「見た目は美少女、中身はおじさん」バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんとは?


Vtuberというと、キズナアイのように外見も中身も女の子、という設定が一般的ですよね。ですが、現在はREALITYなどの配信でも、キャラクターは女性なのに声(中の人)は男性、というスタイルが定着しています。

この、外見は女の子なのに声は男性、というスタイルを最初に打ち出したのが「バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさん」であることをご存知でしょうか。

配信では個人的な身の上話や、本職がコンビニバイトであることなどを公表しており、現実味のあるトークに加えて、「世の中、世知辛いのじゃ~!」というセリフはVTuber界きっての名言、と言っても過言じゃないほど。

今回は、そんなバーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんとは何者かについて調べてみました!

バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんとは?

バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんは、2017年11月から活動を始めたVTuberです。

外見の特徴は、狐の耳を付けた着物姿の美少女ですが、ボイスが完全なおじさん、という点が大きな特徴。

様々なVTuberがボイスチェンジャーや合成音声を使っていますが、これらのツールを使わずに、女性のアバターのまま男性を生声をそのまま使うというスタイルを最初に打ち出しました。

一人称を「わらわ」と名乗り、語尾に「のじゃ」を付ける喋り方が特徴ですが、初回時の配信では語尾に「のじゃ」を付けるのを忘れたり、セリフを言い終わった後に思い出したかのように「のじゃ」と言うなど、その未完成っぽさが「かわいい」と話題に。

こうした個性的なキャラクターに加えて、下記で詳述しますが、トーク内容も個人的で現実味のある話が多く、こうした要素が多くのファンの心を掴み、2017年末にはYouTubeチャンネル登録者数が10万人を突破しました。

キズナアイなど、多くのVTuberがAIキャラクターや吸血鬼など、バーチャルな存在を演じながら配信を行うのが一般的ですが、バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんの配信では、現実的でリアルな話題が多く、個人的な身の上話を多く公表しているのも、他のVTuberと比べて特徴的です。

中の人である「ねこます」氏とは?

共起語:Unity Blender 3Dモデリング 3Dデザイン セブンイレブン

この、バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんの中の人は「ねこます」という人で、こちらの呼称のほうが正式名称です。

ねこます氏は毎回の配信において、上述した狐耳の美少女キャラ「みここ」の3Dアバターを身に着けて、あくまでねこます氏個人として喋っています。

そのため、現実世界での個人的な話題に触れることが多く、2回目の配信では、本職がコンビニのアルバイトであることを明かしています。

この時の配信で、ねこます氏が声高に叫んだ「世の中、世知辛いのじゃ~!」というセリフは、その後のねこます氏を表す代名詞となっており、同時にこのセリフによって多くのファンが親近感を得るきっかけになりました。

ちなみに、配信時に使用する「みここ」の3Dモデルはねこます氏本人が自作したものですが、同氏は元々3Dデザインの職に就くことを希望しており、コンビニでアルバイトをする傍ら3Dモデリングの勉強を行っており、ポートフォリオを兼ねて3Dモデルの制作を始めたことが、後のVTuberデビューにつながったとのことです。

そして、2017年12月27日の配信では、爆発的な知名度を得たことをきっかけにコンビニのアルバイトを退職することを発表しています。


この時点で、ねこます氏の本職がコンビニバイトであるという認識が広く定着していましたが、動画では「夢のために次のステップに進むため」という心境を明かしています。目標である3Dデザイナーになるための過程を着実に歩んでいる様子が伺えますね。

ねこます氏のYouTubeチャンネル、様々な変遷を経たあとの今後は

ちなみに、ねこます氏がVTuberデビューした当初は「けもみみVRちゃんねる」という名称のYouTubeチャンネルで配信を行っていました。

ですがその後、「獣耳帝国国営放送」という名称に変更し、ねこます氏が獣耳帝国というバーチャル国家の王として君臨する、という設定が新たに追加されました。

その後、19回目の配信時に「けもみみおーこく国営放送」という名称に変更。この名称は現在まで、ねこます氏の公式Twitterの名前(けもみみおーこく公式)として引き継がれています。

一方でYouTubeチャンネルの方は、現在では「バーチャル番組チャンネル」という名前になっており、VTuberとしての活動よりも裏方的な活動をメインにしています。現在は「V番連」というオリジナルのトーク番組を配信しており、おもに男性VTuberにフォーカスを当てた内容になっています。


その他、ねこます氏はYouTuber以外にも様々な活動を行っており、2017年12月には電脳少女シロとのコラボ生配信にも参加。

2018年8月に開催されたVTuber同士のカラオケ大会「バーチャルカラオケ」にも出演しています。また、ソーシャルVRアプリのVRChatからVR業界の最新動向を伝える番組「VRoadCaster」にもレギュラー出演するなど、幅広く活動を行っています。

まとめ

最近では男性VTuberも珍しくありませんが、女性のアバターを着けたまま男性のボイスで配信を行うVTuberも一般的で、このスタイルがVTuber界に独特のトレンドを生み出していますよね。

このトレンドの発起人が、バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんこと、ねこます氏であることを考えると、同氏がVTuber界に与えた影響は大きなものがあると言えます。

また、3Dデザインの職に就くために、コンビニバイトを続けながら3Dモデリングの勉強を続けていたことが、大人気VTuberとして花開くきっかけになったというサクセスストーリーも、多くのファンの支持を得るきっかけになったのではないでしょうか。

現在では独自の番組を制作したり、様々なVTuberとのコラボイベントにも起用されているねこます氏、今後も一ファンとして応援していきたいですね!


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