Rubyフリーランスが高単価で受注するコツ・単価相場・将来性を解説!


昨今増えるフリーランスエンジニアですが

  • 「Rubyのフリーランス案件の相場観や将来性は?」
  • 「どうやったら高単価で受注できるのか知りたい」

といった方も多いかと思います。

そこでこの記事ではRubyフリーランス歴7年を超える筆者がRubyの単価相場や、高単価受注するためのコツを徹底的に解説していきます!

Rubyとは?プログラミング言語としての特徴

Rubyとは、日本人のまつもとゆきひろさんが開発したプログラミング言語。

日本発のプログラミング言語であることから、特に日本人エンジニアには人気があります。日本人エンジニアに人気がある理由は以下の3つです。

  1. 理解しやすい(日本語に近い言語体系になっている)
  2. 学習がしやすい(日本語で書かれた良質な参考書が数多く存在する)
  3. 最新情報がキャッチしやすい

CやJavaといったプログラミング言語は海外発なので、最新バージョンの情報やスキルキャッチアップがRubyよりも難しい傾向があるのですが、一方でRubyは日本発であるため、コミュニティの活発さや最新技術へのアクセスのしやすさも言語の中ではトップクラス。

Rubyは「Enjoy for Programing!」の理念を掲げており、「楽しさ」を重視した開発言語です。

直感的で分かりやすいオブジェクト志向型言語

「プログラミングコードって読んでも意味わからないし、難しそうで手が出せない」と思っている初心者プログラマーにこそ、Rubyはおすすめです。

Rubyの具体的な特徴は、他のプログラミング言語に比べ、オブジェクト志向なので直感的でわかりやすい設計であることです。

 オブジェクト指向とは、大規模なソフトウェアの開発を効率的に行えるように考えられた概念。 

柔軟な入力規則や広い拡張性を持っているため、コードがシンプルになり、分かりやすく直感的になります。

一方のスクリプト言語とは記述したコードをそのまま実行し、動きの確認ができるプログラミング言語です。

CやJavaといったスクリプト型のプログラミング言語は、コンパイル(人が書いたコードを機械が読み取れるように変換)といった作業が必要になりますが、Rubyはコンパイルが必要ないためコーディングが直感的に行えるのです。

Ruby on railsとは?

よくRubyとセットで聞くRuby on Railsは、Rubyを使った開発のためのフレームワークのこと。

Ruby on Railsの便利な機能により効率的に開発が行うことが可能で、簡単なコマンド入力でWebサイトを自動生成することが出来、現在多くのWebサービスで使用されています。

特に有名なサービスとして「Twitter」「食べログ」「cookpad」などが挙げられますね。

 多くのWebサービスでRubyが使われている理由はRuby on Railsによるシンプルなコーディングのおかげで、開発作業工程が短縮するから です。

開発コスト削減のために、Ruby on Railsで開発を行う企業も増えてきているのです。

Rubyフリーランスエンジニアの需要は?将来性について

結論から言うとRubyフリーランスエンジニアの需要は年々高まっており 求人数の上昇率に関していうと2番目に高い言語となっています 

※大手求人サイトindeedより集計

(ちなみにPythonの求人成長率が179%とRubyを超えている背景にはAI案件の増加があります。Pythonは機械学習の開発との相性が良いプログラミング言語です)

開発効率を高めるRubyコミュニティの存在

開発効率が高く、開発コストを抑えられることからITベンチャーでの利用が普及しているRuby。

この開発効率の高さの背景にあるのが「コミュニティ」と呼ばれる、同じプログラミング言語を扱うエンジニアの集まりです。

コミュニティでは開発を効率化させようと日々エンジニアたちがプログラム言語の改善活動をしているわけですが、 Rubyは日本発という事もあり「日々さまざまな意見が飛び交い」「バージョンアップに反映される」というサイクルが非常に早く、効率化がどんどん進んでいる のです。

