ARスポーツ「HADO」とは?ゲームのルールや体験施設


ついに、魔法の世界のような戦いが現実空間で実現可能に?

今回は、ARを用いた次世代のテクノスポーツ「HADO」について解説します。

ウェアラブルデバイスとARの力を用いた最先端の体験型ゲーム・HADOについて、その魅力や実際に日本で体験できる施設一覧・各所の料金など、「HADO」にまつわるあらゆる情報をご紹介します。

手からかめはめ波?HADOとは

まずは、こちらの動画をご覧ください(多くの方が一度は見たことあるかと思います)。

ウェアラブルディスデバイス(頭にHMD・手にアームセンサー)を装着すれば手からエナジーボール=”波動”を放出可能。まるでドラゴンボールのかめはめ波を打っているかのような体験が可能です。

マルチプレイでの対人選やキャラクターとの対戦など幅広いコンテンツがそろっている、株式会社meleapが展開するARスポーツです。

日本では9ヶ所で体験でき、世界16ヶ国でプレイされています。

2017年からHADOの世界大会・HADO WORLD CUPが開催され、世界各国の方々が参戦しています。

HADOは5種類有り!各ゲームのルール・内容

HADOのコンテンツは大きく5つ。

  1. HADO(対人戦)
  2. HADOモンスターバトル
  3. HADO シュート
  4. HADO KART
  5. HADO Xball

いずれもAR×アクションの魅力的なコンテンツになっています。では、それぞれについて説明していきます。

1.HADO(対人戦)

HADOで最も知名度が高いコンテンツ・対人戦は、ゲームは1対1から3対3まで、さまざまな形態で取り組むことができます。

腕からエナジーボールを放出して攻撃し、守備では腕を下から上に振り上げることでバリアを作ります。

大会では3on3が多くみられ、「シールドは使わないで攻めまくる」「シールド担当を決めて、他の人が攻める」などチーム様々な戦術を練って戦っています。

因みに、世界大会であるHADO WORLD CUPのルールは、

  • 2ラウンド先取
  • 1ラウンド80秒間

で点を取りあう、というものになっています。

2.HADOモンスターバトル

 HADOモンスターバトルは、チームで協力してモンスターを倒すタイプのゲームです。

現実空間にモンスターが現れる、というARならではの演出に加え、敵の攻撃をかわしつつ仲間と協力してモンスターを倒していくという「チームプレイ」「バトルゲーム」感が少年心をくすぐります。

いくつものモンスターを撃破し、闇の宮廷で復活しようとしている「魔王」を仲間とともに打ち破りましょう!

3.HADO SHOOT!

『HADO SHOOT!』は、巨大ディスプレイから現実世界に乗り込んでくるキャラクター達を攻撃するマルチプレイゲーム。敵を倒していくごとに得点が入り、一番スコアが高い人が勝利になります。

モンスターの中でもレアキャラやボスキャラを倒すと高得点になったり、アイテムを使ってライバルを妨害することも可能です。

仲間とプレイしたら盛り上がること間違いなしですね!

4.HADO KART

HADO KARTはゴーカートとARを融合したアトラクションで、

  • COIN RUSH
  • GHOST BATTLE

の2種類あります。それぞれについて紹介していきましょう。

HADO KART – COIN RUSH

フィード上でゴーカートに乗り、コインを取ってスコアを競い合うのがCOIN RUSHになります。

爆弾にぶつかってしまうと獲得したコインが放出されてしまうので要注意です。

爆弾に衝突しないよう気を付けながら、ライバルより素早く多くのコインを獲得していきましょう。

HADO KART – GHOST BATTLE

カートに乗りながら自分の「GHOST」と協力しライバルに攻撃するのがこの「GHOST BATLLE」。

ライバルを狙ってファイアーボールを打ち、ライバルの背後に追従しているゴーストに当てましょう。

最大8名、4チームでのプレイが可能で、HoloLensを装着する本格的なAR×カーアクションゲームになっています。

5.HADO Xball

2020年にプロリーグが立ち上がり、HADOから一層スポーツとしての競技性が増した新競技「HADO Xball」。

関東や愛知を拠点にする複数のプロチームが存在し、リーグ開催前には一部候補者を対象にしたトライアウトが実施されました。

こちらの動画で詳しくルールが解説されています。

HADOでは「誰でも気軽にプレイできるスポーツとして、競技を増やしていくこと」を目指している一方で、Xballは「少ない競技人口でも人気を博すスポーツを目指す」とのことで、厳選されたプロフェショナルプレイヤーたちによる「魅せる競技・スポーツ」という位置付けです。

