VR用コントローラー(リモコン)徹底比較-おすすめ機種6選!


近年、続々とコンテンツがリリースされ盛り上がるVR業界。

VR体験を最大限に楽しむためには、VRヘッドセットだけでなくVRコントローラーも吟味することで、さらにVRの世界に没入することが可能になります。

本日はVRを遊び倒したい皆さまのためにVR用コントローラーを機種別、用途別に比較していきたいと思います。

VRコントローラー(リモコン)の選び方、考え方

VRコントローラーを購入する場合、どのようにコントローラーを選べば良いのでしょうか?

VRコントローラーは主に「ハイエンドHMD向け」の高級コントローラー「スマホ向け」の低価格かつカジュアルなコントローラーに大別出来ます。

VRコントローラーを選ぶ前の前提として

「シューティングゲームなどのVRゲームをガッツリ楽しみたい!」

「VR映画のスキップや一時停止など、簡単な操作だけで良い」

というように、VR体験に求めるレベルをある程度は明確ににしておくと良いでしょう。その上で

⑴、自分の想定するVRの体験の用途に合うか?

⑵、スペック、価格(コストパフォーマンス)

の2つの要素から、スマホVRゴーグル向けのVRコントローラーと、ハイスペックHDM向けのVRコントローラをそれぞれ選出し、比較していくことが望ましいと言えます。

次の見出しからスマホ向けVRコントローラーと高級HMD向けコントローラーの2種類を別々に比較していきます。

スマホVR用コントローラー(リモコン)3選

Gear VR コントローラー

SAMSUNG製VRヘッドセット「Gear VR」に付属している専用コントローラです。

使い方は直感的で、ボリューム操作はもちろん、タッチパッドでの操作も可能になっています。

本体裏には人差し指で押せるトリガーボタンもついており、ゲームにおけるアクション操作もカバーしてますので、「ゲームを楽しみたい!」という方にはオススメです。

但しGearVR本体と、GearVRに対応するスマートフォン(特定のGalaxyシリーズ)がないと使用できませんので注意してください。

用途 スマホ操作(Galaxy)、VRゲーム
価格 ¥3,789 (2018年7月19日現在)
外形寸法 108.1 x 48.1 x 38.2 mm
重量 64.3g (電池・ストラップ含む)
バッテリー 単4電池2本

購入はこちらから可能です。

VR用 Bluetooth コントローラー JC-VRR01

エレコムから販売されているスマートフォン向けVR用のコントローラーです。

握りやすく、操作も直感的な作りになっています。

仕様上はiPhone(iOS)Android双方に対応しており、本体の切り替えスイッチを切り替えることで各OSに適した動作を可能にしています。

スマホ操作だけでなくゲームコントローラーとしても使用できますが、こちらはAndroidのみ、かつゲームパッド対応のゲームのみ動作しますのでご注意ください。

またアマゾンの評判を見る限りだと、「1週間ほどで壊れて使えなくなった」「ボタンが押したら戻らなくなった」という評判がちらほらありましたので、耐久性という観点ではやや厳しい印象です。

iOSにおける動作、Androidにおける動作が異なりますので、下記スペック表にまとめました。

用途

Androidの場合

 ・スマホ操作

 ・ゲームコントローラー(対応ゲームのみ)

iOSの場合

 ・簡易なスマホ操作のみ

価格

¥2,108 (2018年7月19日現在)

外形寸法

約幅34.8 x 奥行120.0 x 高さ54.3mm

重量

約53g(電池含まず)

バッテリー

単4電池2本

購入はこちらから可能です。

PowerLead Pgad V001

アマゾンでの評価も非常に高いPowerLeadのBluetooth VR対応コントローラーです。

エレコムのものと比較すると、本体重量が軽い、価格が安いという点が異なりますが、仕様上の性能は劣らずの性能を持つため、人気の高い商品です。

VR空間でのお絵かきアプリや動画の再生、巻き戻しなどシンプルな動作を行う上では全く問題なく、初心者にはぴったりのコントローラーと言えます。

まずは「カジュアルにスマホでVRを楽しみたい」という方にはオススメのコントローラーです。

価格 ¥1,100(2018年7月19日現在)
寸法 11.5×3.5×5(cm)
重量 37g

購入はこちらより可能です。

ハイスペックHMD用コントローラー(リモコン)3選

さて、次はPSVRやHTC ViveといったハイスペックHMDを使って、「がっつりVR体験を楽しみたい!」という方向けのコントローラーをご紹介します。

Oculus Touch

こちらはVRヘッドセット「Oculus Rift」に付属の専用VRコントローラー「Oculus Touch」です。

Oculus Riftの特徴としては、ゲームコントローラーのようなデザインで、ボタン操作だけでなく、指のジェスチャーによる操作も可能です。

また、通常コントローラーはゲーム本体とコードがつながっているので、動かす範囲には限度がありますが、Oculus TouchはセンサーでVRゴーグルのOculus Riftと連動するため、自由自在に動き回ることができます。

このようにコードレスに使えるのは、ゲームを楽しみたいという方にとって、コードが絡まったりせず、没入感が高まるので非常にありがたいと言えます

後ほど紹介するHTC Viveコントローラーと比較すると重さも軽いため、腕への負担は軽減されます。長時間のゲームプレイには向いていると言えます。

用途 あらゆるVRコンテンツ
価格 ¥17,500(2018年7月19日現在)
重量 約150g

HTC Vive コントローラー

VRヘッドセット「HTC Vive」に付属する専用のコントローラーです。

「HTC Vive」専用ですので、使用にはもちろんHTC Vive本体が必要となります。

使用感としては、ちゃんと物を持った感覚があり、かつ各種ボタンやトラックパッドの操作によりコンテンツへの没入感が高くなっています。

「HTC Vive」は価格も高価ですが、「値が張っても構わないから高品質なVR体験をしたい!」という方には、まずおすすめできるコントローラーです。

後ほど言及する「HTC ViveとOculus Touchの違い」はこの記事の中で詳しく解説しておりますので、どちらを買おうか迷われている方はご一読をオススメします。

用途 あらゆるVRコンテンツ
価格 ¥16,070(2018年7月19日現在)
重量 約200g

Hi5 VR GLOVE

VRヘッドセット「HTC Vive」用のVRコントローラーです。

これまでにないグローブ型をしており、グローブを装着することで、両手と両指の動きをVR空間上でシミュレート可能なコントローラーとなっています。

本製品はNOITOM社によって開発され、2018/7/18より、開発者向けの先行販売が開始されています。

参考までにですが、価格は¥148,000となっています。

コンシューマー向けの販売はまだ先になると思われますが、将来的にはコントローラーを介さずに、空間上の手のモーショントラッキングでVR空間に介入できるようになる可能性が高く、アメリカ企業のLeap motionのデバイスなどはこの領域の最先端を走っています。

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Leap motionについてはこちらの記事で解説しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

スマートフォン向けなのか、ハイエンド向けなのかによって、VRコントローラーの役割そのものが大きく違いますので、みなさんの想定するイメージに合ったコントローラー選びが重要です。

現状、iOS端末に対応可能がコントローラーがほぼ無い状態ですが、スマートフォン向けのVR技術はまだまだ進化の余地があり、今後VRゴーグルやコントローラーもさらに進化していく事が予想されます。

もちろん、PCやゲーム機向けのハイエンドなVRヘッドセット・コントローラも常に進化しています。

スマホで手軽にVRを楽しむか、ハイエンドなVR体験を求めてコントローラーと共にVR世界に没入するか。この記事が、その決断の後押しになれれば幸いです。


考える女性

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