効率化が進むことで、より開発コストを抑えることが可能になり、今以上にRuby on Railsで開発を行う企業の増加が期待できます。

実際に、最近の新規プロジェクトを細かく見てみるとPHPからRubyへのシフトが多く見受けられます。

経験年数別、フリーランスRubyエンジニアの単価相場について

それでは、フリーランスRubyエンジニアの単価相場はいくらなのでしょうか。

フリーランスの場合「週3日で働きたい」「週4日で働きたい」といった希望を持つ方もいらっしゃると思うので、下記の表まとめてみました。

縦軸は週の稼働日数、横軸はRuby開発の経験年数です。

※金額は税抜価格

※常駐前提

あくまで上記の表は目安ですが実務経験が5年以上あり、フロントコーディングやサーバーの知識があって複数領域への業務が対応可能な場合、年収1,000万円を越えることもあります。

深刻な人材不足から、エンジニアの獲得は中には実務経験が2年以内で50万円以上の給与をもらっているエンジニアも…。

今後はさらにRuby案件の求人が増え、安定して稼げるようになると考えられることも魅力のひとつです。

Rubyフリーランスは未経験でもなれるのか

結論から言うと、Rubyエンジニアを未経験でも募集している求人は稀にあります。

ただひとつ注意するべきなのは 初心者は週5日稼働前提、かつ常駐案件の求人が殆ど ということです。

つまり「週3日で働きたい」「リモートで働きたい」といったことは不可能だと思っておいて下さい。

企業はフリーランスエンジニア=即戦力として考えており、未経験かつ週3日しか働かないエンジニアを採用するのはデメリットしかありません。

まずは週5日案件で実務経験を積むというキャリアステップを踏んでいきましょう。

フリーランスRubyエンジニアはリモートワーク作業で働けるのか

フリーランスRubyエンジニアとして働く上で、在宅作業も可能な案件は魅力的ですよね。

結論からいうと「企業にもよるが、信頼を得てからなら在宅作業は可能」です。

「信頼を得てからなら」という条件を付けたのは理由があります。

在宅エンジニアを許容するのはチーム的にはデメリット

Webアプリの開発は、基本的にチームで働くことが前提とされます。

チームで働くときに最も重要なポイントは「開発の前提条件をチームで共有する」ことです。

リモートワークはフリーランスの立場としては嬉しいですが、チームの目線で考えると コミュニケーション不足による認識のズレを起こし易い 」といったデメリットを抱えます。

開発の前提条件の認識がズレていた場合、深刻なバグや仕様の間違いを引き起こす可能性があり、企業からするとそれはコスト増に直結します。

常駐であれば口頭で簡単にコミュニケーションを取れるので、認識のズレなどのリスクを軽減できるため、フリーランスと言えど、常駐の求人が多くなっているのです。

フリーランスRubyエンジニアとして在宅作業を行うためには 「この人なら在宅作業でも安心して開発を任せられる」と企業側から信頼される必要があります ので、最初の数ヶ月は常駐で信頼を得てからリモートを打診するというスタンスの方が、案件の選択肢は広がるのは確実です。

*プログラマーの在宅案件の獲得方法や注意事項・失敗談についてまとめたこちらの記事もぜひ読んで見てください→
要注意!フリーランスエンジニアの在宅の案件の探し方と注意事項

Rubyのフリーランス案件を高単価で受注する3つのコツ

それではここからはフリーランスとして7年間活動してきた筆者が考える高単価を実現するための方法を書いてみたいと思います。

コツ❶、直近で1億円以上の資金調達したスタートアップに応募する

IT業界では日々「XX社が2億円調達!」「YY社が10億円の資金を調達!」といったようなニュースが飛び交っていますが、そんな資金調達をしたばかりの会社はフリーランスが受注するのに狙い目な企業群です。

