EC・コマースのAR導入事例|小売業界のAR活用の効果・メリットを徹底解説


Eコマースの拡大がもたらした、小売業界の変化のうねりは今現在も続いています。

「モノを買う」という行為そのものに変化の兆しが見える今、コマースで大きな注目を集めている技術がARです。

ネットショッピング、実店舗がそれぞれ抱えている問題を解決できる可能性を持つAR。

今回の記事では、

  • ARがコマースにもたらす効果
  • ネットショップにおけるARの活用方法
  • 実店舗でのAR活用事例
  • コマースで今すぐ利用できるARサービス

といった点を取り上げます。

小売業界でも大きな武器となりうる、ARのメリットと活用方法についてじっくりと検証してみましょう。

ネットショップや実店舗でARの利用を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

ARが小売にもたらす効果とは?EC・実店舗それぞれの拡張方法

ネットショッピングの拡大は目覚しく、成長率で比較するとすでにECコマースは卸売業や製造業を上回っていると言われています。

そんなネットショッピングにおいて、ARがもたらす価値は大きく2つ存在します。

  1. 利便性
    「サイズ確認・試着できない」という従来のネットショッピングの課題を解決する
  2. 付加価値の提供
    家にいながら、あたかも店舗でショッピングしているかのような体験(ブランドの世界観の表現など)が可能になる

一方で、ECよりも実店舗でのショッピングを好む消費者も多く存在します。

その理由はやはり、商品を実際に手に取ることのできる安心感や、店員とコミュニケーションを取りながら購入を見定められることなどにあるでしょう。

ただし、若い世代を中心に「モノから体験」へと関心がシフトしている中にあって、商品を販売するだけではなく、新たな体験価値を提供することが小売業界に求められてきています。

 そんな実店舗においてもARは「店舗体験の拡張」という形で貢献します。 

詳細は後ほど事例を元に紹介しますが、3DCGを使って店舗内の装飾でブランドの世界観を表現する・ファッションショーを開催する、といったイメージです。

では、それぞれについて解説していきます。

ARとは?コマース領域での活用イメージ

そもそもARは「Augmented Reality(=拡張現実)」の略で、スマホやタブレット・ARグラスなどを通して現実の世界にヴァーチャル映像を重ねて表示させるテクノロジーを指します。

ARによく似た技術に「VR」がありますが、VR(Virtual Reality・仮想現実)はCGなどで作成した仮想世界にユーザーが入り込むものであり、現実空間を参照するARとは周囲の3DCGの濃度に大きな差があります。

では、そのARがコマースにもたらすメリットを見ていきましょう。

活用メリット1「販売促進」家にいながら実物のサイズや色合い・形状の確認が可能

ARをEコマースに活用する一番のメリットは、ネットショッピングの最大の弱点である、商品を実際に確認することができないという点をクリアできることにあります。

ARを使えば、家にいながらにして商品のサイズを実寸大で確認することができます。その一例が、IKEAの「IKEA Place」アプリ。

自宅の床をスマホのカメラでスキャンし、リストの中から任意のIKEA商品を選択、それをスペースに設置すると、自宅にIKEAの家具が出現。

通常、新しく家具を購入する際には製品のサイズを確認し、それが部屋にフィットするかどうかを計測するなどの作業が必要です。

ところが、ARを利用することによって自宅でも実際の商品を目の前に表示させ、部屋に置いた様子を確認することができます。

ネットショッピングでは確認しづらい

  • 実物のサイズ
  • 色合い
  • 形状

などもARで確認可能で、消費者にとっても非常に便利なツールとなります。

さらに 販売側にとっても、消費者の購入のハードルが下がり大幅な売上アップにつながるため、AR機能は強力な販売促進効果を持ちます 

活用メリット2.「プロモーション」自宅にいながらブランドの世界観を体験

ネットショプの商品リストでは製品の一部分のみしか表示できないため、その商品の持つバックグランド情報やブランドイメージまでを消費者に届けるのは難しい部分があります。

例えば、自動車業界。

自動車はメーカーは自社ブランドを非常に大事にし、ショールームに自動車を展示・販売することで製品のみならず、ブランドイメージを消費者に伝える努力を怠りません。

しかし、ショールームに直接訪れるのは少々敷居が高いのも事実。

 ドイツの高級自動車メーカー・アウディはその垣根を超えるために、ARを活用しました 

このARアプリを利用するとユーザーは目の前にアウディの最新モデルを表示させることができるのですが、アウディが細部にまで徹底的に再現されているため、メーカーのブランドの片鱗にも触れられます。

