【さえもんGO!】ドコモの最新技術をバーチャル体験!「DOOR」の展示をご紹介!
すぺ〜しゃる研究員のみなさん、こんにちは! NTTドコモのさえもんです(^o^)/
今回の「さえもんGO!」では、NTTドコモ開催の「docomo Open House’22」(2022年1月17日~19日)の会場となったVR空間プラットフォーム「DOOR」や、アバター作成技術、展示コンテンツをご紹介していきます!
※「DOOR」公式サイトはこちら
※「docomo Open House’22」の公式サイトはこちら
Contents
「DOOR」とは
「DOOR」とはNTTが提供するVR空間 プラットフォームで、バーチャル空間でのイベントを体験・開催することができる、バーチャルにおける新たなイベント体験を提供するソリューションです。
オンラインイベント用のプラットフォームで、顔写真から生成されるリアルなアバターによるイベント参加機能、ボイスチャットを使いながらグループでブースを行き来することができるグループ機能などの特徴があります。
また、PCやスマートフォン、ヘッドマウントディスプレイなどの複数のデバイスに対応しているため、あらゆる環境でイベント体験をすることが可能です。
2022年1月17日~19日の「docomo Open House’22」では、この「DOOR」を活用し、バーチャル空間上で臨場感のあるイベントが開催されていました。
「DOOR」の開発者にインタビュー!
今回、「DOOR」開発者へのインタビューを実施し、アピールポイントと今後の展開をお聞きしました!
Q1:「DOOR」のアピールポイントはどこにありますか?
皆がワクワクするようなDOORならではのVR体験が可能です!
例えば、後ほど紹介がある「ドコモ・アバターポータル」と連携しており、顔写真から生成したアバターでバーチャル空間に入ることができます。コミュニケーションを取りながらバーチャル展示会場を他の人と一緒に回ることが可能です。
ブースでは、8KVR、Volumetric Video、モーションキャプチャ等の技術を活用したコンテンツにより、VRならではの体験をお楽しみいただけます!
Q2:「DOOR」の今後の展望をお聞かせください。
今後も継続してイベント運営を続け、イベントを通して得られたお客様の声/ニーズを最優先に、DOORを改良していきたいと考えております!
まだまだアプリの使いやすさについては改善の余地がありますし、VRならではの驚き、ワクワク、楽しさを与えられるよう開発を続けていきたいと思います。
それでは、「DOOR」を使って、実際に展示されていたコンテンツをご紹介していきます!
バーチャル展示会場に入るためのアバターを作成!
まず、バーチャル展示会場に入るために、自身のアバターを作成していきます。
アバターの作成には、NTTドコモが開発した「ドコモ・アバターポータル」を利用します。
「ドコモ・アバターポータル」では、1枚の顔写真からアバターを作成することができる技術により、身長、体型、髪型や服装を選択し、本人に似たリアルな3Dアバターを簡単に作成することができます。
また、複数のプリセットアバターからも選ぶことができるので、自身の顔写真のアバターを利用したくない方でも安心して利用することが出来ます!
それでは早速、私さえもんのアバターを作っていきましょう!
まずは、ユーザー登録を行うために、アバターを紐づけるアカウントを選択します。
「ドコモ・アバターポータル」では、アバターとアカウントに紐づけて登録・管理をすることが出来ます。
そのため、同じアカウントを利用することで、作成したアバターを様々なサービスで利用することが可能となっています。
現在は、dアカウント、ビジネスdアカウント、DOORアカウント等に対応しています。
ユーザー登録が完了したら、顔写真を登録し、身長や体型を選択します。
続いて、服装やアクセサリーを選択します。
種類がたくさんあり、迷ってしまいますね…!
今回は、赤いスチュワーデス風の服を選んでみます。
項目を選択したら、アバターを生成!
顔写真1枚からでもかなり似ていて、自分の分身ができた気分です♪
「ドコモ・アバターポータル」の開発者にインタビュー!