何故なら、資金調達したばかりのベンチャー企業は下記のような内情を抱えているからです。

スタートアップの抱える内情
  • 資金調達したお金でサービスを磨きたい。
  • 一方で企業の認知度が低く、エンジニアが採用できない。
  • とはいえ投資家の目もあり、早くエンジニアを採用しなければならない。
  • でもお金はある。

このような社内事情があるがために、資金調達後のスタートアップには「プログラマーを早く、高単価でも良いから採用したい!」という組織の力学が働きます。

そのため、会社HPから直接応募すれば比較的高額で受注できるというわけです。

エンジニアの方が企業よりもパワーバランスの関係上強い立場になりますので、高単価というだけでなく、リモートワークを認めてもらったりフレックス勤務を許容してもらったりすることも十分可能です。

ただしこの方法は

  • 「資金調達のプレスリリースから2ヶ月以内」に応募しないと採用枠が埋まってしまう可能性高い
  • 数億円以上の資金調達をする企業は、国内において頻繁にあるわけでない

といったことから、タイミングが合わないと難しいといった側面もあります。

そのため、「そういう手段もあるんだな」くらいに頭の中に留めておいて頂ければと思います。

コツ❷、昇給制度の有無をチェックする

高単価を実現する3つ目のコツですが、業務委託の特徴は正社員と違い、給与の変更の柔軟性が高いので、契約更新のタイミングで交渉をするという方法があります。

企業の視点に立てば、「一緒に働いた事がないプログラマー」に対し、高い給与を最初から払うことはリスクですが、3ヶ月ほど一緒に働けばその人のパフォーマンスは把握する事ができます。

パフォーマンス次第で報酬UPしてくれる会社か見極めよう

あまり馴染みのない考え方かもしれませんが  「最初に提示された単価で案件を選ぶのではなく、入社後のパフォーマンスや社内評価に応じてフェアに単価を上げてくれるか?で選ぶ」  という考え方もあります。

業務委託SEの契約更新のタイミングは基本的に1~3ヶ月期間が殆どなので、そのタイミングで単価交渉するようにしましょう。

採用企業としては、 優秀なエンジニアである保証があるなら、多少割高でもお金を払って長く在籍してほしいと考える のが一般的です。

「単価交渉を自分からは言いづらい」という人もいらっしゃるかもしれませんが、その場合はフリーランスエンジニアの紹介会社に仲介してもらい、交渉を代理で行ってもらうのも1つの手段です。

コツ❸、キャッシュリッチな会社の正社員枠に応募して、業務委託に変更させてもらう

当然のことながら 高い単価を引き出しやすいのは、多額の営業利益を生み出している上場企業クラスから仕事をもらうこと です。

しかし正社員案件ならともかく、フリーランス案件をネット上で探すのは難しく、大手の企業がフリーランスを採用しているかどうかは外からだと判断しづらいことが殆どです。

ここからは若干グレーな手段かもしれませんが、「明らかに利益が有り余ってる会社」にWantedlyなどを活用して正社員として応募しつつ、面談前のチャットで「業務委託でも採用してもらえるか確認する」という手段

エンジニアからの応募を無下にする人事は居ないですし、正社員で応募すればほぼ100%返信を受けることが出来ます。

昨今の人材不足から、エンジニアの雇用契約については柔軟な企業が増えてきているので「正社員として応募したが、業務委託に切り替えたい」という条件を後出しでも飲んでくれる企業は多いのです。

ただ、Wantedlyの難点は「金銭条件が一切乗っていない」という点。

面談を申し込んで何度もメッセージをやりとりして営業工数をかけたにも関わらず、「内定直前に提示された単価が想定よりも低かった…」みたいなことも発生しうるため、若干効率が悪い手法だったりします。

それでは次から、これらの問題を解決してくれる人材エージェントの活用についてご紹介したいと思います。

Ruby案件に強いエージェントを活用するメリットとは

先ほど自分でWantedlyに応募する方法などを紹介しましたが「今抱えてる案件が落ち着くまで、企業に営業する時間もエネルギーも無い…」と言う方もいらっしゃるかと思います。

