外ではなく、”内を見る”眼鏡!Jins memeの仕組みとVtuberとの関係


メガネといえば、近視や遠視・乱視・老視の人がかけるもので、ファッションとして用いられることはあるものの、基本的には視力の補助装置としての役割を担っています。

の常識を打ち破ったのがこの「Jins meme」(読み方はジンズミーム)。

これを見れば”メガネの常識が大きく変わる”ことになるのではないでしょうか。

Jins memeとは?

JINS
Jins memeは、大手眼鏡メーカー「Jins」が手掛ける新しいタイプのメガネです。

一見すると、一般的なメガネと大きく変わることのない外見ですが、その中身は全く違うものになっています。

最大の特徴は”身体の内を見る”という機能。Jins memeはセンサーを搭載することで”その人の生活を記録することができる”というものになるのです。

Jins memeは、「アタマ年齢」「ココロ年齢」という2つの指標を設け、今現在のその人の状況を定量的に可視化することを可能とします。

アタマ年齢は、「集中」「活力」「落着き」の3項目から成り立っています。

ココロ年齢は、「活動量」「姿勢」「安定性」の3項目です。

データを記録するため、スマホ用アプリと連携することで効果を発揮。

どの時間帯にどれだけ”集中”することができたのか、メガネを掛けた時間とトータルの”集中した時間”を見る事ができます。

「道具」として使用されてきたメガネですが、Jins memeは言わば「デバイス」。自分の集中力をよく知ることで、仕事も趣味も上手にコントロールできるようになるのです。

Jins memeの仕組み

JINS
ここからは、Jins memeの仕組みについて解説していきます。

Jins memeの見た目は、一般的なメガネとそう違いはありませんが、本体にセンサが搭載されており、メガネを掛けるだけでその人の動きを記録します。

まず、瞬きや目の動きを捉えるための「3点式眼電位センサ」によって、アタマ年齢の指標である「集中」「活力」「落着き」を計測します。
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続いて、「6軸センサ(ジャイロセンサおよび加速度センサ)によって身体の動きを捉え、ココロ年齢を算出しています。
JINS

Jins memeの最大の特徴である”集中”は瞬きから計測。人間は集中している時、瞬きの回数が極端に少なくなるという性質があり、それを利用してどの時間、どれだけ集中できているかを計測するのです。

同じように眼球の動きでリラックス度合、身体の傾きで健康状態が分かるといいます。

眼球の動きによる視線の移動は「アイトラッキング」と言われ、これまでカメラを搭載した方法などがありましたがメガネという媒体では、カメラの搭載が難しい。
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そこで眼球が帯びる「電位」を使用したのがJins memeの視線を捉える仕組みとされています。

目の動き、身体の動きを検知してデータとして収集・数値算出を行うJins memeですが、実際に使用した人の中には「キャリブレーションが必要」と述べる人もいるようです。

「キャリブレーション」とは「最適化」、初めてこのデバイスを使う際、そして多少のズレが発覚した場合にはこの最適化を行い正しい数値を導き出すことが必要なのです。


最先端のデバイスとして期待が高まるJins memeですが、まだまだ進化の余地が見えるのは確かなよう。

キャリブレーションで上手く調整できるのなら大きな問題はありませんが、将来的にはその頻度も少なくなることが課題の1つかもしれません。

Jins memeの種類と価格

ここでJinsが発表しているJins memeの製品について簡単にご紹介。「Jins meme ES」と「Jins meme MT」の2種類があり、それぞれで価格から対応しているコンテンツに違いがあります。

『Jins meme ES』

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Jins memeが対応しているおよそ全ての機能を使えるタイプ。機能だけでなくウェリントンとハーフリムの2種類のフレームから選択することもできるのでデザイン性も高いものになっています。

基本料金に2,000円をプラスすれば度付きレンズにもできるので、普段からメガネを使っている人も使っていない人も利用可能です。

価格:39,000円(税別)

付属品:マイクロUSBケーブル、ACアダプタ、メガネケース、メガネ拭き

 

『Jins meme MT』

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対するこちらのタイプMTは、ESに比べて価格が約半分と手の出しやすいデバイスとなっているのが特徴。その分利用可能なコンテンツは少なくなっているので注意が必要です。

ESでは度付きレンズへの変更は2,000円で済みますが、MTでは度付きレンズにするにはプラス10,000円が必要となります。

価格:19,000円(税別)

付属品:マイクロUSBケーブル、ACアダプタ、メガネケース、メガネ拭き

また、Jins memeではスマホとの連動により様々なアプリケーションを使うことができます。
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集中時間を見る「OFFICE」、車の運転を助ける「DRIVE」、ランニングのための「RUN NEXT」、他にもトレーニング用アプリ、精神を鍛えるアプリ、体感トレーニングに突出したアプリなどがありますが、18年11月時点ではESでは7種類、MTでは3種類のアプリに対応しています。

Jins memeでVtuberになれる?

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身体の内側を見るためのJins memeですが、その利用法の1つとして話題になっているのが、「Vtuber」。なんとJins memeを掛けるだけでVtuberになれるという面白い話が出ているのです。

Vtuberとは、実在する人物ではなく、キャラクターなどがリアルタイムで画面上で動き、youtuberとして活躍するもののことを言います。

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実は既に多くの人がJins memeでキャラクターを動かす様子を公開。その一例がこれです。


これまでVtuberと言えば、VRゴーグルやリモコンを持って操作することが大前提でしたが、Jins memeの登場で操作方法も大きく変わります。
JINS
メガネを掛けるだけでその人の動きに反応、操作する側にとって負担も少なくなりVtuber界隈をより活性化させることにもなるかもしれません。

Jins memeでVtuberを作る方法

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これまでのメガネの常識のみならず、Vtuberに関しても常識を打ち破りつつあるJins meme。

お手軽な操作方法が大きな話題となっていますが、なんとJins memeのアプリを利用すれば自身でVtuberを作ることも可能なのです。

JinsはJins meme向けのアプリケーション開発のためソフトウェア開発キット「SDK」を配信しており、これを利用すればJins meme対応のVtuberを作成可能。

仕組みとしてはJins memeで取り込んだ動きをキャラクターを表示しているデバイスへ送る、というもの(作ったキャラクターがJins memeの動きと連動します)

予めキャラクターのモデル等の設定が必要になりますが、頭の動きから眼球の動き、声に合わせて口を動かすこともできるようになり、簡単な操作からは想像も付かないクオリティのVtuberが完成しています。

モデルとなるキャラクターの動きと自身の動きが連動するようにプログラミングする必要があるため専門知識を要しますが、公式ページやTwitterからは開発に役立つ情報も定期的に発信されるため、是非一度覗いてみることをおすすめします。

まとめ

一見すると何の変哲もないシンプルなメガネ。しかしふたを開けてみると中には最新のデバイスがぎっちりと詰まった最新機器、それがJins memeです。

“集中の可視化”と言われるとピンと来ないかもしれませんが、自身の生活習慣や仕事の生産性を把握・改善するためのデバイスとして非常に優秀なデバイスであるだけでなく、Vtuberといったエンターテインメントとしての利用価値もあります。

ご注文の際には「ジンズ メメ」ではなく「ジンズ”ミーム”」と読むことをおすすめします。


俊輔尾上