【MagicLeap入門】Unityのセットアップ手順を1から解説!
MagicLeapのアプリを開発していくためには、はじめにUnityのセットアップ作業が必要になります。
そこで、MagicLeap開発のためのUnityのセットアップの手順を解説していきます。
※本記事は2020年3月現在の最新バージョンであるLumin SDK 0.23.0におけるセットアップ手順になります。
バージョン0.23.0より前のLumin SDKを使用したい場合はMagicLeap公式のガイドをご利用ください。
Unity Editorをインストールする
【前提知識】MagicLeapとUnityのバージョン互換性について
MagicLeapのアプリを開発するためにはLumin SDKを使用しますが、最新バージョンであるLumin SDK 0.23.0と互換性を持つのはUnity 2019.2.xx以降のバージョンになります。
そのため、Unity 2019.2.xx以降のUnity Editorをインストールする必要があります。
そこで適したバージョンのUnityをインストールする手順をまずご紹介します。
Unity Editorのインストール手順
⓪事前準備
UnityでMagicLeapのアプリを開発するにはMagicLeap Toolsをインストールしておく必要があります。
インストールをしていない方はMagicLeap公式ページのInstall the Toolsを参考にしながらインストールしてください。
①Unity Hubのインストール
Unity Hubがインストールできていない場合はUnityの公式ダウンロードページからインストールを行ってください。
Unity Hubの詳しいインストール手順やできることは以下でまとめているので、是非ご参考ください。
②Unity HubでUnity Editorをインストール
Unity Hubを立ち上げ、インストールの「インストール」ボタンをクリックしてください。
「Unityバージョンを加える」が表示されるので、Unity 2019.2.xx以降のバージョンを選択し、「次へ」をクリックします。
「Lumin OS(Magic Leap) Build Support」を選択した上で、「実行」をクリックします。
以上でMagicLeapに対応したUnity Editorのバージョンをインストールが完了します。
Unityプロジェクトのセットアップ
次はUnity Editorでのセットアップを解説していきます。
まずUnityでMagicLeapの開発を行う際には、基本的にMagicLeap用のUnityプロジェクトテンプレートから派生させる方が準備の時間も短縮できるので推奨します。
そこで、今回はテンプレを使用したセットアップ手順を説明します。
1.以下からテンプレートをダウンロードしてください(MagicLeap公式ページから引用)
プロジェクトテンプレート名 | Magic Leap SDKバージョン | Unityバージョン |
---|---|---|
Unity-Project-Template-0.23.0 | Lumin SDK 0.23 | Unity 2019.2.X |
Unity-Project-Template-0.22.0 | Lumin SDK 0.22 | Unity 2019.2.X |
2.ダウンロードしたファイルを解凍します。
3.Unity Hubを立ち上げ、プロジェクトで「リストに追加」を選びます。その後先ほどダウンロードしたファイルを選択して、「フォルダーの選択」をクリックします。
すると、Unity Hubのプロジェクトの一覧に追加されます。
4.プロジェクトのリストに表示され、クリックするとUnity上で開かれます
※「Unity バージョン」に表示されているUnity Editorがインストールされていない場合、以下のような警告が表示されます。
この場合は「Unityバージョン」に表示されたバージョンをインストールしてください。
5.Unityが開かれるので、メニューバーのFile>Build Settingsを選択します。
するとBuild Settingsというダイアログが開かれるので、Platformを「Lumin」をクリックし、「Switch Platform」をクリックします。
6.次にLumin SDKのパスを設定します。
まずメニューバーからEdit>Preferences…を選択します。
Preferencesのダイアログが開かれるので、External ToolsのLuminという項目にMLSDKのファイルパスを設定します。
以上でプロジェクトのセットアップは完了です。
これでMagicLeapのアプリを開発できる状態になったので、開発を進めていきましょう。
まとめ
Unityを使ったMagicLeap開発のセットアップは以上になります。
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