3DCG・エフェクトの活用、というARを前提にした新しいスポーツ「HADO Xball」の今後には要注目です。

ワールドカップも開催!グローバル化・世界のeスポーツへの道を進むHADO

HADOは、凄まじい海外進出を果たしました。

体験できる店舗が日本以外にも、アメリカ、インドネシア、マレーシア、韓国、中国、台湾、シンガポール、ベトナム、スペイン、カンボジア、イギリスと世界各国にあります。

海外の反応を見てみると、
「究極のeスポーツだ!」、「死ぬまでに日本に行きたい!」、「ドッヂボールの未来の姿!」
などのようなコメントが寄せられており話題を呼んでいます。

アニメの世界で起きているような魔法バトルを、ARにより現実空間での体験にまで落とし込んだ技術が高く評価されているのです。

 

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この夢にあふれた情熱的な遊びの体験が、日本のアニメやゲームのことを大好きな海外の人のハートを掴んだと言えるでしょう。

2017年の12月には東京でHADO WORLD CUP 2017が開催され、世界16カ国の猛者たちが賞金総額300万円を競ってエナジーボールをぶつけあいました。

また、2018年には台湾にも初の店舗、ARテクノロジー館「i-FUN HUB! 哈鬥星球」がオープンしました。

現在、延べ80万人以上もの人がこのゲームを体験したことになっています。

i-FUN HUB! 哈鬥星球:

  • コンテンツ
    • HADO
    • COIN RUSH(1プレイ NT&150)
    • HADO SHOOT(1プレイ NT&100)
    • HADO MONSTER BATTLE(1プレイ NT&100)
  • 公式サイト:https://www.tcap.taipei/Default.aspx

渋谷や新宿・地方でも! HADOが体験出来るスポット一覧

HADOを体験できる店舗は日本国内に9店舗あります。

  • 東京
    • VREX渋谷宮益坂
    • VREX新宿
    • マグレブエスト(多摩)
  • 神奈川
    • THE 3RD PLANET横浜本店
    • ソプラティコ横浜関内
  • その他
    • ディノスパーノルベサ店(北海道)
    • トランポリンパークMr.JUMP大高(愛知県)
    • VS PARK(大阪府)
    • レオマワールド(香川県)

どの施設で体験するかによって営業時間やプレイの形態、料金も異なります。

VREX(ヴィレックス)

VREXはカフェも兼ねており、フードメニューと同様にVRやARのゲームのメニューを選ぶという形態を取っています。
VREXのHADOは店舗によって体験プレイできる最大の人数が異なるので、確認してから予約するといいです!

VREX 渋谷店

渋谷店では、HADOを最大3対3で楽しむことができます。
料金は一律で、1プレイ2ゲーム:700円
営業時間は12:00〜23:30とお昼から夜中まで楽しめます!

店舗名 VREX 渋谷宮益坂店
コンテンツ内容 HADO 対人戦(最大3対3)
料金 1プレイ2ゲーム:700円
住所 東京都渋谷区渋谷1-12-1カレイド渋谷宮益坂3F
※JR渋谷駅宮益坂口から徒歩5分
営業時間 12:00〜23:30
公式サイト VREX公式サイト

 

VREX 新宿店

新宿店では、2対2が最大人数です。
料金は渋谷店と同じく、一律1プレイ2ゲーム:700円

店舗名 VREX 新宿店
コンテンツ内容 HADO 対人戦(最大2対2)
料金 1プレイ2ゲーム:700円
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 APMビル5F
※JR新宿駅東口から徒歩6/西武新宿駅から徒歩2分
営業時間 10:00〜23:30
公式サイト VREX公式サイト

VREXでの予約方法

VREXの場合、予約をしなくてもHADOで遊ぶことは可能ですが、席を確実に取るためにも予約の方法を確認していきましょう。

スマホで予約する方法・手順

  1. VREX公式ページにアクセスします。
  2. 左上のメニューバー表示のボタンを押します。
  3. メニューからRESERVE(リザーブ、予約)を選択し、行きたい店舗を選びます。
  4. 予約ページに様々なコースメニューが表示されますが、どんどん下にスクロールしていくと、ネット予約のボタンにたどり着きます。ここに行きたい日付と、人数を入力しましょう。
  5. 次の画面で「お席のみのご予約」を選びましょう。
  6. 後は案内に従って、必要事項を記入していくと、予約が完了します。
  7. 実際にお店に行って、メニューから”HADO”を注文したら、体験プレイをすることができます。

マグレブエスト(多摩)