アウディはこのARアプリで自社モデルを販売することを目的にしているわけではありません

話題性と完成度の高いアプリケーションを通じて幅広い消費者にアウディが醸し出すブランドの世界観をユーザーに知ってもらい、その結果アウディに興味を持ったユーザーがショールームを訪れてもらうことを目指しています。

このように、 ARはただ単なる販売促進ツールとしてではなく、自社ブランドを伝えるための効果的なプロモーション手法になり得ます 

活用メリット3.「実店舗の機能アップデート」消費者の店舗体験を拡張

ARが役立つのはEコマースだけではありません。実店舗においてもARを活用し、新たな体験を提供している企業も次々に現れています。

その一つが、中国発のストリート・ファッションブランドの「HIPANDA(ハイパンダ)」。

HIPANDAは欧米を中心に若者たちからセレブまで浸透しているブランドですが、昨年表参道にオープンした旗艦店「HIPANDA OMOTESANDO FLAGSHIP SHOP」ではARを用いた様々な仕掛けが訪れる人を驚かせています。

上の動画を見ても分かる通り、HIPANDA OMOTESANDO FLAGSHIP SHOPの「店舗の体験コンテンツの充実度」はアパレルショップという枠を飛び越えて、エンターテイメント施設とも言えます。

単に商品を買うだけであればネットショップで十分であり、わざわざ実店舗に出向くのであれば体験を楽しみたい 、と考える若者たちに支持されています。

この様に、ARがコマースにもたらすメリットはネットと実店舗の垣根を超えた利便性のみならず、新たな付加価値を提供したり、モノを買うという行為そのものをエンタメ化するかのような効果をもたらします。

結果として、消費者の購買意欲を高め、新たなコア・ユーザーを生み出すO2Oのソリューションにつなげることができるようになります。

XR-Hubを運営している株式会社x gardenは国内の大手観光会社を始めとしたAR導入実績が多数あります。初回無料でXRの事業創造コンサルティングを行なっております。

では、更にコマースにARを活用している企業の事例と、その導入効果などを見ていきましょう。

事例1.AmazonのARビュー機能

Eコマースの巨人、Amazonがついに自社ショッピングアプリにAR機能を搭載しました。

2017年にアメリカでサービスの提供をスタートさせた後、イギリスやフランス、ドイツなどでも導入され、日本でも利用できるようになりました。

Amazonで販売している家具やインテリア、雑貨などをARを使って自宅内に『試し置き』することができます。

このAR機能は、Amazonショッピングアプリ内の「ARビュー」モードで使用することができます。

Amazon ARビューの使い方

ARビューの使用方法はとても簡単です。

ARビュー使用方法

  1. 「Amazonショッピングアプリ」を立ち上げる
  2. 「カテゴリーを探す」の中から、「ホーム&キッチン」のカテゴリを選択する
  3. ページ中部にある「ARビュー」をタップ
  4. ARビュー対象商品の詳細ページ内の「部屋に表示(ARビュー)」をタップすると、商品をARで表示される

表示されたAR画像は、ほぼ実寸大のため、部屋に設置した際のイメージを容易に掴むことができます。

また、様々な角度に切り替えることによって、商品の細部まで確認可能。

ネットショッピングだけでは分かりにくい製品の詳細情報や、実店舗ではつかみにくい、実際の設置イメージなどを確認できるARアプリは、コマースにおける革新的な手法と言えるでしょう。

ARビューの対応商品、カテゴリー

ARレビューは全てのAmazon取り扱い商品に対応しているわけではなく、あくまでも対応商品のみ。

ARレビュー対応商品例

  • 折りたたみデスク
  • 座椅子
  • テレビ台
  • ダイニングベンチ
  • 壁掛け時計
  • キッチンカウンター
  • ソファ
  • ル・クルーゼの鍋・フライパン
  • etc

ARレビューに対応する商品は、現在のところ1,000アイテム以上。

とても便利で購入意欲を強く刺激する機能なので、全てのAmazon取り扱い商品に対応してもらいたいところです。

事例2.ARワインアプリ「Vivino」におけるVuforia活用

小売業界の中では、類似した商品でアイテム数が膨大になり、それが消費者の購入意欲を阻む要因になりうるものも存在します。

ワインはその分かりやすい例でしょう。

世界各国で様々なワインが生産されており、一目で「このワインがどんなワインか」を判別するのは消費者にとって難しいケースが多いです。

そうした問題解決にもARが役立ちます。Vivino社が提供するARアプリ、「Vivino」をご紹介しましょう。

アプリの概要

Vivinoは、Vuforia EngineをベースにしたARアプリです。

※Vuforia:スマホややタブレット、ウェアラブルデバイスに対応したAR開発用のライブラリ。カメラやセンサーを人間の目のように機能させ、空間や物体を認識させることでAR体験を生み出すことが可能。

