webサイトの見た目をデザインする)
  • JavaScript(Webサイトに動きを持たせる)

上記の3つは、フロントエンドエンジニアの基本素養。

また最近では開発効率性の高さから、CSSをSassで効率化しながら実装出来るフロントコーダーは大変重宝される傾向があります。

参考→)SassでCSSをコーディングするメリットと使い方

経験年数別、フロントエンド開発SEの単価相場と経験年数

はたして、フロントエンドエンジニアの年収相場はどのくらいなのでしょうか?

経験年数別に下の表にまとめました。

あくまで上記の表は目安ですが、実務経験が5年以上あれば年収800万円を越えることも可能です。

中には、実務経験が2年以内でも素養がある人であれば40万円以上の給与をもらっているエンジニアいます。

ただ、後述しますが高い単価を実現するには、フロントエンドが出来るだけでなく

  • 「バックエンド開発が一定理解できる」
  • 「デザインも触れる」
  • 「マネジメント能力があり、複数のプログラマーをまとめられる」

といったフロントエンド開発とは領域の異なるスキルセットの掛け算が必要になってきます。

武器にするスキルによって年収は大きく変わるので、戦略的なスキルセットの獲得を目指していきましょう。(習得すべき具体的なスキルは後述します)

将来性は?フロントエンドプログラマーの需要について

「将来性=しっかり稼げるか?」という点ですが、結論からいうとフロントエンド開発はインターネットサービス制作需要が未だに根強いことから、十分稼ぐことが出来る役職です。

BtoBサービスの事業会社ではフロンドエンジニアが足りていない

特に法人向け(いわゆるBtoB)のwebサービスを提供している企業ではフロントエンドエンジニアが全く足りていないという実情があります。

というのもフロントエンドはユーザーに近い開発であることから殆どの人は「クックパッ●」や「Wantedl●」のような、誰もが知ってる消費者向け(BtoC)サービスに応募する傾向があり、BtoB企業ではフロントエンドプログラマーがなかなか採用できないのです。

しかしサービスをより改善し、ユーザーの使いやすさを追求するプロセスが重要なのはBtoCもBtoBも変わりません。

最近ではBtoBサービスもUX(ユーザー体験)に注力するのが常識になっていることから、BtoB企業であれば引く手数多という実態があります。

高年収のために!フロントエンドのフリーランスエンジニア持つべきスキル

近年、フロントエンドエンジニアの需要は高まり続け、フロントエンドエンジニアになる人も増えていますが、高年収なフロントエンドエンジニアは、どのようなスキルを持っているのでしょうか?

ここからは高単価案件を獲得するために必要なスキルを具体的に紹介します。

持つべきスキル1、UI/UXのデザイン・設計

UI/UXのデザイン・設計は間違いなくフロントコーダーにとって必須スキルです。

UI(ユーザーインターフェイス)とは、ユーザーの視覚に触れる部分。一方、UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが製品・サービスを通して得られる体験を指します。

UI/UXの違いについて→【UI/UXとは?】UIとUXの違いとデザインの改善案

無印良品など多くの成功している企業では、CDO(チーフデザインオフィサー)CXO(チーフ エクスペリエンス オフィサー)を企業経営の中枢のコアなポジションとして採用するようになっています。

これは

  • 現代にはモノ(代替品)が溢れすぎており、初回のユーザーの購買体験の重要性が高まっている
  • SNSを通じたユーザー体験の口コミ・伝達効果が高まっている(テレビCMによるマスマーケティングの終焉)

という背景と共に、 ユーザー体験があらゆるビジネスの中心になりつつあるから です。

フロントエンドとはユーザーとの接点に責任を持つ立場であり、飲食店で例えるならお店のレイアウトや雰囲気作りを担当するユーザー体験の責任者です。

お客さんがリピートしてもらうために、いかに居心地の良い体験を設計するか?という重要性は飲食店もwebサービスも同じこと。

プロダクトマネージャーやディレクターに、ただ指示されたことを設計するのではなくユーザーの心理を理解し、心地の良い体験を提供できるスキルセットは求められる人材に共通するマインドセットなのです。