マグレブエストでは、予約の必要はなく、最大3対3でHADOで遊ぶことができます。
営業時間は変則的で、

  • 平日(水曜定休):10:30〜22:00
  • 土・日・祝日:10:30~20:00です。

となっていますが、特に平日の18~22時、土日祝日の16~20時には、施設の中でもHADO専門のスタッフが手厚く指導してくれます。初めての方にもおすすめですね。

店舗名 マグレブエスト
コンテンツ内容 HADO 対人戦(最大3対3)
料金
  • HADO使い放題※:7,500円/月
  • HADOマンスリー4※:4,900円/月
  • ビジター料金:1,500円/1時間

※:マグレブエスト会員に入会する必要があり、そのための入会金(通常10800円)および事務手数料(6480円)が別途必要

住所 東京都多摩市落合1-39-1マグレブイースト5F
※多摩センター駅から徒歩30秒
営業時間 平日(水曜定休) 10:30〜22:00
土・日・祝日 10:30~20:00
公式サイト マグレブエスト公式サイト

※公式ページ上にHADOの案内が載っていませんが、電話で問い合わせるとスタッフの方が親切に受け答えしてくださります

 

THE 3RD PLANET横浜本店

THE 3RD PLANET横浜本店は、HADO(対人戦)やHADO SHOOT!の2ゲームが体験可能です。

基本的に予約していく必要はありませんが、初心者のための「HADO体験会」や大人数で行く場合にお得な「プレイコート面貸予約」などのコースがあり、大人数で行く場合は、予約してプレイコートを借りてしまうのがおすすめです。

店舗名 THE 3RD PLANET横浜本店
コンテンツ内容 HADO 対人戦(最大3対3)
HADO SHOOT!
料金

◆HADO

  • 1プレイ1ゲーム:500円/人
  • 1時間フリーパス1時間:1000円/人(追加30分ごとに500円)

◆HADO SHOOT!

  • 2プレイ:500円/人
住所 神奈川県横浜市都筑区中川中央 1-25-1 ノースポート・モール6F
※横浜市営地下鉄センター北駅2番出口から徒歩1分
営業時間 14:30~21:30
(HADO SHOOT! は土日祝日のみ/19時まで)
公式サイト THE 3RD PLANET横浜本店公式サイト

予約はこちらから:
無料体験 / プレイコート貸面予約

 

ソプラティコ横浜関内


HADOの世界大会・HADO World Cupの予選も開かれるソプラティコ横浜関内ですが、サードプラネットと同様で、基本的には予約不要ですが「HADO体験会」や「プレイコート面貸予約」のプランがあります。

ちなみにソプラティコ横浜・関内では、対人戦HADOに加えてHADO MONSTER BATTLEも遊ぶことができます。

こちらも大人数で行く場合は、プレイコートを借りてしまうのがおすすめです。
1人でも30人でも、時間当たりの料金が一律なので楽しく体験できます。

店舗名 ソプラティコ横浜関内
コンテンツ内容 HADO(最大3対3)
HADO MONSTER BATTLE
料金 2プレイあたり500円/人
HADOフリーパス1時間、1000円/人(追加30分ごとに500円)
※別途入館料有
住所 神奈川県横浜市中区若葉町1丁目2 2
※横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅より徒歩6分
月〜土 9:30〜23:00
日・祝 9:30〜20:00
公式サイト ソプラティコ横浜関内サイト

予約はこちらから: プレイコート貸面予約

ディノスパークノルベサ店(北海道)

ディノスパークノルベサ店は普段は札幌・すすきのにあるゲームセンター及びボウリング場です。

現在北海道で唯一HADOが体験できる施設ですので、道民の皆さんは要チェックです。

ちなみにディノスパークノルベサでも予約せずにHADOをプレイすることができます。

店舗名 ディノスパークノルベサ店
コンテンツ内容 HADO(最大3対3)
料金 1プレイ(2ゲーム)で500円/人
住所 北海道札幌市中央区南3条西5丁目1-1 NORBESA5階
※地下鉄南北線すすきの駅 2番出口から徒歩5分
営業時間 9:00〜24:00
公式サイト ディノスパークノルベサ店公式サイト

予約はこちらから:無料体験 

 

トランポリンパークMr.JUMP大高(愛知県)

トランポリンパークMr.JUMP大高はトランポリン・ボルダリングなどのアトラクションで有名な施設ですが、AR×スポーツであるHADOも扱っており、アミューズメントとしての地位も確立しています。

店舗名 トランポリンパークMr.JUMP大高
コンテンツ内容 HADO(最大3対3)
料金 会員登録費用:800円
施設利用料:2400円(90分)
※HADO以外にもコンテンツあり
住所 愛知県名古屋市緑区南大高3丁目814
営業時間 10:00〜22:00
公式サイト トランポリンパークMr.JUMP大高公式サイト