手にとったワインボトルのラベルをVivinoで読み込むと、そのワインの評価やレビュー・平均価格やぶどう品種などの情報が表示されます。

ほかのARアプリのように特別なAR画像が表示されるわけではありませんが、 ラベルを写しただけでワインを認識し、瞬時にこれらの情報が現れるのもVuforiaだからこその機能 

それゆえにVivinoもARアプリの一つとみなせます。

実績:2,000万人以上のユーザー数を誇る世界有数のアプリ

Vivioはその使いやすさと便利さから、全世界で2,000万人以上のユーザーを抱えています。

このアプリ自体は販売を目的としたツールではありませんが、Vivino社はこのアプリを通して得られたデータ基にして消費者に人気のワインリストを作成しています

Vivio社はワインの販売業者や生産者を独自のコミュニティで結ぶEコマースプラットフォーマーでもあるため、アプリを通して得られる情報は同社にとって非常に重要なアセットになります。

VivioのAR活用に見られるように、ARの効果的な導入は小売業界やコマースに非常に大きな武器となることを見事に証明しているでしょう。

事例3.家具の試し置きが可能なネットショッピングアプリ2選

ARを活用することによって、従来のECサイトでは販売が難しかった商品も取り扱いが容易になってきました。

その一例が、ECサイトにおける家具の販売です。

ECの中でも特に、家具は大きさなどのイメージが掴みづらい一方で価格帯が数千〜数十万円と消費者からすると高額な買い物になるため、Webサイトだけで販売を完結するのは難しい側面がありましたが、ARを活用すれば自宅にいながらにして商品を実寸だいで部屋に合うかどうかまで確認できるようになります。

では、ARで販売拡大に活用している企業の例をいくつか見てみましょう。

⑴ニトリのARアプリ|EC部門の売り上げアップに貢献

日本の大手家具メーカー「ニトリ」は、ARを使って家具を試し起きできるアプリ「RoomCo AR (ルムコエーアール)」を提供しました。

このアプリでは、ニトリが取り扱う500点以上のアイテムをARで自宅に実寸大で『設置』し購入前にサイズ感や設置イメージを確認できます。

RoomCo ARはサイズ感の確認だけでなく、部屋の壁や照明との相性、他の家具とのマッチングを検討できる点が強み。

もちろん、気に入った商品はそのまま商品ページで購入できるため、大型家具でも気軽に購入することができます。

ニトリHDはネット販売事業を強化しており、2018年3月~8月期の連結決算では、 ネット通販の売上高が前年同期比で30%増加したとのこと 

このネット販売の売上増にARが加担していることは言うまでもないでしょう。

LOWYAの事例|利便性の高いアプリ不要のAR機能

高いデザイン性とリーズナブルな値段設定で人気を博している家具・インテリアブランドの「LOWYA(ロウヤ)」。

そのLOWYAもネット通販の商品をARで試し起きできる「LOWYA AR」サービスをリリースしました。

このLOWYAアプリが特徴的なのが、専用のアプリを必要としないこと

PCでAR対応商品リストに記載された商品を検索し、気に入ったアイテムがあれば、詳細ページにあるQRコードをiPhoneで読み込むだけでAR画像が表示されます(Android端末は未対応)。

このQRコードは他者にも簡単にシェアできるため、例えば離れて暮らす家族に家具をプレゼントしたい、というときなどに、事前にサイズ感などをチェックしてもらうのにも便利です。

2014年に創業したLOWYAは、元々Yahoo!ショッピングや楽天市場、Amazonなどの大手ECでの販売から事業をスタートさせましたが、LOWYAが事業を拡大に伴い、ECサイト側に支払うロイヤリティも膨れ上がっていきました。