UI/UXの理解を深めるのに最適な本はこちら→【ユーザー中心設計】UXデザインを理解するためのおすすめ本10選

持つべきスキル2、マーケティングの基礎知識

知っておいてほしい2つ目のスキルセットはマーケティングの基礎知識です。

あくまで基礎知識になりますので、実務や深い部分まで把握する必要はありませんが マーケターと共通言語を使って会話できるレベルは最低限欲しい ところです。

サイト内のユーザーの行動を分析・把握するために「GTMタグの埋め込み」や「ABテストのランダムな出し分け」といった作業が発生することがIT企業では多くありますが、これらはマーケティング発想だとしても実装するのはフロントエンド開発の範囲内になります。

この時マーケティングの基礎素養がないと背景を理解して作業することができませんので、ある程度マーケティングの知識を理解しておくべきです。

ちなみにマーケティングとはざっくり言えば2つの数値の極大化に努めることです。

その2つとは

  • CPA:より安くユーザーを獲得する
  • LTV:より長く、ユーザーに使ってもらう

ということは覚えておきましょう。

そしてこの2つを分析する時には、マーケターとフロントエンドプログラマーの連携は多くの企業で見られます。

自分自身の年収アップ、スキルアップのためにも「自分はエンジニアだからマーケティングなんて関係ない」と食わず嫌いしないことが重要です。

参考記事)

持つべきスキル3、チームの生産性を高めるマネジメントスキル

フロントエンドエンジニアのキャリア戦略において 「プレイヤーとして突き抜ける」という方法の他にも「マネージャーとなってチーム開発のパフォーマンス向上のプロになる」という選択肢 があります。

フロントエンド開発のマネージャに求められるスキルですが、大まかに下記3つに集約されます。

求められるマネージャーの資質
  1. メンバーのモチベーションコントロール
  2. 個人の継続的なスキルアップ支援
  3. チーム開発の効率性の向上

これらを1つずつ見てましょう。

個のモチベーションコントロール

これは言わずもがな、フロントコーダー1人1人のモチベーションを把握し、適切なコミュニケーションを通じてやる気を維持することです。

モチベーションコントロールという点ではシリコンバレーでよく行われている1on1メンタリングが実用的なので、概念として知っておくと良いかもしれません。

参考)あなたの1on1に意味はある?15項目の「チェックリスト」

個のスキルアップ支援

チームの生産性を高めるためには、チームを構成している「個人」の生産性を上げることが1つのアプローチになります。

メンバー1人1人に対して、適切なフィードバックやインプットを通じて、継続的なスキルアップを支援して上げることはマネージャーにとって最も重要なマインドの1つです。

チーム開発の効率性を高められる

チーム開発の生産性を高めるもう1つの方法は、フロントエンド開発における適切なツールや環境を構築し、チーム内の適切なコミュニケーションと業務の流れをデザインすることです。

昨今、フロントエンド開発を便利にするツールは急激に増えているため、それらを活用しチーム全体のパフォーマンスを高めるマネージャーは大変重宝されます。

チームの状況に合わせ、最も効率的な環境をマネジメントしましょう。

参考)5000人に聞いた、2018年最先端のフロントエンド開発者が使ってるツールはこれだ

フロントエンドのフリーランスが案件を獲得する方法

一般的な正社員雇用と違い、インターネット上で高単価かつ、自分の希望条件にぴったりな求人を探すのが面倒なフリーランス案件。

「フロントエンドのフリーランス求人ってどうやって探すのが効率的なのか?」

今回はその方法を解説したいと思います。

方法1、クラウドソーシングサイトを使って自分で営業する

ひとつ目は、自ら営業すること。メインはクラウドソーシングサイトで、「クラウドワークス」や「ランサーズ」が有名です。

自ら営業するメリットは、間に誰も挟まないので、クライアントとのコミュニケーションが迅速に行うことが出来る点です。

(フリーランスの人材エージェントを活用すると、案件を受注するまでクライアントと直接連絡できないケースがあります)

一方、自ら営業するデメリットは、時間とエネルギーを消耗すること。

自分の希望条件にぴったり合う企業を探すもの手間ですし、せっかく見つかったとしてもその企業がフリーランスを採用していないケースなどもあり、なかなか苦労することも多いのが実態です。

