【レビュー】Windows Mixed Realiy対応PC・おすすめゲーム3選


Windows10の大型アップデートによって誰でも利用できるようになったWindows Mixed Reality(以下Windows MR)。

Windows10ではVRを手軽に楽しむことが出来ます。

本記事では、そのWindows MRでVRを体験するのに必要なPCやコントローラ、おすすめのゲーム・アプリについてまとめました!

Window Mixed Realityの対応PC – Oculus Rift/HTC Viveとの違い

引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-mixed-reality

Windows MR(Windows Mixed Reality)とは、マイクロソフトが自社のVRやAR技術をまとめて表現するのに使用している言葉ですが、狭義ではWindous 10に追加されたVR機能のことを言います。

詳細は下記関連記事にまとめました!

※関連記事:Windows Mixed Realityは何が魅力? スペック / 口コミ / 遊び方まで解説!

今読者様が利用しているPCがWindows MRに対応していれば、ヘッドセットを購入するだけで簡単にVR体験が可能となります。

VR機能を利用するためにはPCにもある程度のスペックが要求されます。必要スペックについてはマイクロソフトの公式サイトから確認できます。

このスペック表を見ると、Windows MRを利用するための動作条件は2種類あることが分かります。

Windows Mixed Reality Windows Mixed Reality Ultra

オペレーティング

システム

Windows 10
Fall Creators Update 以降
Windows 10
Fall Creators Update 以降
プロセッサ Intel® Core™ i5 7200U (第 7 世代モバイル)

Intel® ハイパースレッディング
テクノロジ対応デュアル コア以上

AMD Ryzen 5 1400 3.4Ghz
(デスクトップ)
クアッド コア以上

Intel® Core™ i5 4590
(第 4 世代デスクトップ)
クアッド コア以上AMD Ryzen 5 1400 3.4Ghz
(デスクトップ)
クアッド コア以上
RAM 8 GB DDR3 デュアル チャネル 8 GB DDR3 以上
ディスク領域 10 GB 10 GB
グラフィックスカード

互換性のある GPU:

・統合型Intel HD Graphics 620以上の
DX12 に対応した統合型 GPU

・Nvidia MX150 独立型 GPU

・Nvidia GeForce GTX 1050 独立型 GPU

・Nvidia 965M 独立型 GPU

・AMD Radeon RX 460/560

※以前の Intel GPU
(HD Graphics 4xx、5xx、2xxx、3xxx、4xxx、5xxx、6xxx)
はサポートされていません。

互換性のある GPU:

・NVidia Geforce GTX 1060 以上の
DX12 に対応した独立型 GPU

・AMD Radeon RX 470/570 以上の
DX12 に対応した独立型 GPU

グラフィック

ドライバー

Windows Display Driver Model
(WDDM) 2.2
Windows Display Driver Model
(WDDM) 2.2
グラフィックス ディスプレイ ポート HDMI 1.4 または DisplayPort 1.2 HDMI 2.0 または DisplayPort 1.2
モニター 外部または統合型
VGA (800 x 600) モニター
外部または統合型
VGA (800 x 600) モニター
USB の種類 USB 3.0 Type-A または Type-C USB 3.0 Type-A または Type-C

※引用元:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4039260/windows-10-mixed-reality-pc-hardware-guidelines

1つ目は「Windows Mixed Realiy」とだけ記されている要件で、簡単に言うと第7世代Core i5-7200U以上のCPUを搭載するPCであれば、CPUの内蔵グラフィックス機能でWindows MRを作動することができます。

もう一つの「Windows Mixed Reality Ultra(以下Ultra)」は、作動要件としてNVIDIA GeForce GTX 960/1050以上のグラフィックスカードが必要になります。

そのかわり、CPUは第4世代のCore i5 4590以上でも十分となっています。

両者を比較すると、Ultraの方がグラフィック性能が高く、より没入感の高いVR体験が得られます。

しかし同じくWindowsに接続して利用するOculus RiftやHTC Viveに比較すると、PCに求められるスペックもそれほど高くありません。

※参考記事:

流行りのVRを気軽に試してみたい、という人にとってWindows MRは大きな存在意義があるでしょう。

Windows MRヘッドセット/コントローラーの性能・価格

引用元:https://www.tomsguide.com/us/windows-10-vr-headset-pc-specs,news-23989.html

Windows MRを楽しむには、当然のことながらヘッドマウントディズプレイを用意する必要があります。

MRヘッドセットの価格は4~5万円あたりが相場で、サードパーティー各社から販売されています

現在どのヘッドセットもスペックは横並びで、デザインが異なる程度です。より自分にフィットするヘッドセットを購入すると良いでしょう。

【Windows MR用ヘッドマウントディスプレイスペック】

解像度 2880 x 1440
(単眼:1440×1440)
ディスプレイ LCD
リフレッシュ
レート
最大 90Hz
認識範囲 最大 105°
ジャック 3.5mm オーディオ ジャック