 

VS PARK(大阪府)

VS PARKはバンダイナムコ主催の奇抜なスポーツを一気にたくさんプレイできるスポーツ施設です。

  • 世界初の猛獣逃げきり超短距離走【ニゲキル】
  • フランス生まれの「ビリヤード」×「サッカー」【ビリッカー】
  • 声のドッジボール【ワーワードッジ】
  • 制限時間内に謎を解かなければ巨大な風船が爆破する【パニックキューブ】

などなど、HADO以外でも行く価値があるアトラクションばかりです。

そんなVS PARKでは、HADOを3対3・最大6人でプレイできます。

店舗名 VS PARK
コンテンツ内容 HADO(最大3対3)
料金 2時間プレイ:

一般2700円(アプリ登録割引で2500円)
学生2160円(アプリ登録割引で2060円)

住所 大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内
※大阪モノレール万博記念公園駅から徒歩約2分
営業時間 10:00~21:00
公式サイト VS PARK公式サイト

 

レオマワールド(香川県)

香川県のレオマワールドでも、予約なしでVRワールドでHADOで遊ぶことができます。

施設内でVRワールドへの入場料500円と、VR専用マスクを一枚100円で購入して、HADOで遊ぶことができます。フリーパスでの入場はできないようなので注意しましょう。

店舗名 レオマワールド
コンテンツ内容 HADO(最大2対2)
料金 一回当たり:500円
※別途VRマスク代100円必須
【お得なVRワールドセット券:1,300円】
3種のVRアトラクション(各500円)+VR専用マスク(100円)
住所 香川県丸亀市綾歌町栗熊西40-1
営業時間 10:00~21:00
公式サイト レオマワールド公式サイト

 

運営会社:株式会社meleap

HADOを生み出した運営会社は、福田 浩士氏が代表を務める「株式会社meleap」。

2018年9月に7.2億円の資金調達(累計調達金額は11.1億円)を実施しており、各種メディアにも取り上げられている注目のARスタートアップです。

海外にも積極的に展開しており、ARのコンシューマー市場を開拓しているリーディングカンパニーですので、気になるクリエイターの方・ビジネスサイドの方はぜひチェックしてみてください。

  • 社名:株式会社meleap
  • 設立:2014年1月24日
  • 代表取締役:福田 浩士氏
  • 資本金:6億5,554万円(資本準備金含む)
  • 所在地:〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目1−6 NTT 日比谷ビル 8階

HADO体験レビュー!評判・口コミまとめ

HADOには、初心者向け「体験会」から、賞金をかけて戦うワールドカップなどの「大会」まで、幅広い層に向けた楽しみ方があります。

実際に体験会に参加した人がどのような感想を持ったか見てみましょう。


職場の方と一緒に行くという楽しみ方もあるんですね。「フットサルしよう!」的な雰囲気ででご友人を誘うのも楽しいかもしれません。

上司の方が社内のみんなにもシェアしたいと感じるほど程、男女・年齢問わず幅広い方が楽しめるのが大きな魅力の一つのようです。


こちらはHADO開発者の方のコメントです。

やはり性別年齢問わず多くの方が楽しまれるようで、子供でも7歳以上のお子様たちとならみんなで遊べます(HADOは対象年齢が7歳以上)。

HADOはeスポーツの一種であり激しく体を動かすため、しっかり汗拭きタオルや水分・そして動きやすい服装必須ですね。


やはり、「HADOは難しい」という声を多く耳にします。

敵プレイヤーにエナジーボールをヒットさせる中でも1on1や3on3で全く戦略も異なりますし、上達には練習が不可欠な奥深いスポーツなのです。

また、体験会の参加者同士のつながりができることも魅力のようです。HADOのコミュニティもあるようで、新しい仲間とHADOを切磋琢磨していくのも良いかと思います。

また、HADOはスコア管理を自分が持っているスマートフォンのアプリで出来るので、プレイするならアプリを入れるのがおすすめです。

アプリを入れることで体験者同士スコアを共有したり、プレイヤー同士のつながりが密になります。

HADOの今後の展望

HADOの魅力は計り知れないもので、競技人口はどんどん増えてきています。

体験した人の人数は今でこそ80万人以上程度のものですが、ものすごく短い期間で海外に広がっており、反響を呼んでいます。

これからの技術の発展によって、もっとリアルで派手な演出や、多彩な楽しみ方が増えていくことも考えられます。

これから世界でも流行すること間違いなしの日本発のeスポーツ『HADO』を、自分でも体験してみませんか?


hado

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