方法2、知り合いなどのネットワークを活用する

ふたつ目は、知り合いなどの人脈ネットワークを利用すること。

職場のコネがない場合、各地で開催されているプログラミングの勉強会やイベントに参加したり、また、SNS仕事を募集するという方法もありです。

ただ人脈を利用するデメリットは、どんな案件を紹介してもらえるかどうか全く予想がつかないという点。

知り合いから紹介された企業からもし内定をもらった場合、もし条件が合わず行きたくなかったとしても、無下に断りづらいというデメリットもあります。

そのため、諸々のメリットデメリットを考慮すると、これからご説明するエージェントの活用が筆者的には最もおすすめです。

方法3、フリーランスの営業代行の味方【エージェント】

「自分で営業するのは面倒だし、そんな時間が無い…」というフリーランスの方におすすめしたいのが営業代理エージェントの活用です。

エージェントがなぜ便利なのかというと、下記3つの背景があります。

  • 何百社というクライアントの社内内情をリアルタイムで知っているため、希望にあった求人を探してもらえる。
  • エージェントの信用があるため、内定や高単価条件を獲得しやすい。
  • 市況感を把握しており、フラットな立場で単価について交渉してくれる。

このようなメリットがあるため数多くのエンジニアがエージェントを活用しています。

またエージェントには仕事を探すエンジニアが集まり、フリーランス案件も集まるという好循環スパイラルが生まれています。

  • 「報酬は55万円くらい欲しい」
  • 「在宅勤務がいい」
  • 「消費者向けサービスに携わりたい」

フリーランスとして働く時には「関わるサービスの概要」「仕事の環境」「メンバーのレベル感」など様々な軸からプロジェクトを選びたいですよね。

そんな場合、どれくらい多くの案件量の中から選べるか?というのは納得のいく仕事を選ぶ上でも重要なポイントです。

人材エージェントの役割は取引クライアントと常にコミュニケーションを取りつつ、社内のリアルタイム事情や仕事環境を把握していることですので、業務委託プログラマーにとってはぜひ使い倒して欲しいと思います。

フリーランスSE向け おすすめ人材エージェント

それでは早速オススメの人材エージェントを2つだけ紹介していきたいと思います。

役員クラスが対応!少数精鋭で運営される高単価エージェント【Tech Lance】

クライアントとの直請けに拘り、かつ最低週3でOKという案件やリモート案件を多数抱えるTech Lance」。

フリーランス・副業エンジニア」にフォーカスした数少ないエージェントです。

もちろん週4~5の常駐案件もカバーしていますが、「週3程度でフレキシブルに働きたい」という方や、「週2日であとは勉強したい」という方にとっては非常にフィットするでしょう。

企業への参画時にお祝い金が贈呈される仕組みも何気に嬉しいポイントです。

保有案件数 ★★★☆☆
収益性(高単価) ★★★★★
サポート体制
コンサルタントの質
★★★★★
サービス
(福利厚生・保険等)
★★☆☆

役員クラスのサポートにより、業務の質が高い

Tech Lanceは創業以降、少数の精鋭社員で運営しているため基本的に役員・取締役クラスがエンジニアの方のヒアリングを行います

他の企業では一般社員が「キャリアカウンセラー」としてカウンセリング・仲介業務を行うことが多い中で、取締役クラスがキャリアサポートを行うことは非常にレアであり、Tech Lanceの最大の特徴であると言えます。

役員クラスの面談・支援であるためサービスや質の高さは折り紙つきで、面談以降、企業面接まで安心して支援してもらえると思います。

また案件も直接取引に拘っているため、高単価で提案してもらえるのが嬉しいポイントで、 フロントエンド開発で80万円の開発案件を常時3つほど保有しているとのことです。 

 

 

筆者おすすめエージェント2:週5フル稼働メインなら「レバテックフリーランス」

フリーランスであれば一度は耳にしたことがあるであろう、業界最大手の「レバテックフリーランス」。

週5稼働の案件が大半を占めていることもあり、

  • 2018年は平均年収862万円と高水準
  • 保有案件数業界最大級
  • 運営歴が長く、クライアントとの信頼関係が強い

という特徴があります。テクニカルカウンセラーのサポートも比較的厚く、案件の紹介から定期的な案件の提案、情報共有の仕組み化が綺麗に行われています。週2~3の案件はほとんどないのが難点ですが、平日はフルで稼働しガッツリと稼ぎたいという方には推奨しているエージェントです。

 

※参考記事:プロが厳選!フリーランスエンジニア利用必須の真のおすすめエージェント5選

まとめ

いかがでしたでしょうか。フロントエンド開発に絞ってフリーランスの実態を解説させて頂きましたが、フロントエンジニアとしてフリーランスデビューされる方々にとって少しでも参考になりましたら幸いです。

ぜひ楽しいフリーランスライフを送っていただけたらと思います!

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