コントローラーの使用感・レビュー

引用元:https://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/122101515/?P=3

ヘッドセットにはコントローラーも同梱されています。メーカーによって細かなデザインの違いはありますが、基本的にはこのような形。PCとはBluetoothで接続します。

親指部分にスティック型のレバーとタッチパッドがあり、反対側にレバーとボタンがあるため、コントローラーを握りしめるようにして使用します。

手に持った感覚はOculus Riftのコントローラー(Oculus Touch)に近いかもしれません。

※関連記事:「Oculus Touch」は買い?!スペックや口コミ、おすすめ対応ゲームまで徹底解説!

Windows Mixed Realityヘッドセットの最大の特徴は、HMD内にセンサーを内蔵していることです。HTC ViveやOculus Riftは外部センサーを利用するため、設置やセットアップに手間がかかります。

その点、Windows MRは基本的にヘッドセットをかぶりさえすればVR体験が可能です。

この手軽さはちょっと感動もので、VR未経験者にとっても敷居が低いことは大きなアドバンテージとなるでしょう。

Windows MR対応おすすめゲーム・アプリ3選

Windows MR対応コンテンツはWindowsの「ストア」の他、「Steam」からも入手可能です。

ここではその中からおすすめのゲーム・アプリを3つご紹介しましょう。

1:Job Simulator

「Job Simulator」は様々な仕事をVRで体験できるシミュレーションゲームです。『VRの中でも仕事?そんなの楽しいの?』と思われるかもしれませんが、これが抜群の面白さなんです。

体験できる仕事はオフィス、キッチン、コンビニ、ガレージの4つ。そのどれもが私たちの生活に密着しているため、ついついはまり込んでしまうんです。

2016年に発表され、様々な賞を受賞したJob Simulator。昨年にはアップデートでさらにハードな『残業』までできるようになりました。

Windows MRだけではなく、VRを代表するゲームと言っても過言ではないJob Simulator。ぜひ一度遊んで(働いて?)みてください。

2:Minecfaft

マインクラフトは言わずとしれたサンドボックス型の大人気ゲーム。

ドットで表現されたあの独特の世界の中に実際に飛び込むことができるなんて、想像しただけでワクワクしませんか?

すでにWindows10版のマインクラフトをお持ちの方であれば、無料でVR版も楽しめるのもうれしいポイント。

VRへの最適化が図られているため、これまで2Dでさんざんマインクラフトをしゃぶり尽くしたヘビーユーザーでも新たな気持ちで楽しむことができますし、これまで通りクロスプレイやマルチプレイにも対応しているため、友人と一緒に冒険を楽しむこともできちゃいます。

※関連記事:もう体験した?Minecraft VRの遊び方とレビュー・感想まとめ

VRだからこそ楽しめる、新たなマインクラフトの世界に体験してみてください。

3:Google Earth VR

「Google Earth VR」はゲームではなく、おなじみGoogle EarthのVR用アプリですが、実はこれがWindows MRの一番のキラーアイテムとなるかもしれません。

ストリートビューにも対応するこのアプリは、世界中のあらゆる場所に飛び立つことができます。

自分が昔住んでいた街や行ってみたい場所、海外の人気スポットや世界遺産、普通ではなかなか足を踏み込めないようなところまで、瞬時に移動することができます。

しかもVR内に広がる景色は実際にその場に立っているかのような感覚。

普段からGoogle MapやGoogle Earthを眺めるのが好きな人にとってはたまらないこのVR用アプリ。世界旅行してみましょう。

※関連記事:Google Earth VRのストリートビューで世界を旅行する – 使い方など徹底解説!

まとめ

いかがでしたかでしょうか。

手軽にVRを楽しめるWindows MRの対応PCやヘッドセット、おすすめのゲーム&アプリなどについてご紹介しました。

お手持ちのPCがスペックを満たしていれば、ヘッドセットを購入するだけで簡単にVRを体験できるWindows MR。VR/ARの入門編としてまさに最適なツールではないでしょうか。

また、Windows MRは様々なメーカーが開発に協力していることも大きな特徴の一つ。これからますます対応ソフトやコンテンツも増えていくでしょう。

今回の記事を参考に、Windows MRを利用してぜひVRの世界を体験してみてくださいね。


windows mixed reality

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