また、消費者としてはAmazonなどでLOWYAの製品を購入しても、「LOWYA」というブランドを意識することはほとんどないでしょう。

LOWYAが今後の事業計画を見据えた際に、ブランド価値を高めつつ収益も増大できる独自のネット販売を立ち上げるのは自明の理

そこでLOWYAがネット販売で武器として選択したのが、ARだったのです。

ARを使って自社製品をアピールし、消費者にも家具の購入へのハードルを下げられることは非常に大きな強みとなりました。

実際の売上を見ると、まだまだ大手ECでの割合が大きいそうですが、LOWYAはARを使った独自のネット販売も強化していくでしょう。

事例4.「Portal(JOSEPH)」実店舗ショッピングのARによる体験拡張

ARとEコマースの親和性の高さはここまで見てきた通りですが、実店舗での活用にも目を離せないものがあります。

キーワードはズバリ「体験の拡張」。

ただ単に商品を並べる場所としての店舗から、ARを活用して新たな体験を「拡張」する流れが出てきています

ARコンテンツも手掛けるソフトウェア開発会社の「MESON」が大手アパレル企業の「オンワード樫山」とコラボし、六本木ミッドタウンで開催したARファッションショーの「PORTAL BY JOSEPH」がその一つの例になります。

来場者が壁面に設置されたARマーカーをiPadで読み込むと、その場にランウェイがAR表示され、ファッションショーが楽しめます。

その様子は未来的かつ非常にインプレッシブ。

EC拡大の波により実店舗での売上が減少しているアパレル業界において「消費者をいかに惹きつけるか」は大きな課題となっていますが、このように ARを活用すれば大掛かりな機材を導入せずとも消費者にとってワクワクするような体験を提供することが可能です 

「PORTAL BY JOSEPH」ではランウェイ上で新製品をいち早くチェックすることができるだけではなく、QRコード経由で自分の端末に保存することも可能。一部商品はその場で購入することもできます。

ARを通して普段は実際に見るのが難しいファッションショーを体験できるることは、消費者にとっても貴重な体験となるだけではなく、ブランドや新しいコーディネートの出会いの場ともなります。

ARを使ってリアル店舗での新たな体験拡張は、これからの小売業界にとっても非常に有効な手法となっていくでしょう。

小売業界で導入可能なARサービス・開発会社4選

ここまでARのEコマース、実店舗での活用事例を見てくると、実際にARを活用したいと考える企業が増えてきているのにも頷けます。

ところが、実際にARを活用するといっても、どうやってARコンテンツを作成したらいいのか、どれほどのコストや手間がかかるか不安、といった経営者も多いはず。

そこで、ここからは小売業界で今すぐにも導入可能なARサービスを紹介していきましょう。

1.Shopify

「Shopify」は、世界最大のECサイト制作プラットフォームで、世界170ヶ国以上の国でおよそ60万ものショップで利用されており、日本でも利用する店が増えてきています。

そしてShopifyでは、ネットショップでARを利用することも可能。

専用のアプリをインストールし、商品の3Dモデルを撮影。アプリに追加後、商品にARバッジを追加すれば準備完了です。

消費者がiPhoneでARコードを読み込めば、3DのAR画像が表示されます。

上の動画にある通り、Shopifyでは簡単にAR画像を作成できます。

Shopifyはその便利性と効果の高さから、GoogleやRedBull、Budweserなどの有名企業も利用しています。

Shopify ARを利用しているストア・ブランドのAR活用例や導入効果

Shopify ARを活用している主なアパレルブランドは以下になります。

TAYLOR STITCH

サンフランシスコ発のメンズファッヨンブランド。AR表示によってバッグのサイズ感などをリアルに確認できる。

Instant Pot

Instant Potはクッキンマシーンを販売するブランドで、自社製品の使い方をARで3D表示させることにより、消費者への訴求力を高めている。

Biolite

キャンプ用品を扱うBioliteは、ARで製品の実際の使用感を体験できるようにしています。キャンプ用品では大きさは非常に重要な要素なため、利用者からの評判も上々です。

Seinfeld Set Replica

有名ドラマの撮影セットをミニチュアで再現・販売しているSeinfeld Set Replicaは、ARを活用することによって、ミニチュアを自宅に置いた際のイメージを確認できるだけではなく、セットの細部までじっくり眺められることによって利用者の購買意欲をかきたてています。