そんな方におすすめしたいのがフリーランス特化の人材エージェントの活用です。

エージェントを活用するメリットは営業の効率化

フリーランスSEに特化したエージェントの何が便利なのかで言うと下記3点が挙げられます。

エージェントの活用メリット
  • 何百社という取引先企業の社内事情をリアルタイムで知っているため、希望に即した案件を紹介してもらえる。
  • クライアントとの信頼値があるため、内定や高単価条件を獲得しやすい。
  • 第三者としての仲介ポジションからクライアントに価格交渉してくれる。

このようなメリットがあるため数多くのエンジニアがエージェントを活用しています。

またエージェントには仕事を探すエンジニアが集まるため結果として、フリーランス案件も集まるという好循環スパイラルが生まれています。

  • 「月額の給与は75万円は欲しい」
  • 「開発言語はRubyで、フロントエンドも触ってみたい」
  • 「リモートワークを一部許容してほしい」

フリーランスとして働く場合には「開発言語」や「業務内容」「リモートワークの許容度」など様々な軸から参画するプロジェクトを選びたいですよね。

そんな場合、いかに多くの案件量の中から選べるか?というのはマッチングの精度を高める上でも重要なポイントです。

数多くのクライアントとのコネクションを持ち、リアルタイムで社内事情、求人特性を把握しているのが人材エージェントの役割ですので、業務委託プログラマーにとってはぜひ使い倒して欲しいと思います。

それでは早速、オススメのフリーランスエージェントを1社だけ厳選してご紹介しましょう。

役員クラスが対応、Ruby案件に強い少数精鋭エージェント【Tech Lance】

クライアントとの直請けに拘り、かつRuby案件やリモート案件を多数抱えるTech Lance」。

フリーランスの紹介会社の場合、二次受け・三次受けというように直接クライアントと取引していない会社もあります。

そうなると商流の中に仲介会社が2社入るため、エンジニアの取り分が減ってしまうということもあるのですが、TechLanceはクライアントとの直接取引に拘って運営しているので手数料も低く、エンジニアの取り分も多くなっています。

企業への参画時にお祝い金が贈呈される仕組みも何気に嬉しいポイントです。

保有案件数 ★★★☆☆
収益性(高単価) ★★★★★
サポート体制
コンサルタントの質
★★★★★
サービス
(福利厚生・保険等)
★★☆☆☆

リモートワークも対応する数少ないエージェント

上述した通り、Rubyの案件を数多く取り揃え、かつ「高単価・自由な働い方」を両軸で目指せるサービス設計がTech Lance最大の特徴。

リモート可という案件も豊富にあり、週3以上の常駐が難しいため「平日の18時以降メインで作業したい」「土日メインで稼働したい」という方にはもってこいのサービスです。

フリーランスとして活動する筆者も、何度もこのサービスのお世話になっています。

役員クラスのサポートにより、業務の質が高い

Tech Lanceは創業以降、少数の精鋭社員で運営しているため基本的に役員・取締役クラスがエンジニアの方のヒアリングを行います

多くのエージェントの場合、平社員が面談や仲介業務を行うことが多いのですが、窓口の人の業務の質が低いと面接の無駄撃ちが増えたり、ミスマッチを起こす可能性もあります。

TechLanceの場合は役員クラスが面談・支援をしてくれるためサービスクオリティは折り紙つき。

面談以降、企業面接まで安心して支援してもらえるでしょう。

 

他にもオススメのフリーランス特化型人材エージェントありますので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

参考記事→フリーランスエンジニア必見!プロがおすすめする真の優良エージェント5選

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事ではRubyの特徴や将来性、フリーランスRubyエンジニアにおすすめする人材エージェントなどを紹介しました。

Rubyは需要が年々高まっており、将来性が高いプログラミング言語です。

みなさんの豊かな働き方が実現できるように祈っています!


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