今回、「ドコモ・アバターポータル」開発者へのインタビューを実施し、アピールポイントと今後の展開をお聞きしました!
Q1:「ドコモ・アバターポータル」のアピールポイントはどこにありますか?
現在はXRを利用するサービスごとにアバターを作る必要があり、お客様の利便性が悪く、またサービス提供側もコストがかかっています。
そこで、お客様が顔写真1枚から手軽に作成したアバターを、dアカウント等に紐づけて複数体管理できるポータルをご用意いたしました。お客様はアカウントをキーにして自分のアバター呼び出すことができ、連携するさまざまなサービスで利用することが可能となります。
Q2:「ドコモ・アバターポータル」の今後の展望をお聞かせください。
現在はXR空間プラットフォーム「DOOR(アプリ版)」でのみ、ドコモ・アバターポータルに登録したアバターを利用可能ですが、今後は社内外問わず様々なXRサービスと連携を増やし、ご利用いただける機会を増やしていきたいと考えています。
また、顔写真を使わず手軽にご利用いただけるプリセットアバターの拡充も図っていきたいと考えています。
それでは、先ほど作ったアバターを使って、実際に展示会場へ行ってみましょう!
今回ご紹介するのは、「Volumetric Videoストリーミング配信技術」「リアルタイムモーションキャプチャラボ」「点群データを用いたバーチャル観光技術」の3つをご紹介していきます!
3D映像を手軽に体験!Volumetric Videoストリーミング配信技術
まず初めに、Volumetric Video(ボリュメトリックビデオ)のストリーミング配信技術をご紹介します!
Volumetric Videoは、撮影した画像や映像から3D空間を再構成する技術で、人やモノなどの被写体を多数のカメラを含む専用装置を用いて全方位から撮影することで、被写体をそのままの形で3Dコンテンツ化することができます。
これまでVolumetric Videoは、大容量のネットワークが必要になることから、短尺映像のダウンロード配信に限定されていました。
今回ドコモは、コンテンツのクオリティを落とすことなく、配信時のビットレートを最適化する技術と長尺コンテンツの再生技術を開発し、長尺かつ高品質なVolumetric Videoのストリーミング配信を可能としました。
この技術により、高品質な長尺コンテンツを、ダウンロードを待たずにストリーミング配信で気軽に楽しむことが可能になりました!
スマートフォンだけでなく、PCやヘッドマウントディスプレイなど、さまざまなデバイスに対応しているので、場所や用途を問わずさまざまなシーンで次世代の映像を体験することができます。
好きなアイドルやキャラクターの3D映像を、自由な視点で、そして手軽に楽しめるのはXR技術ならではですね!
「Volumetric Videoストリーミング配信技術」の開発者にインタビュー!
今回、「Volumetric Videoストリーミング配信技術」開発者へのインタビューを実施し、アピールポイントと今後の展開をお聞きしました!
Q1:「Volumetric Videoストリーミング配信技術」のアピールポイントはどこにありますか?
高品質な3Dモデルをユーザの任意の視点、自由視点から視聴できることが最大の特徴であるVolumetric Videoを、ストリーミング配信で視聴できることです。
ドコモでは撮影に必要なスタジオ、配信サーバ(配信に必要な5Gネットワーク含む)、視聴アプリといった各システムを一気通貫で提供可能なため、様々な視聴スタイルに合わせてコンテンツを制作、配信可能です。
Q2:「Volumetric Videoストリーミング配信技術」の今後の展望をお聞かせください。
現在はイベントなどのスポット需要に対して配信を行っているため、今後は配信アプリを構え、長期的に一般ユーザ向けのサービスとして配信することを行いたいです。
そのためには、被写体の3Dモデルのみならず背景や演出効果と組み合わせたよりリッチな配信技術などが求められるため、その課題解決のために継続して開発に取り組んでいきます。
モーションキャプチャをリアルタイム配信!「リアルタイムモーションキャプチャラボ」
続いて、「リアルタイムモーションキャプチャラボ」をご紹介します!
