【Unity】よく使う便利なショートカットを表形式でまとめてみた!|Windows&Mac


Unityを使っているときに「もっと作業効率を高めるためにはどうしたら良いだろうか」と思う方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回はUnityのショートカットを使うメリットMacとWindowsそれぞれのショートカットを表形式で紹介していきます。

※1 Unity公式マニュアルを参考に作成しております。また、公式に記述されたショートカットが利用できない場合や公式や本記事で紹介するショートカット以外のショートカットが存在する場合がございますのでご了承ください。

※2 入力キーは以下のように省略させていただきます。また、今回はMacのUSキーボードは考慮致しません。

キー Windows Mac(日本)
コントロールキー Ctrl Ctrl
コマンドキー なし
シフトキー Shift Shift
Altキー Alt なし
オプションキー なし
Deleteキー Del
タブキー Tab Tab

ショートカットを使うメリット・デメリット

まずはショートカットを利用するにあたってメリットとデメリットについて簡単にご説明いたします。

Unityに限らずこのようなツールのショートカットを覚えるメリットはどこにあるのでしょうか?

ショートカットを使うメリット

作業時間が短くなる

メリットはシンプルで作業時間が明らかに短くなることです。

時間が短くなる理由は単純で、マウス操作が減る分ツールを操作する時間が短縮されます。

例えば、オブジェクトを削除する操作をするときに、ショートカットキーを使わない場合は以下のような流れになります。

  1. 削除したいオブジェクトを選択
  2. 選択したオブジェクトを右クリック
  3. Deleteを選択

以上のような流れをマウス操作によって行う必要があります。

しかし、ショートカットを利用すると、マウス操作をせずに以下のコマンドのみで実行することができます。

  1. Ctrl(Windows) / ⌘(Mac) + 4」でヒエラルキーウィンドウを選択
  2. 削除したいオブジェクトを上下キーで選択(複数の場合はShiftを押しながら複数選択)
  3. Windows「Del」/ Mac「⌘ + ⌫

一回だけの操作ではおよそ1秒ほどの差しか生まれませんが、オブジェクトの削除など1回で1秒短縮できるショートカットを1日の作業の中で300回行うとすると、およそ5分も時間を短縮することができます。1年間経つとおよそ1200分(20時間)の時間短縮をすることができます。

簡単なショートカットを覚えるだけでこれだけの時間が短縮されると考えると、非常に大きな効果が生み出されることがお分りいただけたのではないでしょうか。

ショートカットを使うデメリット

ショートカットを覚えることに手間がかかる

ショートカットは便利である反面、覚えることに手間がかかります

とは言うものの、各ツールに数多く存在するショートカットですが、数の割に使うショートカットは相当限られています。

ショートカットの数が100個存在するとしたら、作業効率のために使えるであろうショートカットはおそらく20~30個だと思います。

しかも、ファイル操作(保存やコピペなど)のような基本的な作業はほとんどどのツールで同じショートカットを利用するため、必要なショートカットの半分程度はすでにご存知のものも多いはずです。

ですので、最初はむしろ作業効率が落ちてしまうかもしれませんが、辛抱強くショートカットを使い続けることで格段に作業効率を向上させることができます。

結論:メリット>>デメリット

上記の通り、ショートカットを利用するデメリットは努力で埋めることができるため、結論としてショートカットは利用するべき!という結論にいたります。

ここからショートカットをメニュー別に表形式でご紹介していきます。一覧をご紹介したのち、よく使うショートカットをピックアップしてご紹介いたします。

Fileメニューのショートカット

Fileメニューのショートカット一覧は以下の通りです。

名称 機能 Windows Mac
New Scene 新しいプロジェクトを作成する Ctrl + N ⌘ + N
Open Scene 既存のプロジェクトを開く Ctrl + O ⌘ + O
Save 保存 Ctrl + S ⌘ + S
Save As… 名前をつけて保存 Ctrl + Shift + S ⌘ + Shift + S
Build Settings… ビルド設定を開く Ctrl + Shift + B ⌘ + Shift + B
Build And Run ビルドして実行 Ctrl + B ⌘ + B

これらのショートカットは全て必須のショートカットです。また、他のツールと変わらないショートカットが多いですので比較的使いやすいショートカットだと思います。

Editメニューのショートカット

 