 ShopifyはネットショップがARを活用することによって、CVR(購買率)の向上や返品率低減に寄与していると述べています 

ARはユーザーの満足感を高めるだけではなく、オンラインショップと実店舗のギャップを縮めることにも役立っているのです。

オンラインショップでも実店舗のような購入体験を提供できるShopify ARの活用が、日本でもこらからますます広まっていきそうです。

2.COCOAR

「COCOAR(ココアル)」は、オリジナルのARコンテンツをコストを抑えつつ簡単に作成できる、AR作成ツールです。

COCOARでARコンテンツを作成するのは非常に簡単。

ARにしたい画像や動画、3DなどのコンテンツをCOCOARにアップロードして、マーカーを設定するだけ。

後はそのマーカーを印刷物などにプリントすれば、その場でARが表示できます。

COCOARのAR活用例

テイッセンクルップ・アクセス・ジャパン

家庭用の階段昇降機を製造・販売する企業で、自社の商品カタログにARを活用しています。

営業マンが商品の説明をする際にARで実際の設置イメージを確認できることは、非常に大きな説得力を与えています。何しろ、実際の製品を持ち運びすることは非常に困難ですから、ARで昇降機の大きさや移動スピードなど、カタログだけでは伝えきれない製品のイメージを伝えることができます。

ビジョン

ベビー用品やマタニティ用品を扱うビジョンでも、製品カタログにARを活用。商品の使い方の動画や関連コンテンツを表示させ、初めての出産や子育てを行うパパ・ママたちにも大好評です。ARは電子カタログでも見ることができます。

ハローキティARスタンプラリー

イトーヨーカドーでは、ハロウィンのスペシャルイベントとして、ARを利用したスタンプラリーを実施しました。

ARでスタンプを獲得し、ハロウィン仕様のキティちゃんオリジナルフォトフレームやオリジナル待受画像がゲットできる同企画は、子どもだけではなく大人の参加者にも大好評。人手やコストを掛けずに来店者を喜ばせ、店舗内を周遊させるという目標を達成できたといいます。

3.WebARコマース

ARは確かに、ネットショッピングなどのEコマースだけではなく、実店舗においても真価を発揮する非常に有効なツールです。

その一方で、専用のアプリが必要で初めて利用する人には若干敷居が高いと感じる方もおられるでしょう。

そうした問題を解決するのが、株式会社Palanの開発する「WebARコマース」です。

WebARコマースは、ブラウザ上でARを体験できる新しい技術で、専用のアプリなどを必要とせず、QRコードを読み込むだけでARが表示されます。

WebARコマースの活用例

WebAR名刺

名刺にQRコードをプリントし、AR画像を表示させるサービスはこれまでもありましたが、相手がわざわざ専用アプリをダウンロードしてまで見てくれるだろうか?という心配もつきまとっていました。WebAR名刺なら、スマホでQRコードを読み込むだけでAR画像が表示されます。自分の写真やサービス情報、商品の画像などの情報を名刺にARで組み込めば、商談もスムーズに運ぶでしょう。

AR家具

AR家具を利用すると、専用アプリを必要とせずに、自宅に家具を設置したイメージをARで確認できます。

専用サイトにアクセスし、家具の画像上にある「ARでみる」ボタンをタップ。スマホのカメラが起動して、家具がAR表示されます。

より気軽にARを利用できるpalanARについての詳細は、ぜひ公式サイトをご覧ください。

4.XR-Hubの企業向けコンサルティング事業「XR-Hub R&D」

XR-Hubを運営している株式会社x gardenはXR事業導入コンサルティングを展開しており、国内の大手観光会社、エンタメ会社を始めとした実績が多数あります。

国内外の事例収集や事業規模の産出・新規事業の企画・計画書の策定からデモの開発まで幅広く支援を行っています(自社でエンジニアを採用しています)。

  • 店舗・ショールームへのAR導入を検討しているが、どのような形が良いか相談したい
  • ARやVRをつかった何かを企画し、人を呼び込みたい
  • ネットショッピングにAR機能を付加したい

こんなニーズがある企業担当者のの方には、現在、初回無料でXRの事業創造コンサルティングを行なっております

もし「話だけでも聞いてみたい」と興味がありましたらこちらからお問い合わせください。

まとめ

今回紹介したように、ARは小売業界における非常に有用なツールとなりえます。

ARのような新たな技術が登場すると、それを利用すること自体が目的となりがちですが、本当に重要なのは、導入することによってどのような効果がもたらされるのかどうすれば効果的に利用できるのか?ということを事前に検証し、自社に一番効果的な方法で利用することでしょう。

今回紹介したコマースにおけるARの利用方法や実際の導入事例を参考に、ARをぜひ活用してみてください。

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今泉滉平:株式会社x garden執行役員 / XR-Hub 事業責任者

企業向けAR/VR事業コンサルティングも実施しておりますので、以下からお気軽にお問い合わせください。

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