こちらは、モーションキャプチャシステムを用いて取得したモーションデータをVR空間上の3Dモデルにリアルタイムに反映する技術です。
本展示では、都内のスタジオでキャプチャされたモーションを、スマートフォンやヘッドマウントディスプレイでライブ配信していました。
ライブ配信では、リアルタイムで動く3Dモデルを自由な視点で見ることができるので、従来と比較して、より没入感の高い体験が可能が可能になっています。
また、モーションデータのみをリアルタイムに配信するため、最小限のデータだけで3Dモデルによるライブ配信が可能となっています。
この技術によって、バーチャルライブイベントをより自由に楽しめるようになりそうですね!
「リアルタイムモーションキャプチャラボ」の開発者にインタビュー!
今回、「リアルタイムモーションキャプチャラボ」開発者へのインタビューを実施し、アピールポイントと今後の展開をお聞きしました!
Q1:「リアルタイムモーションキャプチャラボ」のアピールポイントはどこにありますか?
ユーザ自身がライブステージのあるバーチャル空間へ入り込み、3Dの自由視点ライブを楽しめることです。
2DのCG映像配信とは異なり、ライブ会場の3D空間をユーザのデバイス上で描画するため、ユーザはライブ会場を動き回ることができ、自由な視点からライブを楽しむことができます。
Q2:「リアルタイムモーションキャプチャラボ」の今後の展望をお聞かせください。
演者とユーザの距離をより近づけ、臨場感のあるコンテンツを配信できるように、演者からだけではなくユーザからもジェスチャや歓声などといったコミュニケーションをリアルタイムに行う機能の開発を検討しています。
行きたい場所に瞬間移動!点群データを用いたバーチャル観光技術
最後にご紹介するのは、点群データを活用することで、リアルな空間をバーチャルに再現したバーチャル観光技術です。
点群データは、3Dスキャナーを用いた3次元計測によって生成されるもので、比較的簡単に取得することが可能です。
このデータを用いて、地形や風景などを3Dコンテンツ化し、バーチャル空間にリアルに再現することで、実際にその場にいったかのような体験を提供することが可能になります。
今回の展示では、静岡の「ふもとっぱらキャンプ場」、京都の「白沙村荘」、横浜の「イングリッシュガーデン」の点群データが展示されており、それぞれをバーチャル観光することができます!
ふもとっぱらキャンプ場に入ってみると、
目の前にキャンプ場の景色が広がります。大自然を感じることができ、超リフレッシュ!
リアルな観光をすることが難しくなっている世の中ですが、離れた場所にいても観光体験をすることができますね!
「バーチャル観光技術」の開発者にインタビュー!
今回、「バーチャル観光技術」開発者へのインタビューを実施し、アピールポイントと今後の展開をお聞きしました!
Q1:「バーチャル観光技術」のアピールポイントはどこにありますか?
点群データを活用することで簡易にリアルな場所をバーチャル空間に再現でき、まるで現地に行ったかのような体験が出来るなど様々な価値を創出することが出来ます。ドコモは、点群データの撮影・編集・バーチャル空間への配置まで一気通貫で対応することが可能です。
Q2:「バーチャル観光技術」の今後の展望をお聞かせください。
現状、品質を維持するためにデータサイズが大きくなり、展示ブースに入るまでに時間がかかるといった課題があります。この課題解決のために、品質を維持したままリダクションする手法を検討していきます。また、パートナー様と連携し、様々なビジネスモデルの創出を図る予定です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「DOOR」にて「docomo Open House’22」にバーチャル参加をし、アバター作成や、エンターテインメント性溢れる展示をご紹介しました。
どれも最新の技術が使われていて、これからの展開が楽しみなものばかりです!
ちなみに、「docomo Open House’22」のバーチャル展示会場は、一部の展示を除いて3月末までアーカイブを見ることができますので、ぜひ見に行ってみてください。
以上、さえもんより、「DOOR」の体験レポートでした!
この記事はいかがでしたか?
もし「参考になった」「面白かった」という場合は、応援シェアお願いします!