Editメニューのショートカット一覧は以下の通りです。

名称 機能 Windows Mac
Undo Create Object やり直し Ctrl + Z ⌘ + Z
Redo やり直しの取り消し Ctrl + Shift + Z ⌘ + Shift + Z
Select All 全選択 Ctrl + A ⌘ + A
Deselect All 選択解除 Shift + D Shift + Z
Select Children 子オブジェクトまで選択 Shift + C Shift + C
Select Prefab Root プレハブの元オブジェクトを選択 Ctrl + Shift + R ⌘ + Shift + R
Invert Selection 選択を反転させる Ctrl + I ⌘ + I
Cut カット Ctrl + X ⌘ + X
Copy コピー Ctrl + C ⌘ + C
Paste ペースト Ctrl + V ⌘ + V
Duplicate 複製 Ctrl + D ⌘ + D
Delete 削除 Del ⌘ + Del
Flame Selected マウスがあるウィンドウを選択 F F
Lock View to Selected 選択中のオブジェクトを中心のビューに変更 Shift + F Shift + F
Find オブジェクトを検索 Ctrl + F ⌘ + F
Play デバッグ実行 Ctrl + P ⌘ + P
Pause デバッグ停止 Ctrl + P ⌘ + P
Step ステップ実行 Ctrl + Alt + P ⌘ + ⌥ + P

カットやコピー、ペースト等は基本的なショートカットですので既に使用している方は多いのではないでしょうか。

ピックアップしたい操作をいくつかご紹介します。

デバッグの実行/停止

デバッグの実行はどんなゲームを作成中にでも行う操作ではないでしょうか。

エディタ上部の中心にある再生ボタンをクリックすることでデバッグを実行することができますが、ショートカットではWindows「Ctrl + P」/ Mac「⌘ + P」で実行することができます。

このショートカットはとても簡単なショートカットですのでぜひ使用してみてください。

複製

Unityでゲーム作成時にとても役に立つ機能の一つが複製です。

例えばフィールドを作成中に壁オブジェクトを一つ作成してプレハブ化したとします。

いちいちプロジェクトウィンドウからプレハブを持ってくるのは面倒です。そこでプレハブを選択した状態でWindows「Ctrl + D」/ Mac「⌘ + D」を使用することで簡単にオブジェクトを複製することができます。

Assetsメニューのショートカット

Assetsメニューのショートカット一覧は以下の通りです。

名称 機能 Windows Mac
Copy Path パスをコピーする Ctrl + Alt + C ⌘ + ⌥ + C
Refresh リフレッシュ Ctrl + R ⌘ + R

パスをコピーするタイミングはそこまで多くはないかもしれませんが、リフレッシュは使う機会が多い操作ですので覚えておくと便利です。

GameObjectメニューのショートカット

GameObjectメニューのショートカット一覧は以下の通りです。

名称 機能 Windows Mac
Create Empty 空のオブジェクトを作成 Ctrl + Shift + N ⌘ + Shift + N
Create Empty Child 空の子オブジェクトを作成 Alt + Shift + N ⌥ + Shift + N

この二つのショートカットはどちらもよく使用するショートカットです。

特に空のオブジェクト作成は使用頻度の高い操作ですので要チェックです。

Windowメニューのショートカット

Windowメニューのショートカット一覧は以下の通りです。

名称 機能 Windows Mac
Scene Sceneを開く Ctrl + 1 ⌘ + 1
Game Gameを開く Ctrl + 2 ⌘ + 2
Inspector Inspectorを開く Ctrl + 3 ⌘ + 3
Hierarchy Hierarchyを開く Ctrl + 4 ⌘ + 4
Project Projectを開く Ctrl + 5 ⌘ + 5
Animation Animationを開く Ctrl + 6 ⌘ + 6
Profiler Profilerを開く Ctrl + 7 ⌘ + 7
Audio Mixer Audio Mixerを開く Ctrl + 8 ⌘ + 8
Asset Store Asset Storeを開く Ctrl + 9 ⌘ + 9
Services Servicesを開く Ctrl + 0 ⌘ + 0
Console Consoleを開く Ctrl + Shift + C ⌘ + Shift + C
Minimize 最小化 Ctrl + M ⌘ + M
Next Window 次のウィンドウを選択 Ctrl + Tab なし
Previous Window 前のウィンドウを選択 Ctrl + Shift + Tab なし
Quit 閉じる Alt + F4 なし

ピックアップしたい操作をご紹介します。

Consoleを開く

コンソール

Consoleはデバッグログが出力されるウィンドウです。デバッグをわかりやすく行うためにデバッグログを見ることがよくあると思いますが、Windows「Ctrl + Shift + C」/ Mac「⌘ + Shift + C」で簡単に開くことができます。

また、最小化でウィンドウをしまうことができますので、Windows「Ctrl + M」 / 「⌘ + M」 と組み合わせて実行してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はUnityのショートカットを表形式でご紹介してきました。

ショートカットは覚えると作業効率を簡単に向上させることができるのでとても便利です。積極的に使用してUnityライフを充実させましょう!

 

Unity関連記事)Unity入門

C#関連記事)C#入門


PC

この記事はいかがでしたか?
もし「参考になった」「面白かった」という場合は、応援シェアお願いします!

株式会社x gardenが運営するXR-Hubの記事編集部です。

読者の皆様に役に立つ情報を発信いたします。

シェアする